佐藤優のレビュー一覧

  • 国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―

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    改めて国家機関って敵に回すと怖いなと実感。
    自分は佐藤氏のような立場になる確率はかなり低いけど仮になった場合、彼のような毅然とした態度がとれるだろうか。

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    2024年10月27日
  • 十五の夏  上

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    券の手配から旅先の出会いなど、色々な人と交流している。15歳の若き日ではあるが、これも筆者の持つ才能か?

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    2024年10月24日
  • 伝え方の作法 どんな相手からも一目置かれる63の心得

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    お二人の著書を手に取るのは2回目。
    わかりやすく伝えるプロとしての池上氏、元外交官でヒリヒリする場面を潜り抜けてきたであろう佐藤氏。

    どのような極意かと思えば実にシンプルで基本的なことであった。
    伝え方、対人関係には奇をてらったものは必要ない。

    教養とは「知識の運用力」、聞いた話を「ノイズ」と「インフォメーション」に分ける。これらのフレーズは印象に残った。
    知っていることをどう活かすか、情報過多から取り入れるべきものを選別する物差しを持つこと、は自分の考えを伝えるために大切なこと。

    佐藤氏の実体験からのエピソードは日常生活からは得にくいもので興味深い。
    自分自身、歳を重ねてきたこともあろ

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    2024年10月19日
  • 死の言葉

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    死について、著者はキリスト教信者でプロテスタントであるというスタンスで、自身の死生観を述べつつ、古今東西の哲学者や文化人、ビジネスマンなどの死に対する考え方の言葉や文章をピックアップし解説した一冊。

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    2024年10月15日
  • 真説 日本左翼史 戦後左派の源流 1945-1960

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    この本を読むまで、私は右翼と左翼を混同してしまうような人間であったが、現代の左翼の源流はここにあり!というものを知れた。特に、戦後の焼け野原状態から高度経済成長の時期にかけて左翼が何を成したかと言う視点に立って歴史を紐解くことができた。私は、そこまで左派ではないと自負するが、左派について、主観的、客観的にしれたのは良かった。

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    2024年10月13日
  • 自民党の変質

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    佐藤氏の著作、特に国際政治関係はほぼほぼ読んでいるので、特に目新しさはない。小泉純一郎が総理総裁になってから、既に55年体制の自民党とは異なる政党になっているので、変質が政党単位から派閥単位にまでなっただけ。流動的な世の中の趨勢はミネルヴァのフクロウにしかわからんが、その中でも佐藤氏の著作は数々のヒントを提示してくれるので今後も読み続けたい。

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    2024年09月25日
  • ウクライナ戦争の嘘 米露中北の打算・野望・本音

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    2023年時点における紛争の分析や日本のしたたかさ、台湾の意味など重要なポイントが指摘されている。今年(2024年)は岸田も退陣する(9/24時点で後継は不明だが)バイデンもいなくなる(これもまだわからない)。これによりまた情勢も変わっていくことは予想される。さらなる報告をききたいものである。

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    2024年09月24日
  • 小学校社会科の教科書で、政治の基礎知識をいっきに身につける ―これだけは知っておきたい70のポイント

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    さらっと基本を復習!くらいのつもりで手に取ってみたら、対談形式で、面白かった。
    一回、憲法を読んでみようかな…

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    2024年09月23日
  • なぜ人に会うのはつらいのか メンタルをすり減らさない38のヒント

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    「会ったほうが、話が早い」のはなぜか。それは、会うことが「暴力」だからだ。
    人に会うとしんどいのは、予想外の展開があって自分の思い通りにならないからだ。それでも、人は人に会わなければ始まらない。自分ひとりで自分の内面をほじくり返しても「欲望」が維持できず、生きる力がわかないからだ。コロナ禍が明らかにした驚きの人間関係から、しんどい毎日を楽にする38のヒントをメンタルの達人二人が導き出す。




    ☆3つけてるけど 3.5にしたい
    考えていた内容とちょっと違っていたけど 私も人に会うとしんどいというか 人と話をするのがしんどいので共感出来る部分があるなぁと思いました

    この本が刊行されてから2年

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    2024年09月22日
  • 異端の人間学

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    ウクライナ侵攻によりロシアの存在感が高まる中、ロシアという国、ロシア人のものの考え方を知ることが大切である。

    前書きには、「人間とは何かというテーマに対して、ロシアを切り口にして人間について語り合った。人間力をつけるための究極の実用書として活用してほしい。」とある。

    テレビ映画「捕虜大隊・シュトラフバット」では、捕虜大隊は、下がったら撃ち殺される。諜報部隊のスメルシュは、狼藉を働いた囚人兵を打ち殺し、恐怖である。

    ウクライナのクライは、辺境という意味。ロシアとウクライナでは、捉え方が違う。ウクライナ西部のガリツィア地方は、第二次世界大戦中はドイツについた。ロシアとは相入れない地域。ソ連時

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    2024年09月21日
  • 公安調査庁 情報コミュニティーの新たな地殻変動

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    日本のインテリジェンスの一角を担う、公安調査庁についての、論者二人の対談。
    若い人は知らないかもしれない、キム兄さまの東京ディズニーランド来たけど捕まって、当時の外務大臣発狂事件の裏に、公安調査庁があったようだ。
    その辺の、インテリジェンスの考え方、組織による対応の違い、で、あんなアホな結果になった顛末は面白かったが、あとはどうかね。
    著者のお二方ともなんか胡散臭いと思っていて、インテリジェンス好きな叔父さんが、嬉しそうにお話ししてるのをただ本にした様にしか見えなかった。

    残念。

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    2024年09月19日
  • グローバルサウスの逆襲

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    佐藤 日本の報道で問題なのは、「ハマス」と「パレスチナ」を区別せず、「ガザ紛争」と「ウクライナ戦争」を同列に扱っている点です。今回の紛争は、イスラエルに居住するユダヤ人とユダヤ人国家の「生存権」を認めずにテロ行為に走ったハマスの行為に端を発するもので、「イスラエルとパレスチナの関係一般」に還元できる話ではありません。また、ウクライナ戦争が「ロシアによる侵攻」を契機とする「国家間戦争」であるのに対し、今回の紛争は「イスラエルとパレスチナの戦争」ではなく、「ハマスというテロ組織に対するイスラエルの掃討作戦」です。ハマスの宣伝戦における勝利は、ハマス対イスラエルの戦いにせず、パレスチナ対イスラエルの

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    2024年09月18日
  • なぜ人に会うのはつらいのか メンタルをすり減らさない38のヒント

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    コロナ禍での対談。

    専門家の対談は視野を広げる良い機会になりました。生きるヒントもあったので、参考にします。

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    2024年09月18日
  • イスラエル戦争の嘘 第三次世界大戦を回避せよ

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    佐藤優氏の本は多く読んでいるが、対談相手に誘導されたり振り回されている佐藤優氏を見るのは新鮮で面白かった。作家であり、またインテリジェンスに精通している手嶋龍一氏なればこそで良い組み合わせ。手島氏が佐藤氏を持ち上げたり詰め寄ったりとドラマを感じさせる演出がある。
    ただ佐藤優と、例えば池上彰氏との対談本なのでもそうだが、対談でありながら読者への解説を二人でもって淡々と進めていくスタイルには妙な面映ゆさを感じてしまう。その解説の恩恵に預かっている身ではあるが。

    改めて宗教・信仰の負の面を強く認識させられる。本来人々の苦しみを取り除き豊かに暮らすために生まれたものなのに、妄信するあまり排他的・攻撃

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    2024年09月18日
  • 対決!日本史2 幕末から維新篇

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    明治維新は功罪両方ある。
    維新のおかげで短期間で近代化を成し遂げ欧米列強の植民地にされなかったが、他方、日本はアジア諸国を植民地にする帝国主義政策を取り、行きついた先は太平洋戦争の敗北という悲惨な結果だった。
    現在ウクライナやパレスチナでは戦争が終わらず、自国中心主義が世界を覆っている。
    そんな中で日本はどうあるべきか。周りの空気やメディアに流されずに自分の頭で考えてみたい。

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    2024年09月16日
  • 日本国家の神髄

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    この本はおそらく佐藤優氏が執筆したものでなければ読んでいなかったかもしれません。自分もまた『国体』という言葉を聴いて『国民体育大会』を連想する『戦後の日本人』の典型であると読んだあとに思い知りました。




    本書は戦後GHQによって禁書となった『国体の本義』に「知の怪物」こと佐藤優氏がその全文に詳細な解説を加えていくというものです。

    はっきりいって、僕の理解を超えておりました。僕も佐藤氏の言うように「国体」という言葉から連想されるのは国民体育大会のことであろうと思っていた一人です。どうやら僕は戦前の文章を読むことすら困難な人間かもしれないなどと思ってしまいました。

    展開されるテーマは天皇

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    2024年09月11日
  • 生き抜くためのドストエフスキー入門―「五大長編」集中講義―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    日本でドフトエフスキーを語るにあたって俺以上の適役はいない!!という優節全開の本書。熱意はわかるが『カラマーゾフの兄弟』の章冒頭に物語のネタバレがあるのはどういうこっちゃ。未読の方はご注意ください。
    『白痴』読解の章ではカトリックとロシア正教の「神と人間の関係」についての比較があり、「カトリックにおける救済は神から人間への一方的な恩寵」であるのに対しロシア正教は「人間が神になるというのが正教の究極的な目標なのです」と解説されている。だとすると新世紀エヴァンゲリオンの人類補完計画って正教の考え方に近いのかな?だってあれはひとりひとりが他者を必要としない=補完目標なんでしょ? (エヴァ詳しくない

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    2024年09月09日
  • 世界史の極意

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    覇権国家であるアメリカの凋落により、時代は新自由主義から新帝国主義へ突入していること等の分析がなされていて面白い。
    歴史理解を深めることによって、現代のタフな世界情勢を乗り切る判断力、知性を身につけていこうということを述べる。
    さらに理解を深めるため、この本で紹介されている本を数冊読み込んで行こうと思う。歴史とは何か、小説琉球処分等。

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    2024年08月25日
  • 読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

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    読書によって得られた知識を血肉化して教養にまで高める方法には、王道はないということがわかる。
    彼ほどのエリートでも、努力を惜しまず勉強するしかないのだ。

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    2024年08月25日
  • 猫だけが見える人間法則 (Hanada新書 003)

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    著者の視点から今の世の中を見た情勢を、飼い猫たちの対談という形で伝えるという、ちょっと面白い本です。

    中身については、インテリジェンス、宗教、組織論など、著者の独自の知見や経験などから深く語られており、いつもと同じく興味深く読ませていただきました。

    ただ、猫に語らせる、という著述方式はちょっとわかりにくいかな、とは思います。必然性もなく、著書が語る普段の形式の方式が良いのに、と感じました。

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    2024年08月17日