佐藤優のレビュー一覧

  • 現代に生きるファシズム(小学館新書)

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    インフォーマティヴな対談であり、大いに参考になる。
    まだよく理解していないが、ファシズムとナチズムは違うものらしい。
    このことは、山口 定(著)『ファシズム』(有斐閣選書71、1980)にも書いてあったと思う(カン違いかもしれない)。
    正直言って、ご先祖様に申し訳ないが、日本のことは、何だか悲惨過ぎてあまり読む気がしない。
    次のような箇所が目にとまった(引用文は編集した)。

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    佐藤(S):経済が良いときは隠されてきたヨーロッパの地が見え始めてきた。日本ではアメリカとヨーロッパが同じイメージで語られがちだが、文化や習慣はまったく違う。第二次世界大戦後、物流の発達でアメリカ

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    2026年03月05日
  • 第三次世界大戦を阻止するのはトランプしかいない

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    佐藤氏の高度な国際政治解説本。教科書的な記載も上手だが、今回は真骨頂である国際外交をそれなりの知識がないと読めない本になっている。とはいえ、他の上梓本で語られているものが殆どで、最新ニュースも25年10月末までの情報なので新味はない。米国・イスラエルとイランとの戦争が長期化しそうな雲行きの昨今で、混迷を深める国際情勢の羅針盤となる佐藤氏の言説が益々必要になっている。

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    2026年03月04日
  • 現代の地政学

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    現代の地政学という題目で著者が講演したものを書籍にしたものです。中東の覇権争いの背景の理解を深めたくて読みました。アメリカとイスラエルがイランを空爆し、37年間にわたり最高指導者であったアヤトラ・アリ・ハメネイ師が死亡したニュースに触れ、今後の報道についていけるように。たまたま積読していた書籍の中で、すぐに見つかって読むことができました。本書は2016年に発刊されたものなので、約10年前の情勢を前提に書かれています。

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    2026年03月02日
  • 佐藤優対談収録完全版 木嶋佳苗100日裁判傍聴記

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    「平成の毒婦」と呼ばれた木嶋佳苗。100日間に及ぶ裁判で世間が注視したのは、決して容姿端麗とは言えない彼女が、なぜこれほど多くの男性を翻弄し、命まで奪えたのかという点。一方、著者の北原みのり氏は、木嶋佳苗という特異な個人を追うのみならず、彼女を報道するメディアの姿勢や、この裁判の在り方そのものに鋭い疑問を投げかけており、その点も必要な視点だと思った。本書を参考文献の一つとして書かれた柚木麻子『BUTTER』や、作中で言及される佐野真一氏のルポ、「東電OL事件」についても拝読したい。

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    2026年02月23日
  • 公安調査庁 情報コミュニティーの新たな地殻変動

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    両者の対談形式で公安調査庁の歴史やエピソード、底力について書かれていました。
    他書で情報を得ていた内容も噛み砕いて紹介されており、個人的に知識の厚みが増したような気がしました。

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    2026年02月15日
  • 記者と官僚 特ダネの極意、情報操作の流儀

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    命をかけて仕事をしているその筋のプロの人たち。一般人も知っておきたい内容や、へぇ〜という裏話も。日常的にはさほど緊張感なく生きている自分から見ると全くの別世界だが大変興味深かった。

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    2026年02月09日
  • 残された時間の使い方

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    佐藤氏も腎臓病に伴う透析・腎移植や前立腺がん摘出等の病で、棺桶に半分足を突っ込んだ経験を活かして、人生の残り時間に関する言説や考察本を上梓されているが、本作はその中でも平易でわかりやすい表現を使うことで、その深淵さが更に浮き彫りになる傑作。特に3章の「休養」の重要さ(「休養せず、無目的に仕事に没入してしまうことの弊害は怠惰と同義」の示唆は非常に深い)と「教養」の重要さ(タイパ・コスパの弊害を深く示唆)は心に沁みる。40・50代のサラリーマンを念頭に書かれている内容ではあるが、若年層の今後の生き方にも大きな示唆を与えてくれる一冊。

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    2026年02月03日
  • 読解力の強化書

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    クリティカル(批判的)に読むことの大切さが書かれていました。

    クリティカルとは、対象と距離を置いて客観的になることですが、ときには対象の懐に入り、共感することも含まれるとありました。

    相手の立場や気持ちになって本を読む、そのために音読することが勧められていました。
    実際には大きな声は出さず、エア音読になりそうですが、声を出しているつもりで読んでみたいと思います。

    要約と敷衍
    本を理解するためには、要約と敷衍が必要であることが書かれていました。
    要約は内容を短くまとめること、敷衍はその要約を自分の言葉で改めて詳しく表現することだと解釈しました。

    中学生への集中講義
    中学生への集中講義では

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    2026年02月01日
  • トッド人類史入門 西洋の没落

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    三宅夏帆さんおすすめ。『西洋の敗北』を読む前に、トッドの思想をざっくり理解したく手に取った本。
    インタビュー形式なのでとても読みやすかったです。

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    2026年01月21日
  • 残された時間の使い方

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    読みやすい文章で2-3時間で読めました。
    時間は主観的な時間があると言う考え方、そしてその時間をどのように使っていくべきか改めて考える機会を与えてくれる本だった。

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    2026年01月13日
  • 読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

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    読書の仕方、教養の身に付け方を学んだ本。読書ノートのつけ方、速読、読まない本の見極め、基礎なき学びは無、高校教科書の復習など実践していく内容多数。事ある毎に読み返していきたい。

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    2026年01月10日
  • なぜ格差は広がり、どんどん貧しくなるのか?『資本論』について佐藤優先生に聞いてみた

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    資本主義から身を守るためにと帯にはあるが、資本主義で搾取されないための知識がギュッと詰まっており、逆に資本家側の考えを理解しておくことができた。資本家はここまで理解して資本家として活動していないかもしれないので資本論の知識を使い資本家を出し抜くこともできるかもしれない。

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    2026年01月02日
  • 大世界史 現代を生きぬく最強の教科書

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    相変わらず冴え渡る2人による対談。
    トルコやギリシャの位置付けを知ることができただけでも、価値があったと思う。

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    2025年12月29日
  • 地球時代の哲学 池田・トインビー対談を読み解く

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    佐藤優が外交官時代に縁した人について現した哲学の書と言える。グローバル化が進む現代において、異なる文化や価値観をどう理解し、共存していくかという根源的な問いに向き合う必要性を感じた。寛容の精神、対話の重要性、そして人類全体の未来を考える視座の大切さを学んだ。日常の小さな判断も、より広い視野で捉え直すことで、新たな意味を持つのだと気づかされた。28カ国語に翻訳された意義を改めて確認できた。

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    2025年12月23日
  • 世界史の極意

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    世界史を単なる暗記で終わらせるのではなく、歴史をアナロジカルするための手段として利用することをトレーニングする内容となっている。
    知識を実運用できるまで昇華して、そこで初めて本物の知識なり得ると胸に刻むことができた。世界史を学び続ける上で、個人的に良書となった。

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    2025年12月14日
  • 君たちが知っておくべきこと―未来のエリートとの対話―(新潮文庫)

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    まず、所々で出てくる佐藤氏の外交官時代の逼迫したエピソードが興味深かった。

    また、反知性主義に飲まれないためにも、様々なジャンルの本を読むなどして、教養を深めていきたいと思った。
    本書の中に、世界史で勉強した用語が多々あったが、受験で得た知識をしっかりメンテナンスして、更なる高みへアップデートしていきたいと思った。

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    2025年12月07日
  • グローバルサウスの逆襲

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    池上さんと佐藤さんの博覧強記ぶりに驚くが、「世界の中では日本もグローバルサウス」というのは達見だと思う。環境問題を見ているとよく分かる。ウナギ問題とか。

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    2025年12月06日
  • 愛国の罠

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    愛国を多角的視点で読み解き、ある程度の教養レベルがあれば非常に納得感と説得力ある評論。流石佐藤氏は優秀な教師でもある。

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    2025年11月26日
  • 定年後の日本人は世界一の楽園を生きる(Hanada新書 010)

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    著者の言う、日本は「世界一の楽園」というのは大げさではない。たしかに老後の社会保障がこれだけ整っている国は類い稀。そう思うと、定年後の人生を安心して楽しめるし、自然と楽しむインセンティブが湧いてくる。定年後のシニアが元気であれば社会も元気になる。こういう金言を待っていた。

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    2025年11月22日
  • トランプの世界戦略

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    世界の覇権構造が大きく揺らぐ中で、アメリカの動向は国際政治に決定的な影響を与え続けています。佐藤優氏の『トランプの世界戦略』は、その中心に立つドナルド・トランプという人物を通して、米国の外交・軍事・経済戦略の本質を鋭く読み解く一冊です。

    本書の中で特に印象的なのは、トランプが意図的に社会の分断を煽ってきたという指摘です。知識層 vs 反知識層、富裕層 vs 労働者階級、政府 vs 国民といった対立軸を際立たせることで、特定の支持層を結集し、政治的影響力を強めていった手法は、従来の民主主義的価値観とは一線を画すものです。

    また、著者はトランプの外交手法を「マッドマン・セオリー(狂人理論)」と

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    2025年11月17日