佐藤優のレビュー一覧

  • 生き延びるための昭和100年史(小学館新書)

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    対談ものはサラッと読めることが多いですが、これは読み応えがありました。密度濃く示唆に富む内容で大満足です。
    歴史は繰り返すという人間社会の宿命から、過去のことは未来のこととして参考になる前提で、角度をつけたポジショニング。よき。

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    2026年08月15日
  • MATERIAL WORLD 世界は「資源」で動かされる

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    重要な資源のサプライチェーンと効果を丁寧にまとめている。

    塩や砂という本当の粗原料に注目して論じているのが興味深い

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    2026年08月11日
  • 「孫子の兵法」思考術―大混迷時代のインテリジェンス―

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    孫子の兵法をもとに最近の外交問題を読み解く書。現代でも十分通用するのが孫子のすごいところ。間諜、スパイの活用が死活的に大切なこともよく分かる。戦争、戦うのを如何に避けて、無駄なエネルギーを使わずに有利を築くか、仕事でも通用するので、とてもよい思考訓練になりました。

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    2026年08月09日
  • 定年後の日本人は世界一の楽園を生きる〈実践・成功編〉(Hanada新書 017)

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    これはリクルートが運営し、大学入学共通テストがあるすべての科目に対してカリキュラムが組まれている。大学入学共通テストを受ける学生の半数が、この「スタディサプリ」を利用しているという。
    社会人ならば、一般常識を強化するために、「現代文」「漢文」「世界史」「日本史」「英文解釈」「数I・A」などの授業を受けてみることを勧める。

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    2026年08月04日
  • 野中広務 差別と権力

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    ネタバレ

    権謀術数的な側面と、弱者を慮り差別に抗する側面とを併せ持った野中広務。政治の趨勢を見極め、キーマン同士の調整役やパイプを買って出ることによって権力の座に登り詰めた野中であるが、大きな思想や信念を持たなかったとされる。たしかに田中角栄などと比べてしまえば信念が弱く見えるかもしれないが、弱者救済・差別根絶というスタンスは彼特有の強烈な思想であると感じる。排外主義的な主張が幅を利かせる現代において、政治家として彼が居続けたとしたら、どのような存在感を放っていただろうか。

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    2026年08月02日
  • 仕事に悩む君へ はたらく哲学

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    労働者として、社会で働く人が、およそ誰もが1度は悩むであろうことを、テーマにストーリーベースで悩みへの向き合い方を描いている本。
    解決策は、割とシンプルだけれども、シンプルであるが、ゆえに、読みやすさもあるし、そのシンプルな解決策の考えのもとになった。出店も同時に描かれているので、これを起点に自分の思考を深めたり、広げたりすることができると思う。
    本の中に出てくるケインズの指摘は、まさに今の時代を表現しているんじゃないかと思う。

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    2026年07月30日
  • 還暦からの人生戦略

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    50を過ぎて手に取ってみた。まだ間に合うことあり、諦めた方がよいことありなどなど考えさせられること多数。還暦を過ぎても老害にならず、働き続けられることを目標にスキルアップ、経験値の蓄積に励むモチベーションをあげてくれます。

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    2026年07月22日
  • 組織を生き抜く極意

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    組織の中間管理職の心得を分かりやすく学べます。会社も国家も同じく暴力装置を持っていて、その力に逆らわず、管理職としていい人ではなく効果的に権力を行使して部下を動かす、複合的アイデンティティをもつべく会社意外の居場所を複数作るなど、定年後を見据えた戦略行動の大切さ、などなど。

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    2026年07月19日
  • 見抜く力――びびらない、騙されない。

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    ものごとの本質を見抜く力の大切さ。表面的なところだけではなく、その裏にある意図や意味を考え続ける姿勢で生きていく大切さ。日々、思考して鍛え続けていきたいところ。

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    2026年07月18日
  • 生き延びるための昭和100年史(小学館新書)

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    本書の内容と関係無いことを書きます。
    片山杜秀先生については、「英雄たちの選択」(NHK BSプレミアムの教養番組)で、コメンテータとして出演した時の片山先生を見て好感を持ったのが最初です。その時の片山先生が紳士然として足を組み、穏やかな笑みを湛えて話している様子に、好感を持ちました。
    『歴史は予言する』(新潮新書、2023)の帯の写真でも、片山先生はとても柔和なオジさんです。笑顔の目はほとんど開いていません。
    それが、この度、本書のカバー写真での片山先生は従来とは異次元の表情をしておられる。これもなかなかよいと思います。凛々しく眉を吊り上げて、カッと見開いた双眼は一体どこを睨んでいるのだろう

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    2026年07月12日
  • 特捜取調室―『国家の罠』20年目の再対決―

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    被疑者と検察官の20年ぶりの対峙。決して敵対しているわけではなく、むしろ作家佐藤優の世に出るきっかけを作った一人。
    検察、司法の改革が叫ばれて久しいが、西村氏のスジの通った理屈を聞いていると、検察という組織の良心を強く感じる。
    実際に取り調べを受けた人、取り調べをした立場双方の意見なので、説得力がある。
    息をつかせぬ展開の楽しい対談。

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    2026年07月10日
  • 新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方

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    領土問題の国際的な定義は勉強になった。片方だけが主張するだけじゃダメなのか。パレスチナ問題とも関係するけど、かといって、お互いに折れることはないだろうから、どうしても戦争になる。これ以上の犠牲は無駄だからやめようとお互いが思わないと領土問題は終わらないというのも納得。

    一定数以上の血が流れないと考えが変わらないなんて愚かすぎる。

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    2026年07月08日
  • 国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―

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    国益のために進めた仕事が、翌日には犯罪になっている。
    「国家」の恐ろしさが実体験に基づいて描かれている。

    ひいては、組織やマスコミ・人間の怖さも感じた。
    もうすぐ、著者の言う「26年後」がやってくる。真実が明らかにされるのか、そのときに何が起こるのか。

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    2026年06月29日
  • 新・帝国主義の時代 右巻 日本の針路篇

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    カイロスの世界が動いていく時代は、世界は真空、あるいは空、という感覚が必要ではないか。
    もしくは、大転換、反転する感覚でもいい。これは、一神教、啓典教の世界では少し勝手が違う気もするが。ここ東アジアでは、循環、輪廻転載感覚にすんなりと馴染むだろう。
    ニヒリズムに陥りにくいとも思う。表彰のイメージ操作にも柔軟な感覚を保てる気がする。

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    2026年06月24日
  • 特捜取調室―『国家の罠』20年目の再対決―

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    勿論対談本でノンフィクションなのだが、どんな検察小説・政治小説よりも数段面白い傑作対談。博覧強記の知の巨人・佐藤氏が元官僚の矜持で国益をうたい、東京地検刑事部長までつとめた現弁護士の西村氏が元検事の矜持で公益とフェアの大事さをうたい、相反する彼岸ながら、その人格の核となる部分が共鳴することにより、相手への尊重と友情に近い関係性にまで昇華していることが犇々と伝わる。本作を読むにあたり、佐藤氏の「国家の罠」を読んでおくことはマスト。これ以上はないのではと思わせる対談本の極致。。

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    2026年06月09日
  • 佐藤優の特別講義 戦争と有事 ウクライナ戦争、ガザ戦争、台湾危機の深層

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    各国の内在的論理の理解が大切。それが歴史、宗教などから来るので、それらをよく理解して外交政策に反映させ、とにもかくにも戦争に至らない外交政策に知恵を絞ることの大切さが理解できました。

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    2026年06月05日
  • 大世界史 現代を生きぬく最強の教科書

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    イスラム教の考え方。
    ギリシャの成り立ち。
    歴史を、ではなく歴史に学ぶ。
    リベラルアーツの重要性。

    世の中の出来事の背景には何があるのか。背景を知ればまた見えてくるものも変わってくる。視野を広くしないと他者とわかりあうなんて到底叶うはずがない。

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    2026年05月31日
  • 美術は宗教を超えるか

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    数年の積読。
    発売当時は難しくて読めなかったが、今読むととても面白い。
    こんな学識厚く、かつ熱心なキリスト教信者二人が揃い、宗教と美術の歴史について語る企画、と言うのは二度とはないだろう。
    さらにカラヴァッジョをはじめカラーページも多く、充実した内容だ。

    全編にわたって、カトリック・プロテスタント・東方正教の比較が随所に出てくるの
    で、個人的には、
    少なくともマックス・ヴェーバー著『プロ倫(プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神)』は読み終えて、
    カトリックとプロテスタントの違いが頭に入った状態で読んだ方が、理解が早いと思う。

    後半になるにつれて、佐藤優氏からプロテスタントに批判的とと

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    2026年05月17日
  • 見えない戦争の正体――米中露が仕掛ける「認知戦」

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    共著になっているが、本書は苫米地英人氏の仕事・言説が中心で、珍しく佐藤優氏はその言説を歴史的・宗教的観点で、示唆・補足している感じの構成。なので、2・3・4章は佐藤氏上梓本をほぼ読んでいる人にはかなり既知で予想通りの範囲。本書の神髄は1章の認知とは何かの根源的な解説と、その認知に必要不可欠な生成AI、将来のASIについて解説した5章になる。1章の認知戦の学術的説明と5章のAIの予測不可能性と不完全性定理は、まさに啓蒙の内容で、今を生きる人間全員が知っておくべき教科書的内容で非常に勉強になり、面白かった。

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    2026年05月08日
  • 残された時間の使い方

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    著者は仕事のできる人
    本の内容が全体的に分かりやすい何より目次が分かりやすい
    1章〜3章にかけてはビジネス本でよく見ることが書いてあります、4章からは面白い

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    2026年05月08日