宮部みゆきのレビュー一覧

  • 新しい花が咲く―ぼんぼん彩句―(新潮文庫)

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    極上短編12作。そして見事にマッチした俳句が12句。どれも面白かった。めずらしく自分で買った文庫本。大正解。

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    2026年07月15日
  • 新装版 震える岩 霊験お初捕物控

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    短編集「かまいたち」にもでていた不思議なものが見える"お初"のストーリーです。

    今回は死んだ人が生き返る話からまさかの事件に繋がっていきます。御前の命で新たに登場する与力見習いの"右京之介"と組んで真相を探ります。ほのかに恋の予感も…。

    最終的には、歴史の授業で習ったような出来事も絡んできて最後まで一気に読んでしまいました。法が人を苦しめていた時代が伝わってきて、なんとも切なかったです。

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    2026年07月12日
  • ブレイブ・ストーリー 上

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    題名は昔から知っていた。

    裏表紙の紹介文を見てハテナ❓が、、、?

    親の離婚話が
    なんで異世界冒険に繋がってるのー???

    多少強引なかんじもするが、
    すごく面白い小説!

    主人公の家庭事情に
    かなりのページ数を割いているけどもー!

    子どもの心情や気持ち、
    親とかの大人の心情や気持ちも細かく描写
    されていて、大人の嫌な事情や
    それを子どもに聞かせたくない様子、
    それをうすうす察知している主人公の
    気持ちがよくわかった。

    可哀想すぎる過酷な家庭事情で、親子、
    夫婦、親戚とのやりとりも重たいかんじ。

    けど後半で一気に引き込まれて
    次巻が気になる??

    ①生活圏内にある普通の工事現場
    ②意図

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    2026年07月09日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    ネタバレ

    子供向けだけど大人でも十分楽しめる。
    字が大きいのも、老眼の身にはありがたい。
    自分も子供の頃は、こういった日常にヌルッと入ってくるようなのが怖かったよなぁ〜と思い出した。
    家族や友達が、あるとき別の何かに変わっていたら……とか。
    あまり怖がらせは行けないという配慮なのか、最後の2作品は怖くなく、むしろホロリとさせられる良いお話でした。

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    2026年07月08日
  • 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続

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    (01)《人の思いを雑に扱ってはいけない。》p.19。
    (02)>いねが語る。捨てるために植える瓜と洞泉庵を開き居場所を失った女たちを護っている奈津とうりうりしてるうりんぼ様。おちかの出産護るため富次郎まさかの大活劇。>富次郎と気の合いそうな文三郎が語った話は〈丸升屋〉初代が子供の頃経験した、おびんという娘と土人形にまつわる話。>不思議な筆の話に富次郎は絵師になる夢を捨てようと決心したが…>門二郎が語る厄払いの紙人形、風舞さんに涙。>かつて祓ったはずの三津葉に憑いた鬼は小娘だった頃のお勝の勘違いだったこと。
    (03)「青瓜不動」はジブリアニメにできそうな気がする。

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    2026年07月07日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    ネタバレ

     珠玉のアンソロジー。まさに物語のプレゼントだった。このアンソロジーを「プレゼント」と名付けた方はきっと天才である。
    「新潮文庫の100冊」の50年分の願いがぎゅっと詰まっているように思った。多くの人に物語よ届け、という切なる願いが⋯

    [ウッドペッカー荘事件]
    「名探偵・白河ヨフネ」シリーズ、読んでみたいなぁ。そんな風に呑気に構えていると、想像の遙か先をいくオチにやられた。
     見事な伏線。その鮮やかな回収。なんて贅沢な短編なのだろうと思った。これだから、伊坂幸太郎作品はやめられないのだ。

    [二つの宇宙]
     江國香織さんの作品は初めて読んだ。
     恋愛小説でもあり、家族小説でもある。今まで読ん

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    2026年07月23日
  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続

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    ネタバレ

    シリーズものの第二弾だと知らず、表紙が可愛くて購入。
    4話とも人の業が生み出す怪異について描かれていて、いくらこの世ならざる奇妙な事が起きてても、結局人間が怖いんだよなーと感じた。
    特に2個目の『藪から千本』はその極地で、それぞれの立場の思惑が怪異をでっち上げるまでに至ってしまっていて、ゾッとした。その分次の『暗獣』で癒されるわけですが。

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    2026年07月04日
  • 魂手形 三島屋変調百物語七之続

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    火焔太鼓は怖くて悲しくて感情がバラバラになってしまいそうだった。

    どんな過酷な役回りであっても、その人がそれが使命であると思うのならば、それはもう運命なのだと思った。

    自分一人では抱えきれないような不幸に巻き込まれた人間は、その苦しくも尊い記憶を物語にして心の奥底に仕舞っている。

    三島屋のあの座敷にやって来る人々は人生のどこにも残していけないその物語を大切に供養する思いで富次郎に託すのだろう。

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    2026年06月30日
  • ブレイブ・ストーリー 下

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    ネタバレ

    ミツルは…ミツルは結局どうなったんですか…涙
    1000年に一度起こるというハルネラに巻き込まれて人柱になったのかな…、なりふり構わず幻界をめちゃくちゃにしたのは最低だと思うけど、ミツルにも幸せになって欲しかったよ…引っ越したのかどうか分からないけど、妹とどこかで出会えただけいいのか…。
    ワタルの願いは現世のお父さんを引き戻すことだったけど、仲間とのお別れ、師匠のような姉御のような存在だったカッツとの死別を経験したことで、悲しみや不幸がこの先何度もあることを悟る。それならば、と幻界は自分の心のエネルギーが生み出したものだから、常闇の鏡が破壊され魔族によってめちゃくちゃにされた自分の幻界を救い、恨

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    2026年06月30日
  • ブレイブ・ストーリー 中

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    ネタバレ

    幻界の世界のことをワタルがそこに住む人たちに出会い語らい見て知っていく過程が自分も冒険しているような感覚になり楽しい。思ったより複雑な世界で北と南の国で対立していたり、そこに宗教の問題が絡んだり、種族間の差別があったり、現実と同じで幻界もさまざまな問題が立ち込めている。ワタルは柔軟に物事をとらえ、自分が正しいと思える方に突き進むことができるたくましい少年。唯一沼の水に取り込まれたときは、幻の中で父と不倫相手とその子どもを殺してしまう。ワタルは自分の中でもこれほど憎しみや怒りを感じていることに気付けていなかったのではないかと思う。ワタルも戸惑っていたけどここが1番びっくりした。

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    2026年06月30日
  • よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続

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    ネタバレ

    2026/6/20
    もはや百物語の方への興味より間に挟まる三島屋の面々への関心の方が高まる。
    今回は特におちかのお産の話もあるからな。
    そして最後のゾンビの話が長くてもうええです…ってなってしまった。
    お兄ちゃん帰ってきたし次も読むけどな。

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    2026年06月21日
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続

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    ネタバレ

    おちかちゃん3度目の正直で聞き手交代…!

    ちょいちょい出てくる八十助さんにちょっと泣かされるのだが。

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    2026年06月17日
  • おまえさん(下)新装版

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    恋心や人間の感情の機微が描かれてます。それが原因で事件が起きるので、犯人が判明しても物悲しいです。それでもその切なさを乗り越えて、日常に戻る登場人物たちには江戸っ子の逞しさを感じます。

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    2026年06月13日
  • 魂手形 三島屋変調百物語七之続

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    宮部みゆきの時代物は、落語を聞くような気持ちでゆっくりと読み進めると味わいが深い。おこわにかける、百年の不作、なさぬ仲など現代用語では見かけない表現が随所に現れる。百物語を題材にしていて、化け物や霊魂を取り上げているが怖いと思ったことはない。平板な表現の中に深い想いが詰まっている。
    後半に向かってジェットコースターを下るようなストーリーテリングぶりを発揮したロックな作品はもう手がけないのでしょうか。

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    2026年06月11日
  • 三島屋変調百物語 2

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    おちかにいろんな出会いがあってほんと良かったと。
    人の良さに、人との繋がりに心温まる1冊。
    でも、1冊目のインパクトが強かったので星4つに。
    今後のおちかに心ときめく瞬間が来るのか楽しみです。

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    2026年06月09日
  • 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続

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    富次郎が聞き手もだいぶ板についてに9冊目。

    青瓜不動は予想外に富次郎がんばる!
    これはおちかちゃんだったらない展開。
    おちかちゃん、ご出産おめでとう。
    最後は三島屋の慌てっぷりが微笑ましい一編でした。

    だんだん人形は本当に辛い話だった。
    おびんちゃんの念は怨念に変えない、人を守るための想いに変えるという気持ち。理不尽な気持ちもあるけど…だんだん人形は人を守るためにいたいと。

    自在の筆は怖かった!そして富次郎の迷い。
    針雨の里はなんとも胸痛い最後。人でないものの想いと優しい気持ち。この巻の中で1番好きだな。

    富次郎はお調子もので、おちかちゃんとは違うのほほんとした感じだけど、純心な彼は彼

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    2026年06月08日
  • 日暮らし(下)新装版

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    犯人は、もう途中から多分この人だなぁって気づいたから、動機でもうちょっと「なるほどー!そう繋がるか!」みたいな驚きが欲しかったな…という欲はあるけど、結局そんな事はどうでも良くなる安定の面白シリーズ!前回に引き続き、ラストの、また平和な日常が始まる雰囲気が凄く好きでスーッと心に風が吹くような心地がする。

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    2026年06月08日
  • ブレイブ・ストーリー 上

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    ネタバレ

    映画があまりにとんとん拍子で置いてきぼりを喰らったので原作へ。
    映画は10分くらい(?)で幻界へ行っていたところを小説では400ページくらいかけてて、現実世界の亘の描写が濃かったから感情移入できた。家庭を持ちながら過去の女になびかれ理屈っぽく答えを出して騙されてる哀れな父親…母も少なからず悪いところはあっただろうけどそんな理由で壊れるなら12年も続いてないっていうのが答え。ルウ伯父さんやお祖母ちゃんの個性的な面々も助けようとしてくれてることは分かるけど、違うそうじゃない求めてないんよ…になることが多く、大人は子どもの感情を決めつけがちなんだよ、亘は自分で考えられる子だよ…と歯軋りながら読んでた

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    2026年06月06日
  • 日暮らし(下)新装版

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    幼い子ども達が大活躍です。犯人の自殺を止めようという弓之助の意思の強さには脱帽です。

    最後は明るさ満点でほっこりします。

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    2026年05月26日
  • 新しい花が咲く―ぼんぼん彩句―(新潮文庫)

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    この人の短篇はやっぱり面白い。
    たった十七音から、ここまで話を膨らませられるのが才能だよな。
    各タイトルの俳句を詠んでみても、どういう話になるのか想像がつかないから楽しい。
    『鋏利し〜』は薄気味悪くて不愉快だけど、最後の最後で快哉を叫びたくなった。お見事。
    全ての短篇にいえることだけど、人間の嫌な部分を描きながら、一方では温かな気持ちにさせられるから不思議だ。

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    2026年05月24日