宮部みゆきのレビュー一覧

  • おそろし 三島屋変調百物語事始

    購入済み

    さすが宮部みゆきさんの作品。

    久々の宮部みゆきだったのですが、予測のつかない展開、謎めいて魅力的なキャラクター、正確な時代考証ながらわかりやすい語り口、とても面白い作品でした。読み終わって知ったのですが、5巻まである続きものだったんですね!もちろん一冊目だけで十二分に楽しめますが、5巻まで読んだらどんな展開が待ち受けているかも気になるところです。

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    2023年10月14日
  • 新装版 震える岩 霊験お初捕物控

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    常人には見えざるものが見え、聞こえざるものが聞こえる能力を持つ主人公お初が兄六蔵を助け事件を解決する捕物帳シリーズ。100年前(元禄時代)の赤穂浪士にまつわる因果を絡めた話。
    吉良家、浅野家双方が権力の犠牲者であり、またなもなき浪人も徳川によって転落の人生を送ることになる物悲しさを背景としており、読み応えあり。

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    2023年09月30日
  • あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続

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    ネタバレ

    2023/9/25
    おちか嫁入りおめでたい。
    正直もうはじめが思い出せないのだけど。
    嫁入り先もご近所だしまたお会いできると思ってます。
    いつも飄々としてる古本屋の若旦那がおちかを迎える時カチコチになってたのがたまらなくかわいかった。
    夫婦幸せになれそうで何より。
    次の聞き手の小旦那も好きなので今後も楽しみです。

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    2023年09月26日
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続

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    表題作の「泣き童子」がダントツで怖かったし、面白かった。これぞ怪談話って感じ。やっぱり悪いことすると、その人の心にはシミができてしまうものですねー。気をつけよう

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    2023年09月08日
  • 魂手形 三島屋変調百物語七之続

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    ネタバレ

    三島屋シリーズ 7冊目
    「火焔太鼓」は「荒神」を連想した。
    どうもこの手の奇想天外特撮レベルなのは、好きになれない。
    色々あっても、もがきながらも懸命に生きようとする人達によりそうような作風が
    好きで読んでるんだけど、急に「特撮」風な物が入り込むと、萎える。

    「魂手形」
    徳を積むって、あるんだね。ちゃんとまっとうに生きるって、すごい。
    優しい人ほど、強いんだわ。



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    2023年08月31日
  • 半七捕物帳―江戸探偵怪異譚―(新潮文庫nex)

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    「雪達磨」「お文の魂」「山祝いの夜」「筆屋の娘」
    「勘平の死」「槍突き」「少年少女の死」「津の国屋」の
    八篇。
    時代ものを書くときは、仕事の前に必ず『半七』を読むといった宮部みゆきの編である。
    文政6年(1823年)生まれの江戸の岡っ引き半七。
    明治時代の新聞記者の「わたし」が半七老人に話聞きだすという構成。

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    2023年08月20日
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続

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    「三島屋変調百物語」発売済み全4巻のうちの第4巻を買って読んだのが、つい一週間ほど前のこと。手に取って読み始めてすぐに「ああ、あのシリーズの最新巻か」と気付く。冒頭から登場する主人公や脇役たちの記憶もあれば、百物語の趣向の経緯や背景にも馴染みがあるし。つまり、このシリーズを読むのは初めてじゃない。しかし全巻を続けて読んできた記憶もないので、1‐2冊は確実に読み飛ばしてるな。そう思いながら読み終えたのが第4巻。それがやはり面白かったので、さっそく再度1‐3巻を買い求め、初巻から読み始め直してみたのだが...
    これが不思議なことに。
    第1、第2、そしてこの第3巻と読み進めるごとに「前に読んだのはコ

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    2023年08月16日
  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続

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    いつの時代も、亡くなってしまった想う人への『生き返らせたい』『また会いたい』という思いは変わらないんだと思った。
    その想いが強いばかりに悪いことを悪いことだと思わずにやってしまうことも今も昔も変わらないと思った。

    今では医学や科学で解明されていることも、江戸の時代は『~神』の仕業として、恐れたり崇め奉ったりしているところに
    江戸の良さを感じた。

    謎解きのように、自分も聞き役のように読めて面白い。

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    2023年07月29日
  • 半七捕物帳―江戸探偵怪異譚―(新潮文庫nex)

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    事件の中身も動機もお縄になった犯人たちの末路も陰惨ながら、語り口や半七親分のさっぱりとした気質や描かれる江戸の風俗の洒落た感じから、古さに新鮮さが乗っかり小気味良い読書体験ができた。

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    2023年07月08日
  • 三鬼 三島屋変調百物語四之続

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    「聞いて聞き捨て、語って語り捨て」が決まりの百物語。読者にとっても「語って語り捨て」、それぞれの話の解釈は読者に任される。作者からの誘導はない。 遠く江戸時代の市井の人々にこうもたやすく感情移入できるのは、さすがの筆力。 個々の独立した百物語の他に、主人公おちかの心の変化がゆったり大きな流れで描かれる。この巻は、おちかの心情が変化する潮目が変わる作品。次巻が楽しみ。

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    2023年07月02日
  • 三島屋変調百物語 1

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    『拝み屋横丁顛末記』の宮本福助が、
    『おそろし 三島屋変調百物語事始』をコミカライズ。
    心に傷を負った、おちか。
    身を寄せている叔父夫婦の店三島屋で、
    彼女が聴くのは、人が心に密かに抱えている、もの語り。

    第一話 曼珠沙華 前編  第二話 曼珠沙華 中編
    第三話 曼珠沙華 後編  第四話 凶宅 前編
    あとがき

    めったにない出来事は、他にもある。
    そして、秘めた悲しみは相通じるものがある。
    「曼珠沙華」から始まる、おちかの、語る者の、物語。
    恐ろしいのは怪異、霊か、それとも人か?
    かの原作と照らし合わせながらの読書で思ったのは、
    小説は文章で読ませる。漫画家は絵で読ませる。
    人物たちの表情と

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    2023年06月19日
  • ほのぼのお徒歩日記(新潮文庫)

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    なつかしい。とにかく懐かしい。
    まだ独身で働いていた頃、休日は本屋に出向いて良さそげな本を買っては読んでいた頃、宮部みゆきさんの著作にハマって、時間を作っては読んでいた。
    私が手に取ったのは、平成12年発行の文庫版『平成お徒歩日記』だったと記憶している。この頃に結婚が決まり、生活が随分と変わった。
    平成版は、懐かしい記憶とわかちがたく結びついている本で、おそらく探せば見つかるのではないかと思う。
    『平成』が外されたこの本には、書き下ろしとして令和元年に実行された『お徒歩話』が入っている。著者も関係者も相応に年を重ねている様子が、微笑ましく身近に感じられた。
    20年も前に書いたものがこうして形に

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    2023年03月15日
  • 新装版 震える岩 霊験お初捕物控

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    以前、たしか読んだはずだなーと思って調べたら、なんと30年前が初出でありました。
    ところどころ覚えていたけれど、大方忘れていて調べる前に読んだもので『おかしいなあ、読んだことあるはずなのに…私の頭はポンコツ?』…いや30年の年月にはかなわないだけでした。
    話の展開がやや強引に感じられたものの、忠臣蔵の話に関して当時最新の研究成果を踏まえての作品だと思うと、なかなかに感慨深い。当時は、忠臣蔵について娯楽作品というイメージが先行していたしね。たしか、同時期に描かれていた水木しげる巨匠の『お岩さん』の話で、実はこの話が『忠臣蔵のスピンオフ』であったことを知ったのは懐かしい思い出です。

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    2023年03月12日
  • ブレイブ・ストーリー 中

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    久しぶりに読んだ、宮部みゆき

    ワタル大変だな。まだ五年生なのに
    さて、どういう道を歩むのか

    汝は選ばれた。道を踏み誤ることなかれ

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    2023年01月09日
  • ほのぼのお徒歩日記(新潮文庫)

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    ネタバレ

    書かれた時期によって文章のテンションの違いがすごい そこもかなりおもしろかった
    小説にでてくる島流しや市中引廻しがどんなかんじなのか具体的に書かれていてよかった
    名古屋の味噌カツが口に合わなかった話、愛知県民が読んだら悲しむぞ…っておもった まあ自分が食べ慣れてる味噌以外は微妙というのもわかる

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    2022年12月16日
  • 宮辻薬東宮

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    「人・で・なし」
    宮部みゆき上手いよねえ。
    極めて普通の(もしかしたら宮部自身が遭遇したかもしれない)居酒屋の、よくある話から、「人でなし」のワードを引き出して、ひとつの現代の「怪談噺」が始まる。まあ、やり過ぎ(ありきたり)のオチだったけど。リレー・アンソロジーどうなるんだろ?

    「ママ・はは」
    宮部からバトンを受け取ったのは、辻村深月。話の導入方法と「表題」「写真」というキーワードを引き継いだようです。果たして何処を引き継いで何処を引き継がないのか。ちょっと推理したくなりました。

    「わたし・わたし」
    辻村からバトンを受け取ったのは、薬丸岳。初めて読む作家。確か実際にあった犯罪に取材した小説

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    2022年12月14日
  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続

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    タイトルの短話が1番読み応えある。
    おどろおどろしい話じゃなくて、なんとなく不気味で切ないお話。
    ちょっとラブストーリーも生まれそうでいい出会い。

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    2026年01月13日
  • 新装版 天狗風 霊験お初捕物控

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    江戸時代の超能力者である、お初と右京之介の物語の第2段(たぶん)。
    猫の鉄が可愛い一作。いや、可愛い。

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    2022年09月04日
  • ブレイブ・ストーリー 中

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    異世界における亘の旅は続きます。 

ただのファンタジーでは終わらず、しっかりと社会への批判も入っているし、誰もが持っている心の闇も言及している。 

宮部みゆきはゲーム好きそうな文章書くな、とおもってたら彼女はゲーマーでし

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    2022年08月27日
  • ブレイブ・ストーリー 下

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    まさに主人公・亘のブレイブ(勇気)ストーリーという名に相応しい内容だった。
    壮大な世界観のお話で、壮大過ぎて最後の方私が忘れているようなことも、作者がきちんと伏線回収してくれて、なんて親切。
    それにしても、亘の台詞や考え方はどう考えても小学5年生に思えないほど大人びていたというか、やや無理やり小学生っぽい描写にしている感じもした。

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    2022年08月17日