宮部みゆきのレビュー一覧
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ネタバレ第2話 泣き童子
親子にとってなによりも怖いだろうなと。
子供は時に繊細すぎて怖く感じる時もあるから、少しわかる。
だとしても、末吉は何も悪くないし、誰が1番悪いとかも言えなくて、だからといって、あの親子は潔白かと言えば絶対にそうでは無い。
辛かったなぁ。
第3話 小雪舞う日の怪談語り
お勝のあばたを嗤っていた母娘を懲らしめる肝煎役とその文化友達??とても良かった。
「お勝は深々と頭を下げた。老人も目礼を返してきた。その、見える方の目も見えぬ目も、潤える眼差しは温かい。」お地蔵さんがおえいのために、山から降りてくるのがすごくあたたかい、
第4話 まぐる笛
宮部みゆきさんの書く、妖怪?化け物 -
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序
第一話 火焔太鼓
第二話 一途の念
第三話 魂手形
百物語なんかしてると、この世の業を集めますよー。江戸は神田の袋物屋三島屋では、風変わりな百物語が続けられている。語り手一人に聞き手も一人。主人の次男富次郎が聞いた話はけっして外には漏らさない。少年時代を木賃宿で過ごした老人が三島屋を訪れた。迷える魂の水先案内を務める不思議な水夫に出会ったことがあるというー。
三島屋に嬉しい報せも舞い込み、ますます目が離せない宮部みゆき流の江戸怪談。
第一話 不思議な力で火災から村を防ぐ太鼓の話
第二話 顔がそっくりの3人兄弟と妹が助け合って屋台で働く話
第三話 迷える魂を運ぶ水夫の話
第三話の最後にま -
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序
第一話 迷いの旅籠
第二話 食客ひだる神
第三話 三鬼
第四話 おくらさま
三島屋の黒白の間で行われている変わり百物語。語り手の年齢や身分は様々で、彼らは正しいことも過ちもすべてを語り捨ていく。十三歳の少女は亡者の集う家の悲しき顛末を、絶品の弁当屋の店主は夏場に休業する理由を、そして山陰の小藩の元江戸家老は寒村に潜む鬼の秘密を語る。聞き役に従兄の富次郎も加わり、怪異を聞き積んでいく中でおちかにも新たな出逢いと別れがありー
恐ろしいけど面白い三島屋シリーズ第四弾!
第一話絵であの世とこの世をつなげた離れ家の話。
第四話で、青野利一郎退場。瓢箪古堂の若旦那勘一登場。聞き捨てでなく、初めて語 -
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第一話 魂取の池
第二話 くりから御殿
第三話 泣き童子
第四話 小雪舞う日の怪談語り
第五話 まぐる笛
第六話 節気顔
三島屋伊兵衛の姪おちか一人が聞いては聞き捨てる変わり百物語が始まって一年。幼なじみとの祝言をひかえた娘や田舎から江戸へきた武士など様々な客から不思議な話を聞く中で、おちかの心の傷も癒えつつあった。ある日、三島屋を骸骨のように痩せた男が訪れ「話が終わったら人を呼んでほしい」と願う。男が語り始めたのは、ある人物の前でだけ泣きやまぬ童子の話。童子に隠された恐ろしき秘密とはー
三島屋シリーズ第三弾!
第四話に青野利一郎登場。おちかの揺れる心がみてとれる。良い傾向だと思う。話はど -
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ネタバレ三島屋変調百物語第2弾、第一話「逃げ水」では、淋しがり屋の神様「お旱さん」との出会いを通じて、神を敬い怖れる江戸時代の生き方が伝わってきた
素直で純粋な少年と三島屋の人々の絆が温かく、読後感が良くほっこりした気持ちになる
第四話「吼える仏」は、偽坊主・行然坊の回想から、仏様と共に暮らす人々の信仰と人の良心の脆さを描き、宗教の持つ複雑な力と時代を感じさせ、行然坊の最後の言葉に作者の思いが込められている
心に残ったのは第三話「暗獣」、真っ黒なもののけ「くろすけ」と老夫婦の交流は、付喪神とは思えない愛らしさと切なさに溢れている
くろすけの健気な姿や、夫婦との絆が深まるほどに訪れる別れの悲哀に、思わず -
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完結
かの屋敷にみなが。これまでの話が全て伏線かのように。
出てくる人たちは姿だけでは正直誰が誰やら・・・、なのが難点。
もっと続いても良かった様に思うが、お疲れ様でした。 -
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百物語
コミカライズされてたのには気づかなかった。
さっぱりした絵柄が好み。
あとがきで、割愛された部分があるとのことだが、
はじめから連載の長さが決まっていたのだろうか。