宮部みゆきのレビュー一覧

  • 新しい花が咲く―ぼんぼん彩句―(新潮文庫)

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    俳句から生み出された短編集は、ゾッとするもの、温かくなるもの、陰陽織り混ざる12の物語。構成も登場人物も含め、実に多様な一冊で楽しめます。

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    2026年03月01日
  • 新しい花が咲く―ぼんぼん彩句―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    単行本のときから読みたいと思ってたが、なんだがあっという間に文庫になってた。
    装丁からもタイトルからもほんわか短編かと思っていたが、宮部みゆきさん、そんな訳なかった。心が黒々する話たちに夢中になってまさに極上の短編集だった。俳句好きには、解説までがたまらない。

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    2026年02月26日
  • 宮部みゆきのおすすめ本 2020-2024 in 本よみうり堂

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    読む前に、池澤夏樹の読書術が云っている様に、事前に目次を読んでだいたいの読書計画を立てた。既読の本は4冊のみ。あと150冊は未読、かつ小説が少ない。宮部嬢は(私も!)、あくなき好奇心の赴くままに読書しているのである。或いは俳句本や江戸本や怪談本が多く、(当たり前だけど)自分の創作の参考のために本を選んでいる。

    だから、書評の内容に対する書評は、出来るだけしないようにしよう。読みたい本は作るまい。キリがない。この本から受け取るのは、レビューの書き方に限定しよう。前回も書いたが、短くてわかりやすくて、尚且つためになるレビュー、つまり「読まれるレビュー」を宮部嬢は書いているはずだ。学ぶとしたらそこ

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    2026年02月23日
  • ブレイブ・ストーリー 上

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    小中学生の頃に原作と映画は鑑賞済み。
    10年以上の間を空けて、無性に読みたくなり再読。

    めちゃくちゃ覚えてなかった。というか、多分当時は理解できない部分が多かったのかも知れない。
    序盤の現世パートってこんなに長かったんだな!

    著者は子供の感情とか思考を書くのがすごく上手だと思う。
    子供らしく考えている様子や、子供だから気を遣っている様子など
    幼い頃の自分が同じように考えてたよなと共感できる部分もあれば、ここは自分よりよく考えててワタルは利発な子だなと思う部分もあったり。
    すごく楽しい読書体験になりました。

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    2026年02月21日
  • ブレイブ・ストーリー 中

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    主人公のワタルがファンタジー世界を旅する勇者になるところからスタート。

    現世での弱々しさが嘘のように、さまざまな問題や障害に果敢に挑み進んでいくワタル。
    キャラクターの動きだけでなく、幻界の美しさも丁寧に描写されていて読むのが非常に楽しかった。

    情景描写に関して手法として様々な書き方があるかと思うが、ブレイブストーリーではキャラクター目線でわかることだけでなく、キャラクターが感知できない神様視点での描写が多い。
    一歩間違えるとめちゃくちゃつまらん本になってしまうところだが、著者はその辺がすごく上手だと思った。

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    2026年02月19日
  • ブレイブ・ストーリー 上

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    小学五年生のワタルが夏休み前に起こった家庭崩壊。
    幽霊ビルで起こる不思議な出来事と影のある謎の転校生。
    家族を元通りにしたいワタルは幽霊ビルの扉に飛び込む。

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    2026年02月11日
  • ブレイブ・ストーリー 中

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    幻界の冒険
    幻界の町は役割がハッキリしてる。
    交易の街、職人の町、牧畜の町、悲しみの町、学者の町
    宝玉を求めて旅をしながらワタルは幻界の問題と自分の問題に悩みもがく。
    幻界は人や犬、猫、竜、トカゲ? 様々な種族が暮らす世界。
    差別や宗教問題による争い事もある。
    現世と合わせ鏡の世界で幻界の治安を守るハイランダーとなって仲間と共に進むワタルと、ひとりで現世での運命を変えるためだけに突き進むミツル。
    たまにワタルとミツルが出会うけど、二人の世界は全然違う。

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    2026年02月11日
  • よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続

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    意表を突くゲーム好きな宮部さんらしい、新たな怪談話。まさかの切り口でちょっと笑ってしまいました。長く続くシリーズですが、まだまだネタが出てくるのは作家の引き出しの多さが分かりますね。

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    2026年02月10日
  • 宮部みゆきのおすすめ本 2020-2024 in 本よみうり堂

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    宮部みゆきさんが読売新聞の日曜書評面「本よみうり堂」に2020-2024に、載せた書評を集めたもの。
    やっぱり好きな作家さんがどんな本が好きなのかはとても興味あるし、やっぱり面白い本を書く方は、書評も面白い。
    読みたい本がまた増えてしまった…(^_^;)

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    2026年02月06日
  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続

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    今作の怪異譚も、怖さ、微笑ましさ、温かさ、おぞましさ、色々と感じられる一冊だった。
    毎回怖い話とほっこりする話の緩急があるシリーズだけど、今回はとにかく表題作『三鬼』の痛ましさとおぞましさが突き抜けていたように感じる。ただの不思議な存在の話ではなく、人間の業と相まって、読み進めるほどに感じる薄ら寒さが強くなる。
    全体的に、個人の力ではどうにもできない社会構造やしきたりの柵に関わる話が多かったのも、もどかしさを感じつつ今までと違う楽しみ方ができた。人間関係も少しずつ変化していて、次回作も楽しみ。

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    2026年02月02日
  • おそろし 三島屋変調百物語事始

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    面白いと聞いて、読みました。
    評判通りの面白さ。人情話みたいな感じで、個人的にはそこまでホラー要素が強くなくて読みやすかった。

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    2026年02月02日
  • おそろし 三島屋変調百物語事始

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    皆さん大好き「三島屋変調百物語事始」。
    袋物屋の親戚・三島屋に身を寄せることになったおちかに、江戸の人々が語っていく百物語。

    第一話「曼珠沙華」
    第二話「凶宅」
    第三話「邪恋」
    第四話「魔鏡」
    第五話「家鳴り」

    曼珠沙華、凶宅、魔鏡といった、古くから使われてきた恐怖のモチーフを用いながら、そこに宮部さんらしい人情や哀しみが重ねられていく。
    一話完結でありながら、語り手であるおちか自身の物語も静かに進行していく連作構成がお見事です。

    なかでも第三話「邪恋」は印象深い。
    おちか自身の、語られなかった辛い恋と事件の記憶が、怪談の中の人々の心情と重なり合います。
    ただ「おそろしい」だけでは終わり

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    2026年02月01日
  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続

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    三島屋おちかの黒白のまでの百物語、4巻。
    鬼が出てきたり、生き霊が出てきたりと、怪しさが増してきてますが面白い!
    読み始めたら気になって止まらない。
    別れもあった4巻。でも新しい出会いもあり、今後が楽しみです。

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    2026年01月25日
  • 新しい花が咲く―ぼんぼん彩句―(新潮文庫)

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    俳句を題材にした短編集
    日常に潜む人の悪意から、何でもない日常でも、当人にとっては特別な日常、そして幽霊といったちょっぴりファタジーホラー系の話まで楽しめました。
    親の前であっても、恋人の前であっても、色々な素顔を人は見せるもの。
    自分の都合の良い様に人を解釈する。確かに、こんな人は自分の周りにもいますね。

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    2026年01月25日
  • 宮部みゆきのおすすめ本 2020-2024 in 本よみうり堂

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    新聞の書評欄のまとめ。短い文章で端的に、でも情熱的に紹介する。書評というよりは本のタイトルどおり「おすすめ」という面が強いかも。
    ノンフィクションは敢えてなのか、ジャンルの幅が広く選ばれていて興味深かった。

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    2026年01月22日
  • 新装版 天狗風 霊験お初捕物控

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    15年位前に読んだ気がするけども、全く内容を覚えていなかったので新鮮な気持ちで読めた。宮部先生のかくキャラクターはみんな生き生きしていていいなぁ。鉄がかわいい!

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    2026年01月21日
  • 魂手形 三島屋変調百物語七之続

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    比較的薄めの第七巻は、怖くて悲しくて切ないけど不思議で面白い物語ばかりだった。
    『火焰太鼓』では散々ハラハラさせられてやっと一息ついたと思ったところに、まさかの真実が待ち受けていて思わず泣いた。
    『一途の念』も悲しくて不憫な話だったな…で終わらずにあっと驚く展開が用意されている。
    表題作も《迷える魂を導く水夫》が登場する時点で期待しかないし、期待以上だった。
    こういう不可思議な話って何から着想を得ているのかとても気になる。
    それとも宮部さんの完全な創作なのかな。
    この巻に限らず、どの物語も面白いって凄いよね。

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    2026年01月18日
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続

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    今回も面白かった。連作としてこなれてきた感があり枝葉を意識した余白があるが、遂に怪獣譚まで出てきて唖然。しかしどの話も人情噺に帰結するのが流石だし、凛とした気分にさせてくれるのがいい。

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    2026年01月18日
  • はじめての

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    ネタバレ

    いやーすぐ読み終わってしまった。
    なんというかなんでこんなタイトルなんだろう?と思っていたYOASOBIのある四曲がスッキリした気がする。
    一個目は「ミスター」の原作。アンドロイドが大量に生産されて、それでいて生活を助けるあるアンドロイドが持ち主の命令を聞いて、最後の命令を聞いてアンドロイドだけ逃げ出すっていう。どうやらそのアンドロイドとある研究者とで文通をしてるんだけど、そのある研究者が驚きの正体。
    二個目は「夜のまにまに」の原作。自殺するために遠くの街まで片道分しか切符を買わずに電車に乗ったけど、夜の海に惹かれて切符の最終地点まで行かずに降りちゃう。そこで出会った女の子に自殺を止められて、

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    2026年01月18日
  • 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続

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    カバー画は先の聞き手・おちかの赤ちゃんだろう。おくるみに包まれ健やかな笑顔の裏で、百物語が引き寄せる禍々しい何者かから「青瓜不動」が守ってくれたのだろう。「だんだん人形」は、悪代官に虐げられた民の残心が生んだ土人形の物語。白眉は「針雨の里」だと思う。江戸時代には口減らしのための子殺し、子捨てがあったと『本当はブラックな江戸時代』で読んだ記憶が甦る。捨て子・迷子を引き取って、立派に成長させ、持参金付きで送り出す里の人々が実は……。火山の噴火で消失するまでの里の暮らしが目に浮かぶような筆致を堪能できた。

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    2026年01月14日