宮部みゆきのレビュー一覧

  • おそろし 三島屋変調百物語事始

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    宮部みゆきの小説は読むべきものがあまりに多すぎるので、このシリーズはまだ手をつけていなかった。シリーズ物を読むのはあまり気乗りしなかったのだが、読んでみてビックリ!傑作だった!

    まず怪談としての品質が高い!とくに「曼珠沙華」「魔鏡」は本当いい塩梅であるとしか言いようがない。

    シリーズであるのにこの一冊のみで一応の完結がされている。これも実に有難い!百物語とのことなので、てっきり松太郎の話はてっきり最後かなと思っていたが、まさかの一冊目でしっかりやってくれるとは、、

    客人の話をきき、心から同情することで自らの過去と向き合い成長するおちかと、おちかに許されることで自らの過ちと向き合う事ができ

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    2026年03月09日
  • ぼんくら(下)新装版

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    弓之助もおでこも可愛すぎるー!
    平四郎もお徳さんも凄い人情味あって、おくめさんの事でお徳さんがわっと泣き出したシーンでは私も泣いた。これは「日暮らし」も「おまえさん」も読まなきゃなー!

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    2026年03月04日
  • 新しい花が咲く―ぼんぼん彩句―(新潮文庫)

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    単行本からの再読
    昔、結婚って怖いと思っていた事を思い出した。

    自分の中の常識が
    宮部みゆきによって
    問われる

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    2026年03月04日
  • 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続

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    ネタバレ

    久々の三島屋変調百物語シリーズ、もう9冊目41話にもなるんかぁ、なんとか生きている間に完結まで読みたいなぁ、と思っているシリーズ。

    久々に読んで思ったのは、やっぱり一番怖いのは人間で、妖怪なんてのは人間の怖いところ弱いところにブーストをかけるような存在なんだろうなぁと。権力のあるところ、財力のあるところ、濁った欲望のあるところに出てくる存在。出汁全の精霊であったり八百万の神であったりもそうなんだけど、良きにせよ悪きにせよ、周囲の人間がどうするかで、ブーストの方向が変わる。

    政治家を観てみたらよーくわかるよな。

    3つ目に収録されている「自在の筆」が一番怖いのは、きっと誰にでもそういう欲望が

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    2026年03月01日
  • ブレイブ・ストーリー 下

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    予想は多少裏切られ、期待にはちゃんと応えてくれるとても良い展開。この面白さはやっぱり序盤のしんどいくらい記述された現実描写のおかげなんだろうな。最終的にワタルが見出した「ブレイブ」が何か、明言されることは無かったもののすとんと腑に落ちた感じ。
    あとミツルとの関係はなかなか面白かった。ここまで対立しておいて、二人が共通して友人関係にあると思い続けていたのはある種小学生独特の感覚だなあって思った。

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    2026年02月28日
  • 新しい花が咲く―ぼんぼん彩句―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    一話ごとに強い印象が残る、読み応えのある短編集でした。
    怖さがあとを引く話、やりきれなさが胸に残る話、思わず痛快な気分になる話と、たった一冊の中でさまざまな感情を揺さぶられましたが、個人的には最後の一編がいちばん心に残りました。

    家族の会話だけで構成されているにもかかわらず、その場の空気や家族それぞれの置かれた状況が自然と立ち上がってきて、読み進めるほどに情景が鮮やかに浮かびます。
    そしてラストには、微かな花の香りを思わせるような余韻がそっと残り、澄みきった読後感を味わうことができました。

    あと驚いたのが、この短編集の成り立ちです。
    題名の俳句の出典は気になっていましたが、自身が参加する句

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    2026年02月27日
  • ブレイブ・ストーリー 中

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    こんなん小5のガキに背負わせる重荷じゃねえよ…… スーファミ後期からプレステ時代に出ていたJRPGを思わせるイベントの数々を上巻でもう嫌になるくらい詳細に記載した現実やワタルの心情にリンクさせ、どう解釈してどう折り合いをつけるかお前次第だ、と突きつけるのが今回。アクションイベントはワクワク一方で心情パートが突き刺さりまくる、最高。

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    2026年02月25日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    学級日誌よりこっちの方が面白いというか意味が分かる話だった。教訓も含めた怖さなので子ども向け。そして作家は活躍されている方ばかりなので本好きにはたまらない一冊。

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    2026年02月22日
  • 宮部みゆきが「本よみうり堂」でおすすめした本 2015-2019

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    宮部みゆきさんが本を紹介しています。新書の見開き2ページで大抵1冊の本を紹介しています。コンパクトな文章で、紹介する本の魅力を伝えるという凡人には難しいと感じることを、宮部さんはおそらく淡々とこなしているのだと思います。
    そして、本書を読むことで、「これは是非読んでみたい!」と思うものが、わんさかと生まれてくるのです。私に取っては、とても危険な書物です。積読本がさらに積み上がることになるからです。2015年〜2019年に紹介している書籍なので、書店ではすでに手にすることができないものもあります。紹介されている書籍は128冊です。

    あなたの手に届くのを心待ちにしている書籍の数々に出会える素敵な

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    2026年02月21日
  • 新しい花が咲く―ぼんぼん彩句―(新潮文庫)

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    短編で読みやすい。俳句から着想を得て色々なストーリーが展開。久しぶりの宮部みゆきだったが、やはり秀逸。

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    2026年02月21日
  • おそろし 三島屋変調百物語事始

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    三島屋のおちかちゃんが聞く100物語を短編として一緒に楽しむのかと思ってたら、実は一冊まるごとつながってるとは、、、。
    江戸の怪奇もの、だけど壮大なファンタジー。
    おちかちゃんのこころが揺れたりとけたり、みんなのあたたかい気持ちに触れて少しずつ息を吹き返していくのにほっこり、思わずホロリ。
    とっても好きな本になりました。次も読みたい。

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    2026年02月15日
  • 新しい花が咲く―ぼんぼん彩句―(新潮文庫)

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    久々に読んだけどやっぱりハズレなし。
    12編もの短編集なのに等しく全編どれも存在感すごかった。短編集だと、どうしても自分にとっては印象が薄くなってしまう話ってあるでしょう。人生いろいろ(ベタすぎ)としか言いようがなくてそう思ってしまう自分に年齢感じました。
    そう、宮部さんもう65歳か…永遠に40歳前後だと思っていたけど自分がもう50間近なんだから。
    宮部さんの参加してた「ボケ防止カラオケ」(BBK)が、俳句に興味を持ったことで「ボケ防止句会」の意味にもなり、じゃぁ句会で詠まれた皆さんの句をタイトルにしてお話を書いてみようじゃないの、ということみたいです。

    短編だからなのかな…?必要以上に情報

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    2026年02月03日
  • おまえさん(上)新装版

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    三島屋変調百物語から宮部作品を読み始めて、新装版になったのをきっかけにぼんくらのシリーズにも手を出した次第
    ひとつの事件から枝葉が伸び過去の因縁やらが絡み合う中、新しい登場人物も無理なく話に溶け込み本当に読んでて面白い
    面白くて自分の読む速度が追っつかなくてもどかしいったらない笑
    ようやく上巻を読み終え下巻に突入です

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    2026年01月30日
  • 新しい花が咲く―ぼんぼん彩句―(新潮文庫)

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    1つとして同じ系統の話はなく、各話に共通するのは、変わった人が出てくるところだけ。俳句1句からの連想で、SFやらホラーまで入ってきちゃうところは、さすが宮部みゆきさん!でした。全く飽きませんでした。1話が短く、ゆっくり読んでも20分くらい。通勤読書にちょうど良かったです。

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    2026年01月28日
  • おそろし 三島屋変調百物語事始

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    時代物の怪談話で気軽に読めるかな、と思って買いました。実際に読んでみると、想像していたよりしっかり読み応えのある内容でした。是非次の巻も読みたくなりました。

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    2026年01月24日
  • ブレイブ・ストーリー 上

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    メモったフレーズのデータがぶっ飛んでいて意気消沈。
    最初の数十ページで読むのをやめなくて良かったーと安心しました。

    宮部さんだから、奥深いものを見落としてしまわないように細心の注意を払いつつも、、

    気付けばファンタジーに男子心がキャピキャピ躍っていました。
    パーン、ディードリット、エト、ギム、、あとえっとスレ…あ、やっぱりカーラ。
    憧れた大人(すぎる)女性像。
    男子心なんて7割はエッチ粒子。
    あぁ〜、懐かしい日々。



    今でも、か。

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    2026年01月20日
  • ブレイブ・ストーリー 中

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    勇者という無敵感と、小学生という頼りなさの二律背反が、ドット絵のゲームのようなノスタルジーを掻き立てます。

    おっさんだから…とかじゃないと…思う。

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    2026年01月20日
  • ブレイブ・ストーリー 下

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    ストーリーテラー宮部みゆきさんが西洋ファンタジーを描くと、ドラクエ3を超える感動になるんだと1人合点しました。

    ご都合っぽい展開もふっとばすほどの絆の物語に、胸の中はファミコンを囲んだ9歳くらいに戻っていました。

    ─不思議だよなぁ。孤独はそれだけじゃ。決して害のあるものじゃあないのに、痛みや悲しみとくっつくとすごくタチの悪いものに変わっちまうんだ(作中より)


    孤独は殺菌。
    だけど強すぎる殺菌は敵。

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    2026年01月20日
  • 新しい花が咲く―ぼんぼん彩句―(新潮文庫)

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    12の俳句から着想を得た短編集。

    第1話 寿退社後に婚約者に婚約破棄された女の人
    第2話 中学の同級生を想い続けている夫とその家族のホラー話
    第3話 男にお金を取られて逃げられた女性
    第4話 娘が寝る間も惜しんで夫に貢ぎ続けている
    第5話 万能細胞ゆりかごは副作用のない医療なのか
    第6話 お姉ちゃんの彼氏が何かおかしい
    第7話 うちのゴーヤは冬なのに緑で元気
    第8話 うちの家族で一人だけ人権のない私
    第9話 攫われた男の子をみつける
    第10話 彼氏がヤバい
    第11話 兄の野辺送り
    第12話 家族の歴史

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    2026年01月20日
  • 黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続

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    うっは…表題作、凄まじかった。
    ゾワゾワが止まらない。
    息をするのも忘れそうなほど恐ろしいのに、とびきり面白くて心臓がずっとドキドキしてる。
    てか、富次郎編になった途端、語り手の話が全体的に強烈になってないか??
    「もしや今まで手加減してました?」と疑ってしまうぐらいには迫力のある第六巻でした。
    第一話の『泣きぼくろ』を読んで納得したんだけど、おちか相手だと語れない類の話って結構あるなと。
    今回富次郎が新たな聞き役になったことで、もっといろんな物語が読めるようになるって事だよねえ。
    そう思ったら続きを早く読みたくなった。

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    2026年01月15日