大沼紀子のレビュー一覧

  • 真夜中のパン屋さん 午前1時の恋泥棒

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    ネタバレ

    暮林さんに色目を使う住乃(←この時点では)にハラハラしてイライラする希実が可愛かった。

    暮林さんのほのぼのとした言動に何度もクスッと笑わせてもらった。

    今回は斑目氏もかっこいいところを見せたね。

    テーマは今回もなかなかヘビー。

    お金って、便利だし偉大だけど、それで人生狂うこともあるからね、恐いものでもあるなあ。

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    2018年05月25日
  • 真夜中のパン屋さん 午前1時の恋泥棒

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    尖ってた過去を持つ弘基は天才ブランジェに、美和子さんが亡くなって全てが終わりと思っていたクレさんは未来の約束ができ、最初は笑顔がなかった希実は笑えるようになり…人は変われるんだよね。

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    2018年02月12日
  • 明日町こんぺいとう商店街2 招きうさぎと六軒の物語【電子限定特典付】

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    スカイツリーを見上げる下町の片隅にある、架空の商店街の物語、第2弾。
    ファッションビルにテナントが入っている、とか、お菓子の箱にケーキのアソートが入ってる、とか、アンソロジーによってイメージはそれぞれだが、やはり、これはまぎれも無く商店街なアンソロジーだ。
    家族や親戚のような、血の繋がりでもあるような不思議な統一感。
    他のお店の話題が出たり、人物が出たり、ひとつの世界を作り上げている。
    中でも伊藤米店のおにぎりの人気ときたら、スカイツリーもうらやむくらい?
    幽霊が出たり、逃亡者が立ち寄ったり、商店街の人々に見守られて幕が下りたり、小さな事件を繰り返しながらも生活は続いていく。

    どれも良かった

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    2018年01月06日
  • 真夜中のパン屋さん 午前2時の転校生

    ネタバレ

    非ユークリッド

    非ユークリッド幾何学でしたね。平行線はまじわるのか。頭の固さ関係なく、知ってればNOと言うでしょう。常識だから。その常識なら交わらない平行線をどうにかくっつけようと希実ちゃんが奔走します。アンジェリカもなかなか好きです。

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    2017年10月13日
  • 真夜中のパン屋さん 午前1時の恋泥棒

    ネタバレ

    バベルの塔

    ストーリーも魅力的ですが、斑目さんが話すバベルの塔の話が好きです。だから僕の言葉は人に通じないんだ。凄いわかる。よくわかる。
    1話はカッコウの托卵。2話はこれ。ベースとなる部分というか、キーワードになるところにちょっと洒落た?教養の高そうなお話をぶち込むの凄い好きです。3話が楽しみですね。

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    2017年10月13日
  • 明日町こんぺいとう商店街2 招きうさぎと六軒の物語【電子限定特典付】

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    ここはすこし不思議で、どこかなつかしい「明日町こんぺいとう商店街」。入り口に立つ「招きうさぎ」に迎えられ、今宵も6つのお店に灯がともります。ひとつの商店街を舞台に6人の人気作家が紡ぐ、ほっこりおいしいアンソロジー第2弾!

    【感想】

    0
    2017年08月07日
  • 真夜中のパン屋さん 午前2時の転校生

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    夜が深まる頃、暗闇に温かい灯りをともすように「真夜中のパン屋さん」はオープンする。
    今回のお客様は希実につきまとう、少々変わった転校生。
    彼が企む〝計画″によりパン屋の面々は、またもや事件に巻き込まれて行く。

    【感想】

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    2017年08月01日
  • 真夜中のパン屋さん 午前1時の恋泥棒

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    真夜中にだけ開く不思議なパン屋さん「ブランジェリークレバヤシ」に現れたのは、美人で妖しい恋泥棒----。
    謎だらけの彼女がもたらすのは、チョコレートのように甘くてほろ苦い事件だった・・・・・・。
    不器用な人たちの、切なく愛おしい恋愛模様を描き出す。

    【感想】

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    2017年08月01日
  • ゆくとし くるとし

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    助産所を営む母に居候を決めこむ見知らぬオカマ。実家に帰省した私を包み込んだのは、そんな彼女たちのくふふふという温かな笑い声だった──。ヘッポコ助産所ではぐくまれる母とオカマと私の物語。

    【感想】

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    2017年07月31日
  • 路地裏のほたる食堂

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    子供は原則無料。条件は誰も知らない秘密を教える事。これが、ほたる食堂の決まり。本のタイトルから、この食堂が中心の物語かと言うと、違う。
    東京の大学生が、教育実習のため田舎に帰って来て、ややこしい同級生と再会。猫が缶に詰められて捨てられる事件に遭遇。その事件を解決して行く物語。
    食堂はいいタイミングで出てくる。
    しみじみとしていて面白い。

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    2017年03月26日
  • 真夜中のパン屋さん 午前3時の眠り姫

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    シリーズ第3弾。
    とうとう希美の過去が 明らかになった。
    とても切ないものだった。それを記憶から 消しさっていたなんて…。
    そして 従姉妹である沙耶も登場する。この子もなにか訳ありな様子で 希美の母親探しを提案してくる。
    内容ぎっしりな一冊だった。

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    2016年08月11日
  • 真夜中のパン屋さん 午前3時の眠り姫

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    このシリーズはどれも好きです‼︎進むうちに謎が明らかになっていく感じとか、暮林さんのゆるい感じとか、斑目さんの不思議な感じとか、登場人物皆大好きいつも読むたびにお腹が空いてしまいます笑 凍ってるパンにレモンのソースじゅわ…( ̄▽ ̄)ってなりながら読んでました今回のお話…希美ちゃんの過去が明らかになりますが、希美ちゃん応援したくなる感じ。暮林さんもだけれど美和子さんもほんわかしていて優しくて。実際に身近にいたらすごく好きになってると思います。パン屋さんも実際あったら行きたい‼︎続きが気になります・ω・

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    2016年02月10日
  • 真夜中のパン屋さん 午前3時の眠り姫

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    ネタバレ

    偶然にもサイン本を買うことができました。初めてのサイン本です。
    大沼先生の字は本の雰囲気をそのまま字にしたような、温かい字でした。
    またサイン以外にもパンのシールや名前入りハンコで装飾されており、とても感動しました。大切にします。

    内容についてですが、一気に色々なことが分かってきます。
    まず希実の過去、失った記憶についてが明らかにされます。
    個人的には、そこが今回一番の見どころでした。

    メインは幼少期一緒に過ごしたという、希実の従姉(眠り姫)のお話です。
    彼女には色々と驚かされましたが、それを話すとネタバレになるので控えます。
    ただ言えるのは、ブランジェリークレバヤシに引き寄せられる人には

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    2022年02月27日
  • ゆくとし くるとし

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    大沼さんの作品って、オカマが出てくる事が多いんだけど、すっごくいい味出してるんだよね〜(^-^)/
    ミカ姉 最高!

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    2013年06月17日
  • ゆくとし くるとし

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    東京の大学に進学をしたトリコだが、目的を見失い留年が確定してしまう。その報告を含めての年末の帰省で、実家に帰るがそこには、母と仲良くコタツに入っているオカマのミカがトリコを迎える。何故オカマが居るのか説明をしない母と聞かない娘。掃除以外は家事がまったくだめな母と似た娘を前に、住み込みのミカがおせち料理を作り正月を迎える。オカマのミカを交えての出来事で、母に初めて聞いた自分の事。「長年の親子やし、似るんかもしれんわ」「そっか」「そうや」短い言葉のやり取りで通じる。母がいかに自分を信じ愛されているかを、、、

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    2013年01月27日
  • ゆくとし くるとし

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    入院生活の長かったこどもの頃、病院のベッドで
    「願いをひとつだけ叶えよう」的な童話を読むたび、私だったら?と考えました。

    「丈夫な子になれますように」にしたいけど、丈夫になったとしても
    ある日突然事故とかで死んじゃったらいやだし、
    結婚した人が実はものすごく意地悪な人だったりしたら困るしなぁ。。。

    そこで思いついたのが、「幸せになれますように」!
    うん、これはいい♪ だって何がどうあっても、幸せになれるんだもの♪
    今考えると、体が弱っていたとはいえ、なんてものぐさなこどもだったことでしょう。
    本を片手にほくほくしている小さな私に、「コラコラ!」と
    デコピン(ちょっと手加減した、70%威力ダ

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    2013年01月24日
  • ゆくとし くるとし

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    家族は血のつながりではなく、心の繋がりでは無かろうか?時には繋がりの紐が絡まる事もあるし、離れてしまう事もあるだろう。心が寒い時に暖めてくれるのは家族なのだ。とてもよい本だった。

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    2012年12月26日
  • ゆくとし くるとし

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    ネタバレ

    心が温かくなった。
    書き方は軽いのだけど、内容は結構心にくる。
    擬音が多くてかわいい書き方だな、と思った。
    大沼さんの作品はこれが初めて読んだ物だけど、他の作品も是非読みたいと思った。
    「ゆくとしくるとし」のオカマのミカさんも母親も素敵な性格だと思った。
    「僕らのパレード」は小学生なのに、考え方がすごいなと思った。
    やっぱり大人の影響ってあるんだな…。

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    2012年05月26日
  • ゆくとし くるとし

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    ミカさんの笑顔は、美しくはないけれどほんわりと心地好い
    もっと、信じてしまえばいいのかも知れない。色んなコトを、もっと単純に。
    でも、言わなきゃいけないと思ったのだ。ちゃんと、立ち上がって。
    苦しそうな彼を見て、僕はキモイと言われてもいいと心に決めた。僕は僕がキモくない。それでじゅうぶん。それでいい。
    僕らの気持ちっていうのは、動物。心は、その動物がすむ森。心には、色んな動物がおる。優しいも、ちゃんとおるよ。
    大丈夫。きっと愛しか入ってないから

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    2011年09月10日
  • ゆくとし くるとし

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    久々に、「良い本だ〜・・・」と、しみじみ思いました。。。                                                 表題作もすごく良いけど、同時収録された「僕らのパレード」という話が更に良かった!!                                                      よんちゃんが主人公の姉に宛てた手紙の内容に、胸が詰まりました。   ・・・そこ、この話の中心というワケでは無いんですけどね。                                                    表紙の絵が若干ライトノベル風

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    2009年10月04日