宮部みゆきのレビュー一覧

  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続

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    ひだる神の話は、2巻の暗獣を思い起こさせる。もはや、福をもたらすとかはどうでもいい、愛おしく、近づきたくなる存在であり、それが相手にも伝わっている。神であったり、幽霊や、あやかしなど、人ならざるもの。どんなものかわからないから、そういう存在がいてもいいなと思ってしまう。

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    2026年08月21日
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続

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    ゾッとする。泣き童子。なんて悲しい物語だろう。因果応報、自業自得などの軽々しい言葉では済ませられない。こんなのが日常に起きてしまったら、過去の過ちはどうやって挽回できるのだろう。
    このシリーズは、心がほっこりするものもあれば、なんて酷い、理不尽なことが起こってしまったんだ、と心を痛めるような話もある。そんな話を聞きながら、おちかの心も鍛えられていくんだろうと思いながら、読んでいるこちらの心も鍛えられる気がしている。

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    2026年08月21日
  • 新しい花が咲く―ぼんぼん彩句―(新潮文庫)

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    俳句にちなんだ短編集。
    ゾワッとしたりホワッとしたり、
    流石は宮部みゆきさん!
    どのお話も読み応えありました。

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    2026年08月17日
  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続

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    この世のものと、違う世界のものが交わろうとすると、双方に負担がかかってしまう、というのは思いもよらなかったがとても説得力のある考え方だと思った。そもそも住んでいる世界が異なるので、交わるのは互いの気や生命を削る行為なんだろうと。「あんじゅう」は、異なる世界のものが通じ合い、交流するという温かい話ではあるが、あまりそうした話が一般的ではないのは、そうした負担があるから、と考えるのもやぶさかではない。そうそう交われるものではないから、怪異であるのか。

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    2026年08月12日
  • おそろし 三島屋変調百物語事始

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    宮部みゆきという人は、人の心の動きを読み手が共感できる形で描写するのが天才的にうまいと思う。おちかが体験した事件について、おちかがどう感じて、どう折り合いをつけていくか。またそれはある一時のものではなく、生涯続くもの、または変化していくもので、その変化までも描写している。読む側としては、おちかの近親者にでもなったかのような気分で、ただただ彼女の変化を見守っていきたいと思える。
    何度でも読みたくなり、読んだ本をすぐに売ってしまう私が珍しく家に置いておく認定をしたシリーズ。

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    2026年08月12日
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続

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    一巻、二巻に続き、三巻も面白かった。
    期待通り。怪談と言えば怪談だけど、心が温かくなる感じもする、心地良さがあるように思います。
    次も早く読みたい。

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    2026年08月09日
  • はじめての

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    ネタバレ

    はじめて…したときに読む物語
    島本理生
    辻村深月
    宮部みゆき
    森絵都
    4人のアンソロジー
    どれも面白かった~

    私だけの所有者
    アンドロイドが恋した人は…

    ユーレイ
    家出した《のどか》を助けてくれたのは…

    色違いのトランプ
    国も人も全て同じなのに、全く違う次元にある世界。

    ヒカリノタネ
    小さい頃から何度も告白して、振られ続けた由舞(ゆま)
    タイムトラベルをして過去を塗り替えてきて、最後の結末は...

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    2026年08月05日
  • ぼんくら(上)新装版

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    なんかねこのシリーズはいいんですよね。いい人も悪い人もそうでない人もいろいろ出てくるのがいい。新装板の絵も可愛くて好き。読んでてね もう楽しくて楽しくて。弓之助とおでこが可愛くて仕方がない。

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    2026年08月02日
  • 魂手形 三島屋変調百物語七之続

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    このシリーズの、一見気安く読めるのに、一つずつのストーリーが重くて不思議、という感覚が好きで、何度も読んでいる。段々と主要な人物たちの人生が変わってくる中で、ホッとする内容もあるし、なんとなくずっと緊張感を感じる部分もある。
    最新版まで読んでしまった身としては、次の展開が気になって仕方がない。しかも知ってるまでの展開を頭に入れた上で読んでいるので、より緊張感を持って読んだ。

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    2026年07月29日
  • はじめての

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    yoasobiの楽曲とコラボしたアンソロ。
    好きな作家さんばっかりだったので読んでみた。

    どれも良かったけど「私だけの所有者」と「ヒカリノタネ」はSF風味ですごいすき。

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    2026年07月26日
  • ブレイブ・ストーリー 下

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    確かに有名だけあってというか、良いよこれは。
    この人の本は、という言い方は違うかもだけど、出だしはふ~ん甘っちょろいこと言ってんのかなぁまぁ子ども向けって話もあるし、てな感じで読んでるといつの間にかシビアな展開になっててそこからグイグイ来るのよなぁ。という流れが好きなわけでして。
    3巻に分かれてるだけあってワタルの成長もじっくり描かれていてこれまた染み渡るもんだから泣きそうになるわ、最後の決闘シーンが己に打ち勝つというのはこんな風に表現もできるもんかとまぁ感心してみたり、何しろけっこう満足感でしたよ。
    てかお前さん小学生かよ。いやはや。

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    2026年07月25日
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続

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    おちか、離脱。新章、開始。

    聞き役が交代し、おちか目当て?の客は減ったが、本当に面妖な話だけを語る人たちが集まり始めた。
    そして、ここに来て過去の話を振り返るページがありました。
    タイトルと大まかなあらすじ。これを見ただけでブワァッと記憶が鮮明になる。今年の4月末から少しずつ読み始めた三島屋変調百物語シリーズ。あんな話、こんな話がある中、冗談なく彼岸花の回が一番良かった。
    おちかの過去も映してくれるような語り。だからこそおちかが選ばれたんだと言う話。面妖でいて後悔と安堵が入り混じる中、おちかの言葉で救われる語り手。
    そして、おちかがとある面妖な怪異に晒された時に、文字通り、一生入魂の手を差し伸べた彼岸花の語り手。後の怪異との再開で、おちかは彼の語り手を振り返る。そして力強く、怪異の退場を見送る。

    自分の過去と、これまでの変わり百物語で語られた言霊は、おちかの耳と心に置き捨てられている。誰のものでも、誰も触らないところに置いているのだから、捨てられているのと変わらない。だけど、そこにあるという存在感は、大切に置かれているのと変わらない。おちかの華々しい退場を、次の聞き手が見送る。

    泣いたぁ。めっちゃ泣いたぁ。

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    2026年07月23日
  • はじめての

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    yoasobiの原作本

    題名→曲名
    私だけの所有者→ミスター
    ユーレイ→海のまにまに
    色違いのトランプ→セブンティーン
    ヒカリノタネ→好きだ

    yoasobiの曲「好きだ」がかわいくて大好きで
    「何回フラれてがっかりしたって苦い思い繰り返したって、その度触れた君の好き物がいつしか私の好きなものになったんだ」って

    原作のこれに繋がるエピソードも伏線回収も
    最高にかわいい。幸せしか感じない。
    ピュアな幸せな気持ちをありがとーーー

    そして、また、ヒトリ、カラオケで熱唱するのであった

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    2026年07月19日
  • 新装版 震える岩 霊験お初捕物控

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    ネタバレ

    死んだはずの人間が生き返る「死人憑き」が発生。霊能力を持つお初と与力見習の右京之助がバディとなって探索していく。
    そこから約100年前の、なんと元禄赤穂事件にまで迫ります。
    吉良と浅野の間に起こったことは、史実などでは吉良が意地悪した、とか言われているけれど、実は浅野の乱心であった…。それに伴い、この悲劇が起こると言う展開が面白かった。

    余談ですが、四十七士の墓にお参りした事や浅野内匠頭が切腹した際に付いたであろう血液の後が残る木や、吉良の首を洗ったとされる井戸をみたことがあり、なんだかとても興味深かった。

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    2026年07月16日
  • よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続

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    三島屋変調百物語シリーズ

    ろくめんさまの賭場の里
    水神に愛されてしまった船頭
    むらを荒らした「ひとでなし」(ゾンビ)

    今日も三島屋の黒白の間は不思議でいっぱい

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    2026年07月14日
  • はじめての

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    YOASOBIが好きで、原作が気になったので購入。歌詞との繋がりを見つけられるのが面白かった。
    4作品の中で、ユーレイとヒカリノタネは特に面白かった。ユーレイは辻村深月さん特有の伏線が面白かったし、ヒカリノタネは前向きな気持ちになれるのでとてもオススメ。

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    2026年07月04日
  • 新しい花が咲く―ぼんぼん彩句―(新潮文庫)

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    宮部みゆきの新しい花が咲くを読みました。

    ぼんぼん彩句という副題の俳句を題材にした短編集でした。
    怖い物語が多く、ドキドキしながら読みました。
    短い俳句のイメージをふくらませるストーリーテリングがすごいと思いました。

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    2026年07月01日
  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続

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    表題作である「三鬼」もいい話でしたが、一話目の200ページ以上に及ぶ超大作「迷いの旅籠」は、とんでもない話でした。180ページ付近まで、まぁまぁこれまでの三島屋変調百物語シリーズでは予測できそうな話かと思いましたが、200ページに入って様相を変えました。

    宮部みゆきさんの引き出しは無限のようです。

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    2026年06月28日
  • 魂手形 三島屋変調百物語七之続

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    三島屋変調百物語七之続。
    このシリーズも7冊目か〜!やっぱり今回もかなり面白かった。
    今回かなり印象深かったのは魂手形。
    最初はこのタイトルにもなってる「魂手形」って
    一体何だろうか?と思ってたけど
    読み進めるうちに途中かなりゾッとしたり
    でも段々とスカッとしたり。
    人の業や恨み辛みは、いつまで経っても消えるわけではないし
    因果応報と一言で簡単に言っても、亡くなってからも尚
    死んでも死にきれないとはまさに、このことかと思ってしまった。
    そしてまさかのラストに、もやっとする余韻付き。
    次の8冊目も楽しみ!

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    2026年06月27日
  • はじめての

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    YOASOBIさんのseventeenが大好きすぎて、この小説に辿り着きました。
    一番好きなお話はヒカリノタネ。
    何回読み返しても涙してしまいます。
    お話読んだあとで、もう一度曲を聞くと更に感動するという無限ループ………好きです

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    2026年06月24日