宮部みゆきのレビュー一覧
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ネタバレ「震える岩」の続編、霊験お初捕物控のシリーズ。
一膳飯屋の姉妹屋の看板娘、お初。不思議なものを見ることができる彼女の周りで、またもや事件が起こる。
婚礼を控えたおあきという娘が神隠しに遭い、父親は同心に責められ自殺。だが、真実は観音様の姿をした妖のせいだった。
化け物の正体は、顔の美醜に囚われた娘の悲しい怨念で、他にも神隠しにまつわる同心・倉田主水の悲しい過去や、阿片を密売する商家などいろいろあったが、ひとまずめでたしめでたしとなる。
この「いろいろあったが、まずはめでたしめでたし」を見るのが、たぶんわたしは好きなんだろうなあと思う。お初が生きる江戸の町で、「まずはめでたしめでたし」に戻 -
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語って語り捨て。
聞いて聞き捨て。
三島屋変調百物語の第4弾。
本作ではおちかの恋愛にも発展しそうな振りが出てくる。もちろんただの恋バナではない。心に深い傷を負い、もう恋愛感情を抱くのが怖くなっているおちかの成長を描いているのだ。この変調百物語シリーズがおちかの成長物語でもあるのは異論のないところだろう。
今回はかなり怖い話も多い。「迷いの旅籠」「三鬼」「おくらさま」いずれも背筋が寒くなるような話で、日本古来の独特な宗教観が分かり易く伝えられていて興味深い。
その中でとてもほっこりするのが「ひだる神」だ。貧乏神は知っているがひだる神というのは知らなかった。
駆け出しの頃や下積み時代にお世話 -
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久々に読んだ百物語シリーズ。
前回はなんと平成24年に読んでた、、、、
どーりで覚えているような、いないようなわけだ。
にしても。宮部みゆきはすごい。
あの世を描く。
もうあの世とこの世の境目あたりのそんな亡羊としたものを描くんだけど、いちいちリアルなのよ。
いや、見たことないのに、
あぁ、そうそうそうだった、
こんな感じなんだよね。
ってまるで知ってるようなあの世なのよね。
しかも、なんかわからないけど遠い記憶で覚えてるんだよねぇ。
みたいな怖い体験なのよ、読んでて。
見たことないし、考えたこともないあの世なのに、読んでると
そうそうそれそれ
みたいなね。
なんで?
なんでそうなるの? -
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おなじみのシリーズ
今回は3篇
ゾワゾワっとする話
ヒヤリとする話
じっと成り行きを見守る話
3篇とも、寝落ちしたら変な夢を見ると気合いを入れて読む場面が何度もあった。
特に、表題作の よって件のごとしは
恐怖が哀しみを背負って迫ってきた。
哀しみに立ち向かう姿も悲しいが、悲しむきっかけをつかめずに意地をはる人の姿も胸に迫るものがあった。
このシリーズは話しの聞き手の富次郎さんをはじめ
女中さんや丁稚さんたちが、さりげなく魅力的に描かれていてほっこりできるので救いがある。
今回で、ひと区切りのような終わりかたに見えたが
もう次の単行本が出ているのでどのような展開になっていくのか楽しみ。 -
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[1]妙に不敵で飄々とした雰囲気になったおちかはん。これが本来の姿に近いのかもしれへんなあ。
[2]チームおちかの新メンバー、お勝、青野利一郎、行念坊、いたずら三人組と新太。メンバーの増加はおちかの世界の広がりでもあり、成長でもある。青野はおちかのお相手役になるかも。清太郎には気が進まんみたいやし。
[3]今回もふくよかな一冊でした。
【逃げ水】金井屋の番頭、房五郎と丁稚の染松(平太)。平太が近寄るとあらゆる水が逃げてしまう。「お旱さん」という神様が憑いていると言う。三島屋の人たちの優しさが身にしむ。
【藪から千本】隣家の住吉屋の娘、お梅が嫁に行ったがなんだかいろいろ腑に落ちない段取りだっ -