宮部みゆきのレビュー一覧
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三島屋百物語も第9巻目に入りました。江戸の神田にある袋物屋の三島屋を舞台としたこのシリーズも百物語の聞き手が「おちか」から代替わりした富次郎がすっかり板に付いてきた。背景となる江戸の風物も落ち着きを見せている。
おちかも嫁いで赤子を授かるようになり、富次郎は自身の聞き手としての身の振り方に想いを巡らすようになってきた。
第1巻の「事始」から20年近くの時を経ています。中心的な登場人物や彼らを取り巻く生活環境が、年を経てすこしずつ変化してきている。宮部さんが語り手に語らせる様々な話の内容もより濃くなり複雑化しているように思える。何より読んでいる自分自身が20年の歳を取ってしまった。
江戸時 -
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著者と親交のある方々と作った会で生まれた俳句をタイトルにして短編を書こう!
そんなアイデアからのこの作品
わたしは俳句に詳しくないから俳句の良し悪しは
わからないけど…なかなか面白い解釈で短編にした宮部さんはやっぱり上手いなぁ。
「鋏利し庭の鶏頭刎ね尽くす」
「山降りる旅駅ごとに花ひらき」
この二作品がちょっと毒のある話で良かったな
この作品が2025年ラストレビューになりました
今年一年みなさんと作品についてのアレコレや脱線してのアレコレはとても楽しいものでした笑
2026年もよろしくお願いします〜♪
良いお年を:.゚٩(๑˘ω˘๑)۶:.。♡︎
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豪華な4人のアンソロジー
色んな「はじめて」を詰め合わせた素敵な作品集でした。
島本理生 私だけの所有者
はじめて人を好きになった時に読む物語。
誰かへの初恋のお話かと思いきや、アンドロイドとそれを所有する人間のお話。
辻村深月 ユーレイ
はじめて家出した時に読む物語。
学校でいじめを受けた女の子が死ぬことを意識して家出するお話。
宮部みゆき 色違いのトランプ
はじめて容疑者になった時に読む物語。
鏡のように自分と全く同じ顔の人間がいる世界があり、そのもう一つの世界で自分の娘が捕まってしまったら…?という話。
森絵都 ヒカリノタネ
はじめて告白した時に読む物語。
三度も告白して玉砕して -
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小説とYOASOBIの曲、MVと…合わせて楽しむことでそれぞれの魅力が何倍にもなる、すごい組み合わせ。まさに「はじめての」読書体験だった
アンドロイドと所有者の話を描いた島本理生の「私だけの所有者」、鏡写しのような同じ見た目だけど全く状況・中身が違う世界を描いた宮部みゆきの「色違いのトランプ」は、ちょっと切なく、悲しくもあり、愛もありと心動かされた。
そこにYOASOBIの「ミスター」「セブンティーン」という楽曲があり、歌詞全体はもちろん、細部の言葉遣いやMVのアニメーションも原作をしっかり解像度高く表現していて、感動がそのまま音楽でも忠実にあって、何回も聴いてしまう。
森絵都の過去3回同 -
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読売新聞の「本よみうり堂」に掲載された書評集第二弾。
・はじめに
2020年におすすめした本・・・26冊
2021年におすすめした本・・・33冊
2022年におすすめした本・・・27冊
2023年におすすめした本・・・32冊
2024年におすすめした本・・・35冊
今年の3冊 2021~2024
・あとがき
毎週読んで選書の参考にしている「本よみうり堂」。
宮部みゆき書評は、154冊にも及ぶ。
1ページちょっとから2ページの書評は、
そのときの紙面のスペースの大きさによるもの。
丸々2ページは横長の広いスペースぎっしりの文章ですが、
改めて読むと短い。いえ、それ故に濃い書評になってます。