あらすじ
電子版は本文中の写真を多数カラー写真に差し替えて掲載。
宮部みゆきをワクワクさせた本、154冊を一挙公開! 情報量はたっぷりありながら、1冊あたり新書判の見開きで読ませるコンパクトさが魅力の1冊。
国内外の話題のミステリから、海外ノンフィクション・社会時評など時代を映す作品、猫や俳句など趣味の本、絵本・イラストのビジュアル本まで――。作家のアンテナで選ばれたラインナップは幅広く、内容を紹介しながら書き手の体温を感じさせる書評は、作品の魅力が伝わると評価が高い。「今年の3冊」10年分の記録(2015年~2024年)、巻末の書き下ろしエッセイを収録。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ある分野の専門家による書評って、同じ道の覚えがある向きにはまたとないものたり得るのかもしれないけど、素人にはただ小難しさのみ感じられることが少なくない。他方、稀代のストーリーテラーが、一方で読み巧者ってのも当然っちゃ当然で、その手になる書評が、その選の妙も含め、素敵でない訳がない。本書を読みながら、改めてそんなことに思いを致した次第。氏の選定時点である程度以上の水準が担保され、読み手の心くすぐりまくりの推薦文が添えられた日にゃもう、ってこと。前作同様ピックアップ作品は数多。下記に記す。
山岳遭難の傷痕
いとしのロッテン映画たち
診断 謎の症状を追う医学ミステリー
墓じまいで心の荷を下ろす
彼は早稲田で死んだ
日本の絵本 広松
おばけのこ テルヒ
全国恐竜めぐり
未解決殺人クラブ
ウイルス学者さん、うちの国〜
人間に向いてない
ブランクスペース
右園死児報告
日本の犯罪小説
ミステリから見た二〇二〇年
Posted by ブクログ
これ以上読みたい本を増やしてどうするって思うけど、
著者は執筆もしてそしてこの読書量。(2020〜2024)
しかも分野は多岐に渡る。
著者が進める154冊の中で私が読んだ本は
・「ザリガニの鳴くところ」 ディーリア・オーエンズ
・「禁忌の子」山口未桜
の2冊だけ。
Posted by ブクログ
読売新聞の「本よみうり堂」に掲載された書評集第二弾。
・はじめに
2020年におすすめした本・・・26冊
2021年におすすめした本・・・33冊
2022年におすすめした本・・・27冊
2023年におすすめした本・・・32冊
2024年におすすめした本・・・35冊
今年の3冊 2021~2024
・あとがき
毎週読んで選書の参考にしている「本よみうり堂」。
宮部みゆき書評は、154冊にも及ぶ。
1ページちょっとから2ページの書評は、
そのときの紙面のスペースの大きさによるもの。
丸々2ページは横長の広いスペースぎっしりの文章ですが、
改めて読むと短い。いえ、それ故に濃い書評になってます。
今回はコロナ禍の時期で不穏さが漂っているような。
それでもミステリー、ホラー、歴史・現代小説などの
得意分野だけでなく、心理や美術、絵本、理科系等の
幅広いジャンルにも目を向けています。
作家の視点での書評がある一方で、
知識への追求の好奇心が駄々洩れな書評もある、愉しさ。
うち、自分が読んだのは20冊。
気に入った本の書評があると嬉しくなってしまいました。
また、改めてこれらの書評を読んでいると、
過去の本よみうり堂の掲載時点では気づかなかった本もあり、
ついリストアップしてしまいました。読みたくなっちゃう!
Posted by ブクログ
初めての新書で、初めての紹介本!
作家さんは本当にいろんな本を読んでるんだな、と当たり前な事を改めて思ってしまいました。
基本、小説しか読まないので、とても刺激を受けました。(小説以外も読まなきゃなとは思ってる)
本の紹介もこういう風に書くのかとそこも勉強に。
何冊かリストアップしたので、本屋で探してみようと思います。
Posted by ブクログ
おそらく書店で見かけているけど特に興味を持たなかった本も、この方の紹介文を読んた後は「面白そうだな」と思える。
結構ジャンルやあらすじで遠ざけてしまうところがあるので、こういう書評はありがたい。
また読書の世界が広がるなあ。
10冊ぐらいピックアップして読んでみよう。
Posted by ブクログ
宮部みゆきのよみうり堂第二弾。
今回は知っていた本が皆無だったせいか、
比較的冷静に読めたように思う。
読めたというよりは、付箋をつけ続けたというべきか。
ところで、「今、青春小説は文芸出版界のもっとも隆盛なジャンルだ。」ということだ(240ページ)。
そうだったのか。
最近自分が歳をとって、
若者が飛んだり跳ねたりするのを温かい目で見守ることができるようになって
青春小説を読んでいるのかと思ったら、
流行りだったのか。
どこらへんを指して隆盛な、と言われているのかわからないが、
良い事なのでは。
Posted by ブクログ
読みたい本が50冊くらい増えた!
Looks like my to-read list just exploded with 50 more books!
Posted by ブクログ
初読。新書。見開き1ページ以内の短い書評集。あらすじとかほとんど書かれていないのに、読みたいと思わせる本であふれている。でも実際にはなかなか読めないんだよね。
Posted by ブクログ
著者が読売新聞の書評欄でおすすめした本。職業柄、ミステリーとファンタジーが多めだけど、図鑑や絵本も。読んだことのある本があると嬉しいけど、知らない本に出会えるのも嬉しい。
Posted by ブクログ
とにかく幅広いジャンルに感心。すごい。それに一番感心した。154冊紹介されているが、私が読んだことあるのは10冊程度やったわ。そしてまた新たに読みたいと思った本が増えた・・・