宮部みゆきのレビュー一覧

  • はじめての

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    思春期の学生に向けた小説というのがテーマかとは思いますが、短編の中に見事に作者の色が見えて面白かったです。

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    2025年09月22日
  • おそろし 三島屋変調百物語事始

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    宮部みゆきの江戸時代もので女の子が変わった話を次々と聞いていく、そんなストーリーで面白くないわけがない。またシリーズを始めないといけないものが増えた。

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    2025年09月20日
  • 宮部みゆきのおすすめ本 2020-2024 in 本よみうり堂

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    著者が読売新聞の書評欄でおすすめした本。職業柄、ミステリーとファンタジーが多めだけど、図鑑や絵本も。読んだことのある本があると嬉しいけど、知らない本に出会えるのも嬉しい。

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    2025年09月17日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    著名作家による小学生向けホラーンソロジーシリーズ。
    学級日誌版より、こっちの方が読み応えあって、面白かったです。
    サブタイトルになっている作品の著者が斜線堂有紀だったので、それもちょっとうれしかったかも。このメンバーだと、宮部みゆきか?って思ったのですけどね。
    ルビは中学年程度です。文字も大きめで、一話に一つ挿絵があります。
    「えんまさん」黒史郎
    嘘をつくのが大好きで、それもとても上手に嘘をつくハルト。家族に怒られてもけろっとしています。おばあちゃんはえんまさんのことで諭します。おばあちゃんが話すえんまさんはちょっと具体的で...。
    「おはよう、アンちゃん」太田忠司
    絶対に空き地がなかった場所

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    2025年09月17日
  • はじめての

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    ネタバレ

    後輩に借りた本。短編集で読みやすいし全部優しい感じの話で良かった。YOASOBIの曲は本を読み終わってから聴いたけどMVともマッチしてて面白いし本と曲2つで楽しめて良かった。はじめて家出したときに読む物語のユーレイが一番印象に残った。辻村深月さんは鏡の弧城の時も思ったけど女の子のいざこざとか心情とかの描写が上手いというかリアルだと思う。ちょっと微ホラーな感じだったしなんとなく次の日の朝がどうなってるか、どういう結末かって想像出来てたんだけどまさかの結末で裏切られて少しクスッときた。あと色違いのトランプも自分の名前が出てきたから印象に残った。曲は色違いのトランプが原作になってるセブンティーンが格

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    2025年09月15日
  • 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続

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    宮部みゆきの青瓜不動を読みました。

    三島屋変調百物語九之続でした。
    今回も三島屋の小旦那富次郎が語り手からあやかしのお話を聞きます。

    1話目の青瓜不動はおちかの臨月にからんでのお話でした。
    無事赤子が生まれるように富次郎は不動明王のうりんぼ様におちかの安産をお祈りするのでした。

    他のお話も面白く読みました。

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    2025年09月14日
  • はじめての

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    直木賞受賞作家による競演。YOASOBIの曲を聞き直さなければ。宮部みゆきさん、森絵都さんの作品は特に楽しく読みました。同じお題でこんなに違うアイデアで読ませるとはお見事

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    2025年09月07日
  • 黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続

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    ネタバレ

    4編収録だが表題の「黒武御神火御殿」は長編と言っても良いボリューム。
    三島屋の聞き手が交代しての最初の巻。
    富次郎にとってはなかなかにつらいお話ばかりだったように思う。

    様々の怪異が今回も出てくるけれど、イメージしやすくすんなり受け入れることができるのはやはり宮部さんのなせるわざ。

    大変面白かったです。

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    2025年08月23日
  • おそろし 三島屋変調百物語事始

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    時は江戸時代。
    半年前に起きた事件をきっかけに自分の中に塞ぎこむようになった17歳のおちか。
    腫物を触るように気を遣われるのも、周囲に気兼ねして生きるのにも疲れたおちかは三島屋という商店で商いをする叔父夫婦に働かせてくれと頼みこむ。

    初めは女中見習いとして働いていたおちかだが、叔父の計らいで新たな仕事を申し付けられる。
    それが様々な人々の奇怪な話を聞いて、現代版の百物語を創り上げる事。

    こうして三島屋にて不思議な語り場が出来上がった。
    という感じに奇妙な話のアンソロジー。

    どれも怖すぎなくていい。
    2話目の蔵の話はオチも含めて結構、怖かった。

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    2025年08月21日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    9人の作家によるアンソロジー。
    5人が既知だったので読んでみるか、と。

    全体的に面白かったけども、加門先生、斜線堂先生、澤村先生の作品はかなり良かったなー。特に斜線堂先生のはゾワっと来た。

    芦沢先生と宮部先生は怖いというよりは不思議な良い話ってところか。これも良かった。

    短い話は外れることも多いけど半分以上は 面白かったので良いアンソロジーであった。

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    2025年08月20日
  • 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続

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    百物語が四つ
    楽しみに待ってました♪

    第三十八話「青瓜不動」
     瓜畑から現れたのっぺらぼうの仏像「うりんぼ様」
     うりんぼ様の御導きにより、おちかの安産の為に
     富次郎が走る走る走る!
     ちょっと笑えてほっこりする話

    第三十九話「だんだん人形」
     ある商家に伝わるだんだん様と呼ばれる人形
     遠い昔悲しい運命の少女が作った人形だんだん様
     が何代にもわたって商家の危機を救う!

    第四十話「自在の筆」
     その筆を手にした者は描きたいものを自在に描く
     事ができる不思議な筆…骨董屋に封印された筆だ
     ったのだが…人の欲望とは恐ろしい

    第四十一話「針雨の里」
     山の奥深いところにある楽園のような

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    2025年08月20日
  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続

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    三島屋百物語第4段。
    迷いの旅籠では、あの世とこの世を繋ぎハリボテの死人を甦らせ亡くなった大切な人を受け止められなく前に進めない人の心情が描かれ、ひだる神では、餓鬼に憑かれ食糧の代わりに商売繁盛のきっかけをつくる神との和やかな日々を見る。三鬼は山奥の村で植林を行う2つの地域で起こる働けない物が死んでゆくその事実にゾッとし、殺しを行う人の業が鬼になることを感じる。おくらさまは香物を営む店で起こる災いから守ってくれると引き換えにその店の娘がおくら様となり命が失われる。
    次男富次郎登場。飄々としてて良いキャラ
    そして切ない恋の進展。
    おちかも大人になったなと感じるし青野先生と結ばれるものだと思ってた

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    2025年08月20日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    「えんまさん」黒史郎
    「おはよう、アンちゃん」太田忠司
    「青いコップ」加門七海
    「きれいずかん」井上雅彦
    「部分地獄」斜線堂有紀
    「おやすみ、ママ」宇佐美まこと
    「靴と自転車」澤村伊智
    「ログインボーナス」芦沢央
    「よあるきのうた」宮部みゆき

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    2025年08月13日
  • 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続

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    江戸の袋物屋三島屋は、今の神田駅から北東に歩いて直ぐ神田東松下町に位置する、当時三島町という商人の町に御座いました。北に行けば神田川が流れ、西に歩けばお殿様のお城があります。今も昔も人々がひしめき合って暮らしておりました。三島屋主人が思い立って始めた変わり百物語は、語って語り捨て、聞いて聞き捨て、語り手は語って思い出の荷を下ろし、聞き手は、受け取った荷を黒白の間の限りに収めて二度と口にしないというもので御座います。身共(みども)は、ひょんなことから、その一部始終を見聴きする者の一人で御座いますが、その感想を更にこの小さな文に納めて仕舞うのも一興かと思う次第で御座います。

    今回は第三十八話から

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    2025年08月10日
  • おそろし 三島屋変調百物語事始

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    さすが宮部みゆきさん。文章がうまくて、内容がスイスイ頭に入って来て読みやすい。私にとっても新しいジャンルで楽しく読めた。

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    2025年08月07日
  • 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続

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    江戸時代の身分制度の不条理と、今も続く女性への差別、素朴な民芸品に込められた想いなど、読み応えがあった。
    最後の特別収録が良かった。

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    2025年07月28日
  • 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続

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    聞き手を富次郎にバトンタッチしてから
    いちばん楽しく読めた巻。

    おちかはいよいよ出産のとき。
    富次郎もがんばる。

    だんだん人形のお話では、
    支配する側の論理が見たかった。
    ただ殺したのではなんの見返りも見込めなくなる。
    戦国時代でも日本では庶民がそれほど殺戮の対象に
    なってはいないわけで、
    ただ無意味に力の支配をしてきました、では物語が成立しない。

    異例の短さの「自在の筆」のエピソードで
    ようやく聞き手が富次郎になったことの
    読みどころが生まれた気がする。

    お勝の過去に思いを馳せて、涙。

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    2025年07月28日
  • 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続

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    ネタバレ

    どれも面白かったが、最後のお話があたたかくも切なくも悲しいようなものだった。人の願いや想いが妖として姿を与え、藩を富ませる力となるとは。最後は溶けてしまうけど、最後の最後まで人のために助けるあたたかさがあって、泣けた。お勝の話も本当に妖が見えるとは思ってたなかったので驚いた。

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    2025年07月25日
  • 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続

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    相変わらず惚れ惚れする文章。
    そしてどこかしら毒のある話。
    富次郎、やっぱり絵を諦められなかったね。
    諦めようとして、本心から絵が好きだと気が付かされてた。

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    2025年07月21日
  • 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続

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    ネタバレ

    江戸を舞台にしたお話が好きなので読んでみました。三島屋シリーズは初めてでしたが、読みやすかったです。登場人物にも親しみが持ちやすかった。

    4番目の 『針雨の里』が1番印象に残りました。
    小さな違和感の連続が、最後そうつながるかと…
    とても切ない物語。でも、もう一度読み返したい。

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    2025年07月20日