宮部みゆきのレビュー一覧

  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続

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    ネタバレ

    三島屋変調百物語4巻目。4つの怪談を収録した600P超えで、読み応えばっちり。

    「迷いの旅籠」と表題作「三鬼」がダーク、「食客ひだる神」がユーモラス、「おくらさま」はファンタジー色が一番強い上に本シリーズの主役、百物語聞き手のおちかにとって、大きなターニングポイントとなるテーマをはらんでいる内容。

    良き…というか俺の好みの…怪談小説は「怖いのは人間弱いのは人間、でも強くて優しいのも人間」な内容をもっているものなんだけど、このシリーズはその条件をびったり当てはまっている上に、おちかちゃんを含めたシリーズ常連たちの人間成長小説になっていて、二層に味わいを楽しめる。

    ここまでで22話、まだ78

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    2023年02月08日
  • ブレイブ・ストーリー 下

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    ネタバレ

    宮部みゆき、昔から大好きだけど何故かブレイブストーリーは読んだことなくて、大人になった今の時点で初めて読んだ。今読んでよかったなぁと思った。
    両親の身勝手な行動のせいで不幸せという状況に陥って、肉親を憎まざるをえなかったり、悲しみを覚えなきゃいけなかった亘。その人を憎いと思う自分自身を受け入れられないという気持ち、その状況を受け入れられないという気持ち、やり直せるならやり直したいという気持ち、すごくよくわかる。
    でも、亘が最後に気がついたように、自分の運命を変えることも過去を変えることも人間はできず、ただあるがままを受け入れて、憎しみも悲しみも認めてあげるしかないんだな。いくら過去を変えたとし

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    2023年02月01日
  • 新装版 天狗風 霊験お初捕物控

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    お初、よくがんばった。
    あんな恐ろしい事件に巻き込まれて、怖くても、逃げないお初は、なんて素晴らしいのだろう。
    今回は、猫の鉄が大活躍なのも嬉しかった。
    お初だけに言葉が分かる、ちょっと生意気な猫の鉄。
    右京之介との仲は、どうなっていくのかな。
    右京之介も、もうちょっと自信を持てるようになったらいいね。好きな算学で何かどんっと実力を発揮できたらね。
    お父上との関係も、変わっていけそうな感じだし。
    それにしても、天狗の正体はなんとも切なくやりきれない。
    あのラストで、救われたのだと思いたい。

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    2023年01月26日
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続

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    語って語り捨て、聞いて聞き捨て
    黒白の間で、おちかは人々の不思議な話を聞く。
    宮部みゆきさんのライフワーク三島屋シリーズの第三段。今作も不吉な話から笑いまで江戸時代を生き生きと描かれる。こんなにも多くの物語を紡ぐ宮部さん、稀代のストーリーテラーは健在だ。ずっと読んでいられる。

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    2023年01月24日
  • 新装版 震える岩 霊験お初捕物控

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    アンソロジーで読んで霊験お初シリーズ再読の第一弾。
    時々不思議なものが見えてしまうお初が、御前様引き合わされた、ちょっとわけありの右京之介。
    お初が目にするものがなんとも悲惨で、否応なくそれを見させられるお初の心情を思うと苦しくなる。
    でも、お初自身はそれにくじけてやしないのがいい。
    気弱な右京之介の事情も切ない。
    父親との確執がそんな事情だなんて。
    事件の真相もあまりにも悲しい。
    あの事件にそんな新解釈を打ち出してくるなんて、さすが宮部さん。
    さて、次は第2弾へいこう。

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    2023年01月20日
  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続

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    多様な物語

    前巻に続き多様な話が読めます。
    当時の生活の厳しさからくる不可思議な話もあれば、人の気持ちから端を発する話もあり飽きはありません。

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    2023年01月08日
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続

    購入済み

    バラエティ豊かな物語

    本格的な怪談もあり、人がもつ恐ろしさがテーマの話もあり、超常現象のような人智を超えた話もありで、飽きさせない構成になっていると思います。
    と思えばおちかさんが不可思議な体験をするなど主人公の物語も進行していったり、そこに語り手の話との関連性があるなど先の展開が気になる内容でした。

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    2023年01月02日
  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続

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    緩急にやられます

    怖い一辺倒ではなく、空恐ろしいような話や、切ない話だったりバラエティに富んだ内容になっていて飽きることがない。
    ぞっとする話だけでなく、人情も感じたいならすごく楽しめると思います。
    百物語を通して聞き手のおちかさんの世界が広がっていくのが冒険を進めているようです。

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    2022年12月24日
  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続

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    ネタバレ

    どの話も心に残る話だった
    あの世に行く覚悟がなかった画家と覚悟があった人との違いにハッとさせられた
    ひだる神の話はうってかわっていい話なうえに料理が美味しそうでほっこりだった
    利一郎さんがいなくなってしまって、おちかちゃんはどうなるのかも気になる

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    2022年11月02日
  • ほのぼのお徒歩日記(新潮文庫)

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    普段何気なく通過している場所がたくさん出てきて面白かった。
    涼しくなったらまずはお堀の周りを歩いてみようかな。

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    2022年08月17日
  • ブレイブ・ストーリー 上

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    2003年刊行のファンタジー。
    文庫化された当時にすぐ買って、その後借りパクされて手元に無くなっていた既読未登録のものを改めて購入し再読しています。

    宮部みゆきにとっての2003年は、「時代物ばかり書いていた」スランプを脱し、直木賞受賞から4年、「模倣犯」刊行から2年後。
    よく言われる「脂の乗り切った」頃で、この頃に書かれたものが一番楽しめると、個人的にはそう思っています。
    試みに「ここではない世界」が舞台の、ゲームの影響を受けていそうなもの作品を拾ってみましょうか。
    2001年:ドリームバスター
    2003年:ブレイブ・ストーリー
    2004年:ICO(イコ) ―霧の城―
    2009年:英雄の書

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    2022年08月09日
  • ブレイブ・ストーリー 下

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    今さら恥ずかしいですが、アニメ化されているのを知らずに読みました。
    アニメの予告をyou tubeで見たが、全く違和感なかったことに驚きでした。
    ワクワクドキドキで読めました。

    時代もの、現代物も書ける改宮部みゆきさんは改めて天才だと思います。

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    2022年06月04日
  • お江戸ふしぎ噺 あやし

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    あやしが落ちていた

    静かな夜にしんみり話すような昔話 江戸から郊外まで でも、最後にしっかり落としてくれました。

    #怖い #深い #切ない

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    2022年05月31日
  • はじめての

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    全作品満足でした。

    大好きな作家さんたちの四部作。どの作品を読んでもとっても素敵なお話でした。短編では勿体無い位だと思います。

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    2022年06月09日
  • ブレイブ・ストーリー 上

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    今まで知らなかったのが恥ずかしいほど面白い。長いがあっという間に読み終わった。今から続きを買いに行きます。

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    2022年05月01日
  • 宮部みゆき全一冊

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    2018年に作家生活30周年を記念して発刊された。

    読書感想文の書き直しをさせられていた小学生時代。

    働きながら通った夜間の速記学校。

    法律事務所の事務員時代。

    こうした「デビュー前史」から語られる作家生活30年ロングインタビュー。

    単行本未収録の短編作品、エッセイ、対談、書評の数々。

    ノンフィクション作家の佐藤優氏との対談では、氏が収監されていた東京拘置所で大人気だったことも明かされる。

    そして最後に明かされる意外な事実。

    宮部みゆきは〇〇〇〇を持っていなかった--。
    それでいてあんなにリアルな描写ができるのか。

    文庫本のカバーや、挿絵など、手元に取っておく価値も十分にある

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    2022年03月11日
  • 新装版 震える岩 霊験お初捕物控

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    恐らくかまいたちの後者2つの短編をベースに、長編を執筆したのが本作。
    ヒロインがちょっとした超能力を持っており、それを軸にして殺人事件の解決を図る時代物。赤穂浪士の下りは忠臣蔵の話をよく知らなかったことも有り、表面上のことしかわからなかったが、上手く史実の不明点に創作物を載せたな、という印象。
    ただまぁ、右京之助の趣味的な話が事件の本筋にもうちょっと上手く絡めてほしかったな、と思う所があり、そこは残念。

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    2022年02月28日
  • ブレイブ・ストーリー 下

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    ネタバレ

    上巻では、小学生の亘にはあまりにも辛すぎる試練に読んでいても辛くなり、ファンタジーの部分が始まっても現世が気になって仕方ありませんでした。
    しかし中巻になるとファンタジーの世界にのめり込み、スケールの大きな大冒険を、映像を想像しながら楽しく読み進めました。
    そして下巻になると、仲間の生死に関わる事件が次々と起こり、最初に現世で起こった事なんてちっぽけに感じる程になりました。
    自分では世界がひっくり返るような辛い出来事だと思っていても、世の中にはもっともっと辛い事がたくさんあり、それに比べると自分に起こった出来事なんてちっぽけに感じることがあります。
    生きていれば、辛いことを全て避けて通るのは難

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    2022年02月03日
  • お江戸ふしぎ噺 あやし

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    美しい絵、風情を感じる表現力

    皇なつき先生の和物の他作品を読んで、こちらも和物と言う事で特に概要確認せず購入。江戸時代の人々や街並みの雰囲気を圧倒的な表現力と画力で落とし込まれている漫画です。相変わらず、美しい。芸術の域。

    実はホラー要素がある漫画だと知らずに夜に読み始めてしまい、唐突に来た怖いシーンにビックリ…。一話まで読んで、続きは翌日の明るい時間に読みました笑

    でも物語も怖いだけではない、侘び寂びと言うか、趣のあるの余韻を感じる作品でした。

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    2022年01月01日
  • ブレイブ・ストーリー 下

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    やっとたどり着いた感じ。宮部みゆきの描くファンタジー小説というのは、現実世界との関わりを軸に描かれているのだと思った。10年以上前に書かれたものだけれども、このコロナ禍に生きている私たちに刺さる物語だと思う。きっと、いつの世にも通じる勇気を与えてくれる物語なのだ。

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    2021年12月27日