宮部みゆきのレビュー一覧
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宮部みゆきファンには必読本。でなくても、世のレビュアーには教科書になるような本です。
人は人を評しながら多くは自分を語っているという。本書も他人の書物を語りながら、自分の著作世界を語っている様な気がしてならない。時代小説、推理小説、SF小説作家としての宮部みゆきの創作の源泉のひとつは、類稀なる好奇心と読書欲だと常々思っている私にとっては、様(さも)ありなんというラインナップだった。
もう一つ感心したのは、500字から多くて800字という、極めて短いけれども、新聞書評欄としたら当然の長さの中に納めていること。これくらいの長さが、人が「序でに読んでやろう」と思えるギリギリのところなのだろう。し -
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ネタバレ宮部さんのライフワークである「三島屋」シリーズの第7弾ですが、今回も面白かったです。
表題作の終盤で、義憤に燃えた吉富が葵の継母を懲らしめるシーンが爽快でした。
葵の継母は容姿は端麗ながら陰険な性格の持ち主で、葵が幼い頃から彼女を苛めていたのみならず、私利私欲のために、ごろつきを使って葵を貶めさせ、死に追いやってしまいます。その後、彼女は肥えた老婆となっていたので、きっと葵を殺したことを露ほども気に病んでいなかったんだと思います。
一方、吉富にも継母がいますが、彼の継母であるお竹は、吉富を苛める祖母に凄んで虐待を止めさせた大人物です。「おめえのはらわたには虫が湧いてる」だの「鉈で腕を -
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『拝み屋横丁顛末記』の宮本福助が、
『おそろし 三島屋変調百物語事始』をコミカライズ。
心に傷を負った、おちか。
彼女が聴くのは、人が心に密かに抱えている、もの語り。
恐ろしいのは怪異、霊か、それとも人か?
第五話 凶宅 中編 第六話 凶宅 後編
第七話 邪恋 前編 第八話 邪恋 後編
あとがき
「凶宅」・・・1年だけ屋敷に暮らしてくれたら百両をあげよう。
前巻から続く話はハッピーエンドで終わる?
“そんなはずはない!”
真実は悍ましいものであった。終わりが訪れる時は来るのか?
そして甘らかな声は誘う。「おちかさん、おいでなさいまし」
「邪恋」・・・黒白の間で、おちかがおしまに語る悲劇。 -
ネタバレ 購入済み
つらいエピソードでした
第2巻、どのエピソードがくるのかと思っていたら、どうやら原作どおりの順番で漫画化されて安心しました。
このシリーズでは、震えるほど怖い話からちょっとクスリと笑える話や哀しい話などいろいろなエピソードがあります。
今回はその中でも主人公のおちかの過去に関わる哀しいエピソードが入っていました。
原作を読んで知っているのでどんな最後なのかわかっているにもかかわらず、あらためて胸がつぶれるような思いがしました。
漫画の、作画の力だと思います。
この先も全部漫画化してくれる事を期待してます。
あんじゅうをぜひ絵で読ませてください! -
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ネットで見かけて。
そりゃ、読むでしょ。
「宮部みゆき」が読んで面白いと思った本なら。
とりあえず興味を持ったのは、
「絶対に行けない世界の非公開区域99」とか、
「スポットライト 世紀のスクープ カトリック教会の大罪」とか。
好きな作家さんの読んだことのある本が出て来たのには、
ちょっとガッツポーズをしてしまった。
ただし、問題は、
紹介する文章がとても面白いがゆえに期待値があがりすぎて、
実際に読むと今一つに感じてしまうことがあるということ。
自分も過去に痛い目に遭いました。
もちろん、そんなことをおそれていては、
読書はおろか人生も楽しめない。
読みますよ、もちろん。 -
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三島屋シリーズ七作目。前作の最終話がかなりハードで、なおかつ特殊な設定の話だったのですが、今回収録の三作は宮部さんの時代物の王道をいく三編だったと思います。
愛や誰かを思う心が、必ずしもハッピーエンドを迎えるわけでもなく、時には悲劇を招いたり、なんとも言えない苦みのようなものが残る話も、多かったと思います。
それでも、それぞれの作品に読後感の悪さというものは覚えませんでした。語り手それぞれの人生と感情が伝わり、静謐さを覚える。怖さ以上に哀感が心を打つお話ばかりで、改めて三島屋シリーズの底の深さを感じます。
個人的に最も印象的だったのは「一途の念」
貧困や病気など悲運が続く夫婦と、その子ど -
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宮部書評集となると、それはもう読まない理由はない。短期間、読売新聞を取っていた頃、気になって手に取った作品も数作見つけられた。そしてさらに、読んでみたい作品が下記のごとくずらり。ノンフについては厳しめにピックアップしたんだけど、それでもこれだけあった。慌てず少しずつ、って感じやね。
つくられる偽りの記憶 △
絶対に行けない世界の非公開区域 △
定職をもたない息子への手紙 △
長くなるのでまたにする。 △
ドクタースリープ ○
へんな生きもの へんな生きざま ○
深夜百太郎 ○
謎の毒親 ○
火打箱 △
よこまち余話 △
未確認動物UMAを科学する ○
ぼくたちが越してきた日から〜 ○
恐怖の