佐藤優のレビュー一覧

  • ロシアを知る。(東京堂出版)

    Posted by ブクログ

    ウクライナ侵攻で世界を震撼させているロシアの事が知りたくて手にした本書。

    2019年に書かれたものだが、その時点ではウクライナ侵攻は無いだろうとされ、予想を外している。

    池上彰(ジャーナリスト)と佐藤優(作家)在ロシア日本国大使館に勤務し、ロシア大学に在学したこともある、二人の対談を纏めたもの。

    旧ソ連のシステムや一般市民の生活がどんなだったか、コーラの瓶の底にネズミの糞があったとか、北方領土問題はアメリカの基地を置かないか心配してとか、物理学が軍需産業と結びつけられ権威があって、医学や弁護士は不人気学問だったとか、中々刺激あり、でも大方ロシアを好意的に捉える内容だった。

    0
    2025年05月14日
  • 野中広務 差別と権力

    Posted by ブクログ

    政治家野中広務で覚えているのはいつも口をへの字にした顰めっ面のおじさん。政界の裏でいろいろ工作しているフィクサーのような印象。

    ただこの本を読んで彼の置かれた環境、出自を初めて知り見方が変わる。自身に降りかかる苦難に常に戦い続けた政治家。非常にナーバスな問題を取り扱ったノンフィクション。

    個人的には巻末の佐藤優氏との対談が面白かった。佐藤優氏の言葉がまあ辛辣。著者が返す言葉がなく絶句していた。ちょっと他ではみない対談でした。
    あとがきでは著者の苦悩も赤裸々に告白しており、上梓に相当苦労した様子。よくぞここまで切り込んだと著者の気概に敬服する。

    0
    2025年05月10日
  • 働く君に伝えたい「本物の教養」 佐藤優の地政学入門

    Posted by ブクログ

     いつの時代も世界、国家はその思惑に揺れている。地政学の視点は単なる知識ではなく実社会で役立つ「本物の教養」を養う。
     著者は外交官時代の経験をもとに国際情勢を読み解く力の重要性を説く。地理的条件、歴史、宗教、経済が絡み合う現実を知れば単純な正義や善悪では世界を理解できないことに気づかされる。
     例えばウクライナ戦争をどう見るか。地政学的視点を持てば西側の論理だけでなくロシアの戦略的思惑や歴史的背景も見えてくる。
     激動の時代を生き抜くには情報を鵜呑みにせず自ら考える力が必要だ。実社会でこそ生きる知性がここにある。

    0
    2025年05月05日
  • 調べる技術 書く技術 誰でも本物の教養が身につく知的アウトプットの極意

    Posted by ブクログ

    新書のなかでもあっさりとしている。182ページで、余白も多い。書いてあること自体はいいのだが、深掘りされていない。そこが惜しまれる。佐藤優氏の知的生産の概略をつかむのが目的なら良い。

    知的生産能力を上げるには以下の2点が重要。

    1. 高校の教科書レベルの基礎学力をつけること。
    2. 自分の仕事に関する知識をアップデートすること。

    インプットに関しては、佐藤氏の『読書の技法』、『僕らが毎日やっている最強の読み方』を読んでいるが、そちらの方が詳しい。

    アウトプットの要点は、インプットした内容に自分なりの付加価値を加えること。アウトプットには、あまり紙幅を割いていない。

    0
    2025年04月30日
  • 「知的野蛮人」になるための本棚

    Posted by ブクログ

    遠回りの読書術。
    今の自分にはハマらなかった。それは直近で環境が変わり、結果を求められているので、時短で効果を求めすぎているためなのかもしれない。

    0
    2025年04月29日
  • イスラエル戦争の嘘 第三次世界大戦を回避せよ

    Posted by ブクログ

    「イスラエル戦争の嘘」。このタイトルと著者の佐藤優氏の名前を見れば、本書の内容はイスラエルによるパレスチナ侵攻をイスラエル側立場で正当化する様な内容ではないかと若干構え気味にページをめくっていった。確かに現在発生しているイスラエルのやり方、病院施設への攻撃や民間人を巻き込んだ爆撃などは、国際法の観点からも決して許されるものではない。然し乍らそうしたニュース映像で流れる表面的な事象ばかりを見て、全体を悪か善かで判断し悪として非難することも危険だ。物事の本質を見なければ、今目の前で繰り広げられる、やりすぎとも思えるイスラエルの姿を理解することはできないだろう。そうした意味で、イスラエルの諜報機関に

    0
    2025年04月25日
  • 僕らが毎日やっている最強の読み方 ―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意

    Posted by ブクログ

    池上彰・佐藤優の両氏が、新聞、雑誌、ネット、書籍などの読み方について対談したもの。

    対談のため、とても読みやすいのが特徴。

    強調部分には、ゴシック太字+ラインマーカーを使用している。強調箇所は、1ページ当たり2~3か所もある。太字+マーカーは目立つ上に、箇所が多いので、多少くどいと感じた。
    強調箇所のほかに、ページ下部には要約があり、見出しごとにまとめ「僕らの極意」がある。巻末には「僕らの極意」の一覧もあり、親切な作りであるといえる。

    内容は、著者2人のように、情報をインプットして、アウトプットする仕事でない限り、参考になる部分は多くはない。
    たとえば、池上氏は毎日、11紙の新聞を読む。

    0
    2025年04月15日
  • 教養としての「病」(インターナショナル新書)

    Posted by ブクログ

    病院とそれに関わる諸々についての対談本。

    佐藤優の病状と、病院の実態について知ることができた。

    0
    2025年04月12日
  • 組織を生き抜く極意

    Posted by ブクログ

    人間関係って面倒だなと思う。しかし、避けて通れないのも事実です。人間関係に悩める人には参考になる事は多いかと思います。対人関係なんて、直情的になって悩むよりは大人になってしたたかに凌いでいかないといけない感じです

    0
    2025年04月01日
  • 記者と官僚 特ダネの極意、情報操作の流儀

    Posted by ブクログ

    元官僚と元記者の二人が、過去の経験や交流の話をベースに、官僚や記者の在り方、国際政治等について議論する対談形式の本。
    メディアではどちらかというと悪者にされることが多い、官僚や記者がどういったロジックや信念をもって仕事に取り組んでいるかの実態を知ることが出来たことで、新しい見方を持つことにつながった。

    0
    2025年03月29日
  • 読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

    Posted by ブクログ

    この本の帯に書いてある数字には誰もが驚くだろう。

    「月平均300冊。多い月は500冊以上」

    だが、この数字にはカラクリがあった。それは下記の記述を見ればわかる。

    目を通している300冊のうち、熟読している本は月に4~5冊。1冊5分程度で処理する「超速読」が240~250冊。30分から2~3時間かけて読む「普通の速読」が50~60冊。(p26を要約)

    超速読の目的は2つ。
    1. 「自分にとって有益な本かどうか」、「時間をかけて読むに値する本か」の仕分け作業
    2. 「一部分だけを読めばいい」、「この箇所を重点的に読めばいい」と当たりをつける
    (p78を要約)

    つまり、約8割の本はさっと見

    0
    2025年03月28日
  • 教育激変 2020年、大学入試と学習指導要領大改革のゆくえ

    Posted by ブクログ

    2020年の大学入試と学習指導要領の改革、特にアクティブ・ラーニングと「エリート」教育の部分が気になって手にとった。
    アクティブ・ラーニングの究極は「ハーバード白熱教室」だと思うとイメージしやすい。
    池上さんは語る。白熱のかげに下準備あり。十数人のスタッフが、学生達に課題図書を与え、アリストテレスなりソクラテスなりを読み込ませ、集めるという。
    これは小中学校でアクティブ・ラーニングを進める際の大きなヒントになっている。かたちだけ討論を取り入れても深まらないし、分からない子、内気ない子をおいてきぼりにしかねないからである。
    面白いのは、アメリカの「反転授業」。先生が作った授業VTRを予め見て、知

    0
    2025年02月25日
  • 憂国のラスプーチン 4

    Posted by ブクログ

    一国民として「ルーブル委員会」の存在は許せない。

    アフガニスタンで起こっていた地獄。
    こんなことがない世界になってほしいと、願うことしかできない。

    0
    2025年02月05日
  • 読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

    Posted by ブクログ

    著者の経験から読書に対しての技法、読み方が書かれている本。読書ノートをまとめたり、本に線を引くなどの読み方が合いそうだなと感じる人にはお勧めできる。個人的には、読み方より終わり方を意識するという考え方が参考になった。

    0
    2025年02月01日
  • トランプ人気の深層

    Posted by ブクログ

    本書は2024年7月の刊行で、トランプvsバイデンの大統領選を前提に書かれたもの。
    バイデンの撤退も多少考慮されているが、カマラ・ハリスでは支持が得られないという雰囲気が感じ取れる。
    実際に、トランプvsハリスとなり、トランプの圧勝という結果が出た。

    トランプ人気はトランプ本人の政治家としての資質に期待するものではなく、反バイデンや反民主党によるところが大きいようだ。
    トランプ・共和党vsバイデン・民主党は、かつての安倍・自民党vs野田・民主党の構図に似ているようにも思う。
    政権党は何かと叩かれるのは、どこの国も同じだ。
    そうさせないためには、ロシアや中国のように独裁政治にするしかない。

    0
    2025年01月24日
  • 賢人たちのインテリジェンス

    Posted by ブクログ

    色んな人たちとの対談を収録しているわけだが、さすがに12人ともなると一人一人が薄くなってしまっている。

    今回は私が名を知っている人は誰も居なかったため、誰か自分のテーマと合致する興味深い人はいるだろうか、という視点で読み進めた。哲学者、社会学者が多いが、やはり私の本業とも関わってくるテクノロジー方面ということで、新井紀子氏との対談がこの中では最も興味深く読めた。

    本書全体で、私の場合は大きな驚きや発見、感動はなかったが、新井氏のいう「ゴリラ力」は参考になり、且つ視点も面白かった。

    佐藤氏が新井氏に即座に返している通り、余裕のある対応をできるのは経済的にも余裕のある人だったりする。
    期待値

    0
    2025年01月09日
  • プーチンの10年戦争

    Posted by ブクログ

    読み始めた時は、鬼ヶ島の子守唄を思い出した。
    「お母さん怖いよ、桃太郎が来るよ」

    昔話の英雄も見方を変えれば侵略者。

    読み進める内にそんな単純な話じゃないって事は理解したけど。侵略行為、軍事行為は決して許される事ではないけれど、ロシアにも言い分はある、アメリカを筆頭とする西側諸国の振舞いに配慮が足りない部分はあった、何よりコミュニケーションが成立していない、そんな事は理解したと思う。

    公式ホームページに原文が掲載されているから誰でも当たれる、って言うけど、読むのも理解するのも大変。背景まで理解して解説してもらっても充分に理解出来る自信はない。報道してる側でチェックしてるもんだとばっかり思

    0
    2025年01月01日
  • ウクライナ戦争の嘘 米露中北の打算・野望・本音

    Posted by ブクログ

    国家の境界は重要と認識されているにもかかわらず、人工的であったり、曖昧であったりすることから、容易に争いの要因になる。
    個人間では、国家が法的に秩序をコントロールに努めるが、国家間ではそのような機能が働いてきない。
    このような点に、島国、海洋国家で育つとなかなか鋭敏にはなれないことが、お二人の話から理解できました。

    0
    2024年12月28日
  • これならわかる「カラマーゾフの兄弟」

    Posted by ブクログ

    カラマーゾフの兄弟は読んだことはあったけれど、よくわからなかったので、手に取ったみた。佐藤優さんの解説は素晴らしく、いろいろなことを知ることができたが、やはりよく分からないことがわかった。

    0
    2024年12月24日
  • なぜ人に会うのはつらいのか メンタルをすり減らさない38のヒント

    Posted by ブクログ

    基本はコロナ禍という出来事を踏まえての対談の様子がおさめられている。

    人に会うことが何故辛いのか、何が辛いのか。
    対談なのである程度話は広がるし、コロナベースなのでタイトルだけ見ると多少内容に差はでるかも。
    しかしその中できっちりと対人関係等の人の心について社会を前提に、丁寧な言葉で紡がれているので心に刺さる箇所も十全にある。

    0
    2024年12月21日