宮部みゆきのレビュー一覧
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第一話 魂取の池
第二話 くりから御殿
第三話 泣き童子
第四話 小雪舞う日の怪談語り
第五話 まぐる笛
第六話 節気顔
三島屋伊兵衛の姪おちか一人が聞いては聞き捨てる変わり百物語が始まって一年。幼なじみとの祝言をひかえた娘や田舎から江戸へきた武士など様々な客から不思議な話を聞く中で、おちかの心の傷も癒えつつあった。ある日、三島屋を骸骨のように痩せた男が訪れ「話が終わったら人を呼んでほしい」と願う。男が語り始めたのは、ある人物の前でだけ泣きやまぬ童子の話。童子に隠された恐ろしき秘密とはー
三島屋シリーズ第三弾!
第四話に青野利一郎登場。おちかの揺れる心がみてとれる。良い傾向だと思う。話はど -
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ネタバレ三島屋変調百物語第2弾、第一話「逃げ水」では、淋しがり屋の神様「お旱さん」との出会いを通じて、神を敬い怖れる江戸時代の生き方が伝わってきた
素直で純粋な少年と三島屋の人々の絆が温かく、読後感が良くほっこりした気持ちになる
第四話「吼える仏」は、偽坊主・行然坊の回想から、仏様と共に暮らす人々の信仰と人の良心の脆さを描き、宗教の持つ複雑な力と時代を感じさせ、行然坊の最後の言葉に作者の思いが込められている
心に残ったのは第三話「暗獣」、真っ黒なもののけ「くろすけ」と老夫婦の交流は、付喪神とは思えない愛らしさと切なさに溢れている
くろすけの健気な姿や、夫婦との絆が深まるほどに訪れる別れの悲哀に、思わず -
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完結
かの屋敷にみなが。これまでの話が全て伏線かのように。
出てくる人たちは姿だけでは正直誰が誰やら・・・、なのが難点。
もっと続いても良かった様に思うが、お疲れ様でした。 -
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百物語
コミカライズされてたのには気づかなかった。
さっぱりした絵柄が好み。
あとがきで、割愛された部分があるとのことだが、
はじめから連載の長さが決まっていたのだろうか。 -
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ネタバレおちかが三島屋夫婦の世話になり始め、おじがおちかに与えた変わり百物語の聞き手になって1年が経った。様々な話を聞きおちかは成長していた。
「魂取の池」:叔父伊兵衛の囲碁仲間、その娘お文が語る祖母の話。自分が安心するだけのために相手を試して愛情を確認してはいけない。好きな人のことを信じなさいという教訓を噛み締めなきゃいけない。これまで何十の恋人が自分たちは大丈夫と試し、猪神様はまさに喰らいやがれ我が力とラスボス感を出しただろうか。
「くりから御殿」:白粉問屋大阪屋の主長治郎の子どもの頃の話。東日本大震災を彷彿とさせる話で残された者の悲しみと罪悪感、なんでどうして自分だけという孤独感が痛い。そして、 -
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ネタバレ江戸の袋物屋三島屋、そこの主の伊兵衛と妻のお民の元には姪のおちかという娘が預けられていた。おちかには家を出て叔父夫婦に世話になる深い理由があった。
「曼珠沙華」:この百物語の始まり、藤兵衛とその兄である吉蔵の話。尊敬する大好きだった兄が人を殺し、身内の犯した過ちに自身が苦しめられる。どうしても兄を恨んでしまうのは仕方ない感情だ。弟に苦労をかけた罪悪感を持つのも当たり前の感情だ。どちらの罪の意識にも共感できるだけに辛い話。
「凶宅」:おたかとその家族が巻き込まれたお化け屋敷の話。おたかの話は過去の出来事だが、読んでいる方としてはダメぜったい!と何度止めたことか。お父さんがお金に目が眩んだせいで、