宮部みゆきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
恐ろしい、切ない、微笑ましい、悲しい。
読む度にいろんな感情が引き出されて、結構な頻度で泣かされる三島屋シリーズ第四弾。
怪異の真相や各話の結末に驚かされる事も多い。
読み始めると先が気になって「今日はこのへんで止めておこう」がなかなかできない。
収録作全て面白いのが凄いよねえ。
表題作のような悲しくて恐ろしい話も良いし、笑って泣ける《ひだる神》の話も好き。
《おくらさま》の話は趣向が違って新鮮。
この話は怖い気持ちと切ない気持ちを抱えながら読んだ。
初期の塞ぎ込んでた頃のおちかを知っているせいか、年相応に振る舞う彼女を見れたのが切ないやら嬉しいやら。 -
Posted by ブクログ
角川ホラーアンソロジーの「堕ちる」です。
コンセプトが割としっかりしている短編って「長編で読みたいなぁ」と思うことが良くある。
同じシリーズのアンソロジーで「潰える」「慄く」では、短編だからこそできる潔さがあったけれど、「堕ちる」に収録されている作品は、後を引く感覚があった。その後の出来事、前日、話が飛んだ間には何があったのだろうかと。
怖さで言えば「潰える」が1番だったけど、読後の感覚だと今作が1番だと言える。
なお、以下に個人的なランキングを書きました。
『怖さ』ランキング
1位 潰える
2位 慄く
3位 堕ちる
『読み応え』ランキング
1位 慄く
2位 堕ちる
3位 潰える
『コン -
Posted by ブクログ
ネタバレ賽子と虻
灯庵の口利きでやってきた
貧相な身なりの餅太郎が語り手
餅太郎の故郷には、博打の神様の六面様と虻の神様が鎮守として祀られている。
貧しい小作人の松一の娘おりんは餅太郎の姉。おりんは玉の輿にのり隣村の猪鼻屋に嫁ぐが、虻が憑いたともどされてきた。苦しむ姉を助けた餅太郎は神様の賭博場の里で暮らすことになる。
賽子のキリ次郎とのやりとりや、元の世界に戻るための餅太郎の活躍が面白い。
土鍋女房
色の黒いおとびが語り手。
一年前に亡くなった兄喜代丸は渡し船の船頭。ある日船に謎の土鍋が置いてあった。喜代丸はいい話の縁談を頑なに断っているのは、粂川の主に魅入られていたからだった。
よって件のごとし
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Posted by ブクログ
ネタバレ火焰太鼓
美丈夫な中村新之助が10の時里の城下を、守るお太鼓様の伝誦を語る。
一途の念
焼き団子屋台のおみよと3人の兄、団子屋台を始める前の端末と母の悲しい話。
魂手形
亀甲縞の浴衣着た鯔背な老人吉富が語る。
木賃宿の跡取りだが幼い頃母親が客と駆け落ちし、祖母に曲尺で折檻されでいるところを、ガタイがよく口が悪い女中のお竹が祖母を一括して守ってくれ、そのまま父の拌吉の後妻となる。
15になった吉富はお竹の三味線仲間の別嬪を嫁に貰うこととなり浮かれていると、盆の最中鳥目の男が宿に入る。
その日布団を片付ける吉富とお竹は幽霊を見、男の部屋から真夏なのに寒い空気が。
幽霊は男の連れだった。
男は成仏し -
Posted by ブクログ
泣きぼくろ
富次郎の幼馴染の八太郎が黒白の間にて語る、豆腐屋豆源の一家離散の話。義理姉と長姉が泣きぼくろに取り憑かれ淫らな行いをする。
姑の墓
お花の故郷は養蚕が盛んで、生家は棚主で大きく養蚕をしていた。その村では、桜が山一面に咲くと山の上の墓場で村をあげての花見が催される。しかし花の家は、男だけが参加し女は家で留守番と言うしきたりがあった。兄のところに城下町の絹糸問屋のお嬢さんのお恵が嫁いで来た。
お恵は花見に出れない事を不服に思い、しきたりなんて変えようと意見する。お恵の剣幕に負けそうなおり、祖父がしきたりの所以を語りだした。
祖父の曾祖母が、嫁いびりの末花見の際嫁を墓地の階段から突き落と