ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
助産所を営む母に居候を決めこむ見知らぬオカマ。実家に帰省した私を包み込んだのは、そんな彼女たちのくふふふという温かな笑い声だった──。ヘッポコ助産所ではぐくまれる母とオカマと私の物語。第9回坊っちゃん文学賞大賞受賞。
ブラウザ試し読み
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
大沼さんの作品って、オカマが出てくる事が多いんだけど、すっごくいい味出してるんだよね〜(^-^)/ ミカ姉 最高!
東京の大学に進学をしたトリコだが、目的を見失い留年が確定してしまう。その報告を含めての年末の帰省で、実家に帰るがそこには、母と仲良くコタツに入っているオカマのミカがトリコを迎える。何故オカマが居るのか説明をしない母と聞かない娘。掃除以外は家事がまったくだめな母と似た娘を前に、住み込みのミカがおせち料...続きを読む理を作り正月を迎える。オカマのミカを交えての出来事で、母に初めて聞いた自分の事。「長年の親子やし、似るんかもしれんわ」「そっか」「そうや」短い言葉のやり取りで通じる。母がいかに自分を信じ愛されているかを、、、
入院生活の長かったこどもの頃、病院のベッドで 「願いをひとつだけ叶えよう」的な童話を読むたび、私だったら?と考えました。 「丈夫な子になれますように」にしたいけど、丈夫になったとしても ある日突然事故とかで死んじゃったらいやだし、 結婚した人が実はものすごく意地悪な人だったりしたら困るしなぁ。。。...続きを読む そこで思いついたのが、「幸せになれますように」! うん、これはいい♪ だって何がどうあっても、幸せになれるんだもの♪ 今考えると、体が弱っていたとはいえ、なんてものぐさなこどもだったことでしょう。 本を片手にほくほくしている小さな私に、「コラコラ!」と デコピン(ちょっと手加減した、70%威力ダウンの)をくらわせたくなってしまいます。 『真夜中のパン屋さん』で人気沸騰の大沼紀子さんが、 坊ちゃん文学賞大賞を受賞した『ゆくとしくるとし』が収められた、この短編集。 もう一作の『僕らのパレード』で描かれる幸せのかたちが、素晴らしいのです! 「タンポポのわたぼうしを一度で吹き飛ばせたら、幸せになれる」 という、4人目のお父さん「よんちゃん」の言葉を信じ、無邪気に生きるサム。 娘にセピア、息子にはTRFが好きだったから、サム、とミーハーな名前をつけ (韓流にはまった挙句、末息子の名前には「ペ」か「ヨン」か「ジュン」の どれがいい?と言う始末。。。「ペ」はないでしょうにねぇ。。。) ひっきりなしに新しいお父さんを連れてくるお母さんを恨みもせず ある日突然ひと言も喋らなくなったお姉ちゃんのことも 喋らなくても、大好きなお姉ちゃんに変わりはないと受け入れ 自分は頭がいいし運動もできるけど、普通に優しいっていうのが出来ない と悩む、反抗期真っ盛りの優等生紺野くんを、拙い言葉で慰め 東京で心を壊して故郷に戻り、方向感覚をすべて失って 家と自分を青い糸で繋いでいないと、近所へも出かけられないアヤエの パン作りを手伝いながら、さりげなく外へと連れ出して。 周りのみんなをおおらかな優しさで救ったサムが 純粋なあまり心の森に閉じ込めていた、受け入れがたい悲劇の記憶を甦らせ 闇に沈みそうになったとき、「糸に繋がれた女の子」だったアヤエが差し伸べた手と そのあとに続くささやかな幸せのパレードに、心が温められます。 世の中には平等なんてなくて、マイノリティーは排除されがちで、 小さな偏見、小さな悪意に満ちているけれど、それでも世界は回っている。 自分のところに幸せがあっても、それでも誰かのために、 幸せのわたぼうしを探して、吹き飛ばそうとする人がいる。 ハードルを上げ過ぎずに、目の前にある小さな幸せをそっと抱きしめ 身近にいる大切なひとの幸せのために、それがわたぼうしを飛ばすことでも、 初詣で配られる小さな干支の置物を、二度並びしてもらってくることでも 何かできることがある、それがまた幸せなことなのだと 気づかせてくれる、隠れた名作です。おすすめです!
家族は血のつながりではなく、心の繋がりでは無かろうか?時には繋がりの紐が絡まる事もあるし、離れてしまう事もあるだろう。心が寒い時に暖めてくれるのは家族なのだ。とてもよい本だった。
ミカさんの笑顔は、美しくはないけれどほんわりと心地好い もっと、信じてしまえばいいのかも知れない。色んなコトを、もっと単純に。 でも、言わなきゃいけないと思ったのだ。ちゃんと、立ち上がって。 苦しそうな彼を見て、僕はキモイと言われてもいいと心に決めた。僕は僕がキモくない。それでじゅうぶん。それでいい...続きを読む。 僕らの気持ちっていうのは、動物。心は、その動物がすむ森。心には、色んな動物がおる。優しいも、ちゃんとおるよ。 大丈夫。きっと愛しか入ってないから
久々に、「良い本だ〜・・・」と、しみじみ思いました。。。 表題作もすごく良いけど、同時収録された「僕らのパレード」という話が更に良かった!! ...続きを読む よんちゃんが主人公の姉に宛てた手紙の内容に、胸が詰まりました。 ・・・そこ、この話の中心というワケでは無いんですけどね。 表紙の絵が若干ライトノベル風なので、それだけでスルーしてしまっている人もいるかも。 ちょっと勿体ない・・・。 この表紙、私は結構好きなんですけどねぇ。
大学生の主人公が久しぶりに故郷へ戻ると家に居るのは母親と「オカマ」。表紙の絵にも引かれましたが、そんな冒頭部にも興味を抱いて読んでみるととても面白かったです。もう一つのお話、「僕らのパレード」ではサムとアヤエのやり取りが可愛らしく、最後の展開には切なくて胸が締め付けられそうでした。
一編は…不器用な母娘関係の仲を取り持つミカ姉さん。ヘタクソな自己表現のトリちゃんも新年とともに、やっと"母親の中の母親"の懐に飛び込めた。もう一編は… 田舎に溶け込むサムくんの奮闘ぶりと軽~いミステリー色の結末。ピュアな天然酵母ぶりを発散する。二編を通じて、"真夜パン&...続きを読むquot;キャラの原点が詰まった様な感じのホンワリと温かい作品♪
出だしが面白かったのでそのまま全部読み終えてしまいました...。 大沼さんの本はいいですね。心が和やかになる...
最初2ページくらい読んで「きっといい話だ」と確信して一気読み。作者らしい、ほんわかした気分で終わることができた。 好きな一冊。後半の「僕らのパレード」よりも「ゆくとしくるとし」の方が好き。 オカマちゃん=ムロツヨシ・・・ まよパンドラマの印象が抜けないわ。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
ゆくとし くるとし
新刊情報をお知らせします。
大沼紀子
フォロー機能について
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
眠れぬ夜のご褒美
新しい法律ができた
路地裏のほたる食堂
真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ
真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ 上
真夜中のパン屋さん 全6巻 合本
真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ 上【試し読み】
試し読み
「大沼紀子」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲ゆくとし くるとし ページトップヘ