宮部みゆきのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
いろんな初めてが詰められたアンソロジー。
YOASOBIの歌にもなってるので、読みやすい人はいるかと思いますが、以前「想うた」の感想でも書きましたが、歌詞を物語に、物語を歌詞にするのはめちゃくちゃ大変だということです。歌詞にしても短編にしても、そこへの解像度が作者と一致しないと、自己満足になってしまう。広く言えば、創作の世界とは自己満足になるわけだが、異なるアートをリンクさせようとすると、リンクさせる側の自己満足は喪失する。我流を押し通せば非難されるし、かといって落とし込むだけであれば、したためる必要がない。料理と同じだ。サンプリングしたものがイタリアンで、和洋折衷に拵えたものがナポリタンで -
Posted by ブクログ
再読。
若い頃に読んだ時より、歳を経た今の方が沁みる。
上巻の謎解きより、事件の真相がわかったその後の下巻の方が胸に響きました。
特に丸助さん視点の「転び神」が好き。
「〜で」、口癖になりそう。
日々の一つひとつを大切に積み上げて生きる市井の人たち。一方で思いもかけず道を違えてしまう人たち。それでも乗り越えて慎ましく生きていく人たち。江戸人情ものといえ、今に生きる私たちにも何ら変わらず通じると思います。
そしてぼんくらといえど、平四郎もやる時はやる。
みんなの間を取り持ち、いい塩梅に落ち着けてくれる彼はなんだかんだこのシリーズの心。
読んでよかった。