佐藤優のレビュー一覧

  • 新・リーダーのための教養講義 インプットとアウトプットの技法
    同志社大学での集中講義の議事録本。各学部から選ばれた20名の学生への4日間の集中講義。
    元外交官の佐藤優氏、東郷和彦氏による対ロシアとの北方領土返還交渉をテーマとした授業が特に興味深かった。
  • 天才たちのインテリジェンス
    佐藤優氏と村田沙耶香さんの対談とか想像できないわというワクワク感から購入。本書自体が新書としても薄目で1人1人の対談はかなり短めだったが、興味深い対談もあった。ただ、タイトルのインテリジェンスという言い方はどうなんでしょ・・・。
  • 国語ゼミ AI時代を生き抜く集中講義
    国語力(特に読解力)の養い方を説いた本。

    レベルは高いが、本書を通して国語力を磨くことで、思考の幅が拡がるのは間違いありません。国語力を磨くために何をすればいいのかを段階的に教えてくれます。
  • 国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―
    佐藤優氏が逮捕勾留される事になった事件の回顧録。この本に初めて興味を持ったのは週刊新潮に連載されていた「頂上対決第182回」の対談相手が取り調べを行った元検事、西村尚芳氏だったからである。
    事件当時、鈴木宗男議員と田中真紀子議員と佐藤優氏がTVニュースに映りまくり、良くは分からずとも何やら大変な事件...続きを読む
  • 悪の処世術
    「13歳からの地政学」と並行して読んだが、重複する内容が多くて驚いた。著者は元外務省のロシア関係外交官、佐藤優氏である。彼の洞察力、文章力はすごいと思う。
    本書は、近現代の独裁者11人の政治手法、信条、人柄、失敗などを簡潔に説明した本であるが、とても明確に書かれている。
    特に興味深かったのは、プーチ...続きを読む
  • 還暦からの人生戦略
    還暦を過ぎると最後の直線。人生をどう締めくくるか考えさせられました。新宿御苑のベンチで満開の桜を見ながら、あと何回桜を見る事が出来るのかと思いながら最終章を読み終えました。
  • ウクライナ戦争の嘘 米露中北の打算・野望・本音
    ウクライナ戦争の分析をするのにこれほどの適任者はいないですよね、という2人の対談ならば読まない手はないと、書店で目にして即購入でした。
    期待を裏切らない内容です。

    ロシア語・ウクライナ語・ベラルーシ語に堪能な佐藤優氏は、ヴァルダイ会議でのプーチン発言を丸々翻訳したなかから貴重な知見を提示してくれま...続きを読む
  • ゴルゴ13×佐藤優 Gのインテリジェンス
    ゴルゴを読んでたら「きじこれも読んでみたら?好きだと思う」と渡された1冊。確かによくわかってらっしゃる、とても面白く読めた1冊でした。洞察力をどう養うか、人と同じ場面を見て、そこからその出来事の意味をどう読み取るかというところはとても必要な能力だと思っていて、そういう視点でゴルゴを語っている著者の佐...続きを読む
  • グリム、イソップ、日本昔話 人生に効く寓話
    目から鱗がポロポロ落ちる本。20の寓話を分析、深掘りし、現代社会に即応。勧善懲悪も教訓話も、池上氏と佐藤氏に懸れば、今までの認識が一気に覆る。児童書を前に真剣に語り合う二人が微笑ましかった。
  • 紳士協定―私のイギリス物語―
    イギリスでの生活やロシアのテーブルーマナーが具体的に描写されており面白かった。特に、ホームステイでの生活において、少年と心を通わせる様子や英国の階級社会の現実。自分の子供がもう少し大きくなった頃に留学生を受け入れることができたらいい刺激になるろうと感じた。紀行文としても面白かった
  • ウクライナ戦争の嘘 米露中北の打算・野望・本音
    本書内で佐藤さんと手嶋さんのどちらかが、世界は「今の日本にはなにも期待をしていないのかもしれませんが」という意味のことを話されていました。
    ロシア情勢は大惨事になった3月22日の劇場テロが起こされてしまい、現在緊迫してさらに悪化していきそうな状況です。

    まえがき
    手嶋龍一
    第1章
    アメリカはウクラ...続きを読む
  • ウクライナ戦争の嘘 米露中北の打算・野望・本音
    ロシアによるウクライナ軍事侵攻の背景、米国や中国などの思惑などがとてもわかりやすく書かれていて勉強になった。
    戦争というとどうしても感情論で語りがちになるけれど、和平実現のためにはリアリティに基づいた冷静な分析と判断が必要というのはもっともだと思う。
    ウクライナについて書かれたものは多くあるが、この...続きを読む
  • 仕事に悩む君へ はたらく哲学
    この本から私が受け取ったメッセージは、「富と豊かさはイコールではない」ということ。
    いくら富を手にしても、豊かになれるとは限らない。
    何が自分を豊かにするのかを知ることが必要。
    これまでの社会では、仕事を分業して生産性を高めることが求められてきたが、これからはむしろ難儀してでも自分の手でできることを...続きを読む
  • プーチンの10年戦争
    ロシアによるウクライナへの侵攻は、国際法上はもちろん、許される事ではない。
    しかしこの侵攻についてロシアからの視点で見た場合についての解説は、納得できる部分はある。
    そして経済制裁を科されてても、ロシアが戦争を継続できる理由や、ウクライナの実態、そしてこの戦争の本質について、本書を通して理解できたと...続きを読む
  • 天才たちのインテリジェンス

    12の対話で知識が深まる

    『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』で知られる佐藤優さんがこれまでにやった対談がまとめられている1冊。よくある自己啓発本と違って対談形式なので頭に入って来やすい。ある意味読書が苦手だけど知識を深めたいっていう図々しい人にオススメかも?笑
  • 宗教と不条理 信仰心はなぜ暴走するのか
    宗教に対する固定観念を再構築させてくれる一冊。対談形式でわかりやすく、深くはないが考えさせられる内容で、もっと宗教を学びたいと思わせてくれる。本書も佐藤氏の知の巨人ぶりが遺憾なく発揮されている。
  • 組織を生き抜く極意
    著者は今までも組織内での立ち回り方に関する本をいくつか出版していますが、内容としてはそこまで大きくは変わりません。

    ただ、本書は組織内の人をまとめるポジションについたとき、どのように振る舞うべきという点にフォーカスを当てています。

    リーダーシップを発揮しなければならないのはどのような時か? リー...続きを読む
  • 宗教と不条理 信仰心はなぜ暴走するのか

    古代の価値観から俯瞰する現代

    恥ずかしながら本村さんを存じ上げなかったのですが、とても面白い方でした。
    著作を見てみると、数々の古代ローマ本の他に、競馬の世界史なんて本もあったりして、とても興味が惹かれます。


    今回の対談でも、そんな本村氏と佐藤優氏の対談で、日頃メディアで聴くような現代的価値観から来る言説とは違った方向から切...続きを読む
  • 日米開戦の真実 大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く
    大川周明が思想家であることは知っていたが、こんなに論理的かつ説得力ある論法で発信していた人だったとは知らなかった。また佐藤優の著書もこれまでに何冊か読んできたが、この本が最も面白いと思った。「米英東亜侵略史」へのフォーカスのしかたも鋭いし、大川周明の考え方への理解、説明もとても解りやすい。それでいて...続きを読む
  • 国難のインテリジェンス(新潮新書)
    基本週刊誌は日経ビジネス以外あまり読まないので知らなかったが、週刊新潮での連載「佐藤優の頂上対決」の新書化。失礼だが、週刊新潮に連載するのが勿体ないほどの中身の濃い論客揃いの対談。しかも誌面の都合だろう、各人これの3~5倍程度のお話が聞きたかったところ。それぐらい面白い。特に新井紀子、中谷巌、柳沢幸...続きを読む