大沼紀子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『夜食』
なんていい響きの言葉なんでしょう。
夕食ではなく、夜食。
受験や残業などで食べることもあるけれど、何となく小腹がすいて深夜に食べる食事。
少し罪悪感があったりして、それが一層美味しくさせる。
そんな夜食にまつわるアンソロジー本です。
ちょっと謎めいた作品もあれば、友情や愛情や家族にまつわるもの、仕事にかかわるもの。
どれにも共通するのは『夜食』、そしてどの話も読むと温かくなれるかもしれません。
夜食の時間に読み進めると楽しい読書になりそうです。
どの話もとても良かったですが、たぬきおむすび、ファミレス夜食、インスタントラーメンの話は特に気に入りました。
美味しそうな夜食だと思ったら -
ネタバレ 購入済み
ちょっとずつ
ちょっとずつキャラクターが増えていくのですが、最初はてんでバラバラな存在に見える彼らが、どこかしこで繋がっていくのがこの物語の醍醐味かなと思います。