あらすじ
*――――*★*都会の片隅に、真夜中にだけオープンする不思議なパン屋さんがあった*★*―――――* あたたかい食卓がなくても、パンは誰にでも平等に美味しい。 。*。・.。心地良い居場所を見つける物語。.・。*。 謎多き笑顔のオーナー・暮林と、口の悪いイケメンパン職人・弘基が働くこの店には、パンの香りに誘われて、なぜか珍客ばかりが訪れる……。 夜の街を徘徊する小学生、ワケありなオカマ、ひきこもりの脚本家――― 夜な夜な都会のはぐれ者たちが集まり、次々と困った事件を巻き起こすのだった。 家庭の事情により親元を離れ、「ブランジェリークレバヤシ」の2階に居候することになった女子高生・希実は、“焼きたてパン万引き事件”に端を発した失踪騒動へと巻き込まれていく……。
...続きを読む感情タグBEST3
うおお 山中ヒコ先生だ
小さい頃、真夜中のパン屋さんシリーズを読みました。
そして、
高校生くらいに、「500年の営み」を読み、
感動しました。
そのあと、
同じジャンルのヒコ先生の本を読みました。
続けて、王子様と灰色の日々を読みました。
たったいま、山中ヒコ先生がこの真夜中のパン屋さんシリーズの絵を手がけていることを知って、
驚いています。
嬉しさ、感動を味わいました。
真夜中のパン屋さんシリーズで
誰がデザインを山中ヒコ先生に頼んだのかは
知らないのですが、
山中ヒコ先生を評価している方がいるということで、かなり嬉しいです。
また、漫画を描いてほしいです。
ヒコ先生。
Posted by ブクログ
私がパンを大好きになったきっかけの本。
主人公に共感できることが多かったから本当にのめり込めた。
自分を守るためにいじめをしている子を見下したりしているところは本当に自分の考えを覗かれているかと思った。
「パンは平等な食べ物。
道端でも公園でも、パンはどこでだって食べられる。囲むべき食卓がなくても、誰かが隣にいなくても、平気でかじりつける。うまいパンは誰にでも平等にうまい。」
この言葉が本当に好き
Posted by ブクログ
単に真夜中に営業するほっこりパン屋さんかと思ったら‥
人の数だけ悩みがあって、個別の向き合い方があるんだなぁと思いました‥
私は苦労人は無情の愛が滲み出てると思ってますが、身近な方の笑顔、優しさの奥底の辛い経験を分かち合える人になれたらなぁと思います‥‥
人の苦労を大人びていて"深みのある優しい人"で片付けたくないなと、、
Posted by ブクログ
中学の時に第2巻まで読んでいたが、ドラマを再視聴していたため、全巻購入して1から再読。ドラマの内容と重なっていたが、もちろんのことドラマ以上にそれぞれの登場人物の心情や背景が事細かに描写されていて、物語に入ってこれた。土屋太鳳ちゃん演じる希望ちゃんは髪の毛が長めだったので、表紙の女の子が希望ちゃんだと分かるまで時間がかかった。あと暮林さんはタッキーの爽やかイメージが強かったから、優しい無精髭の挿絵はこれもアリだと思い弘基はイメージ通り。次の巻もドラマの物語が出てくるため思い出しながら読んでいきたい。
Posted by ブクログ
いい話ばっかり。皆色々な事情を抱えているけれど、このパンやさんに来ることで新しい人生を歩んでいく。ここ最近読んだ本で一番お勧めかもしれない・・・。(о´∀`о)
Posted by ブクログ
大沼紀子さんの作品初めて読みました。2025年初作家18人目です。
みんながちょっとずつ何かが足りなくって、でも優しくって色々辛いけど、自分を理解してくれる人がいる幸せがある物語だなぁと思った。
シリーズものなのでこの先、希実やこだまがどんなふうになっていくか楽しみ。
Posted by ブクログ
友達に勧められて読んだ本。夢中になって読んでいたので電車も乗り過ごした。
どのキャラクターも好きだったけどやっぱり暮林さんが好きだったなぁ。柔らかいのにちゃんと芯があって、人の中にある毒を解毒してくれるような言葉をいつも周りの人にかけてて、自分の毒も解毒された感覚だった。でも完璧なわけじゃなくて不器用なところもあるのもより好きになるポイントだったのかも。私自身は希実ちゃんの素直じゃない感じが似てるのか共感するところが多くて希実ちゃん目線で読んでた。
とても心温まるお話だった。続編も早く読みたい。
Posted by ブクログ
真夜中の深夜帯のみに開店するパン屋。
その店を切り盛りするのはパン職人の男性とオーナーの2人。
深夜のみの営業という事で珍客が多い店ではあるではあるが、
ある日、荷物を抱えた女子高生が転がり込んでくることになって
予期せぬ日々が訪れ始める。
登場人物は皆、中々に闇を抱えた人ばかり。
特に親子の愛憎に端を発した問題が起きるが
パン屋のオーナーが作り出す不思議な優しいオーラに絆されて
事態は好転していく。
こんなオーナーのような男性になれたらなと思わせるいい本でした。
Posted by ブクログ
単に夜間営業しているパン屋とお客との人間模様を描いているのかと思って読んでいた。でも、そんな単純な話ではなく。色々な事情を抱えた人が愛とは何かを探している物語だった。親子の愛。夫婦の愛。人類愛。。。
過去を乗り越えた未来が見えてきた。
Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
都会の片隅に真夜中にだけ開く不思議なパン屋さんがあった。オーナーの暮林、パン職人の弘基、居候女子高生の希実は、可愛いお客様による焼きたてパン万引事件に端を発した、失綜騒動へと巻き込まれていく…。期待の新鋭が描く、ほろ苦さと甘酸っぱさに心が満ちる物語。
令和4年11月6日~8日
Posted by ブクログ
真夜中のパン屋さん
食べ物関連する本に魅せられているこの頃
読まない訳にはいかない
パン屋さんを舞台に繰り広げられる人間模様
マカンマランシリーズに似た展開
どちらが先かどうかわからないけど
楽しく読み終えた。
Posted by ブクログ
真夜中のパン屋さんに来る人たち
みんなそれぞれに何か事情を抱えているが、
なぜか前向きになる!
心に刺さる内容だが、なぜか前向きになれる
もっと読みたい!
Posted by ブクログ
まよパン=真夜中のパン屋さん(≠マヨネーズパン)
23時から29時開店のパン屋さんを構想した主は死亡
パンを作れない夫が、主=美和子に恩を受け、愛し
ていると夫に公言する男=柳と二人で営業している
主人公17歳の希美は、1/4に母親に捨てられ、齢の
離れた姉に世話になるよう書かれた置手紙を手にし
てパン屋に来る・・・姉=美和子の父親は20年前に
亡くなっているが、この物語ではすんなり話が進む
パンを持って行って良いとお姉ちゃんが言ったから
と少年=こだまはパンを持ち去る(万引き?)
この少年も母親から捨てられたのだ
脚本家の班目はストーカーで変態だが、正義の人で
もあり着替えや性行為等は覗きをしないで住民たち
の私生活と本命の女の子の生活を徹底的に見る
おかまのソフィアはミケと呼ぶ女とダンボール暮し
そのくせパン屋の常連になり、児玉少年の母親のふ
りをして家庭訪問を受ける
主人公の生き様も悲惨で周囲の人間も悲惨な状況
作中のクロワッサンと違い重い内容です(*´▽`*)
Posted by ブクログ
大沼紀子さん、初めて読んだけど、サクサク読めて良かった。
登場人物がみんなそれぞれ傷を抱えてるんだけど、ちょっとずつお互いに癒されて、優しくなっていく過程が、微笑ましくもあり、切なく苦しくもある。
傷つく人なんて誰もいなくて、Happyなだけなら良いのに現実はそうはいかなくて、でも周りの人に優しさを分けられたら、自分の傷も少しは癒えるのかなを
Posted by ブクログ
タイトル通り、真夜中に開いているパン屋さんなのだが…
パンがメインというよりも、パン屋で働いている"人"がメインな印象。
登場人物それぞれが独特というか、普通じゃないというか、世間一般とは違う感覚と背景を持ち合わせているような…
複雑な環境の中で過ごしてきた人達がこのパン屋をつながりとして心の中の大切ななにかが育っていくシリーズになるのかな?と予想。
Posted by ブクログ
陽介と美和子は大学生のころに出会い結婚。仕事の都合で離れて過ごす時間が多かった。ある台風の日、事故で美和子は亡くなってしまう。美和子が開店準備を進めていたパン屋さんを陽介が開店させる。師匠、腹違いの妹も加わり順調に営業する。事情を抱えた人たちがおいしいパンと陽介たちに見守られて幸せになっていく。大好きな人と「おいしいね」と食べれる。それが一番のシアワセだな。
Posted by ブクログ
本屋でタイトルを見て、ふと読もうと手に取りました。勝手に推理モノだと勘違いして読み始めましたが…人間模様なお話。
キャラクターの設定が結構強烈で、それぞれが闇を抱えながらパン屋を中心に繋がっていく話。
のぞみとみわこが血が繋がってないことを知ったとき、たぶん波乱が起きるんだろうなぁと予想しつつ…このお話がどういう展開になっていくのかワクワクしながら次の巻に進みたいと思います。
Posted by ブクログ
一万円選書 8冊目
ドラマ化したのかなぁ?聞いたことがある作品。
とにかくパンが食べたくなる!
美味しいパンが!
夜に開くパン屋さんの話。
希実ちゃん 家庭環境がとても複雑。読んでて落ち込むぐらい、酷いいじめを受けていた。
暮林 この人の話し方や物腰の柔らかさで、自然と事が丸くなったりする。美和子さんの旦那さん
弘基 ブランジェリークレバヤシのパン職人
こだま こだまも家庭環境がふくざつ。まだ小学生かなぁ?のぞみ、こだま、ひかり
班目 まだらめ 家に双眼鏡がたくさんある。人間観察というなの覗き見なのか。
ソフィア こだまの母親役もした、素敵なおかまさん。
パン屋とそのパン屋に訪れる、濃いお客さんたちの話。
みんなそれぞれの事情を抱えながらも、血縁関係なく、それを他人が「持つよ。」と言ってくれてる気がする。
そんな物語。
Posted by ブクログ
激しい設定。
でも、わからなくもなく。パン屋さんという緩くふんわりした世界の中で濃い設定で楽しませてくれる。
それぞれがそれぞれの思いを抱えながら、できることをして生きていく。不思議な感じだが、これはこれであってもいいのかなって思わせてくれる。
Posted by ブクログ
寸断が相次ぎ、少し緩慢な読書になってしまいました。もしかしたら自分には合わないのかな?中断しようと思いながらも新聞に紹介された推奨文が頭をよぎって何とか続行し、読み終えました。いい話だと思いますが、ちと自分には合わなかったかな。と。きちんと読めばもっと評価を上げられたと思います。読む側の責任もあります。けれど、感動的だといわれるオチに二度読んでも?スンマセン。
ただ、若かったころはよく食べたパンも最近はあまり食べなくなった。でもこの本を読んでとても恋しくなった。パン屋さん宣伝効果抜群な本です。パン屋さんへ行こうっと!
Posted by ブクログ
10年以上前に読んでいた本を読み返したのだが全く覚えていなく最後まで読めた。
学生時代には気にならなかった現実ではあり得ない点が気になったりもしたが、それぞれの視点から人と関わることの大切さが見えてよかった。
Posted by ブクログ
深夜にしか営業してないパン屋さんでの、いろんなお客さんとの物語。シングルマザーでいろんなところに娘を預けて出かける母親の娘、またパン屋の店員にもいろいろある。妻を失くしたり、その妻が好きだった別の店員とか。あとホームレスのオカマ、母親がクズな小学生とか。
Posted by ブクログ
真夜中だけ営業しているパン屋さんのお話。
妻を亡くした夫、その妻を追いかけた男、カッコウの娘、ネグレクトの母、夜にふらつく男の子、覗き趣味のストーカー、、登場人物の背景はそれぞれかなりハードなものばかりだったけど、なんだかほんわり包み込まれてハートウォーミングにまとまっててすごい。
サクサククロワッサンを無性に食べたくなる。
Posted by ブクログ
まよパンシリーズ ①
夜にオープンするパン屋さん。
オーナーでパンを作るのが不器用な暮林。
めちゃめちゃ美味しいパンを作る、弘基。
家に寄り付かないカッコウ母の娘で女子高生の希実。
母である織絵ちゃんを待ち続ける、こだま。
変態的な考えを持っている覗き魔の斑目。
自分が自分であることに自信を持てないソフィア。
個性的な登場人物ばかりで、読んでて飽きなかったですー。
なぜ、希実がパン屋に居候することになったのか、
こだまと織絵との関係、ソフィアの気持ち…などなど、
盛りだくさんな内容でしたー。
暮林さんもステキだけど、奥さんだった美和子さんも
ステキだなぁーって思ったよ。
パンが食べたくなる!!
真夜中にパン屋さんの香りを嗅いだら、アウトだねー笑
Posted by ブクログ
想像以上に暗くて重い内容でしたが、最後の砦である家族に見捨てられた時に手を差し伸べてくれる人がいるというのはとても大きな救いだなと思いました。色んな過去をかかえた人がいてつらいを思いもしただろうに、他人に優しくできるって簡単なことじゃない。
イロモノっぽいキャラクタたちも魅力的で最後にはみんな好きになってしまう。
たくさんの種類のパンが美味しそうであったかくて幸せな気持ちになれました。
こだまくんが持ち去った大量のパンと「お姉ちゃん」の謎が最後にさらっと分かったのも良かった。やはり大円団は心の健康にいいです。
Posted by ブクログ
最近、英文の大きい本(&ここに登録できない論文たち)を読んでいてなかなか他の本に手が回らないのだが。
ふと古本屋さんで購入した小説。
英語の本ほっといて読んじまった。
まぁ、なんていうか、漫画にでもできそうなくらい、絵はきれいに浮かんでくるね。すごい、この表装にもあるけど、現代風の絵が浮かんでくる。
そんなにすごい面白い!!ってわけじゃないけど。
こんなの、テレビにできそうだなぁ~とか思いながら読んだ。
後で知ったが、もうすでになってた(笑)。
テレビに疎いので、知らなかった。はは。(しかも、もう3年も前や 笑)
とりあえず、まぁ、こういう短編集で、育児に手を焼く(というか有体に言えば育児放棄)の母親を持つ子どもを中心にストーリーが進むっていうのはなかなか珍しいので、面白いと思いました。
よ。