宮部みゆきのレビュー一覧

  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続

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    ネタバレ

    三島屋変調百物語其の三
    魂取の池
    おちかの黒白の間でどうしても聞いて欲しいと嫁入り前のお文がやってくる。母から聞いた祖母の不思議な話。
    祖母の生まれ故郷にある猪神様はやきもち焼き、お宮の裏にある魂取の池でおきた奇譚からの戒め話。
    くりから御殿
    夫長次郎が語る間隣室でお内儀の陸が見守る中語られたのは幼少期山津波に襲われ身内や仲間を失った長次郎は
    不思議な体験をする。
    泣き童
    ネズミ祭りの最中痩せ細った白髪の男が飛び込みて語らせてくれとやってきた。
    小雪舞う日の怪談語り
    赤半纏の半吉親分の誘いでおちかはお勝と青野利一郎と共に札差の井筒屋七郎衛門が肝煎役を務める怪談会に出かける。
    まぐる笛
    北国の武

    0
    2025年10月04日
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続

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    ネタバレ

    三島屋変調百物語其の五
    開かずの間
    口入屋の灯庵の案内で、飯屋どんぶり屋の慌て者の平吉が語り手。生家の金物屋三好屋での怪異。
    松吉、竹蔵、梅吉、おゆう、おりく、おみち、平吉の兄弟で暮らすが、出戻りの姉おゆうが、生き別れた息子に会いたいが為に塩だちしたことで、神様を自称するあやしを引き入れてしまう。誰かの何かと引き換えに、願いを叶えてあげると納戸に住みついたあやかしに操られ、一家が不幸に見舞われる。話し終えた後、気丈な守役のお勝の黒髪が白髪になるほどの魔力だった。
    けっこう真剣に怖い。日本にありそうな呪いとか憑き物の
    類。人の弱みに漬け込んで取り憑く地縛霊、霊障も怖いが、追い詰められた人間の弱い

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    2025年10月15日
  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続

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    ネタバレ

    三島屋変調百物語其のニ
    三島屋の黒白の間にて怪談
    逃げ水 平太が旱神に憑かれた話
    薮から千本 お隣の針問屋のお梅が、双子に生まれたばかりにうけた境遇から抜けお嫁入りする話。疱瘡神に魅入られたお勝さんが鍵
    あんじゆう
    新太の手習小屋の友達が癇癪を起こし解決する。青野利一郎が師匠の紫陽花屋敷で経験したくろすけというお化けについて語る
    吠える仏
    利一郎のつてで偽坊主行念坊が黒白の間で語る、昔語り。閉ざされた山村で虐げられた富一が掘った仏により村は廃村に追い込められる。

    これで九つ目

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    2025年10月02日
  • 半七捕物帳―江戸探偵怪異譚―(新潮文庫nex)

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    面白かった! 現代の小説じゃ見ない表現がたくさん出てきて、こんな言葉があるんだな、と楽しく読めました。あと、単純に半七親分がカッコいい! 他の話も読んでみたくなりました。

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    2025年09月30日
  • おそろし 三島屋変調百物語事始

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    ネタバレ

    神田の三島町にある袋物屋、三島屋。
    川崎の旅籠丸千の一人娘おちかは、父方の叔父伊兵衛の三島屋にて見習い奉公をする。
    ある日叔父の留守にお客様藤兵衛の相手をすることになり、三島屋の白黒の間で彼の話を聴く。
    おちかに話したことで、藤兵衛は心の中の棘が抜けておちかも丸千での過去に向き合うことに。
    藤兵衛の心を癒した事から、伊兵衛はおちかに、
    白黒の間で、お客様から不思議なはなしをかききあつめる
    百物語を始めることに。

    実際現代もある地名が出てきたり、想像しながら一気読みできた。
    続編がまだまだあるので、楽しみです。

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    2025年09月27日
  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続

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    あんじゅう。
    帯と絵でなんとなくやられた感はありましたけど、時代ものでこんなに涙が出るとは…

    宮部みゆきはすげぇっすわ。

    動物好きならば、いや、動物が好きでなくても、あんじゅうのことを見守りたくなると思います。
    あたたかくて、切ない。

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    2025年09月26日
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続

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    三島屋百物語第一部完。
    おちか幸せになってね。勘吉はおちかに寿命を語ったんでしょう。気になる、、
    まさかの富次郎の前にあの世とこの世の仲介人が現れたことで、今後の百物語の聞き手がおちかから富次郎にバトンタッチされたことを実感。
    とても綺麗に物語が締めくくられた。

    個人的な本書のMVPは、だんまり姫の小さなお殿様。可愛く健気で立派。感動の涙。

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    2025年09月21日
  • 宮部みゆきのおすすめ本 2020-2024 in 本よみうり堂

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    ある分野の専門家による書評って、同じ道の覚えがある向きにはまたとないものたり得るのかもしれないけど、素人にはただ小難しさのみ感じられることが少なくない。他方、稀代のストーリーテラーが、一方で読み巧者ってのも当然っちゃ当然で、その手になる書評が、その選の妙も含め、素敵でない訳がない。本書を読みながら、改めてそんなことに思いを致した次第。氏の選定時点である程度以上の水準が担保され、読み手の心くすぐりまくりの推薦文が添えられた日にゃもう、ってこと。前作同様ピックアップ作品は数多。下記に記す。

    山岳遭難の傷痕
    いとしのロッテン映画たち
    診断 謎の症状を追う医学ミステリー
    墓じまいで心の荷を下ろす

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    2025年09月12日
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続

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    このクオリティで六篇収録は贅沢すぎる。
    泣いたり怖がったり笑ったりと、どれも面白くって一気読みしてしまった。
    これぞ怪談!な『泣き童子』には震え上がったし、パニックホラーのような『まぐる笛』には息が止まりそうだった。
    『節気顔』は切ないけど好きだな。
    利一郎との関係や謎の“商人”の存在も気になるし、これは続きが楽しみだ。

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    2025年09月08日
  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続

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    うわっ面白い。特に表題作が良すぎる。
    怪異なのに愛らしい暗獣〈くろすけ〉との日々は微笑ましい。
    だけどその性質は悲しく切ないもので、堪え切れずに泣きました。
    収録されている四話とも本当に面白くて、怪異譚といっても“怖い”以外の感情が沢山湧き上がってくるので読むのが楽しい。
    時代小説には苦手意識があったけど、このシリーズはぐいぐい読めるので自分でも驚いてる。

    1
    2025年09月07日
  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続

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    大好きな1冊になりました。
    “あんじゅう”って何かなって疑問でしたが、読み終わってこれが題名になった事に納得です。“おそろし”も読んでいないので次回読みたいって思います。

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    2025年09月05日
  • 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続

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    ネタバレ

    再読。百物語の第38話から41話まで。話としては最初の「青瓜不動」がよかった。女性が家から逃げられず、道具として縛り付けられていた時代だが、その苦悩と閉塞感は現代にも少なからず残っていて、胸が痛む。後半は一度は筆を折ろうと考えた富次郎が、やはり絵を描きたいと願う思いを取り戻すあたりが、今後の聞き手に変化があるのではと思わせる。毎回のことですが、どうか百物語が無事完結しますようにと祈っております。

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    2025年09月02日
  • おそろし 三島屋変調百物語事始

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    ホラーは好きでも時代物はからきし苦手だったが、本好きの知人から再三勧められて遂に本書を。結果、めちゃくちゃ面白かった。怖さはさほどないけれど、江戸の生活とそこに生きる人が持っていたであろう矜持が小難しいことなく伝わってくる。小物や所作の描写もワクワクする。なんでもっと早く読まなかったのかという感じ。単純な短編集かと思ったけど主人公の過去を柱に全てが繋がり、最終話で予想以上のスペクタクルとなり驚いた。巣窟に挑む時の凛々しさにはしびれた。

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    2025年09月01日
  • はじめての

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    仕事に追われて精神的にしんどかったここ数ヶ月。
    ライトな本に出逢いたくて無理やり読んだ。

    ささくれだった心に優しい物語は心に響きました。

    イライラしていた心を落ち着かせて、深呼吸して、もうちょっと人に優しく穏やかに日々を過ごして生きたいなと思いました。

    「ユーレイ」と「ヒカリノタネ」がかわいくて温かくて好きです。

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    2025年08月29日
  • はじめての

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    ネタバレ

    4人の直木賞作家による「はじめて〇〇したときに読む物語」をテーマにしたアンソロジー。
    YOASOBIの「セブンティーン」という曲の原作になっているそう。
    とにかく作家さんが豪華でどれも面白かった。
    特に好きなのは辻村深月さんの「ユーレイ」。
    中学生の繊細な心情が解像度高く描かれている。
    夜の海、幽霊、白いワンピース。怖いシチュエーションだが最後は心が温まる。
    没入感があり途中その場に自分もいるような感覚になった。
    この感想を書いている今もまだ余韻が…。

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    2025年08月27日
  • 黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続

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    三島屋変調百物語の6巻
    タイトルの黒武御神火御殿てなんぞや?と思ってたら
    ラストに1番びっくり。
    久々これでもか!ってくらいのゾクゾクする内容だったので
    暑く寝苦しい時に寒さを感じるかも。

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    2025年08月23日
  • 魂手形 三島屋変調百物語七之続

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    オーディブルにて。
    団子屋を営む娘からのお話、「一途の念」が印象的だった。お団子も美味しそう。
    余談だが、同じ時代のあやかしを描いた小説を読んで、比べてみると改めて宮部みゆきの上手さが引き立った。ゾクッとさせる怖さ、悲しみや温かみの描写が沁みる。

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    2025年08月14日
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続

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    ネタバレ

    大好きなシリーズ。おちかの嫁入りがどんな風に決まるのかドキドキしながら読んだ。予想もしていなかった、まさかの逆プロポーズ!一筋縄ではいかない勘一を動かすにはこの方法しかなかったし、おちかも勘一のような男でなければ結婚を決意しなかったと思う。壮絶な過去を背負ったおちかが、百物語の聞き手を経て自分の夫を自分で決めるほど強く歩み出した姿に胸が熱くなりました。第一章ハッピーエンドの雰囲気も、怪しい商人が最後に登場して後を引き継ぐ富次郎への挨拶にゾクリさせられました。勘一の深層も大いに気になり、これからもずっとずっと読み続けていきたいです。

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    2025年08月13日
  • はじめての

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    YOASOBIが好きなので、題材になった小説を読もうと思ったのをきっかけに本を手に取りました。
    青春の甘酸っぱいかんじ、多感な頃の自分との対話、もしもが詰まっていて、あの頃を思い出せる旅ができて良かったです

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    2025年08月11日
  • 青瓜不動 三島屋変調百物語九之続

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    4話とおまけ小話の短編集。シリーズ第9巻。
    帯びに「怖い! あたたかい、泣ける……。ぜんぶが詰まった江戸怪談!」。
    これ以上的確なコピーはないというほど、怖くて、あたたかくて、泣けた作品だった。
    今年も夏の季節に文庫化された本作。まさに夏にふさわしい変調怪談なのだった。
    そして前巻にもまして、どの話も胸に迫り「ああ、いいものを読んだなあ」としみじみできる。すばらしい。
    最後の話まで読み終えて「ああ、終わっちゃった……」と切なくなったところのおまけ。にくいったらありゃしないのである。すばらしい。
    どの話も素晴らしいのだが、最終話はおそらく「ものを作り出す」ことに少しでも関わっておられる方なら身に

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    2025年08月07日