宮部みゆきのレビュー一覧

  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続

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    三島屋百物語第4段。
    迷いの旅籠では、あの世とこの世を繋ぎハリボテの死人を甦らせ亡くなった大切な人を受け止められなく前に進めない人の心情が描かれ、ひだる神では、餓鬼に憑かれ食糧の代わりに商売繁盛のきっかけをつくる神との和やかな日々を見る。三鬼は山奥の村で植林を行う2つの地域で起こる働けない物が死んでゆくその事実にゾッとし、殺しを行う人の業が鬼になることを感じる。おくらさまは香物を営む店で起こる災いから守ってくれると引き換えにその店の娘がおくら様となり命が失われる。
    次男富次郎登場。飄々としてて良いキャラ
    そして切ない恋の進展。
    おちかも大人になったなと感じるし青野先生と結ばれるものだと思ってた

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    2025年08月20日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    「えんまさん」黒史郎
    「おはよう、アンちゃん」太田忠司
    「青いコップ」加門七海
    「きれいずかん」井上雅彦
    「部分地獄」斜線堂有紀
    「おやすみ、ママ」宇佐美まこと
    「靴と自転車」澤村伊智
    「ログインボーナス」芦沢央
    「よあるきのうた」宮部みゆき

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    2025年08月13日
  • 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続

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    江戸の袋物屋三島屋は、今の神田駅から北東に歩いて直ぐ神田東松下町に位置する、当時三島町という商人の町に御座いました。北に行けば神田川が流れ、西に歩けばお殿様のお城があります。今も昔も人々がひしめき合って暮らしておりました。三島屋主人が思い立って始めた変わり百物語は、語って語り捨て、聞いて聞き捨て、語り手は語って思い出の荷を下ろし、聞き手は、受け取った荷を黒白の間の限りに収めて二度と口にしないというもので御座います。身共(みども)は、ひょんなことから、その一部始終を見聴きする者の一人で御座いますが、その感想を更にこの小さな文に納めて仕舞うのも一興かと思う次第で御座います。

    今回は第三十八話から

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    2025年08月10日
  • おそろし 三島屋変調百物語事始

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    さすが宮部みゆきさん。文章がうまくて、内容がスイスイ頭に入って来て読みやすい。私にとっても新しいジャンルで楽しく読めた。

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    2025年08月07日
  • 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続

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    江戸時代の身分制度の不条理と、今も続く女性への差別、素朴な民芸品に込められた想いなど、読み応えがあった。
    最後の特別収録が良かった。

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    2025年07月28日
  • 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続

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    聞き手を富次郎にバトンタッチしてから
    いちばん楽しく読めた巻。

    おちかはいよいよ出産のとき。
    富次郎もがんばる。

    だんだん人形のお話では、
    支配する側の論理が見たかった。
    ただ殺したのではなんの見返りも見込めなくなる。
    戦国時代でも日本では庶民がそれほど殺戮の対象に
    なってはいないわけで、
    ただ無意味に力の支配をしてきました、では物語が成立しない。

    異例の短さの「自在の筆」のエピソードで
    ようやく聞き手が富次郎になったことの
    読みどころが生まれた気がする。

    お勝の過去に思いを馳せて、涙。

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    2025年07月28日
  • 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続

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    ネタバレ

    どれも面白かったが、最後のお話があたたかくも切なくも悲しいようなものだった。人の願いや想いが妖として姿を与え、藩を富ませる力となるとは。最後は溶けてしまうけど、最後の最後まで人のために助けるあたたかさがあって、泣けた。お勝の話も本当に妖が見えるとは思ってたなかったので驚いた。

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    2025年07月25日
  • 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続

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    相変わらず惚れ惚れする文章。
    そしてどこかしら毒のある話。
    富次郎、やっぱり絵を諦められなかったね。
    諦めようとして、本心から絵が好きだと気が付かされてた。

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    2025年07月21日
  • 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続

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    ネタバレ

    江戸を舞台にしたお話が好きなので読んでみました。三島屋シリーズは初めてでしたが、読みやすかったです。登場人物にも親しみが持ちやすかった。

    4番目の 『針雨の里』が1番印象に残りました。
    小さな違和感の連続が、最後そうつながるかと…
    とても切ない物語。でも、もう一度読み返したい。

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    2025年07月20日
  • 黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続

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    呪いにしろあやかしの類にしろ、そのせいで一家のものが次々と取り殺され、破滅し、離散する話は重苦しい。前巻にもそんな一つ話があったが、今回も「泣きぼくろ」、「姑の墓」とそんな話が続いて気が滅入る。表題作長編も圧巻の恐怖と迫力で、唯一「同行二人」ののっぺらぼう幽霊が愛嬌があるように感じられるくらい。怪談が重苦しいのは当たり前と言えば当たり前なのだが。民俗学者小松和彦の解説も良い。

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    2025年07月14日
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続

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    百物語第三段。夏にぴったりな怪談話。
    相思相愛の男女で行ってはいけない魂取池、津波で子供の頃亡くなった友と死の狭間で出逢うくりから御殿、不吉な人を見ると大泣きする泣き童し、5つの百物語の語り合い、恐怖の化け物を抑え込むまぐり笛、不吉な商人と取引後に始まった顔、声が幾人もの死者に変わる物語と6部作。ラストの怪談は第一弾と同じ商人が登場し前々作では不吉な敵の認識だったが今作で必ずしもそうではないのかもしれない、、と新たな視点あり。次に続く気配があり楽しみ。

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    2025年07月14日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    角川ホラー文庫オリジナルアンソロジー。ホラー界では有名な人ばかりで、どれも楽しめました。中に1作ゲームブック形式の話があり、ページに指を挟んで進んだり戻ったりするのが懐かしいというか、めんどくさいというか(笑) 最終的に、全部の部分を読むため最初から番号関係なく読んだりして、普通の小説の方がいいな、と思いました…。個人的には内藤了の函が一番怖かったかな。

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    2025年07月11日
  • こわい話の時間です 部分地獄

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    子供向けのホラー短編集。
    好きな作家さんがいたので購入しましたが、サクッと読めて、怖さもほどほどで期待通りでした。
    「青いコップ」「よあるきのうた」がお気に入りです。

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    2025年07月10日
  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続

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    読むのを楽しみにしていたシリーズ第二弾。
    おもしろかったぁ。
    1巻よりもさらに登場人物が増えたし話の内容も面白かった。

    この巻を読んだ人はほとんどみんな好きになったであろう、第三話「暗獣」くろすけ。
    なんて…なんて可愛いの…。
    可愛すぎて読みながら微笑んでいた。
    この話では出てくる人物も皆好きだし2,3回流し読みで読み返してしまった。
    あわわぁ、おああ。

    解説にもあるように、この巻では奇数話がほっこりするような、偶数話が少し怖ろしいような話になっている。
    ほっこり話はもちろん、怖ろしい話も楽しかった。
    久しぶりに楽しい!と思える読書だった。
    続きシリーズも楽しみ!

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    2025年07月05日
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続

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    宮部みゆきの百物語伍之続。この巻で 24話までが語られ、宮部みゆき自身もこのあたりから本気で 99話を目指す気になってきたらしい。しかし、最新刊の「猫の刻参り」でもまだ 50話に到達しないスピードな上、「おそろし」発表当時40代だった著者もはや64歳とのことで、このままのペースでは完成はあやぶまれる。100歳まで生きて書き継いで欲しいものだが。

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    2025年06月29日
  • 堕ちる 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    豪華作家陣によるホラーのアンソロジージー。
    宮部さんの作品は、初期の頃を彷彿とさせるもので、なんだかとても嬉しくなりました。
    そして、もっと嬉しかったのは新名さんの作品。ロールプレイング的な小説はすごく久しぶりに読んだ。子供の頃、すごくワクワクしながら読んだのを思い出した。しかし、普通に読み進めるとたどり着かない章があるのは、何を意図したのだろう。

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    2025年06月22日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    子供向けの怪談話。懐かしい感じで小学生の頃によく読んでいた怪談本を思い出した。結構、バッドエンドが多かった事を思い出しつつそれが怖かった事も思い出した。3.8

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    2025年06月17日
  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続

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    三島屋百物語の4巻目。このシリーズは 3巻目まで読んで止まっていたのだが、先日ふと9巻目を読んでしまい、物語の展開に驚いて続きを手に取ったもの。客が三島屋の黒白の間を訪れて怪奇を語る…というと各話の最初と最後はマンネリになりそうなものだが、稀代のストーリーテラー宮部みゆきがその愚を犯すはずもなく、「おくらさま」ではあっと驚く仕掛を見せる。孤立して暮らす村の不気味な雰囲気が何とも言えない表題作「三鬼」も佳作だが、怪奇談らしくない明るさと何とも美味しそうな料理の数々が魅力的な「食客ひだる神」が秀逸。

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    2025年06月12日
  • ブレイブ・ストーリー 下

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    世界は+−あるものと理解し、全てを自分事として引き受ける覚悟が育つ物語だ。

    アラサーになってようやく私にもこの態度が身につきつつあると思うんだけど、さて、どうやって会得していっただろう?
    やっぱり、日々の失敗や苦しみ、病気、葛藤etc…があってこそだった。
    私だってここまでの人生で、ちゃんと自分のブレイブストーリーをやってきてたんだってぽわんとした温かい気持ちをもらった作品。

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    2025年06月03日
  • ブレイブ・ストーリー 中

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    上巻での亘の旅立ち理由がやや現実逃避的でしっくり来てなかったんだけど、やっぱりワンネスとか目醒めの方向に持っていくんだな。
    現世の亘の境遇といい、自分の内側と向き合う幻界の旅といい、小学生にも容赦ないわ宮部さん…。

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    2025年05月29日