三島屋変調百物語シリーズ六冊目。
「姑の墓」が・・・ここまで障りがあるのかと恐ろしかった。
「同行二人」は切なかった。
「黒武御神火御殿」が320ページ。これだけで1冊でも良いくらい。気持ち悪くて不可思議で面白かった。
第二十八話「泣きぼくろ」
→再会した友が語り始める一家離散の恐ろしい運命。
第二十九話「姑の墓」
→とある家の女たちだけが〈絶景の丘〉に登ってはならない理由。
第三十話「同行二人」
→妻子を失った走り飛脚が道中めぐりあう怪異。
第三十一話「黒武御神火御殿」
→異形の屋敷に迷い込んだ者たちを待つ運命。