あらすじ
高校2年生の篠崎希実は、奔放な母のもと、あちこちに預けられながら育ち、このたびパン屋「ブーランジェリークレバヤシ」の二階に居候することに。不器用でお人好しなクレさんと、イケメンだが口の悪いパン職人、弘基。二人が営むこのパン屋は、真夜中にしか開かない風変わりな店。そこには、“ちょっと訳アリ”な珍客がつぎつぎやってきて……。テレビドラマ化もされた人気作がキミノベルに登場!
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面白いけれども
この本は個性豊かな来客や割り切ったヒロインの性格もありとても面白いのですが瀬尾まいこさんの本に似たような感じの本があるので私の中では新しさがなかったですね
作家さんの名前に見覚えがあったから読んでみた。ずいぶんと奇想天外なストーリー。主人公の母親は奔放で、たびたび主人公を他人に預けてどこかへ行ってしまう人。それでも他人は優しくて…って、朝のドラマ風かも。
ややわざとらしいが
ベストセラーになった瀬尾まいこの「そして、バトンは渡された」を更に極端にしたストーリーの舞台設定は、ややわざとらしいが結構面白い。生い立ちに負けないややドライなまでに割り切ったヒロインの性格も瀬尾まいこに似ている。しかしストーリー展開はこの作品のほうがされにテンポよく、グイグイ読者を引っ張ってゆく。
個性豊かなキャラたち
独創性が十分に揃ったパン屋さんに、非常に個性豊かな来客がやってくる日々を、主人公はたんたんと過ごしています。作品の世界観のあちこちにこだわりが見られていて、希実の成長していく姿もじつに頼もしく思えますし、パン屋の主人と店員とのやり取りも面白いと思いました。