宮部みゆきのレビュー一覧

  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続

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    緩急にやられます

    怖い一辺倒ではなく、空恐ろしいような話や、切ない話だったりバラエティに富んだ内容になっていて飽きることがない。
    ぞっとする話だけでなく、人情も感じたいならすごく楽しめると思います。
    百物語を通して聞き手のおちかさんの世界が広がっていくのが冒険を進めているようです。

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    2022年12月24日
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続

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    ネタバレ

    主人公はどうなるんだろう、ではなくてどうするんだろう?と思いながら読むのは初めて。見届けたいから一緒にいたいという理由がすごく良かった。
    嫌なキャラクターと好きになれるキャラクターの書き分けがすごい。従兄弟さんたちや瓢箪古堂の人々は一瞬で好きになってしまったし。話に出てきた嫌な人もそこまで非道じゃなかったり、逆に非道だったらサラッと書かれていたりで怪異が怖いこと以外は読んでいて辛くなるようなことはなかったかも。そういう塩梅がすごい。

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    2022年11月18日
  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続

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    ネタバレ

    どの話も心に残る話だった
    あの世に行く覚悟がなかった画家と覚悟があった人との違いにハッとさせられた
    ひだる神の話はうってかわっていい話なうえに料理が美味しそうでほっこりだった
    利一郎さんがいなくなってしまって、おちかちゃんはどうなるのかも気になる

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    2022年11月02日
  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続

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    傷心のおちかが三島屋にきてから、”お客様”の話を聞くうちに、自らが考え動き、日々成長していく姿に読者として微笑ましい気持ちになっています。

    今回は『おくらさま』を読み、ついにおちかの気持ちの中に新たな前向きな気持ち、というか決心が意思表示されなんともうれしい。

    わけあり老女のお梅がお客様として三島屋にあらわれ、話をしているときには、思ってもみなかたのだが、
    お梅がおちかに残した言葉にちょっと涙がでてしまったのですが、そんなのは私だけでしょうか。

    本当に小さな神様のような存在に思える。

    しかし、三島屋のおちかのおばさんお民はいい。
    人情深く、パシッとした言い草が。
    今回おちかに言った”女

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    2022年08月27日
  • ほのぼのお徒歩日記(新潮文庫)

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    普段何気なく通過している場所がたくさん出てきて面白かった。
    涼しくなったらまずはお堀の周りを歩いてみようかな。

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    2022年08月17日
  • ブレイブ・ストーリー 上

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    2003年刊行のファンタジー。
    文庫化された当時にすぐ買って、その後借りパクされて手元に無くなっていた既読未登録のものを改めて購入し再読しています。

    宮部みゆきにとっての2003年は、「時代物ばかり書いていた」スランプを脱し、直木賞受賞から4年、「模倣犯」刊行から2年後。
    よく言われる「脂の乗り切った」頃で、この頃に書かれたものが一番楽しめると、個人的にはそう思っています。
    試みに「ここではない世界」が舞台の、ゲームの影響を受けていそうなもの作品を拾ってみましょうか。
    2001年:ドリームバスター
    2003年:ブレイブ・ストーリー
    2004年:ICO(イコ) ―霧の城―
    2009年:英雄の書

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    2022年08月09日
  • ブレイブ・ストーリー 下

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    今さら恥ずかしいですが、アニメ化されているのを知らずに読みました。
    アニメの予告をyou tubeで見たが、全く違和感なかったことに驚きでした。
    ワクワクドキドキで読めました。

    時代もの、現代物も書ける改宮部みゆきさんは改めて天才だと思います。

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    2022年06月04日
  • お江戸ふしぎ噺 あやし

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    あやしが落ちていた

    静かな夜にしんみり話すような昔話 江戸から郊外まで でも、最後にしっかり落としてくれました。

    #怖い #深い #切ない

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    2022年05月31日
  • はじめての

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    全作品満足でした。

    大好きな作家さんたちの四部作。どの作品を読んでもとっても素敵なお話でした。短編では勿体無い位だと思います。

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    2022年06月09日
  • ブレイブ・ストーリー 上

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    今まで知らなかったのが恥ずかしいほど面白い。長いがあっという間に読み終わった。今から続きを買いに行きます。

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    2022年05月01日
  • 宮部みゆき全一冊

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    2018年に作家生活30周年を記念して発刊された。

    読書感想文の書き直しをさせられていた小学生時代。

    働きながら通った夜間の速記学校。

    法律事務所の事務員時代。

    こうした「デビュー前史」から語られる作家生活30年ロングインタビュー。

    単行本未収録の短編作品、エッセイ、対談、書評の数々。

    ノンフィクション作家の佐藤優氏との対談では、氏が収監されていた東京拘置所で大人気だったことも明かされる。

    そして最後に明かされる意外な事実。

    宮部みゆきは〇〇〇〇を持っていなかった--。
    それでいてあんなにリアルな描写ができるのか。

    文庫本のカバーや、挿絵など、手元に取っておく価値も十分にある

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    2022年03月11日
  • 新装版 震える岩 霊験お初捕物控

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    恐らくかまいたちの後者2つの短編をベースに、長編を執筆したのが本作。
    ヒロインがちょっとした超能力を持っており、それを軸にして殺人事件の解決を図る時代物。赤穂浪士の下りは忠臣蔵の話をよく知らなかったことも有り、表面上のことしかわからなかったが、上手く史実の不明点に創作物を載せたな、という印象。
    ただまぁ、右京之助の趣味的な話が事件の本筋にもうちょっと上手く絡めてほしかったな、と思う所があり、そこは残念。

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    2022年02月28日
  • ブレイブ・ストーリー 下

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    ネタバレ

    上巻では、小学生の亘にはあまりにも辛すぎる試練に読んでいても辛くなり、ファンタジーの部分が始まっても現世が気になって仕方ありませんでした。
    しかし中巻になるとファンタジーの世界にのめり込み、スケールの大きな大冒険を、映像を想像しながら楽しく読み進めました。
    そして下巻になると、仲間の生死に関わる事件が次々と起こり、最初に現世で起こった事なんてちっぽけに感じる程になりました。
    自分では世界がひっくり返るような辛い出来事だと思っていても、世の中にはもっともっと辛い事がたくさんあり、それに比べると自分に起こった出来事なんてちっぽけに感じることがあります。
    生きていれば、辛いことを全て避けて通るのは難

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    2022年02月03日
  • お江戸ふしぎ噺 あやし

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    美しい絵、風情を感じる表現力

    皇なつき先生の和物の他作品を読んで、こちらも和物と言う事で特に概要確認せず購入。江戸時代の人々や街並みの雰囲気を圧倒的な表現力と画力で落とし込まれている漫画です。相変わらず、美しい。芸術の域。

    実はホラー要素がある漫画だと知らずに夜に読み始めてしまい、唐突に来た怖いシーンにビックリ…。一話まで読んで、続きは翌日の明るい時間に読みました笑

    でも物語も怖いだけではない、侘び寂びと言うか、趣のあるの余韻を感じる作品でした。

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    2022年01月01日
  • ブレイブ・ストーリー 下

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    やっとたどり着いた感じ。宮部みゆきの描くファンタジー小説というのは、現実世界との関わりを軸に描かれているのだと思った。10年以上前に書かれたものだけれども、このコロナ禍に生きている私たちに刺さる物語だと思う。きっと、いつの世にも通じる勇気を与えてくれる物語なのだ。

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    2021年12月27日
  • ブレイブ・ストーリー 下

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    ネタバレ

    深い作品に出会えた。
    ただの冒険ファンタジーではなく、しっかりとしたテーマが私に次々に突き刺さってきた。
    (自己啓発.哲学?)

    自分の命、他人の命、自分一人の人生、多勢(他人)の人生、運命という旅をしながら成長していく主人公、自分が変わる事で周りが変わる、自分が強くなる事で周りが幸せになる。亘少年はそれを実感しながら旅を続ける!
    しっかりとした世界観に登場人物の個性や感情 壮大なストーリーに大きな勇気と優しさが伝わってくる、3冊に渡る長編であるがあっというまに読み終え余韻にひたる「本を読むっていいな〜!」とつい口にする自分がいた。

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    2021年09月16日
  • 宮辻薬東宮

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    宮部みゆきさんのはゾクゾクしたー。
    辻村深月さんのは既読だったな。
    薬丸岳さんのはページを繰る手が止まらなかった。

    東山彰良さんのは始め入りにくかったけど、話が動き始めてからはグイグイ。

    宮内悠介さんのは、面白かったけど、バトンな感じやホラー感はあんまなかったかな。
    最後、宮部さんのそことつながるのかーと思った。

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    2021年08月17日
  • 宮部みゆき全一冊

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    30周年記念超ロングインタビューから始まる。
    佐藤優との対談も非常に興味深かった。

    彼女の作品をすべて読んでいるわけではないが
    初期の頃の作品を立て続けに読んでいた
    どの作品も心につきささる内容だった

    また読みたい。
    じっくり読みたいが時間がないので
    とりあえず 作者自身が絶賛していた「火車」の
    韓国版映画と「ソロモンの偽証」をみることに

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    2021年07月13日
  • お江戸ふしぎ噺 あやし

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    皇なつきはいつも絵がうまいなー

    皇なつきの作品は、中国ファンタジー物をよく読みましたが、この作品は宮部みゆきの世界を良く表現していて、もっともっと漫画化してほしいと思いました。三島屋シリーズやお初シリーズも皇なつきで漫画化してほしいです!

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    2021年05月03日
  • お江戸ふしぎ噺 あやし

    Q

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    江戸庶民の

    江戸庶民の口伝や体験の形で語られる不思議な話。
    恐いよりは人情味が深い。どれも余韻がある短編で、最後にさらりと話と話が繋がる。
    絵の力が物言うラスト。

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    2021年03月03日