大沼紀子のレビュー一覧
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シリーズ2作目。
タイトルや表紙の絵のせいで、どうも私の中に「ラノベ」というイメージが染みついているようで、読み始めた途端にちょっとした驚きが起きます。
確かにキャラは常に喧嘩腰の天才パン職人(若くて美男子)、ホンワリと掴み所のない元エリート国連職員、引きこもりでストーカー体質の脚本家、おかまなどラノベっぽく極端です。
しかし、なんかストーリーは単純に軽くは無いのが特徴です。
確かにホワンと暖かな話ですが、その中に辛い要素が上手くバランスされている感じで、ただ「こう書けば楽しかろう」と書かれたものでは無く、それなりに練られたストーリーです。もっともラノベという印象から入ったせいもありますが。
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あんなに待ちに待ってたのに1年以上も積みっぱなしにしてました。前巻から間があったうえにさらに1年寝かせてたものだから、細かい内容と前回出てきた登場人物と関係を忘れてしまってて、ちょっと大変でした。そうこうしてたら来月には新刊が!ある意味いいタイミングで読めました。希実の出生の秘密が3分の2ぐらい明らかに。う~ん…親世代たちが若者だったころのそれぞれの家族への苦悩はわかるんですが、結果、その業がすべて希美にきてるようで、どうなんだろ?という気持ちになりました。律子さん、この人には人を惹き付ける何かがあるんだろうけど、やっぱりいろんな人を巻き込み過ぎなような…。おかげで希美は今のみんなに出会えたの
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大沼さんと言えば猫。猫に纏わる怪事件。とても面白かった。でも物語の中に食堂って必要?と不思議に思いながら読み進めていたのが、最後にその理由が分かる。これはこれから始まる壮大なミステリのプロローグでしかなかったようだ。
あらすじ(背表紙より)
お腹を空かせた高校生が甘酸っぱい匂いに誘われて暖簾をくぐったのは、屋台の料理店「ほたる食堂」。風の吹くまま気の向くまま、居場所を持たずに営業するこの店では、子供は原則無料。ただし条件がひとつ。それは誰も知らないあなたの秘密を教えること…。彼が語り始めた“秘密”とは?真っ暗闇にあたたかな明かりをともす路地裏の食堂を舞台に、足りない何かを満たしてくれる優しい物 -
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NHKでドラマ化された『真夜中のパン屋さん』でお馴染み、大沼さんの新シリーズ。
大沼さんと言えばポプラ社だったんだけど、今回は講談社のタイガっていう新レーベルから。
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夜道にポツンと明かりを灯す屋台の「ほたる食堂」。
ここでは、子供は原則無料。
ただし、条件がひとつ。
誰も知らないあなたの秘密を教えること。
ここから始まる物語。
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大沼さんの物語はサラサラ読めるんだけど、ほろ苦い気持ちにもさせられる…。
でも、最後は安心して読み終わる。
不思議な感覚。
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そして、美味しそうなご飯の数々!
真夜中のパン屋さんでは、美味しそうなサンドイッチとかパンが盛り沢山で、読んでる間中パンが食べたくて仕 -
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ネタバレ最近、英文の大きい本(&ここに登録できない論文たち)を読んでいてなかなか他の本に手が回らないのだが。
ふと古本屋さんで購入した小説。
英語の本ほっといて読んじまった。
まぁ、なんていうか、漫画にでもできそうなくらい、絵はきれいに浮かんでくるね。すごい、この表装にもあるけど、現代風の絵が浮かんでくる。
そんなにすごい面白い!!ってわけじゃないけど。
こんなの、テレビにできそうだなぁ~とか思いながら読んだ。
後で知ったが、もうすでになってた(笑)。
テレビに疎いので、知らなかった。はは。(しかも、もう3年も前や 笑)
とりあえず、まぁ、こういう短編集で、育児に手を焼く(というか有体に言えば育