あらすじ
午前3時――真夜中にオープンする不思議なパン屋さんに現れたのは、ワケアリ男女の二人組。 居候女子高生の希実は、彼らが抱える不穏な秘密によって、不本意ながらも、またまた事件に巻き込まれていく。 降り止まない雨の中、希実の過去に隠された謎が明らかに……。 人気シリーズ第4弾!!
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3巻までに登場したメンバに、さらに不器用だけどあったかい気持ちのあふれるメンバが加わって、楽しく読めた。
弘基と希実の関係もいい感じに変化してきたのかな。次回作が楽しみ。
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希実の過去や美和子さんとの関係も明らかになってきた。
今回は訳あってしばらく暮さんが不在だったけど、次回作では帰ってくるのかな。
暮さん好きだから寂しかった。
でもその分、弘基のいいところをたくさん知れた。
今回も胸に響く言葉がたくさんあった。
納涼祭でのソフィアさんに胸打たれたな。
最後の方は自然に泣いてた。
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シリーズ第3弾。
とうとう希美の過去が 明らかになった。
とても切ないものだった。それを記憶から 消しさっていたなんて…。
そして 従姉妹である沙耶も登場する。この子もなにか訳ありな様子で 希美の母親探しを提案してくる。
内容ぎっしりな一冊だった。
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偶然にもサイン本を買うことができました。初めてのサイン本です。
大沼先生の字は本の雰囲気をそのまま字にしたような、温かい字でした。
またサイン以外にもパンのシールや名前入りハンコで装飾されており、とても感動しました。大切にします。
内容についてですが、一気に色々なことが分かってきます。
まず希実の過去、失った記憶についてが明らかにされます。
個人的には、そこが今回一番の見どころでした。
メインは幼少期一緒に過ごしたという、希実の従姉(眠り姫)のお話です。
彼女には色々と驚かされましたが、それを話すとネタバレになるので控えます。
ただ言えるのは、ブランジェリークレバヤシに引き寄せられる人には、悪い人はいないということでしょうか。
今回もとても良かったです。次巻も見つけたらすぐに買いたいです。
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内容(「BOOK」データベースより)
真夜中にオープンする不思議なパン屋さんに現れたのは、ワケアリ男女の二人組。居候女子高生の希実は、彼らが抱える不穏な秘密によって、不本意ながらも、またまた事件に巻き込まれていく。降り止まない雨の中、希実の過去に隠された謎が明らかに…。人気シリーズ第4弾!!
令和4年11月19日~21日
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希美に変化が、記憶が戻りつつあるのか
記憶・・・まさか消えていると思わなかった
幼い頃から従姉妹として暮らしてきたけども
基本的にいじめられていたから会いたくもない
沙耶がまさかの妊娠(コレがまさかの―略―)
叩きつけるような激しい雨音に心が壊れる希美
過去の記憶の断片が目も当てられない凄惨な事
暮林が謎の長期不在・・・
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シリーズ4作目。今回は結構重め。
従妹の沙耶を中心に次々と起こる事件。
まさに一難去ってまた一難。
オーナーの暮林は章を通じて不在になるのだが、これもまた秘密があって。
ページ数以上になかなかのボリューム感な1冊でした。
終盤は希実の悲しい過去の回想と、未来へ向き合う決意と。
次のシリーズも楽しみです。
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シリーズ4作目。
希実のいとこ・沙耶が突然現れて、ブランジェリークレバヤシの面々共々また面倒ごとに巻き込まれる。色々と背負ってしまっている沙耶の印象、最初と最後ではだいぶ違うな。「世界は呪いで出来ている」とある意味達観している18歳の沙耶、その呪いを解いてあげた希実がすごい。
希実の過去が一冊の中で少しずつ明らかになっていった。次巻では暮林が夏休みの間何をしていたか分かるのかな?
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主人公ちゃんのお母さんのお話がでてきます。
今まで結構謎なお母さんだったのでどんどん先に進みたくなります。
登場人物みんなの印象が最初と大分変わってきている。
基本みんないい人たちばかりですね。
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久々に読んだ、シリーズ第4弾。
初め、少し内容(孝太郎の存在)を忘れかけてて焦ったけど、まぁなんとかなった。
今までのお話の中では、一番、主人公の精神が深堀されていた気がする。
それだけ、主人公が幸せになれてきたということなのでしょう。
折角なので、シリーズ完結まで読み切りたい。
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希実の記憶っていうのがもっと凄いのを想像していたから少し拍子抜けしてしまった。沙耶の方言が可愛かった。弘基と暮林といて温かい気持ちになってる希実を考えると胸がほっこりする。
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だんだん希実の人生が見えてきた。母、従姉妹、叔母、消えた記憶。いまの平和になりつつある生活の中で、ちょっとしたきっかけで、姿をあらわす人生の傷跡。少しずつ生きている幸せを感じながら、母との関係も修復いけるのでしょうか。楽しみだな。
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ブランジェリークレバヤシに同居する希実のもとに従妹の沙耶がひょんなことから転がり込んでくる。
誰かに追われているという沙耶、
相談に乗り、どうしても希実の母に会いたいという沙耶のために自分の母探しも始める
そんななか、希美は沙耶の秘密を知る
そして過去の記憶が雨の音を聞くのが嫌でイヤホンを始めたことが記憶を呼び起こすことに・・・
ブランジェリークレバヤシは新たな事件が・・・
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このシリーズが大すきだとここへ来てとても思った。購入して集めても良かったなとも思った。忘れていたあの日を思い出すエピソードが胸に迫ったし、新キャラの広島弁が可愛かった。お店を真夜中に開いている理由も綺麗に決まった感じ。このシリーズ=美味しいパンってインプットされたみたいで、パンが登場する前からバターの利いた生地が浮かんじゃったりもした。
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読み進めるたびに感動が大きくなっていくシリーズものも珍しい。
登場人物たちが活き活きと動き出し、今回も楽しいなぁという先で、不意討ちで仕掛けてくる爆弾に翻弄されるのが最高。
やっぱり暮林さんの存在は大きい。
今回に限っては全然登場しないのに
安心感があるっていうことはすごい。
次巻ではとうとうお母さんと対峙なのかな。
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シリーズ第1作の次に読んだ作品。希実や弘基といった主要な人物が、まだ読んでいないいくつかの作品の中でだんだんと成長してきた感じを受けた。ブランジェリー暮林に集う人はちょっと変わってるけど、つらいことを体験してきたぶん人の痛みを感じ、優しい気持ちを持つ人たちが多い。孤独をよく知るからこそ、おせっかいと思われようとも人を助けようとする。
希実のいとこ沙耶の出現でまたもや騒動に巻き込まれるけれども、困った人を助けようと一丸となって動く仲間たちがいることがなんだかうらやましく思えた。
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何故、美和子さんは真夜中に開店するパン屋を作りたかったのか、困っている人の傘になりたいと以前言っていたエピソードにも繋がってしんみり。身勝手な沙耶の言動や律子のネグレクトに苛立ちストレスが溜まる回でした。おまけにクレさんの成分も足りなかった。
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パン屋に集う人たちは、みんな心優しくあたたかい人たちばかりだ。
でも、その優しさの後ろには過去に経験してきた痛みや哀しさが隠されている。
ソフィアの笑顔にも、暮林や弘基の笑顔にも、希実の笑顔にだって過ぎてきた哀しい時間が隠されている。
人を思うただ大切に思えばいいことなのに、どうして人は間違えてしまったりするんだろう。
中には「誰かを大切に思う」こと自体が苦手な人もいるかもしれない。
もしかしたら、「誰か」よりも「自分」が先に来てしまう人だっているだろう。
どんなに愛情があったとしても、いつだって後回しにされていたらいつかその愛情だって感じられなくなってしまう。
家族を守るため…それって都合のいい言い訳でしかない。
結局は自分の居場所を守るため、自分がいつでも帰れる場所をなくさないため。
激情に駆られて子供だった希実にしてはいけないことをしてしまった律子。
どんなに後悔しても無かったことには出来ないし、時間を戻すことも出来ない。
ほんの少しだけ大人になった希実が、自分を冷静に見つめることの出来るようになっていて良かったと思う。
大切だからこそ臆病になる。
優しいからこそ遠回りをしてしまうこともある。
でも、「パンはいつでも誰にでもおいしい…」。
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まー、今回も盛り沢山。途中、読むのを一時中断していたけど再びページを開いたらそこから一気読み。第一弾を読んだ時より間違いなくハマっている。登場人物がみんな魅力的だからかなぁ。
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弱いから他人を傷つける。
のぞみの過去に、記憶をなくしてしまう過去に、その理由がとても悲しい。傷つけられて傷つけられても自分を責める。
親は子供を傷つける。
悪気もなく。子供のためと言って。ときに本当に子供のためであったりときに自分のために、自分を守るために。
そのことを肝に銘じないといけない。
なんてことを考えさせられた。
2016.11.3
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今編は、「希実」の従姉妹が突如、真夜中のパン屋へ現れたことから始まる様々な人間関係とその親子の関係がメインストリー。
登場人物が増えてくるものの、特に、親(母)と子の絆の奥深さが読み応えありました。
時に、涙し怒りを共感できるものでした。
と同時に希実の過去も少しずつ、解き明かされていく。
いよいよ、結末が楽しみ。
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登場人物達は相も変わらず変態ばかりですが(笑)
しかし、児童虐待とか、なさぬ仲の母子の葛藤とか、グッと話の内容は重たく。このシリーズ、最初はキャラで読ませる話の様にも見えたのですが、どうしてどうして。変態達とシリアスな内容が上手く融合しています。
とても重い話ですが、暗いばかりでは無く。
正に「真夜中のパン屋さん」のタイトルの如く、闇夜の中に明るい灯をともした美味しく暖かいパン屋さんがあるという感じのする作品でした。
Posted by ブクログ
今作は希美実と従姉妹の沙耶が育った環境の悪さに辛さを感じ。ただ、最後は前向きな終わり方だったのでホッとした。
前作を読んでから大分時が経ってしまったけど、読み進めるうちに、登場人物たちの関係を思い出して、最後まで楽しく読めた。
Posted by ブクログ
まよぱんシリーズ4冊目。
楽しくて、楽しみで、かなりのハイペースで読みふけっていた。
今回もやっぱり家族がテーマになっている。
ブランジェリークレバヤシに転がりこんできた希美の従姉妹。
その彼女と希美の過去、関係性などを折り込みながら、彼女たちが抱えてきた苦しみが表面化して……。
子供から見た親の愚かさ、家族であろうとしなければならない義務、躾とされる暴力。
子供もまた親になる必然。
そのときに思う親としての気持ち。
苦しさが分かるだけに辛く、重かった。
でもやっぱりヒロキが焼くパンに救われて。
クレさんの微笑みも無条件に優しくて。
希美の芯の強さにも憧れて。
近くにブランジェリークレバヤシがオープンすればいいのに、と思う。
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レモンソースのアイスデニッシュとか、めっちゃ美味しそうー。
夏祭りに女子高生の浴衣姿なんてものはもちろんなく、あるのはイケメン定員のヒョウ顔柄の浴衣とゆうとこ、斬新!!!
幼少時の希実の環境はほんとにひどいものやし、美和子さんとの記憶を失った経緯もそうとうやけど、どこかに救いがある気配を感じて読めるので、安心。
Posted by ブクログ
ブランジェリークレバヤシにまたわけありお客さんが居候。
今度は希実が幼いころ一緒に暮らしたことのある希実の従妹。
この従妹の指令で希実のお母さん探しに翻弄される。
そして段々希実の過去が明らかになり美和子さんとの関係も見えてくる。
温かいメンバーに囲まれながら、幸せな思い出を重ねつつも、今後のことや過去のことどう向き合っていくのか次の巻が楽しみ。