宮部みゆきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
確かに有名だけあってというか、良いよこれは。
この人の本は、という言い方は違うかもだけど、出だしはふ~ん甘っちょろいこと言ってんのかなぁまぁ子ども向けって話もあるし、てな感じで読んでるといつの間にかシビアな展開になっててそこからグイグイ来るのよなぁ。という流れが好きなわけでして。
3巻に分かれてるだけあってワタルの成長もじっくり描かれていてこれまた染み渡るもんだから泣きそうになるわ、最後の決闘シーンが己に打ち勝つというのはこんな風に表現もできるもんかとまぁ感心してみたり、何しろけっこう満足感でしたよ。
てかお前さん小学生かよ。いやはや。 -
Posted by ブクログ
おちか、離脱。新章、開始。
聞き役が交代し、おちか目当て?の客は減ったが、本当に面妖な話だけを語る人たちが集まり始めた。
そして、ここに来て過去の話を振り返るページがありました。
タイトルと大まかなあらすじ。これを見ただけでブワァッと記憶が鮮明になる。今年の4月末から少しずつ読み始めた三島屋変調百物語シリーズ。あんな話、こんな話がある中、冗談なく彼岸花の回が一番良かった。
おちかの過去も映してくれるような語り。だからこそおちかが選ばれたんだと言う話。面妖でいて後悔と安堵が入り混じる中、おちかの言葉で救われる語り手。
そして、おちかがとある面妖な怪異に晒された時に、文字通り、一生入魂の手を差し伸べた彼岸花の語り手。後の怪異との再開で、おちかは彼の語り手を振り返る。そして力強く、怪異の退場を見送る。
自分の過去と、これまでの変わり百物語で語られた言霊は、おちかの耳と心に置き捨てられている。誰のものでも、誰も触らないところに置いているのだから、捨てられているのと変わらない。だけど、そこにあるという存在感は、大切に置かれているのと変わらない。おちかの華々しい退場を、次の聞き手が見送る。
泣いたぁ。めっちゃ泣いたぁ。