宮部みゆきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読む前に、池澤夏樹の読書術が云っている様に、事前に目次を読んでだいたいの読書計画を立てた。既読の本は4冊のみ。あと150冊は未読、かつ小説が少ない。宮部嬢は(私も!)、あくなき好奇心の赴くままに読書しているのである。或いは俳句本や江戸本や怪談本が多く、(当たり前だけど)自分の創作の参考のために本を選んでいる。
だから、書評の内容に対する書評は、出来るだけしないようにしよう。読みたい本は作るまい。キリがない。この本から受け取るのは、レビューの書き方に限定しよう。前回も書いたが、短くてわかりやすくて、尚且つためになるレビュー、つまり「読まれるレビュー」を宮部嬢は書いているはずだ。学ぶとしたらそこ -
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Posted by ブクログ
皆さん大好き「三島屋変調百物語事始」。
袋物屋の親戚・三島屋に身を寄せることになったおちかに、江戸の人々が語っていく百物語。
第一話「曼珠沙華」
第二話「凶宅」
第三話「邪恋」
第四話「魔鏡」
第五話「家鳴り」
曼珠沙華、凶宅、魔鏡といった、古くから使われてきた恐怖のモチーフを用いながら、そこに宮部さんらしい人情や哀しみが重ねられていく。
一話完結でありながら、語り手であるおちか自身の物語も静かに進行していく連作構成がお見事です。
なかでも第三話「邪恋」は印象深い。
おちか自身の、語られなかった辛い恋と事件の記憶が、怪談の中の人々の心情と重なり合います。
ただ「おそろしい」だけでは終わり