宮部みゆきのレビュー一覧

  • ぼんぼん彩句

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    俳句から着想を得て紡ぎ出された物語の短編集とのこと。
    もし世界が終わる日が来るとして、その世界が終わるときの、人々の走馬灯の様な、人々の記憶の断片が俳句から溢れ出している様な物語たちみたいだなぁと思った。
    一つ一つの物語には関連性はない。だけれども、良くも悪くも一人ひとりの記憶の忘れられない1シーン。そんな物語が集まった短編集だった。
    鉛筆画の挿し絵と物語から立ち上る香りが絶妙にマッチしていて、独特な温度と影になっていました。
    やっぱり宮部みゆきさんはすごい。
    本当にどの話も印象深かったのだけれど、私は「異国より訪れし婿墓洗う」と「薔薇落つる丑三つの刻誰ぞいぬ」の話が好きだったかな。

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    2023年12月03日
  • 新装版 天狗風 霊験お初捕物控

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    ネタバレ

    人間の妄念というか、情念というか、本当に恐ろしい。今回は女性の美しさへの拘り、嫉妬、思い通りにならないことへの怒り等々わかる部分が多く、考えさせられる作品でした。でも、右京ノ介さんが少し頼もしくなったようで嬉しかったし、猫の鉄ちゃんとお初ちゃんのやり取りも楽しくて、続きが読みたくなりました。お初ちゃんと右京ノ介のさんの恋の行方も気になるし。宮部先生、是非お願いします。

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    2023年12月03日
  • 新装版 震える岩 霊験お初捕物控

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    主人公のお初は、少しおきゃんで勝ち気なおじょうさん。「三島屋変調百物語事」のおちかとはまた違う魅力があり、少しハラハラさせられるのも、右京ノ介への思いが少しずつ変わっていく様も面白い。忠臣蔵ものが時節柄、ちょうど読みたくなっていたので、良い本にめぐりあえました。

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    2023年11月29日
  • ぼんぼん彩句

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    1つの俳句から物語を創る発想と、その俳句の世界観にぴったり合うお話を創り上げる宮部先生の筆力が素晴らしかった。社会派なお話からSFっぽいお話まで多岐に富んでいたが、鶏頭のお話が1番怖かった

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    2023年11月26日
  • 宮部みゆきが「本よみうり堂」でおすすめした本 2015-2019

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    作家さんってどんな本を読むんだろうと気になり手に取った本書。宮部さんがミステリー作家なだけあり、紹介されている本の大部分がミステリー・ホラー・SF・ノンフィクションでした。でも恐竜関連の本や怪談系の本も出てきたりと、ちょっとクスっとするような選書もあります。

    元が新聞の書評欄向けとのことで、一冊に割く文字数はそれほど多くなく、さくっと読み進めることができます。その少ない字数の中で、ネタバレをすることなくおすすめポイントをまとめ上げていく技術がお見事です。

    読んだことないどころか知らない本だらけでしたが、気になる本がたくさんできてしまいました。これらの本にもそのうち手を出してみます。

    ・誰

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    2023年11月20日
  • 魂手形 三島屋変調百物語七之続

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    語り手1人、聴き手も1人のちょっと変わった百物語を行う三島屋。
    語られる物語が描かれているのですが、こちらは続編で7作目でした。
    1作目は『おそろし』。聞いたことはありますが、未読でした。いきなり続編から読み始めましたがそれでも問題なく楽しめました。過去のエピソードが少し出てきますので、回収したくて1作目から読んでみたくなりました。
    当たり前のように妖怪やらお化けがでてきます。流石宮部みゆきさんで全く違和感なく受け入れられる世界観でした。分かりやすいホラーではなくほんのり薄暗い…行燈のついた部屋にいるような雰囲気でした。

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    2023年11月12日
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続

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    三島屋伊兵衛の姪であるおちかは、様々な出来事を経て黒白の間で“変わり百物語”の聞き手を務める。
    可愛らしい恋バナから人を殺めた話、さらに物の怪話まで……様々な“不思議な話”が集められた三島屋シリーズ第三弾。→

    「くりから御前」は関東大震災後に発表された、山津波で生まれ故郷を無くした男が語る優しいお話。これは、泣いた……。宮部さんの鎮魂話なんだろうな。とても良い。
    「小雪舞う日の怪談語り」は4本の怪談が入っているんだけど、私はおちかちゃんに起こった不思議なお話が大好き。これ、かわいい→

    「節気顔」は「怪談」っぽいお話。江戸という風景とよく合う。おちかちゃんの因縁の相手も出てくる。
    人間(以外

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    2023年11月10日
  • 魂手形 三島屋変調百物語七之続

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    三島屋変調百物語 七の続き

    火焔太鼓
    一途の念
    魂手形

    それぞれにヒヤッと怖いけど、人の業を考えさせられる。

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    2023年11月09日
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続

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    この物語を読むと、家族や家にまつわる様々な災いや不幸、あるいは縁のようなものは、ひょっとしたら「あやかし」のせいなのかも、何て思ってしまう…。
    宮部みゆきさんの作り出す不思議な世界にまたもや魅了されました。

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    2023年10月06日
  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続

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    ネタバレ

    切なくて寂しい闇獣、可愛らしい、くろすけ。
    読んでいるこちらも別れるのが惜しい。
    あなたの心にもくろすけが住みつきます。

    登場人物達もみなさん素敵。
    チビっ子3人+丁稚さん新どんはカワイイし、お勝さん、おしまさんの女中コンビとおちかもいい関係。
    懐広い三島屋の旦那様とお民さん。

    人間関係の複雑さが現代のそれより分かりやすく(理解しやすい)、人々も素直に正直に生きていて素敵ですね、お江戸。

    そんな素敵な三島屋さん。
    御奉公させて頂きたくなりました。

    長めの1冊ですが、読み終わりたくない読みやすさ。

    ただいまお江戸に浸っております。

    星5つ

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    2023年10月03日
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続

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    ミステリー?
    ....たっけ。「あのひとがそう言ったっけ。」この文章、流行り?宮部みゆきさんまで....

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    2023年09月17日
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続

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    宮部みゆきのファンタジー時代小説、三島屋変調百物語の5冊目。「伍之続」という書き方が粋ですね。
    第一期完結篇。
    初読は2019年ですが、文庫で再読。

    三島屋は、江戸は神田にある袋物屋。
    姪のおちかは辛い事件の起きた故郷を離れて、こちらで働き、叔父の発案で風変わりな百物語を続けていました。
    百物語は人々が集まって、怖い話不思議な話を一つずつ語るものですが。
    三島屋の百物語は「黒白の間」で、何か話したいことがある人を招き、おちか一人が話を聞き、それを叔父にひと通り伝えた後は、「聞いて聞き捨て、話して話し捨て」が決まり。
    ここからは、三島屋の次男・冨次郎が奉公先で怪我をして実家で療養中、隣で話を聞

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    2023年09月15日
  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続

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    こちらも心にじんわりと染みていくような、そんな作品でした。
    怪異を描くことを通して、「人の心」を描き、生きる道筋のようなものを示してくれているような気がします。
    最終話の「おくらさま」でのおちかの決意には涙が溢れました。

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    2023年09月02日
  • 魂手形 三島屋変調百物語七之続

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    三島屋シリーズ7作目という事を知らずに読み始めたが、初めから最後まで大変面白かった!登場するキャラクターが皆とても魅力的。また江戸の賑やかさや活気ある粋な雰囲気が読んでいて楽しかった。1作目の「おそろし」から読み通したいと思います!

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    2023年08月22日
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続

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    こちらも読みごたえがありました。
    おちかの言葉「怪異を語り、怪異を聴くと、日頃の暮らしのなかでは動かない、心の深いところが音もなく動く。」にあるように、自分もこの物語に惹き付けられ、心が動いております。
    次のシリーズも楽しみです。

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    2023年08月20日
  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続

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    シリーズ二作目。
    人間の欲や身勝手さが先なのか、怪奇が起こるから人間が心惑わされるのか…。
    ホラーであるけれど、ファンタジーでもあるし、ミステリーでもある。さらにそこに人々の人情話もあわさった時代物に仕上げてしまうなんて!
    江戸の人々の生き生きとした暮らしを想像しながら読んでいます。
    心強い仲間も増えて、次回作も楽しみです。


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    2023年08月15日
  • 魂手形 三島屋変調百物語七之続

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     「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」の三島屋の変わり百物語に、とある老人がやってきた。
     彼が少年時代を過ごした木賃宿に、お化けが客として泊まったというのが話の始まりだったのだが ——— 。
     変調百物語も七之続きまで来ましたが、まだ34話なんですね。
     怪談めいたお話の中に描かれるのは、あいも変わらず人間の業。
     今回の表題にもなっている「魂手形」は、私の好きな夢枕獏さんの陰陽師シリーズにも通じるお話で、なかなか唸らされました。
     この「魂手形」の中では、前の聞き手であるおちかのおめでたい知らせが届き、そして、最後にはこの世の人ではない、怪しげなあの男が意味深な言葉を残して消えいていき、不穏

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    2023年08月14日
  • 半七捕物帳―江戸探偵怪異譚―(新潮文庫nex)

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    江戸ツアー

    半七捕物帖は読みたいけどまだ読んでなかったのですが、なんと宮部みゆきが編集しているとは!
    面白かったです。凄く。
    読んで良かった。物語が面白いのは当然ですが、物語の舞台になっている江戸の風景、人々の生活が描かれ、どっぷり江戸の世界に嵌まりました。

    #エモい #深い #切ない

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    2023年08月10日
  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続

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    江戸の袋物屋である三島屋に身を寄せているおちかは、「黒白の間」で江戸に住む人々の不思議な話を聞く。
    ある丁稚の周りでは水が逃げ(逃げ水)三島屋の隣家での嫁入りは不思議なしきたりがあり(藪から千本)幽霊屋敷に住む→

    “くろすけ”は三島屋の丁稚である新太の知り合いの師匠と出逢い(暗獣)偽坊主の過去には恐ろしい村があった(吠える仏)

    「暗獣」のお話がとにかく良い……やさしい、やさしい怪談……泣いちゃうぅぅぅ!!
    「逃げ水」もかわいいお話。まぁ、大人の身勝手なところもあるけれども、平太とお旱様が→

    かわいい。
    「藪から千本」はなんとなく針千本飲んだような話で「吠える仏」に至っては普通に怖い怪談だ

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    2023年08月08日
  • 三島屋変調百物語 おちか編5冊合本版  『おそろし 三島屋変調百物語事始』~『あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続』

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    おちかさん卒業

     5冊合本は、読み応えありました。が、宮部ワールドに引き込まれ、もうおしまいなの?で読了しました。三島屋変調百物語は、以前文庫で2巻まで読んでいたのですが、今回、読み直しとその後の物語も読めて良かったです。あやかしの中に様々な人間模様があって、恐ろしながら読み進んでしまいます。宮部さんの後書きによれば、物語は、まだ、折り返し手前だそうです。まだまだ、物語は続くとのことで、今後の発刊が待ち望まれます。

    #ドキドキハラハラ #泣ける #ほのぼの

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    2023年08月02日