大沼紀子のレビュー一覧

  • 眠れぬ夜のご褒美

    Posted by ブクログ

    面白いなぁ
    背脂ラーメンがかもしれない(他は読んでない)けど、東大近くの夜中にやってる店にそっくりで、懐かしい記憶がぶわぁ〜!って蘇ってきたよ。どこの県にも似た様な店はあるよね、ラーメンだももね。それをわかって、こう言う夜中のラーメンあるでしょ?大学の時あったでしょ?って書いているのなら、めちゃくちゃ賢い!!あったね、人が死んだりはしてないけど、まぁ特別落っこちた嫌な頃ってのがきっと1回くらいあって、ずーんてして背脂で罪悪感をかきこんだ思い出が、誰にでも1度くらいは…無さそうだな 笑。でもこれは奇跡に感じるよ。
    いい話だった。

    0
    2025年07月09日
  • 新しい法律ができた

    Posted by ブクログ

    25人の作家による、
    『新しい法律ができた』
    から始まるショートショート集。
    多崎礼さん、東川篤哉さん、霜月流さん、五十嵐律人さんの作品が良いと思った。
    くどうれいんさん、赤川次郎さんも短いなかでしっかりまとまっていて、流石プロ作家さん。
    残りのうちの半分くらいは、まあ、言いたいことは分かるんだが、消化不良のまま本になっちゃったかな、という感想です。玉石混淆ですね。

    0
    2025年07月06日
  • 新しい法律ができた

    Posted by ブクログ

    「新しい法律ができた。」という一文から始まる短編小説が25編載っています。
    25人の書き手が、もしこんな新しい法律ができたら、という視点でお話を綴ります。

     「新しい法律」ができた理由がそれぞれ興味深いです。
    例えば、
    ・金子玲介さん「ルパちゃん」では、「少子化対策」のために「子どもがわりに人口知能を搭載したぬいぐるみを所持することを禁止する法律」ができます。
    ・日野瑛太郎さん「推し活制限法」では、「推し活にハマり過ぎて身を持ち崩す人が出た」ために「推し活への課金上限を制定する法律」ができます。
    (わたしが、ぜひ読んでみたいと思っていた、くどうれいんさんの場合は、)
    ・くどうれいんさん「ショ

    0
    2025年06月28日
  • 眠れぬ夜のご褒美

    Posted by ブクログ

    八木沢作品が読みたくて手に取る。
    読んだことのない作家さんを知るきっかけだとは思うが、この短編集に八木沢作品を入れるのはもったいない気がした。八木沢作品だけで何編かの短編集として一冊にして欲しかった。こちらの心があったかくなり、読後幸せになれるのはワケアッテのお話だけだった。ファンの方には申し訳ないが、インスタントラーメンの話と同じ本に纏められたのは残念でならない。

    0
    2025年06月27日
  • 新しい法律ができた

    Posted by ブクログ

    新しい法律ができた、から始まる物語を色んな書き手が描く1冊。

    新しい法律ができているわけだから、世界設定がSFっぽかったりディストピア感を感じるものがあったりして、楽しく読めた。
    その他にも、ぞっとする物語、切なくなる物語、短い中でミステリーのような作りになっている物語…
    叙述トリックが含まれているものや、ばかばかしいと思ってしまうような内容の法律が大真面目に取り扱われる物語など、本当に色んな味がする1冊。

    なかでも殺人を罰する法律が"新しい"法律として制定される「もう、ディストピア」が特に良かった。
    有り得ないはずの世界に説得力があって冷たい汗をかく。


    「ルパちゃ

    0
    2025年06月19日
  • 新しい法律ができた

    Posted by ブクログ

    「新しい法律ができた。」で始まるショートショート集。全部で25作。一行目は全員一緒というシリーズの五作目です。作家によって同じ言葉から広がるイメージが様々で、おもしろかったです。

    金子玲介「ルパちゃん」、矢野帰子「日本国民に英語の勉強を義務づけへ」、くどうれいん「ショートケーキの夜」、五十嵐律人「革命夜話」が私のお気に入りです。特に「革命夜話」の最後の一文には、重みを感じました。

    0
    2025年06月14日
  • 眠れぬ夜のご褒美

    Posted by ブクログ

    疲れた時に読みたい本。
    サクッと読めて、ちょっと心が温まる感じ。
    ご飯がどれも美味しそうで、食べてみたくなる。

    0
    2025年05月24日
  • 真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ

    Posted by ブクログ

    陽介と美和子は大学生のころに出会い結婚。仕事の都合で離れて過ごす時間が多かった。ある台風の日、事故で美和子は亡くなってしまう。美和子が開店準備を進めていたパン屋さんを陽介が開店させる。師匠、腹違いの妹も加わり順調に営業する。事情を抱えた人たちがおいしいパンと陽介たちに見守られて幸せになっていく。大好きな人と「おいしいね」と食べれる。それが一番のシアワセだな。

    0
    2025年04月21日
  • 眠れぬ夜のご褒美

    Posted by ブクログ

    夜食をテーマにした6つの短編集

    標野凪さんの「バター多めのチーズ入りふわふわスクランブルエッグ」
    コレはかなりの元彼への未練たらたらストーリー
    スクランブルエッグは無理矢理こじ付けた感がありました

    冬森灯さんの「ひめくり小鍋」
    終電を逃した為に初めて会った人とたとえ同じ女性でも行動を共にするか?それも深夜にお寺
    たどり着いた店は合言葉が必要だったり占い要素もあったり、でも実際は新聞販売店と言う、いろんな要素満載の話しだった

    友井羊さんの「深夜に二人で背脂ラーメンを」
    自分が事故死した人の原因になったかもしれないと思った2人の話し
    事故死ではなく真犯人がいるかのようなミステリータッチでドキ

    0
    2025年04月12日
  • 真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本屋でタイトルを見て、ふと読もうと手に取りました。勝手に推理モノだと勘違いして読み始めましたが…人間模様なお話。

    キャラクターの設定が結構強烈で、それぞれが闇を抱えながらパン屋を中心に繋がっていく話。

    のぞみとみわこが血が繋がってないことを知ったとき、たぶん波乱が起きるんだろうなぁと予想しつつ…このお話がどういう展開になっていくのかワクワクしながら次の巻に進みたいと思います。

    0
    2025年04月08日
  • 眠れぬ夜のご褒美

    Posted by ブクログ



    料理に関する短編集。

    どの話もティストが違っていて、楽しく読めた。

    ラーメンの話が食欲をそそられて(*´ч`*)

    それにしても、みなさんそんなに食べ物の節制をしてるのね、と変な所に関心。

    どの作家さんも面白かったので、いくつか本棚に追加してみました!

    新しい作家さんとの出会いって得したような幸せな気分になりますね。( ˙꒳​˙ )v

    0
    2025年03月09日
  • 路地裏のほたる食堂

    Posted by ブクログ

    まよパンシリーズで作者さんを知り、同じような感じかな?と興味をもち。

    まよパンシリーズのように、ほんわかした作品なのかと思って読み始めたが、これはジャンルは何に入るのだろう?
    ミステリー?なのかなあ?
    なかなかヘビーな部分あり。

    ほたる食堂がメインの舞台ではなく、岐阜のとある街、とある高校が主な舞台。
    猫缶遺棄事件と過去の後悔を絡めながら、キャラが濃い教育実習生2人が……というストーリー。
    でも、メインで動いている2人より、ほたる食堂の主人が主人公みたい?
    キャラ設定濃いと思う。

    どう繋がるのか分からない感じで進み、こう来るのか……と。
    屋台のご飯は美味しそう。

    0
    2025年01月04日
  • 真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ

    Posted by ブクログ

    一万円選書 8冊目
    ドラマ化したのかなぁ?聞いたことがある作品。

    とにかくパンが食べたくなる!
    美味しいパンが!

    夜に開くパン屋さんの話。

    希実ちゃん 家庭環境がとても複雑。読んでて落ち込むぐらい、酷いいじめを受けていた。
    暮林 この人の話し方や物腰の柔らかさで、自然と事が丸くなったりする。美和子さんの旦那さん
    弘基 ブランジェリークレバヤシのパン職人
    こだま こだまも家庭環境がふくざつ。まだ小学生かなぁ?のぞみ、こだま、ひかり
    班目 まだらめ 家に双眼鏡がたくさんある。人間観察というなの覗き見なのか。
    ソフィア こだまの母親役もした、素敵なおかまさん。

    パン屋とそのパン屋に訪れる、濃

    0
    2024年11月26日
  • 路地裏のほたる食堂

    Posted by ブクログ

    風の吹くまま気の向くまま、居場所を持たずに営業する屋台の料理店「ほたる食堂」この店では、子供は原則無料。ただし条件がひとつ。それは誰も知らないあなたの秘密を教えること……。教育実習のために故郷に帰ってきた久住亘はひょんなことから事件に巻き込まれ、ほたる食堂店主の神宗吾と知り合うが…。店主が語り始めた“秘密”とは?
    ずっと積読にしていたシリーズの1冊目です。次作も楽しみ。

    0
    2024年11月13日
  • 真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ

    Posted by ブクログ

    激しい設定。
    でも、わからなくもなく。パン屋さんという緩くふんわりした世界の中で濃い設定で楽しませてくれる。
    それぞれがそれぞれの思いを抱えながら、できることをして生きていく。不思議な感じだが、これはこれであってもいいのかなって思わせてくれる。

    0
    2024年10月26日
  • 明日町こんぺいとう商店街2 招きうさぎと六軒の物語【電子限定特典付】

    Posted by ブクログ

    前向きな終わり方ではあるが、全てがほろ苦くて切ない。シリーズ化していて、何作あるのかわからないが、少しずつリンクしていて、商店街を制覇したいと思うので、続きも読みたい。

    0
    2024年10月01日
  • 眠れぬ夜のご褒美

    Posted by ブクログ

    おいしいものが大好きな作家陣が、「夜食」に
    まつわる人間ドラマを描く。冬森灯「ひめくり小鍋」、
    友井羊「深夜に二人で背脂ラーメンを」など
    全6篇を収録。

    0
    2025年08月22日
  • 眠れぬ夜のご褒美

    ネタバレ 購入済み

    食べて話して元気になる

    ちょっとファンタジーもあって、少し予想とは違う内容でした。
    でも、どの物語も「人は食べて、話すことで元気になる」と思わせてくれました。

    #共感する

    0
    2024年07月27日
  • 明日町こんぺいとう商店街2 招きうさぎと六軒の物語【電子限定特典付】

    Posted by ブクログ

    シリーズの第2弾

    シリーズ1に登場したお店が出てきて
    繋がりをもって読めた

    吉川トリコさん
    『カサブランカ洋装店』
    意外性があって
    ライトな語り口調のなかに胸をつかまれて
    心に残るものがあった

    シリーズ1に比べて
    読んだことのない作家さんが多く
    新しい作家さんとの出会いが嬉しかった

    0
    2024年06月05日
  • 路地裏のほたる食堂 3つの嘘

    Posted by ブクログ

    何が嘘で何が本当なのか。神の取った態度はあっていたのか、遥太が正解なのか。

    叔母の家に居候させてもらっていた遥太が、なぜか祖父の遺産を手に進学、上京。神はミルキーの予言通り、運が下降気味。そんな二人の事情があい、同居することに。今回は家出したお嬢様さがし?最終的には殺人三井的なことまで起こる。いや、人のものを食べると思念などの見える神と遥太にとってはいつも命がけ?
    またも物語終盤にかけて駆け足のようになっていった。

    0
    2024年05月15日