宮部みゆきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アンソロジーって好きな作家さんとまだ未読の作家さんに出会えるから良いことづくし。
どの作品も共通する夏をテーマに青春やミステリー、SFだったり恋愛だったり夏に関連する物語が多様でグッと掴まれてしまう。
確かにこれから読書を始める入り口としては最高なプレゼントだ。
そして恩田陸さんは『六番目の小夜子』の前日譚だったり、町田そのこさんは『コンビニ兄弟』のスピンオフだったりと持ち作品に関連させてるだなんてオシャレすぎるしファンからしたらありがとうすぎる。
ちょうどお店に来てるお客さんが読んでいてつい声をかけてしまった。
ランダムに読んで楽しんでますって、なるほど良い楽しみ方だ。 -
Posted by ブクログ
文庫書き下ろしの短編集。「プレゼント」というタイトルだが、内容のお題は「夏」とのことで、あまり「プレゼント」感はなかった。
……が、私にとってはどの作品もとても短編とは思えないくらい内容が濃く、それぞれの作家の味が存分に発揮されており、まさしく文庫本のお値段で単行本7冊分の濃さがある立派なプレゼントだなと感じた!
どの作家さんも一度は目にしたことある方々だし、内容のまとめ方もさすがとしか言いようがなく、ベテラン陣が新潮文庫のために人肌脱ぎました感が半端なかった。
あと個人的には新潮文庫のカバー剥がした下の丁装が好きなのでこのカバーも好みだった。
思ったよりあっという間にどの作品も読めるので、忙しい、でもちゃんと感動したい人にオススメです!! -
Posted by ブクログ
「それでも、私は今度のことでふと考えたのですよ。美とは何でしょうね。万人の目に至上の美と映るものなど、この世にあるのでしょうか。少なくとも、人間の顔立ちや姿形には至上の美などないと、私には思えてなりません」
白雪姫のお妃様もだけど。。。
楊貴妃もそうだけど。。。
いつの時代も世界の女性は、若く美しいままで
いたいものなのでしょうか。。。
そしてこの物語の「天狗」もそう。。。
人間こそが最も恐ろしいという人間の業を描いた
この物語は、見えないものが見えてしまう
お初ちゃんと猫の鉄が大活躍の、大捕物帖!!
人間の心に取りつく魔物。
「嫉妬と憧れ。美しさと醜さ。すべて表裏一体だ。」
その真髄が見えたとき。。。
なんとも言えない
心に深く深く染み込む寂しさと、虚しさと、儚さと、
まさに、風のない深い深い暗闇の中の桜が
ハラハラと散りゆく様と重なった。。。