大沼紀子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
世の中には嫌なことがいっぱいあって、最低な人間もいっぱいおって、いい人の中にも最悪な部分はあって、そういうものばっかりぶつかる人生もやっぱりあるとは思うんよ。
人の人生は、ビックリするほど不公平じゃけえの。
けど、それが全部じゃない。しょせん一部じゃ。
自分にとっての価値は人や人の前ではいともあっさり無価値に成り代わる。
その逆とまた然りで、どちらにも正義があり、あるいはどちらにも正義がない。
知らない言葉をどうにか発しようとあがいていた。
傲慢だったことは重々承知している。大抵の事柄は、言葉にしなければ伝わらない。
それなのにわかってくれと、思うほうが傲慢なのだ。
わかってもらえないと、嘆くほうが怠慢なのだ。
僕は人生を棒に振ってなんかいない。
だって僕は最初から失敗してたんだから。
僕はあなたと母さんが作り上げた、生まれながらの失敗作だったんだよ。 -
Posted by ブクログ
まよぱんシリーズ6冊目。最終巻。
帯に「ついに完結!」とあるのが、読む前から寂しい。
本作は前作の午前4時から5年が経過している設定になっている。
前作からの仲間たちのその後、という感じ。
みんなのことを知ることができて嬉しい反面、なかなか希美が出てこないので、希美はどうなっているのだろう?と気がせいてしまった。
子供の頃から様々な我慢をし、悟りを開いたかのような少女だった希美。
その彼女がブランジェリークレバヤシへ転がりこんだことで、クレさんやヒロキはもちろん、集まったみんなに優しくされる事を受け入れ、自分も誰かに優しくしたいと思うようになった集大成が本作には描かれているように思う。
托卵先は正しかった。
ヒロキと希美の2人なら、常識に囚われることなく、自分たちの意思で幸せになると思う。
2人のそれからも知りたいなあ。