大沼紀子のレビュー一覧
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まよパンシリーズ ①
夜にオープンするパン屋さん。
オーナーでパンを作るのが不器用な暮林。
めちゃめちゃ美味しいパンを作る、弘基。
家に寄り付かないカッコウ母の娘で女子高生の希実。
母である織絵ちゃんを待ち続ける、こだま。
変態的な考えを持っている覗き魔の斑目。
自分が自分であることに自信を持てないソフィア。
個性的な登場人物ばかりで、読んでて飽きなかったですー。
なぜ、希実がパン屋に居候することになったのか、
こだまと織絵との関係、ソフィアの気持ち…などなど、
盛りだくさんな内容でしたー。
暮林さんもステキだけど、奥さんだった美和子さんも
ステキだなぁーって思ったよ。
パンが食べたく -
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まよぱんシリーズ5冊目。
他の巻よりかなりのボリューム!
次の完結6冊目も読み終わったので思うのだけど、作者さんはもしかしたらこの午前4時を本当の意味での最終巻にと考えていたのでは?と思ったりした。
これまでのまよぱんシリーズでは、ブランジェリークレバヤシに何らかの人物が事件を持ち込んできていたが、今回は希美本人が事件の主軸となっている。
莫大な遺産や跡継ぎという設定は都合よすぎな感じがしないではなかったが……。
希美の父親は誰なのか?を中心として、2転3転していく様は興味深かった。
律子さん、母親うんぬんは置いておいて、すごく良いキャラだと思う。
律子さんには悲しい思いをさせてしまった -
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まよぱんシリーズ4冊目。
楽しくて、楽しみで、かなりのハイペースで読みふけっていた。
今回もやっぱり家族がテーマになっている。
ブランジェリークレバヤシに転がりこんできた希美の従姉妹。
その彼女と希美の過去、関係性などを折り込みながら、彼女たちが抱えてきた苦しみが表面化して……。
子供から見た親の愚かさ、家族であろうとしなければならない義務、躾とされる暴力。
子供もまた親になる必然。
そのときに思う親としての気持ち。
苦しさが分かるだけに辛く、重かった。
でもやっぱりヒロキが焼くパンに救われて。
クレさんの微笑みも無条件に優しくて。
希美の芯の強さにも憧れて。
近くにブランジェリークレ -
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まよぱんシリーズ3冊目。
とにかく楽しみで、早く最後まで行き着きたい一心で読みふけった。
このシリーズのテーマは「親子」だと思うのですが、今回も深い溝が出来た親子に巻き込まれるブランジェリークレバヤシの面々。
ハラハラしたり、ゾワッとしたり忙しい気分だった。
転校生の彼は、読んでいると何故か俳優さん?の加藤諒氏(実写版パタリロ?だったかな?)のイメージがついてしまい、最後まで加藤諒氏で読み終わってしまった。笑
クレさんもヒロキも、文字として(作中に)登場するのが少ないが、希美が困っているときにはヒーローのように現われる。
血の繋がりはないけど、ファミリーとして強い絆があるのを感じた。羨ま -
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偶然見つけた真夜中のパン屋さん 午前0時を読んだ後、この作品は「まよぱんシリーズ」だと知り、即全巻購入した。
前巻からの登場人物もそのままに、読んでいると、「この作品の作者さん、楽しそうに書いてある気がするなあ」と思えてしまう。それくらい読んでいても楽しい。
主人公の希美にしてもそうだが、登場人物はみんな悲しい過去を抱えている。
楽しいだけの人生を送っている人なんていないと思いはするが、この作品の登場人物たちは、なかなかヘヴィな過去を持っている。
にもかかわらず、みんな歪むことなく(斑目氏は微妙だが。笑)無条件に人に優しく出来る人たちだ。
それは羨ましいことだし、見習いたい気もする。
出 -
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ネタバレこれで、シリーズもやっと完結だゎー。
最後の1冊は、のっけから、あまりに隔世の感のある事態から始まり。(斑目氏にもうそこそこ大きな子どもがいたり。)1冊飛ばしてしまったか?!と思ったほど(笑)。
こういうお話の最後のエピローグ部分で、登場人物たちのその後を描くパターンはよくあるけど、まさかの、最後丸々1冊がそのパターンとは。なかなかレアね。
前巻で予感はしてたけど、結局、本当の父バレてるしな。あんな騒動して命かけて必死になっても、結局、バレるものはバレる。けど、まぁ、そのみんなの真剣な騒動と優しさがあったから、最終的な帰る場所が形成されたわけで、そういう意味ではよかったんだけどね。
最後の終 -
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ネタバレ少し間を空けての、第四弾。
一瞬設定を思い出すのに苦労した(笑)(もちろん主要人物は覚えているが、はじめに、昔登場したはずの脇役人物が結構出てきたので)
まぁ、面白かったは面白かったけど、今までほどのドラマ感もニヤニヤ感もないかなぁ、という感じ。
つーか、樹さん、いい人過ぎるなぁ。そして美和子氏が、なんというかはすっぱな女の子だったというのは意外だなぁ。さりげなくのぞみのお母さんは死んでしまって、なんか残念な感じも。
普通、二重に父親が隠されているなんて思わないし、そういう意味ではさし当たっては落ち着いたか。
ブーランジェリーも、何気に、ある種、のぞみの扶養義務あんな(笑)。