宮部みゆきのレビュー一覧
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霊験お初捕物控シリーズの第二弾!猫好きにはたまらない一冊! 突風と共に起こる若い娘の失踪事件と阿片の密売がからんだ内容。女性の価値は美貌のみという価値観に取り憑かれ不幸な死を遂げた女の亡者とお初が闘う。攫われた娘は、桜の木に閉じ込められ、生気を吸われていく。
宮部みゆきワールドには、勇敢な女性主人公が多数存在する。お初もその一人。健気で周りの人を大切にし、思いやりがある。そんなお初が、勇敢に亡者と相対し、困難を乗り越えて大団円に向かう。だから、爽やかな読後感が得られるのだろう。
ところで、この作品では数匹の猫が活躍する。特にトラ猫の子猫である鉄は、猫好きには、たまらない一冊だろう。猫好きでない人にも読んでほしい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ深い作品に出会えた。
ただの冒険ファンタジーではなく、しっかりとしたテーマが私に次々に突き刺さってきた。
(自己啓発.哲学?)
自分の命、他人の命、自分一人の人生、多勢(他人)の人生、運命という旅をしながら成長していく主人公、自分が変わる事で周りが変わる、自分が強くなる事で周りが幸せになる。亘少年はそれを実感しながら旅を続ける!
しっかりとした世界観に登場人物の個性や感情 壮大なストーリーに大きな勇気と優しさが伝わってくる、3冊に渡る長編であるがあっというまに読み終え余韻にひたる「本を読むっていいな〜!」とつい口にする自分がいた。 -
購入済み
皇なつきはいつも絵がうまいなー
皇なつきの作品は、中国ファンタジー物をよく読みましたが、この作品は宮部みゆきの世界を良く表現していて、もっともっと漫画化してほしいと思いました。三島屋シリーズやお初シリーズも皇なつきで漫画化してほしいです!
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購入済み
江戸庶民の
江戸庶民の口伝や体験の形で語られる不思議な話。
恐いよりは人情味が深い。どれも余韻がある短編で、最後にさらりと話と話が繋がる。
絵の力が物言うラスト。
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購入済み
続きは無いの!?!
おもしろかった!
絵柄だけなら選ばない作品だけど、大好きな宮部みゆきの原作って事で手に取りました。
内容も江戸の町の雰囲気も気に入りました。
続きがあったら読みたいなあ。 -
Posted by ブクログ
この本のレビューになってませんが、ご容赦を。
宮部みゆきファンの人はタイトルだけで買っちゃいますよね!?
この本は発行されてすぐに購入し、手を伸ばせばいつでも読める所にあったのですが、読み終わるのに2年もかかってしまいました。
残り20ページ程の状態で半年ほど放置していたので、年内に読んでしまおうともう一度パラパラと最初から見直しながらページをめくった次第です。
大人になってから、小説は殆ど読まない期間がありました。
幼い時から理科が好きで、不思議の解明のヒントが得られるのではと大学では物理学を専攻しました。
いい年になっても、超能力とかタイムトラベルに対する興味は失せることなく持ち続けています。
ですが、学術書は難解なうえ観点がずれているし、雑誌ムーはおもしろいけど逆に理論など無視のおちゃらけです。
そんな時に出会ったのが、宮部みゆきさんの小説でした。
完全に架空の世界の設定でなく、現実社会の中で特殊能力を持つ主人公が織りなす物語でした。
これは面白い。ハマらないわけがない。不思議の解明なんて関係なくなりました。
さらに、宮部みゆきさんが描く小説の舞台は下町である我が家の近所の設定であることが多いので、読み始めるとすぐにイメージが湧いてくることから親近感も強くなりました。
好きになるとそればかりになる傾向があるので、気が付けば50冊ほど宮部みゆきさんの作品が本棚に並んでいます。
ただ近年は他の作家さんも読むようにしていることや、ファンタジーと時代物がちょっと苦手なので宮部みゆき作品とは距離を置いていました。
宮部みゆきさんは自分と相性が合っています、読み始めれば間違いなく面白いことも十分に分かっています。
読んでいない作品が随分たまってきてしまったので、少しずつ宮部みゆきさんの未読作品も読みたい本のリストの上位に加えています。 -
購入済み
単行本では代替わりした富次郎(小旦那)編の6作目が現在出ておりますが、おちか編の5作目を読了後に1度全巻通して読みたいなぁと思っていました。図書館で借りて読んでいたので文庫版をまとめて買おうと思っていましたが、何しろ分厚い!文庫でも厚い!狭い我が家の本棚には厳しい!!と悩んでいた所で電子版、しかも5冊合体版、とても有難いです。その上文庫版+電子版の著者後書きもあって、嬉しい限りでした。それによると、百物語の聞き手は4人の予定で99話のゴールを目指しておられるとの事(100話までしてしまうと怪異が起こるので、99話で終わるのが正しいんだそうです)。気の早い話ですが、2人目の富次郎さんと3・4人目の聞き手の物語も、是非電子で合体本にして頂けると嬉しいです^^❤。因みに…ですが、このシリーズの2作目【あんじゅう】は単行本でここそこに描かれていた挿絵が素敵で文庫版に反映されていない事で購入を迷っていたのですが、この電子版購入をきっかけに単行本版を購入したくなりました。電子版は読む用、紙書籍の単行本は眺める用です(笑)。
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Posted by ブクログ
ネタバレ2018年に発表された、宮部みゆき作家生活三十周年をお祝いする、記念本、という体裁の書物、という位置づけでしょうか。
次は、2028年に、作家生活四十周年を記念する「宮部みゆき 超一冊」みたいな書物がでることを、期待するのみですね。今、2020年ですので、あと8年のガマンですね。うう、2028年、楽しみだなあ、宮部さん、宜しくお願い致しますね。すげえ、期待してますので。
ちなみに、2018年で、作家生活三十周年、ということは、宮部さんの作家デビューは、1988年、ということか。何の作品を持って、作家デビュー、とするのだろうか?1988年に、なにがあったのだろうか。ふむ。俺、イマイチ、分からんかった。
ウィキペディアを読みますと、
1987年 「我らが隣人の犯罪」で第26回オール讀物推理小説新人賞受賞
1988年 「かまいたち」で第12回歴史文学賞佳作入選
となっておるので、うーむ?「かまいたち」をもって、作家デビューとしているのか?謎だ。うーむ。謎だなあ。
で、この本は、まあ、宮部みゆきの作品が大好きです!という、かなりのマニア向けの本であることは、間違いない。ファンブック、ってやつですかね。平たく言いますと。
ですので、「宮部みゆき、結構、好きですね」レベルの人には、全然オススメしません。「宮部みゆき!めっちゃ好き!凄いよねえ、あの人。名作だらけよね。ちょっと、今から深夜喫茶行って、朝まで宮部さんトークしましょうよ。いやマジで」って人に、ちょうどオススメしやすい一冊、って感じですかね?いやだって、文庫本ちゃうし。ハードカバーだし。2000円以上するし。そらもう、よっぽどのコアな宮部さんファンでない限りは、とてもオススメできませんて。
でもまあ「俺は(私は)宮部みゆきが大好きだ!」という人には、超絶オススメですね。持ってるだけで、ニヤニヤできちゃいますので。「いややっぱ、宮部さん、凄いよなあ、、、うはあ。幸せ」って思えますから。この本持ってるだけで。俺だけか?とか思いますが、いやぜってえそうでしょ?持ってるだけで幸せ気分の一冊でっせコレは。
個人的に、抜群に面白かったのは、
宮部みゆきさんと、津村記久子さんの対談。これ、すげえオモロいです。実は、津村さんの作品は、一冊も読んだこと無いんですが、もうね、宮部さんと、津村さんの、お互いがお互いに対する尊敬の念が、対談の会話から溢れまくってて泣きそうになります。お互い、めっちゃ良い人同士やん?って感じで。津村さん、絶対、良い人やんか。「私はあなたの作品が、どれほど好きか。どうしても伝えたいんです!!」って思いが、お互い、ヒシヒシなんですよ。素晴らしいですよ。これこそが、正しきリスペクト。正しき対談、って感じでした。最高です。
あと、宮部さんの、他の作家さんの作品に対する書評が載ってます。
酒見賢一「墨攻」
井上夢人「ダレカガナカニイル…」
辻邦生「江戸切絵図貼交屏風」
スティーヴン・キング「悪夢の種子」
若竹七海「火天風神」
取違孝昭「騙す人ダマされる人」
髙山文彦「『少年A』14歳の肖像」
山本周五郎「五瓣の椿・山彦乙女」
の書評なのですが、これの書評が、凄く良い。
自分の好きなものを、これほどに好きだという事を、誰かに伝えたい!という思いがてんこ盛り。こういう書評を読むと、宮部さんは、本当に本が好きなんだなあ、ってことを、ヒシヒシと感じますね。自分が好きなものを、なんとかして、その良さを、誰かに伝えたい。「わたしはこんなにも感動したんです」ってことを、なんとか、伝えたい。そんな気持ちが伝わりすぎて泣ける。いやあ、やっぱ宮部さん、凄く良い。
あと、これまでの単行本に未収録だったという、いわば幻の短編、というべき3作品が、収録されています。
「殺しのあった家」
「泣き虫のドラゴン」
「あなた」
という3作品なのですが、これは、、、あんま、ピンと来なかった、、、すみません。そんなに、面白いとは、思えなかった、、、すまん。正直に言いました。
あと、色んな文学賞を獲った時の、宮部さんの「受賞の言葉」が載ってます。これがまた良い。ウルトラ謙虚。「受賞の言葉の見本は正にコレ」というくらいの、ある意味、超優等生的100点満点の回答やんか、というくらいに、すげえちゃんとしてる。ああ、これこそが、この言葉こそが、宮部みゆき、という人物そのものなんだな、って思いましたね。「実るほど こうべを垂れる 稲穂かな」って、このことやんか。
あと、宮部さんの、新潮文庫版での装画を担当されている藤田新策さんのイラストが、ほぼ全部?収録されています。これがまた、良い。すげえ良い。あの、ある意味、宮部作品らしくない?おどろおどろしい、藤田さんの絵。それが、こんだけ揃うと、いやもう、抜群に宮部ワールドなんですよねえ。凄い。これぞ世界観、か。やっぱ、宮部さんの作品は、なんだか新潮文庫が、いっちゃん似合う気がするぞ?って思えますね。いやあ、いいイラストだよなあ。藤田新策、おそるべし。すごいっす。
とまあ、抜群に、コアなファン向けの一冊ですが、コアなファンを自認する方ならば!絶対に持っていて損はない一冊ですね。大オススメです。2028年、作家生活四十周年記念の次の一冊?も、刊行してくれますよね?信じて待ってます! -
購入済み
刀の行方
五人の作家のリレー小説。
それぞれの持ち味が存分に出ていて、読み応えがあります。
こんな風な小説は時にあらぬ方向へと流れたりする事もありますが、最初と最後がきちんとつながります。 -
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最初は振り売りだった袋物屋の伊兵衛・お民の夫婦が神田三島町に店を構えて十一年。
伊兵衛の長兄の兄、ちか十七歳が心に傷を抱えてやってきた。
1話 曼珠沙華
曼珠沙華が怖くてたまらない老商人が語った、すれ違った兄弟の話
2話 凶宅
美しい女、たかが話す、この世のものではない豪華な屋敷(安藤坂の屋敷)に呼ばれた一家の話
※おちかのために黒白の間で変わり百物語を始めようと伊兵衛が思い立つ。
3話 邪恋
おちかちゃんがおしまさんへ話す、自分の目の前で起きてしまった悲しい話
4話 魔境
おしまさんの昔の奉公先のお嬢さん、今は若お内儀さんが話す、姉弟の禁断の恋とそれが引き起こした一家滅亡の話
※おちかちゃんの兄、喜一が会いに来るという知らせが三島屋に入る
・・・おしまさんというあったかくておせっかい焼きの人が三島屋の女中さんで居てくれてほんとにほんとに良かったね、って思ったエピソード
5. 家鳴り
おちかちゃんが安藤坂の武家屋敷に呼ばれるお話
※おちかが三島屋にきて三ヶ月が経った晩秋、喜一が訪ねてくる。
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2018.03 きっかけ:母に借りる。
ずっと気になっていた三島屋シリーズ。
シリーズものだとは知っていたけど、どの順番で読むのかが分からず。
そうこうしてたら、二巻目から読んでハマった母から借りれることになった。
短編集のようで、すべての物語が続いていて展開が気になってしまい、読み始めたら止まらなくて2日で読んでしまった。
この物語の感想をどう言葉にしていいのか分からない。
人は悲しく、他人と関わって生きるのは難しく辛い。でも、反面 人は優しくて、他人と関わることで救われることだってある。
辛くて悲しくて絶望的なことがあっても、立ち止まってはいけない。自分に出来ることをしていけば、人は誰かを助けることができて、誰かに助けてもられて進んでいける。
そんなことを思いました。
悲しい別れをしたおちかちゃんに今後素敵な未来があるといいな。
2025.06 再読
今私の中で一番好きな宮部作品。
宮部さんが一生をかけて書き続けたい‥とどこかでおっしゃっていましたが、私も一生かけて読み続けたい作品。
何度読み返しても夢中になる。涙流してデトックスするにはホントにぴったりの作品。悲しい涙、優しい涙、切ない涙、悔しい・やるせない涙色々出る(笑)最新刊を読んでる身で読み返すと物語の中の時の流れがとても感慨深い。どの話も秀逸でその中で三島屋の面々が日々を生きている様子が描かれるのがとても好き。
再読でふと思い立ち、各巻のお話と三島屋さんの年表的なものをまとめたいと思ったので、先頭にきさいしていく。