【感想・ネタバレ】日暮らし(下)新装版のレビュー

あらすじ

葵の死の背後に見え隠れするのは、
鉄瓶長屋の事件からくすぶる大店湊屋のお家事情。

平四郎は関わりある者たちの心を丁寧に解きほぐしていく。
「わたくしには、今回のことは“通りモノ”の仕業としか考えられないのです」
弓之助の推理が過去の嘘と隠し事の目くらましを晴らす。

「ぼんくら」事件、感動の大団円!

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Posted by ブクログ

江戸ものの、推理もの。そして人情もの。
一日一日積み上げて、私たちは日暮らしする。
犯人探しだけでないこの話。心の機微と、今の時代にだって通じる人の生業と優しさと切なさと。

湊屋の絡まった事情。葵もおふじも佐吉もみんな辛い。平四郎と弓の助、おなじみの面々で解きほぐす真相は面白くもあり、切なくもありました。
大人になっても再読して、より染みるかも。

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2025年12月21日

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