宮部みゆきのレビュー一覧

  • 昭和史の10大事件

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    60年生まれの作家、金融恐慌、515、大政翼賛会、東京裁判など動機があってどう計画したかという事件らしさで選ぶ。30年生まれの編集長・作家、福竜丸取材、ヘルシンキオリンピックなど、生き証人として自分が関わってきた出来事で選ぶ。

    作家ってすごい人種なんだなあと再認識しました。

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    2019年04月14日
  • 宮部みゆき全一冊

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    作家生活30年記念ロングインタビュー、単行本未収録の小説3編、エッセイ、挿絵ギャラリー、対談、書評、作品年表、受賞のことばなど。

    コアなファンには人となりを奥深くまで、これからのファンにはガイダンスとして。カラー雑誌じゃなく、ハードカバーの単行本なのは、それだけファンが多いってことなのですね。

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    2019年04月14日
  • 宮部みゆき全一冊

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    私の中で数少ないハズレのない作家さんです。
    早いものでもうデビュー30周年なのですね。
    ドリームバスターもその3分の2くらいの歴史を刻んでいますが、そろそろ完結作が読みたい今日このごろです。

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    2019年02月17日
  • 宮部みゆき全一冊

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    宮部みゆき作家30周年の記念本。
    未発表のエッセイだとか対談とか、まあいろいろです。
    それなりに興味深くはあるんですが、結構前のものだったりするので、なんとなく空気感が古く感じてしまいました。個人的にはもっと最新の「作者の声」みたいなものが聞きたかった気がします。
    でもまあ以前に「読本」で盛大なネタばれをかまされたこともあったし、これはこれで穏便な感じでいいのかも・・・?

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    2019年02月05日
  • 宮部みゆきの江戸怪談散歩

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    三島屋と本所深川七不思議の舞台を歩く。これを手に聖地巡礼したくなる個人的な話はさておき。三島屋は神田近辺なのだと改めて認識。北村薫さんとの対談は色々と感慨深いものがあるが、怪談が廃れた原因の一つに闇がなくなったというものと、情報過多があげられるというのはなるほど納得。おそろしと幻色江戸ごよみからのショートストーリーはあぁそうそう宮部節ってあるよねと再認識。岡本綺堂さんの「指輪一つ」は切なくも可愛らしいストーリー。福澤徹三さんの「怪の再生」はちょっとトラウマになりそうなエピソード。

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    2018年12月23日
  • 宮部みゆき全一冊

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    最初のインタビューは面白かった。
    いろいろ読み返したくなる。
    火車とか読んだとき震えるほど面白かったよなぁ。
    理由とか模倣犯とかブレイブストーリーとかほんと懐かしい。
    とりあえず家にある蒲生邸事件読もうかな。

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    2018年11月29日
  • 宮部みゆき全一冊

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    作家デビュー30周年を記念して、出版された本。
    デビューからの作品を振り返りつつ、未収録の短編や、エッセイや対談などを収めた、何とも贅沢な一冊。
    最近では気に入った作品しか読まなくなってしまったが、20年ぐらい前に初めて宮部作品に出会った時を思い出しつつ、楽しく読み進められる。
    今でも十分魅力のある作家さんだけど、もう一度、「火車」や「レベル7」「龍は眠る」など、初期の作品が読みたくなってしまった。
    この手の本を読むのは、中山七里に続き、今年2冊目。
    多作の作家さんは、とにかく映画を観る。
    そして、名作は何度も読み返す。
    だからこそ、物語が書けるのだなぁ、と納得させられた。
    これからの活躍にも

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    2018年11月18日
  • 昭和史の10大事件

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    二人が楽しそうに語っているのがまず良い。
    思いがけず我が家にもつながるエピソードを知ることができてちょっと得した気分。

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    2018年09月01日
  • 宮部みゆきの江戸怪談散歩

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     怪談本初級編、ある意味完全なるフィクションだと思えば怖くはない。

     まあ現実社会で起きる確率はそうあるものではないことをつらつらと書きつける。これが後々とっても有効になってくるという事はとても感じるようになった。

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    2018年08月27日
  • 新装版 天狗風 霊験お初捕物控

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    お初シリーズ2冊目。
    ちょっとまとまりの無い印象。首すっ飛ばす悪霊の割に、妙に回りくどい。
    猫もやり過ぎ感。
    もうちょいお初の能力を深掘りした話がよみたいなー

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    2018年05月27日
  • 昭和史の10大事件

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    高校の先輩後輩の2人による対談は各々が10大事件として掲げた出来事の理由から。宮部の挙げた事件は推理小説になりそうなものでありながら、時代の流れを大きく変化させるものであったところが面白い。そして2人で決めた10大事件についての対話。昭和金融恐慌(1927年つまり昭和2年と正に昭和の初め)が大臣の失言から始まったところから、2・26事件、大政翼賛会と3国同盟、東京裁判、憲法9条、日本初のヌードショー、金閣寺焼失、第5福竜丸事件とゴジラ、高度成長事件と事件、最後は昭和63年の幼女誘拐殺人(宮崎勤)まで。憲法9条については押し付けられたものではなく、1928年の日本も締結した不戦条約の文言から来て

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    2018年05月21日
  • 昭和史の10大事件

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    宮部さんと半藤さんの歴史観が表れていて,そのまっとうさ,裏話的な詳しさ,とても勉強になったし,改めて昭和という時代を考えた.正しい記録,庶民の声,歴史は本当に大事だと思う.

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    2018年04月25日
  • 昭和史の10大事件

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    ネタバレ

    宮部みゆきと半藤一利、同じ高校の同窓生らしい。(都立墨田高校)
    でふたりがそれぞれ選ぶ昭和史の10大事件。
    2.26事件天皇の耳に一報が入ったのは母と慕う乳母からだったとか東京裁判で、東条英機の頭を後ろからぽこっと殴る大川周明の話しとか、この本ではじめて知るエピソードが多くその詳細を知りたくなった。
    昭和が終焉した年(1989年)って世界的にも天安門事件、ベルリンの壁崩壊、ソ連の崩壊など変換期だったというのも興味深い。

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    2018年04月19日
  • 昭和史の10大事件

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    昭和金融恐慌や二二六事件から始まって、ゴジラや宮崎勤事件まで、昭和の十大事件を選んで対談していく。
    さくっと読めていいけど、宮部みゆきがおもしろいのはやはり小説だ。

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    2018年03月27日
  • 昭和史の10大事件

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    昭和史の10大事件を対談形式で振り返る。
    いつも通り、大して内容も確認せず、読み出す。
    そして、気づく。
    自分の思っていた「昭和史の10大事件じゃない…」
    自分の中で昭和の10大事件と言うと、3億円強盗事件、よど号ハイジャック、グリコ・森永事件、浅間山荘事件など、映像化され、何となくドラマチックなものを勝手に思い描いていた。
    しかし、予想していたこれらの事件は1つも入っていない。
    全体的に戦前戦後で大きく様変わりした日本の様子が取り上げられている。
    太平洋戦争の前にあった日本の変化、太平洋戦争後に行われた東京裁判。確かに学校では詳しく習っていないことに気付く。自分の知っていた戦後がアメリカによ

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    2018年03月24日
  • SF JACK

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     SF界隈での著名人・新人引っくるめてのアンソロジー集です。SFにはあまり馴染みがなく、フィリップ・K・ディックは好きですがそれもアニメ『PSYCHO-PASS』の影響で最初からというわけではなかったので、慣れる、と言うか、映画は好きなんですが小説はなかなか食指が伸びず、アンソロジーならまだ読めるかな?と言う気持ちで購入しました。
     冲方丁さんは、『マルドゥック・スクランブル』を読んでいましたし、新井素子さんは名前くらいは聞いたことがあるなあ、『グリーン・レクイエム』は読んだっけな、夢枕獏さんは『陰陽師』だなあ、とか。
     個人的に好きなのは宮部みゆきさんの作品。ロボットとの哀愁漂う感じが好き。

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    2017年05月14日
  • 新装版 震える岩 霊験お初捕物控

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    ネタバレ

    思い出しながら書いているので若干違うかも

    長屋の店子さんが亡くなる
    奥さんに先立たれた跡はずっと独り身のローソク売りだった

    亡くなった後の処理を長屋の住人たちでやっていたところでそのローソク売りが、、、生き返る
    長屋では良かった良かったというノリだったのだが、より親しい関係だった奥さんは「以前のローソク売りさんと何か違う」と感じており死人憑き(死人の身体に何者かの霊的な存在が取り憑いてしまう)だと思っていた

    この作品の主役はお初という女性
    時折、実際に過去にあった事などの「人には見えないモノ」が見えるという超能力を持っている

    面白い話に目がない御前様(お奉行様)と懇意にしており、ある日

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    2017年01月21日
  • SF JACK

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    SFアンソロジー。
    新しい作品ばかり。こういうの読みたかった!
    苦手なのもあったけど、全体的には十分に満足。

    吉川良太郎「黒猫ラ・モールの歴史観と意見」:中世ヨーロッパ的な雰囲気とSFの組み合わせが斬新。
    上田早夕里「楽園(パラディスス)」:意識の移植?人格のお話?ちょっと切ない。
    小林泰三「草食の楽園」:別の惑星での文明の発達のお話。読みやすい。好き。
    新井素子「あの懐かしい蝉の声は」:第六感。哀愁漂う感じ。
    宮部みゆき「さよならの儀式」:ロボットとの別れ。切ない。
    夢枕獏「陰態の家」:オカルト。これはSF?ファンタジー?

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    2016年08月07日
  • SF JACK

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    いろんなジャンルのSFがある。
    楽しくてワクワクってよりも、ちょっと手を伸ばすのに躊躇してしまう怖さを含んでいるかのような。

    山田正紀著
    「別の世界は可能かもしれない」
    以降はそんな感じに思えた。

    宮部みゆき著
    「さよならの儀式」
    はホロってくる感動作

    夢枕獏著
    「陰態の家」
    有名で知ってはいたけど初読。読みやすいし、傀儡(くぐつ)屋の妖的な話に引き込まれる。

    新たな作家さんの発掘にもなったかな。

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    2016年05月11日
  • 新装版 震える岩 霊験お初捕物控

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    言い回しとか役職とかいろいろと昔の言葉遣いがよくわからなかった。それぞれに起こった不可解な事件が一つのストーリーにつながるようなところは面白かったと思う。

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    2016年01月07日