宮部みゆきのレビュー一覧

  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続

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    日経朝刊に連載されたもの。
    新聞で読んだ筈なのに、ほぼ覚えていなかったから改めて興味深く読むことができた。
    一つ一つの話も長いけれど、話の区切りが見つからず、
    ついつい一気読みしてしまうので他の案件が手につかない(苦笑)。

    今巻で改めて不思議に思ったことは消失と出現。
    「三鬼」の正体もさることながら話の最後で突然、出現した物。
    「おくらさま」で語り手が消えてから残された着物もいつの間にか、なくなっている。
    まぁこの世の常識が通じない話だと思えばよいのだろうな。

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    2024年05月15日
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続

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    単巻でも読めるような工夫が心憎い。
    他所で開かれている百物語の会に招かれるという新たな展開も登場。
    3.11後に書かれたという第二話は心に響く。
    第四話の傘地蔵のような話はホロリと来た。
    続巻が楽しみ。

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    2024年05月15日
  • あやし【電子特典付き】

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    スリルや勢いのある怖さと違って、現代の私たちにも通じる心の闇とか縁の恐ろしさとか、そういうのが後味にあって、よけいに忘れられないってお話が、一番怖いのよ~

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    2024年05月13日
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続

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    前作を読む前におちかさんの旦那さんを知ってしまったので、白無垢姿の女性が表紙のこちらまで一気に読みました(泣)

     人の弱さとか怖さのお話しが多いけど、『開けずの間』は珍しくお化けの怖さ。今までで一番怖かったかも?
    『だんまり姫』はかわいかった。

     三島屋変わり百物語シリーズの第一期が終わりました。色々な事情があって聞き手が変わるよ。次作も楽しみ。

    『開けずの間』
    『だんまり姫』
    『面の家』
    『あやかし草紙』
    『金目の猫』

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    2024年05月10日
  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続

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    今回も色々な方が語りに来ます。13歳の女の子だったり、仕出し屋の亭主だったり、元武士だったり。

    1編200P超えのお話しもありましたが、楽しく読めました。地方の農村の人々の暮らしを垣間見れた気がします。

    おちかの縁談にも変化が・・・。
    でもね、でもね、、、次の本のタイトルを調べようとして出版社のHP見てたら、三島屋シリーズの相関図が出て来て思いがけず結末をしってしまいました・・・。

    『迷いの旅籠』
    『食客ひだる神』
    『三鬼』

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    2024年05月10日
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続

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     「くりから御殿」は語り手が小さな頃に天災で幼馴染を亡くしてしまう切ないお話しでした。

     「悋気持ち」とか「ねずみ祭り」とか知らない言葉や風習にも出会えました。「泣き童子」が怖かった。やっぱり怖いのは人間よね。

    「魂取の池」
    「くりから御殿」
    「泣き童子」
    「小雪舞う日の怪談語り」
    「まぐる笛」
    「節気顔」

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    2024年05月10日
  • 宮部みゆきが「本よみうり堂」でおすすめした本 2015-2019

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    タイトル通り、著者が読売新聞に書いた書評集。
    小説以外にも、歴史や社会、ペット、恐竜など、まさに著者が楽しんで読んでいたのが伝わってきます。そして、軽妙かつ優しさを感じるのは、小説と同じでした。

    タイトルに「2015-2019」がついているということは、何年か待てばまた続編が出る?

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    2024年04月20日
  • 新装版 天狗風 霊験お初捕物控

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    お初捕物控2作目。失踪する理由もない二人が忽然と姿を消した事件の発端は、女性が持つ「迷い」嫉妬と憧れ。美しさと醜さ。これらはすべて表裏一体で、だからこそ扱いが難しい。人の悲しみも苦しみも、恨みも嫉妬も赤裸々にして、最後には全部吸い取ってくれるような、スッキリするお話だった。猫の鉄くんが可愛くて良かった。お初さんシリーズも続編待ってます!

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    2024年04月16日
  • 新装版 震える岩 霊験お初捕物控

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    数年ぶりに再読。宮部先生の時代小説の江戸の雰囲気が懐かしい。時代に沿った問題提起には考えさせられるところがあり、赤穂浪士に新たな解釈を加えたているのも興味深い…歴史は視点によって捉え方が変わるものなんだなあ、と再認識した。特殊な力を持つお初さんのキャラクターも良い。このシリーズも再開しないかなあ…

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    2024年04月14日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    傑作ホラーを集めたアンソロジー。1993年以降に発表された全8編を収録する。「七つのカップ」の姉妹編。
    浮遊する水(鈴木 光司)
    猿祈願(坂東 眞砂子)
    影牢(宮部 みゆき)
    集まった四人(三津田 信三)
    山荘奇譚(小池 真理子)
    バースデー・プレゼント(綾辻 行人)
    迷い子(加門 七海)
    赤い月、廃駅の上に(有栖川 有栖)

    読み終えると、なんとなくじんわりゾクッとくる作品ばかり。さすが実力派作家の皆様だと感じる。

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    2024年04月12日
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続

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    ネタバレ

    441ページ
    1700円
    5月25日〜6月1日

    人の悪事を見抜いて泣く童子。童子に悪事を見抜かれた娘は、階段から突き落として殺してしまう。そして娘にも子が生まれ三つになった時、その子は自分の母を見て泣きわめいた。

    不思議な話、怪談話、怖い話、色々あった。今までの変調百物語と違い、なかなか読み進めるのが難しかった。

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    2024年04月04日
  • ブレイブ・ストーリー 中

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    ワタルの心の動きがとても丁寧にわかりやすく表現されているので感情移入しやすい。幻界での仲間とのやり取りの中にもストーリーがしっかり作り込んであってのめり込み要素抜群。

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    2024年04月02日
  • 黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続

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    なるほど
    黒武御神火御殿、、、

    上手くいかないからと
    信じた神様に信仰の見返りを求めて逆恨みした怨念に巻き込まれた6人は無事に逃れることが出来るのか?

    宮部みゆきさんのお江戸の話し、百物語シリーズは外れた試しがない。

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    2024年04月01日
  • ぼんぼん彩句

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    ネタバレ

    12個の俳句から膨らむ短編小説。「枯れ向日葵呼んで振り向く奴がいる」婚約破棄されたアツコに枯れ向日葵が帰るよと言った情景が浮かび上がってきた。「鋏利し庭の鶏頭刎ね尽くす」亡くなった幼馴染に囚われている夫とその家族に意趣返しをした様がお見事。「散ることは実るためなり桃の花」娘を思う母の気持ちがやるせない。「月隠るついさっきまで人だった」〇〇のくせにという奴は信用しないようにしよう。「山降りる旅駅ごとに花ひらき」母にも疎まれていた春恵に幸あれ。「薔薇落つる丑三つの刻だれぞいぬ」確かに生きてる人間の方が怖い。

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    2024年03月29日
  • 江戸に花咲く 時代小説アンソロジー

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    同じ祭りをテーマにしたアンソロジー。
    同じ天下祭の説明の部分を比較しても面白いです。
    もしかしたら一つの祭りに色々なエピソードが組み込まれていたのではと想像しても楽しめます。

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    2024年03月13日
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続

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    語って語り捨て。
    聞いて聞き捨て。
    三島屋変調百物語の第3弾。

    おちかの聞き役としての様子も段々と慣れてきた本作は、スケールアップ(?!)してきたというか「何でもあり」になってきた。なんせ怪獣が出るし、殺人犯も出てくる。怪獣ともなれば「日本むかし話」と「もののけ姫」を合わせたようなおどろおどろしくも珍妙な話になっているが、これまでの作品で徐々に読者を慣れさしてきたものだから、それほど違和感なく読めたところが面白いというか、宮部みゆきの上手さだろう。

    さて、こうなると次回作はどんな話が出てくるのやら。更に何でもありになるのか、それとも毛色の違う話になるのか。いずれにせよ少しずつ心の傷が癒えて

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    2024年03月12日
  • おそろし 三島屋変調百物語事始

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    ネタバレ

    【2024年54冊目】
    変調百物語――通常の百物語は人々が一堂に会して行うが、三島屋で行われているそれは、語り部がやってきて、話が済めば帰ってしまう、まさに変調の百物語だ。とある事情で三島屋に身を寄せている「おちか」は、叔父の伊兵衛の依頼でその百物語の聞き手となるのだが…。

    外れなしの宮部みゆきさんの三島屋変調百物語シリーズ第一作目です。やはり外れなし!五つの連作短編集をドキドキしながら読みました。

    章が進む度に主軸となる主人公のおちかの過去のあれそれも明らかになっていき、最終章の五章では過去話となっていたこれまでのお話が一つになりました。見事!

    おちかの成長ぶりも良いですし、最終章で姿

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    2024年03月14日
  • 宮部みゆきが「本よみうり堂」でおすすめした本 2015-2019

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    「宮部みゆき」さんと言えば、言わずと知れた人気作家ですが、作品を読んだのは本書が初めてです。
    初めて読む作品が小説(数えきれないほどの名作がありますね)ではなく、本書(書評エッセイ)というのも我ながら”どうか”とは思いましたが、
    ・あの「宮部みゆき」さんが選んだ本とは?
    ・それらの本に対する書評(文章)は?
    等々を「知りたい・読みたい」という願望が勝りました。
    さて、本書は読売新聞の「本よみうり堂」で2015年~2019年に掲載された128冊を集めたもののようですが、私の願望を満たすための行動は「正解」でした。
    先ず、128冊で網羅されている範囲の広さ(ミステリー、ビジネス書、絵本、図鑑、ノン

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    2024年03月09日
  • 魂手形 三島屋変調百物語七之続

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    シリーズ第7巻。

    単なる怪異ものでない、琴線に触れる人情話は本巻も健在。

    表題作の水面のもの哀しさ、その壮絶な過去と仇をとる吉富の憤怒の裏にある深い悲しみに心を打たれる。

    おちかのお目出たに浮つく三島屋の様子が可笑しい。

    本巻で百物語も三十四話。やはり百まで行くのだろうか。

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    2024年03月08日
  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続

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    『おそろし』に続く、三島屋変調百物語の2冊目です。今回も三島屋の姪おちかさんが不思議な物語を聞き集めます。

    『逃げ水』
    ある男の子の周りでは甕や花器の中の水が消えてしまい、、、この子のその後が気になるな。

    『藪から千本』
    とあるおうちの長男夫婦に双子の姉妹が生まれたけれど、姑は縁起が悪いと嫌がり、、、。 

    『暗獣』
    暗闇を好む妖怪?幽霊?の話。
    この先も登場しそうなキャラクター達が出てきます。

    『吼える仏』
    実際にあったんじゃないかと思えるような民間伝承のようなお話し。

     今回も神様だったり、仏様だったり、幽霊だったり、妖怪だったり、人の怨念や執念や思い込みだったりと面白かったです。

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    2024年03月02日