佐藤優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
とても面白くて、今まで読んでいなかったのは不覚でした。
外務省職員がどんな仕事の進め方をしているのか、とりわけロシアでの事情を書いた前半部分で十分に面白かった。
そのうえで後半の著者自身が勾留された後の東京地検特捜部検事とのやり取りを書いた部分もまた面白い。
いわゆる鈴木宗男事件も若い人にはピンとこないと思うけど、国策捜査と言われるものはそういう性質があって「あのときはあんなに盛り上がっていたけど、なんだったんだろう」と思わせるものがある。
著者(と担当検事)はリアルタイムでそれを理解していたようだけど、時代を超えた目で見ないとなかなかそれはできない。著者にとっては哲学がその武器というか梃子 -
Posted by ブクログ
佐藤勝さんと桝添要一さんの二人による対話集です。
テーマは「21世紀の独裁」です。
世界は、「独裁」的な国家が大きな力を持つ状態が進行している。これを主軸にして、佐藤氏はロシアを桝添氏はフランスを自らの知力の源泉として、現状の西側諸国の有り様を批判的に語っています。先に読んだエマニュエル・トッド氏らの講演を収めた「2030 来るべき世界」でもキーワードとされていた「ニヒリズム」という言葉が出てきました。日本、フランスの識者が伴にキーワードとしている「ニヒリズム」が世界を覆ってくるという現状は、これまでに無い世界への変質の始まりなのかもしれないと感じさせられました。この世界現状を創り出している -
Posted by ブクログ
村木厚子さんの本を読んだ直後にこの本を読んで、この世界が立体的になった。
まずこの二人の関係は、
鈴木宗男事件に連座して逮捕された外務省職員・佐藤優氏と、
その取り調べを担当した特捜検事・西村尚芳氏。
佐藤優という論客が、検察をどのように語るのかと思えば、、、
20年前の事件を退団の形で振り返ることができるということは、
お互いを尊重している、ということ。取り調べの最中から。
つまり、村木さんの事件で、いや、それ以外にも、プレサンスの事件や、
大河原化工機の事件で地に堕ちた感のある検察だが、佐藤優氏からすれば、
「自分への取り調べは適切だった」ということなのだ。
検察を認めている。
村木さん、 -
Posted by ブクログ
本書の内容と関係無いことを書きます。
片山杜秀先生については、「英雄たちの選択」(NHK BSプレミアムの教養番組)で、コメンテータとして出演した時の片山先生を見て好感を持ったのが最初です。その時の片山先生が紳士然として足を組み、穏やかな笑みを湛えて話している様子に、好感を持ちました。
『歴史は予言する』(新潮新書、2023)の帯の写真でも、片山先生はとても柔和なオジさんです。笑顔の目はほとんど開いていません。
それが、この度、本書のカバー写真での片山先生は従来とは異次元の表情をしておられる。これもなかなかよいと思います。凛々しく眉を吊り上げて、カッと見開いた双眼は一体どこを睨んでいるのだろう