宮部みゆきのレビュー一覧

  • よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続

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    なかなか読む時間が取れず…ちまちま読み進めた今作でした。

    やはり表題作「よって件のごとし」がインパクトありました。まさかのゾンビパニックとは(꒪⌓︎꒪)
    そう言えば宮部さんはそっち系も書く人だとすっかり忘れてた笑笑

    ただ今作は怖さの中にも哀しみ…
    哀愁って言うのかな…
    それがちょっと物足りない(๑¯ ³¯๑)
    ☆3.5くらいかな…

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    2024年12月05日
  • よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続

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    面白い。怖くはないし、最後はゾンビものだったけど、読み続けたくなる面白さがある。人の温かさがある。最後の言葉だけど、繋がる縁はどんな困難でも繋がるって、繋がらないなら縁が無い。終わった後に言えることなのかもしれないけど、何となく分かる気がした。ちょっとやそっとのことじゃその人との縁はなくならない。

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    2024年12月03日
  • 魂手形 三島屋変調百物語七之続

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    あっという間に読んじゃった。
    富次郎さんの反応が一々可愛くって、ほんわかする。

    『火焔太鼓』では火の神が出てきたり、『魂手形』では魂を導く男と幽霊の女が出てきたり、語り手自身が変身したり、結構ファンタジックだったかな。

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    2024年11月26日
  • 黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続

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    富次郎編第一巻。
    おちかは絶望を経験したからこそのぐっと話を落とし込むような聞き手だったけど、富次郎さんはそういう経験がない分、おっかなびっくりビクビクしながら聞いているのも人間性が見えて面白い。

    『黒武御神火御殿』は大作。クローズドサークルのような閉ざされた空間でのやりとりがとても緊張感があるし、正体の分からない屋敷の主があやかしな分、一層ゾクゾクしてワクワクした。

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    2024年11月25日
  • 魂手形 三島屋変調百物語七之続

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    ネタバレ

    シリーズ7 三島屋次男坊小旦那富次郎 第一話 火焔太鼓(美丈夫の侍 国許の兄夫婦と神器の秘密) 第二話 一途の念(富次郎の知り合った屋台の串団子売りの娘おみよ 不幸だった父母の話) 第三話 魂手形(鯔背な老人 子供の頃家である木賃宿に泊めた男と幽霊との奇妙な出来事) 不思議というより、複雑で辛い出来事の話が多かった。内容が複雑で読むのに少し手間がかかった。

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    2024年11月22日
  • 影牢 現代ホラー小説傑作集

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    誰もが知っているような作家の短編集を八つも集めたホラー短編集。
    特に面白怖かったのは、宮部みゆきさんの「影牢」と、三津田信三さんの「集まった四人」、小池真理子さんの「山荘奇譚」、有栖川有栖さんの「赤い月、廃駅の上に」
    あくまでも自分の好みというところですが。

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    2024年11月22日
  • 魂手形 三島屋変調百物語七之続

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    ネタバレ

    今回も優しい感じのお話だった。最後は少し怖さを主人公に残しての終わり方だった。おちかに罰が当たるのか…。ただ全面的におちかが悪いわけじゃないと思う。悪さをしようと思って許嫁が死んだわけじゃない。誰にだって迷って悩んで、そして口に出せる勇気があるわけじゃない。全てを完璧にするなんて無理。しかし今後の動向が気になる。最後のおじいさんは素敵だった。素敵なお義母さんが居たから素敵なおじいさんに育ったんだなあと思った。やっぱり側にいる人の影響受けるし。私も粋に年を取りたい。

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    2024年11月15日
  • 黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続

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    おちかじゃなくなったから興味が無くなり、続きを読むのを止めていた。だけど今回何となく何年ぶりかに読んでみることにしたら、あっという間に物語に引き込まれた。前の方が恐ろしい話があって怖い思いをした記憶があったけど今回は人情の話に寄った感じで読みやすかった。おちかももっと出て来てくれたら嬉しいな。

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    2024年11月08日
  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続

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    このシリーズは本当にすごい
    audibleで新しくリリースされるたびに聞いてるけどあっという間に世界観に連れて行かれる
    1つのエピソードがかなり長いけど集中力が途切れず気がつくと時間がたってしまう
    著者がすごすぎる

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    2024年11月05日
  • よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続

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    ネタバレ

    目次
    ・賽子(さいころ)と虻
    ・土鍋女房
    ・よって件のごとし

    日本の神様って、あらゆるところに存在して、様々な姿かたちをしているのに、やることがどうにも人間臭い。

    『賽子と虻』は、主人公たちの村で信仰している神・ろくめん様の、賽子賭博での大負けがそもそもの話の発端となる。
    ろくめん様は、賭けの相手である虻の神を一緒に祀ることで負けをチャラにしてもらうのだが、巡り巡って主人公の餅太郎の姉が虻の神に祟られ、死に瀕する状態になる。
    大好きな姉を救うため、餅太郎は姉の祟りを飲み込み、神様の賭博場で神様たちのお世話をすることになる。

    この餅太郎が、読んでいると「幸福の王子」に思えてくる。
    自分だっ

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    2024年10月20日
  • はじめての

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    「海のまにまに」と「好きだ」がYOASOBIの曲の中でも特に好きだったが、物話を通してもっと好きになった!

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    2024年10月19日
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続

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    オーディブルにて。三島屋シリーズ3作目。
    タイトルの泣き童子がとても恐ろしく印象的なお話。これぞ人の中に巣食う怪談。
    山里の獣・まぐるのお話も恐ろしく印象的。
    1作目で出会ったあの世とこの世を結ぶ商人が再登場。今後どのようにおちかと絡んでくるのか期待。

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    2024年10月03日
  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続

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    オーディブルにて。
    三島屋さんシリーズ2作目。前回の「おそろし」は主役のおちかが過去に囚われていたので、まあ暗く悲しいお話ばかりだったのに比べて、本作は心温まるお話や新しい仲間も増え、バラエティに富んだ百物語が楽しめた。青野先生やお勝さんの今後の活躍も楽しみ。

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    2024年10月03日
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続

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    第一話の「開けずの間」が、ちょっと救いようのない話でイマイチ消化不良気味。
    だけど、いつもの「おちか」の活躍は申し分なくて良かった。
    つながりものなのだけど、どこから手を付けても楽しめる。

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    2024年09月29日
  • おそろし 三島屋変調百物語事始

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    このシリーズも前後して読んでいる。それでも、問題なく楽しく読めた。
    うーん、そういうことかと気づかされる話も盛りだくさん。
    良かった。

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    2024年09月24日
  • よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続

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    三島屋シリーズ8作目。収録作品は3編とシリーズの中では少な目な印象ですが、作風は今回も幅広かったです。「あんじゅう」ラインの想像するだにかわいらしいものもあれば、がっつり化け物と闘う話まで。今、一番宮部さんが想像力を自由に発揮できるのが、この三島屋シリーズなのではないかと思います。

    「載子と虻」
    巨大な虻に連れ去られた男の子、というのっけからとんでもない設定で始まる作品。ただその書き出しが出落ちにならず、少年の奮闘、かわいらしい出会い、異界の奇妙な神たちと、宮部さん得意の少年ものと奔放な想像力、そして描写力がストーリーを引っ張っていってくれます。

    二編目が「土鍋女房」
    代々船渡しを営む兄妹

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    2024年10月02日
  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続

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    楽しめた。このシリーズ読破を目指して?引き続き読んでる。
    なんとなくフゥーンっていう場面も多かった今回。「おくらさま」は今まで登場してきた青野利一郎や懐かしい面々も登場して楽しかった。古本屋さんも登場して面白い話になっていた。ひだる神もよかった。

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    2024年09月21日
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続

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    あ〜ついにおちか卒業かぁ〜!
    寂しいけど、強く幸せになったおちかの姿が嬉しい。
    次から富次郎さんの話が楽しみ。
    小さい頃の富次郎さんかわいすぎ…

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    2024年09月10日
  • 新装版 天狗風 霊験お初捕物控

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    ネタバレ

    「震える岩」の続編、霊験お初捕物控のシリーズ。

    一膳飯屋の姉妹屋の看板娘、お初。不思議なものを見ることができる彼女の周りで、またもや事件が起こる。
    婚礼を控えたおあきという娘が神隠しに遭い、父親は同心に責められ自殺。だが、真実は観音様の姿をした妖のせいだった。

    化け物の正体は、顔の美醜に囚われた娘の悲しい怨念で、他にも神隠しにまつわる同心・倉田主水の悲しい過去や、阿片を密売する商家などいろいろあったが、ひとまずめでたしめでたしとなる。

    この「いろいろあったが、まずはめでたしめでたし」を見るのが、たぶんわたしは好きなんだろうなあと思う。お初が生きる江戸の町で、「まずはめでたしめでたし」に戻

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    2024年09月07日
  • よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続

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    今回も良かった。面白かった。
    とくにタイトルの話はどんどん読み進めていくことができた。
    このシリーズは好き

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    2024年09月06日