宮部みゆきのレビュー一覧

  • 日暮らし(下)新装版

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    犯人は、もう途中から多分この人だなぁって気づいたから、動機でもうちょっと「なるほどー!そう繋がるか!」みたいな驚きが欲しかったな…という欲はあるけど、結局そんな事はどうでも良くなる安定の面白シリーズ!前回に引き続き、ラストの、また平和な日常が始まる雰囲気が凄く好きでスーッと心に風が吹くような心地がする。

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    2026年06月08日
  • ブレイブ・ストーリー 上

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    ネタバレ

    映画があまりにとんとん拍子で置いてきぼりを喰らったので原作へ。
    映画は10分くらい(?)で幻界へ行っていたところを小説では400ページくらいかけてて、現実世界の亘の描写が濃かったから感情移入できた。家庭を持ちながら過去の女になびかれ理屈っぽく答えを出して騙されてる哀れな父親…母も少なからず悪いところはあっただろうけどそんな理由で壊れるなら12年も続いてないっていうのが答え。ルウ伯父さんやお祖母ちゃんの個性的な面々も助けようとしてくれてることは分かるけど、違うそうじゃない求めてないんよ…になることが多く、大人は子どもの感情を決めつけがちなんだよ、亘は自分で考えられる子だよ…と歯軋りながら読んでた

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    2026年06月06日
  • 日暮らし(下)新装版

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    幼い子ども達が大活躍です。犯人の自殺を止めようという弓之助の意思の強さには脱帽です。

    最後は明るさ満点でほっこりします。

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    2026年05月26日
  • 新しい花が咲く―ぼんぼん彩句―(新潮文庫)

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    この人の短篇はやっぱり面白い。
    たった十七音から、ここまで話を膨らませられるのが才能だよな。
    各タイトルの俳句を詠んでみても、どういう話になるのか想像がつかないから楽しい。
    『鋏利し〜』は薄気味悪くて不愉快だけど、最後の最後で快哉を叫びたくなった。お見事。
    全ての短篇にいえることだけど、人間の嫌な部分を描きながら、一方では温かな気持ちにさせられるから不思議だ。

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    2026年05月24日
  • ぼんくら(下)新装版

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    「井筒平七郎は〜」という言葉が区切りごとの始まりにはいってきて、文感がよいです。

    最後に全てが繋がりますが、主人公の平七郎は世間には真相を明かさず、あるがままの状態をよしとします。真実を知らない方がよいこともあると受け取れました。
    そして最後のシーンのひとつとして、事件の関係者が真相を知らないにも関わらず、裏側にいた人物に対して怒りの態度を見せて飴湯をぶっかけるということがあります。直感で何かを感じ取ったのかなんともスカッとしました。

    少しもの悲しさがあるものの、人情が感じられる素敵な物語でした。

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    2026年05月20日
  • 新しい花が咲く―ぼんぼん彩句―(新潮文庫)

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    仲間内で俳句作って、それをベースに宮部さんが物語を作る。12の俳句で、それぞれ数十ページの物語で読みやすい。いろんな意味で怖い話が多く、あー宮部さんの物語だ、と思った。総じて面白かったです。

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    2026年05月19日
  • 日暮らし(下)新装版

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    ネタバレ

    佐吉の実に母で2号さんだった葵はおさん(本妻に殺されかけて)佐吉を置いて別邸へ住むことになり…
    その葵が突如何者かに首を締められ殺されて、その場にいた佐吉に容疑が…
    やっぱり佐吉は下手人じゃなかった。
    でも、平四郎が見極めなかったら湊屋も久兵衛も有耶無耶にしようとして(おさんが犯人だと思ってたのから?)たなんて佐吉とお恵がかわいそうすぎる。いくら今でいう不起訴になったとてね。
    ひょんなことから(煙草の匂いが引き起こした不幸な件)寺子屋の晴香先生がまさかの犯人だったとはね。
    おミネちゃんが行方不明なった時点で怪しいと思っていたよ。
    今でいうストーカーの孫八からお六を守ってくれた姉御肌の葵さん。そ

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    2026年05月19日
  • ぼんくら(上)新装版

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    長屋で起きる5つの事件。これらが繋がるような予感を残し下巻に続きます。
    続きが気になります!

    悲しい事件が起きながらも、江戸のお互い助け合う面倒見のよさが会見えてほっこりします。

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    2026年05月19日
  • 日暮らし(上)新装版

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    ネタバレ

    ほんと宮部みゆきは稀代のスローリーテラーだわ。
    読みだしたら止まらない。
    お役人で馬面の井筒平四郎(頼りがいがある人格者)に始まって複雑な出目の佐吉、その妻のお恵、めちゃ美形で頭の切れる平四郎の甥っ子の弓之助とその相棒のおでこ。
    岡っ引きで頼りなる政五郎。
    鉄瓶長屋の元差配人で今は湊屋宗右衛門の家で働く切れ者の久兵衛。
    煮売屋から惣菜屋になる世話好きでお人好しのお徳。
    登場人物がみんな味があっていい。みんな好きになる。
    おみねと孫八以外ね。
    実の母親を殺した疑いをかけらた佐吉。
    絶対違うと思うよ。
    ここは平四郎と弓之助が活躍しそうだね、
    下巻も楽しみ〜

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    2026年05月17日
  • 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続

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    今回は悲しい怪談が多かった。
    特に第二話の『だんだん人形』が辛すぎた。
    第三話の『自在の筆』は、恐ろしくも惹かれてしまう気持ちが分かってちょっと複雑。
    ただ表題作は、おちかのお産を目前にして慌てふためく〈三島屋〉の面々が微笑ましかった。
    そんな中、ひとり夢の中で走り続けた富次郎は偉かったよなあと。
    ホントよく頑張ったと褒めてやりたい。
    モンスターパニックもの並みに、ハラハラさせられたわ。

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    2026年05月17日
  • 江戸に花咲く 時代小説アンソロジー

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    三島屋の小旦那の話が読みたくて
    祭りを題材にした各作家さんの作品
    それぞれ違うものですねー!
    宮部みゆきさん好きです

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    2026年05月08日
  • 新しい花が咲く―ぼんぼん彩句―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    お友達BBK(ボケ防止カラオケ&句会)のメンバーが作った俳句に、宮部みゆきが物語をつけた合作?短編集。

    ・面白かった編
    「鋏利し庭の鶏頭刎ね尽くす」
    何だか物騒な句だなーと思いながら読み始めたけど、読んだ後は「鶏頭だけで済ませてもらって御の字じゃないかー」と思ってしまった。何年も妻子を利用して、出口のない妄想に浸り続けて、あげく自分の子供に彼女の戒名をつけるとか、気持ちだけなら全員まとめて首チョンパされても文句言えないくらい罪な話だと思う。

    「薄闇や苔むす墓石に蜥蜴の子」
    悪気はないのはもちろん分かる。でもケンイチ母が特大の地雷を踏み抜いちゃって、海くん母が激怒するのもよく分かる。「お前の

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    2026年05月02日
  • おまえさん(下)新装版

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    上下巻1000ページ越え!
    主人公だけじゃなく 周りの人々のエピソードが多いけど、それが物語を作っていく
    しかし 作家さんの頭の中は どうなっているのか
    江戸の町を 歩いているよう

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    2026年04月27日
  • はじめての

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    いやー面白かった!
    なんて豪華なアンソロジーなんだ!?と思って手に取ったけど、どれも期待を裏切らない良作でした。
    宮部みゆきだけ、とても良かったけどミステリーじゃなくてファンタジーの方で来ちゃったな、サブタイトル見るに、発注と違うんじゃない!?とは思ったけど…笑

    "はじめての"というテーマだったけど、この本自体がそれぞれの著者の作品をはじめて読む読者を想定してるのかな、と思うくらいそれぞれの作家さんの色が全面に出てるというか、めちゃくちゃ"らしい"作品で、従来のファンの人にも読書初心者にも嬉しい本だったと思う!
    女流作家あんまり読まないんだよね、という

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    2026年04月19日
  • はじめての

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    好きな作家さんのお話が楽しめました。それぞれの作家さんの世界観が素敵でした。曲のMV見ちゃうとネタバレになっちゃうので少しひねりは欲しかった気がしました。必ず小説読んでから曲を聴く方がいい。

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    2026年04月16日
  • 新しい花が咲く―ぼんぼん彩句―(新潮文庫)

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    「ぼんぼん彩句」の改題。
    単行本は読んでいたので、再読。

    最初に読んだときは、いろんな話が唐突に出てくる感じで読みにくさを感じたが、今回は2回目だからか、けっこう面白く読めた。

    俳句をそう読んだか、と思えるのもおもしろい。想像を広げて短編にまでするのがすごい。

    でもこの作者は長編の方がいいかな。

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    2026年04月03日
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続

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    安定の三島屋変調百物語!
    おちかちゃん、宮部さんありがとう。
    安心して読める。
    今回はヒッと息を呑むような話が多かった。
    泣き童子、まぐる笛、、、怪異に巻き込まれる人の恐怖が身に迫る。
    続きもぜひ読みたい。続編のある幸せよ。

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    2026年03月31日
  • おそろし 三島屋変調百物語事始

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    シリーズ第一段

    忌まわしい経験をし塞ぎがちだったおちかだったが、少しずつ前を向き始めていく様子に安心しつつも、そのきっかけをもたらしてゆく人々の物語にどんどん引き込まれて行きました。

    一言で、不思議とか不気味では片付けられない語りは、「日本人ならではの感性」と思われました。目の前に見えるものより、見えないものに目を凝らす独特な豊かな感性、それは私には圧倒的に足りない感性で、感覚的にわかる気がする程度なのですが。

    また読み続けていけるシリーズに出会えたのが嬉しいです。

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    2026年03月29日
  • はじめての

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    ネタバレ

    【あらすじ】

    「はじめて」は、いつも痛くて、少し優しい。
    日本エンターテインメントの最前線&最高峰!

    日本を代表する4人の直木賞作家と、“小説を音楽にするユニット”YOASOBIが奇跡のコラボレーション!

    小説のテーマは、「はじめて〇〇したときに読む物語」。
    これらの小説を原作としたYOASOBIの楽曲が、2022年中に順次配信リリースされます。

    「『私だけの所有者』ーーはじめて人を好きになったときに読む物語」(島本理生)
    「『ユーレイ』ーーはじめて家出したときに読む物語」(辻村深月)
    「『色違いのトランプ』ーーはじめて容疑者になったときに読む物語」(宮部みゆき)
    「『ヒカリノ

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    2026年03月26日
  • 新しい花が咲く―ぼんぼん彩句―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    宮部みゆきさんがどんなにすごい作家さんかもちろん存じ上げていますが、苦手なタイプの作品が多いので、三島屋変調百物語を数冊読んだ記憶があるくらいで、ほとんど読んだことがありません。
    なので、職場のパートさんが貸してくれた時も「怖くない?」なんて、小学生みたいなことを聞いてしまいました。

    俳句から着想を得て生まれた物語、との説明を読んで、興味を持って読み始めたら、もう止まらない!「これが宮部みゆきか~!!」と今更ながらその才能に驚愕しました。12つの物語、どれもこれも、俳句からここまでの物語を思いつくなんて、すごいの一言ですが、どのお話も読者の心をぐっと掴んで離さない吸引力があります。
    かなりし

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    2026年03月18日