宮部みゆきのレビュー一覧

  • ぼんぼん彩句

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     「俳句から短編小説を書く」というアイデアから生まれた、とあとがきに書かれている。
     一瞬を切り取る俳句を、長い時間軸を使う小説にする宮部みゆきさんの筆力は、流石だなぁと感心しながら読んだ。
     内容もバラエティーに富み、飽きることはなかったが、人間の闇を見せつけられる話が多く、怖かった。

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    2023年12月15日
  • ぼんぼん彩句

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    最初誰の小説を読んでいるかわからなかった。徐々に宮部みゆきらしいと思う。俳句のことは良くわからないが、さすがにものを書く人達は上手いなと思う。 

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    2023年11月23日
  • 宮部みゆきが「本よみうり堂」でおすすめした本 2015-2019

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    <目次>


    <内容>
    毎週日曜日の朝刊、「本よみうり堂」連載(今も)の、書評をまとめたもの(2015~2019)。全部で128冊。ミステリー系が多いかな?朝日新聞土曜朝の書評欄の連載各氏よりもくだけているので、読みたいと思うかも?

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    2023年11月22日
  • ぼんぼん彩句

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    久々の宮部みゆき作品。
    今までのものとは傾向が違う気がしたが。
    短編だったので読みやすかった。
    題名が俳句になっていて、最後にまた俳句がきて、なるほどと言う感じ。
    理不尽と思える内容に最後は溜飲をさげるという展開。
    「薔薇落つる丑三つの刻誰ぞいぬ」がよかった。

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    2023年11月18日
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続

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    千早茜さんの語り口は、なんというか、水分の多い果実の艶やかさみたいなものがあって、それなのに少し寂しさがある。それが妖の物語によく似合ってた。

    夜眠る前のお楽しみにひとつずつ。

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    2023年11月05日
  • ぼんぼん彩句

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    宮部さんの、いわば俳句仲間の俳句を通じて短編を創作されている。
    言っては悪いがまあ素人の俳句だけど、ここには作句者の思いが込められているわけで。
    それを掘り起こすのではなく、その句から受けたインスピレーションで小説を起こしている。12編に関連はない。
    たったの5-7-5から物語を作り出す宮部さんの力量に関心しています。

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    2023年10月24日
  • おそろし 三島屋変調百物語事始

    H

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    ちょっと

    面白いことは、面白いのですが、私には、おちかの感覚・考え方が、すんなりと入らず、読み進める際に、立ち止まるようになりました。その為か、これまでの宮部みゆきさんの作品と比較して、☆3つとしました。

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    2023年10月16日
  • ぼんぼん彩句

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    ネタバレ

    タイトルが俳句の、短編集。

    あとがきでBBKの、成り立ちもわかって興味深い。
    俳句作者の紹介も⁉︎

    どれも。哀愁…。感想としてはコワイ…。
    句もすきだけど
    〜プレゼントコートマフラームートンブーツ〜

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    2023年10月15日
  • 三島屋変調百物語【分冊版】 1

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    絵がシンプル。

    私は小説から入ったのですが、あまり時代劇を読み慣れていないので、家や着物の雰囲気を漫画の絵で補えると言う意味ではよかったです。話の進め方やコマ割りにそれほど工夫はなく、絵もシンプルなので。少し物足りなさ感はあるかも。

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    2023年10月11日
  • 黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続

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    宮部みゆきのあやかし草紙シリーズ。聞き手がおちかさんから富次郎に変わる。
    シリーズものだけど、個々のあやかし話の独立性が高いから、途中からでも楽しめる。

    今回は3つのお話を納めていた。前2つもおもしろかったけど、最後の話は素晴らしかった。怪談でありながらも、ブレイブストーリーを思い出させるような、ファンタジー要素がリッチ(散りばめられいる。冒険に出ているようなワクワクした気持ちで読み進んだ。

    第3話の前半部分が伏線となって、最後の語り手の話に最後グッと持っていかれる感じ、夏目漱石の「こころ」を読んだ読後感に似ている。

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    2023年08月31日
  • 魂手形 三島屋変調百物語七之続

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    よっ、三島屋。待ってました。火焔太鼓、一途の念、魂手形の3話。三島屋の次男・富次郎が百物語の聞き手になり、板についてきた。自ら「小旦那」と名乗り、三島屋の跡継ぎは兄であり、自分はいずれ独立するかなんにせよ、自分の立場はここ得ておりますよ。と言わんばかりの振る舞い。如才ないが、どこかそつなさすぎて人間味にかける。自分を軽く見せて、軽やかに振る舞っているようで、富次郎にも葛藤や迷いはある。聞き手としても、一人の人間としてもまだまだ未熟ではあるが、良くも悪くも人の業の深さを聞き、消化しようともがいていた。

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    2023年08月30日
  • ブレイブ・ストーリー 上

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    宮部さんの本が基本的に好き。なのでこちらも読んでみた。
    中学生とか高校生とか向けな内容の為、そこまでのめり込めない。
    ファンタジーも若干苦手。
    でもきっと最後には楽しかった!で終われると信じて...

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    2023年08月05日
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続

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    三島屋おちかの不思議百物語、連作中編集シリーズ3作目。
    聞き手としてのおちかは成長する一方、若い女性や訳あり夫婦、鬼気迫る老人など、語り手や話の幅も広がっていく。
    どの話も安定の読み応えです。
    特に、3.11後に発表された「くりから御殿」は胸に沁み入りました。表題作「泣き童子」はまさにホラーであり、「魂取の池」にはほんわかと、「まぐる笛」の純朴な青年武士の一途な心遣いには感銘を受けました。

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    2023年05月13日
  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続

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    第2話とかほのぼの感もありで良いのですが、いかんせん少々冗長。もっとタイトにできるんではないかな?
    もしかすると新聞連載という枠に引きずられたのか?とさえ穿ってしまう。
    もったいないです。

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    2022年09月24日
  • ブレイブ・ストーリー 上

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    久しぶりに読みました。 

自分の運命を変えようと、亘の冒険が始まる! 
って書いてみたら結構アレな文章になってしまったのですが、なかなか考えさせられます。

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    2022年08月27日
  • ブレイブ・ストーリー 上

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    宮部みゆきさんの本としてはなんと初読の本。主人公が小学5年生ということで、小学生向きの異世界ファンタジーかと思ったが、少し違った。
    上巻は特に、主人公・三谷亘の何気ない日常から始まり、これから異界へと誘われるきっかけとなる人物との出会いや、親の複雑な問題へと話は続く。その親の問題のことを考えると、この作品は安易に小学生へ進めることはできないかな、と思った。
    上巻のほとんどが幻界ではなく現世が舞台であり、亘の親問題の闇が深いため、そこに幻界の魔法やゲームの世界のような話がちょいちょい出てくると、なんだか違和感があった。それはちょうど自分が普通に日常生活をおくっているなかで、いきなり勇者だの魔法だ

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    2022年08月13日
  • ほのぼのお徒歩日記(新潮文庫)

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    面白いんですが、いまいちマニアックさと酒と肴の良い意味でのいい加減さが足りず、品行方正に過ぎまする。
    もうちょいハチャメチャに行ってほしいところですが、これはあくまで「嗜好」の問題ですな、間違いなく。

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    2022年04月16日
  • はじめての

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    両方の

    宮部みゆきさんとYOASOBIさんのファンです!!コラボすると聞き、楽しみに読ませていただきました。

    #ドキドキハラハラ

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    2022年03月13日
  • 新装版 天狗風 霊験お初捕物控

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    ネタバレ

    超能力ものは好きではないつもりなのに
    やっぱり読んでしまいました。

    このシリーズはこれ以降出ていないようですが、
    何故続きが出ないのかと思う面白さです。
    それと同時に書き切ってしまった感も濃厚に感じられたので
    もう続刊はないのかもしれない…と思いつつ
    希望は捨てずにいようと思います。

    今回はホラーの質がより高まっていて
    かなり怖いと思うのですが
    可愛らしいキャラの和む仕草や
    面白おかしい変身のシーン等が程よく緊張をほぐしてくれるのが良かったです。

    お初さんが天狗に簡単に首を切られて終わりそうなシーンが沢山あったと思うのですが
    何故やれるときに殺っておかないのか
    そこで殺せない理由はなんだ

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    2022年02月24日
  • 新装版 震える岩 霊験お初捕物控

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    忠臣蔵がよく分からないので付いていけないところがありましたが、謎の重なり方が相変わらずハンパないです。

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    2022年01月26日