あらすじ
三島屋シリーズ情報から岡本綺堂まで――ファン必携! 著者自らによる公式読本
「三島屋変調百物語」シリーズ情報を掲載し角川文庫に登場!
人の業がなせる、恐ろしくも切ない怪談話の語り部・宮部みゆき。稀代のストーリーテラーが織りなす物語には、どんな思いがあったのか。
物語の舞台を歩きながらその魅力を探る異色の怪談散策!
さらに怪異の世界を縦横に語りつくす北村薫氏との特別対談に加え、“今だから読んでほしい”小説4編を厳選。ファン必携! 著者責任編集「宮部怪談」公式読本。
電子書籍は巻頭カラーバージョン!
※本書は2013年に小社から刊行された『宮部みゆきの江戸怪談散歩』(新人物文庫)を増補したものです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
宮部みゆきの一つの世界である江戸の人情噺と怪談噺。その話もあることながら、本人の短編を再読して新たな感動とともに、岡本綺堂と福澤徹三の短編の怪談が楽しめて良かった本。
Posted by ブクログ
気に入っている三島屋シリーズの舞台裏を覗けて楽しかった。北村さんのと対談、収録された短編もよかったけれど、最後の「怪の再生」は怖くて夜に読めなかった。
Posted by ブクログ
"指輪一つ"まではフムフムと読めたけれど、"怪の再生"はいけません。昼間の地下鉄で読んでもゾーっとする。夜、自分だけが起きている時間に読まなくて良かった。
昔娘が買ったCDだったかに怪しい音が入ってたのを思い出してしまった。こんな時間にいかんいかん。夫が起きているうちにシャワーして寝よっと。
Posted by ブクログ
宮部先生自らによる公式読本。物語の舞台になる場所の紹介と、宮部先生のインタビュー・対談などで先生の物語の世界に浸れて良かった。そろそろ三島屋シリーズも新刊が出る時期だなあと思いつつ、99話まで、とゴールが改めて示されて寂しい気も。三島屋シリーズもまた読み返そう
Posted by ブクログ
三島屋と本所深川七不思議の舞台を歩く。これを手に聖地巡礼したくなる個人的な話はさておき。三島屋は神田近辺なのだと改めて認識。北村薫さんとの対談は色々と感慨深いものがあるが、怪談が廃れた原因の一つに闇がなくなったというものと、情報過多があげられるというのはなるほど納得。おそろしと幻色江戸ごよみからのショートストーリーはあぁそうそう宮部節ってあるよねと再認識。岡本綺堂さんの「指輪一つ」は切なくも可愛らしいストーリー。福澤徹三さんの「怪の再生」はちょっとトラウマになりそうなエピソード。