佐藤優のレビュー一覧

  • 真説 日本左翼史 戦後左派の源流 1945-1960

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    現在の共産党、社民党の源流を点検し、コロナ禍で浮き彫りにされた格差社会を背景に見直されている、社会主義的考え方を正しく理解するための本。
    面白い。共産党の繰り返される、矛盾多き主義主張の方向転換。社会党を構成した人々の多様性と分派、分裂、再統合の繰り返しなど。

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    2022年07月23日
  • 読解力の強化書

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    読解力の強化ってどうやってやるんだろう?著者が安易なHowTo本を出すような人ではないことは当然承知の上で、何をどう書いているのかを知りたいということもあって読んでみた。
    答えを言ってしまうと、最終的には行間を読めと。つまり、見えている氷山の一角から、はるかに大きな水面下がどうなってるのか推測しろと。そして目的はタイタニックの沈没回避。(←敷衍ってこういうことよね)
    行間を読むなんて当たり前なんだけど、私自身が忘れかけているような危うい状況だと気づかされる。昨今のネット上の記事やコメントは、行間を読んでいないものが大量に溢れている。行間を読めていない(または悪意からあえて行間を読まない)揚げ足

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    2022年07月20日
  • 君たちが知っておくべきこと―未来のエリートとの対話―(新潮文庫)

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    佐藤優を訪れた灘校生の対話。真のエリート、0.5%の生徒たちの知性。暖かく見守る佐藤優。日本の未来は決して暗くはない。、

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    2022年07月16日
  • 無人暗殺機 ドローンの誕生

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    ネタバレ

    イスラエル発アメリカ産まれのプレデターが
    政治的イザコザとテロの間で揉まれまくって
    育っていく
    実はヒューマンドラマ。

    軽く読める本じゃないけど
    著者が5年間じっくり取材した内容が濃いエキスになって
    脳みそに入ってくる。

    ガッツリ読書したいときにオススメ。
    読みごたえ&読後の達成感がすごい。

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    2022年07月14日
  • プーチンの野望

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    流石ロシア分析の第一人者だけある。佐藤優氏の真骨頂。プーチンの思考回路とロシア気質から見えるウクライナとの戦争の意味合いが非常によく理解できる。現在のウクライナ侵攻は許されざる蛮行ではあるが、どのような落としどころを考えなければならないかがよく理解できる一冊。如何に新聞・テレビ・ネットニュースが浅はかな論拠で記事化してるかよくわかる。佐藤氏には体調に留意いただき、今後も貴重な発信をし続けていただきたい。。

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    2022年07月13日
  • 地政学入門

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    地政学で重要なのは、地理的制約条件 P99
    ロシア人の国境は線ではなく面 P102

    なんでロシアはウクライナに攻め込んだのかなとか、なんで地政学と言えばドイツ?みたいな疑問は本書を基点とする幾許かの参考書籍と併せるとかなり解決します。
    おすすめしたい。

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    2022年07月03日
  • 真説 日本左翼史 戦後左派の源流 1945-1960

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    日本の近現代左翼史の入門書として最適だと思います。続編を読むのも楽しみ。

    左翼はどのように栄光を極め(政治の中心にいたことはほぼないが)、どのように凋落していったかを学ぶことで忘れられた近現代史を掘り起こすことができる。

    日本共産党=左翼・リベラル(そもそも本書でも述べられているように左翼とリベラルは本来対立しがちな概念)と短絡的に考えるのは、非常に問題があることが歴史を知ることが分かる。

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    2022年06月21日
  • 働く君に伝えたい「本物の教養」 佐藤優の地政学入門

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    世界情勢を素早く把握するに最高の一冊。まずは本書を一読してその後ニュースを読めば視野の広がること間違いなし。

    どこまで監修の佐勝優氏が関与してるか分からないが、実に良くまとまった一冊。

    ランドパワー、シーパワー、リムランド、マージナルシー。

    今のウクライナ情勢も本書を読めばロシア、ウクライナと他の主要国の立ち位置について納得できる。

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    2022年06月12日
  • 公安調査庁 情報コミュニティーの新たな地殻変動

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    「想像を絶するような事態を覚悟して備えておけ」
    911同時テロや、福島原発事故を予測して対応する組織、それが、公安調査庁である。

    公安調査庁は、国際的にも認知された第一級のインテリジェンス機関であること、公安調査庁でつよいのは、ヒューミント(人によるインテリジェンス)、とオシント(公開情報諜報)である。が結論です。

    ・インテリジェンスとは、国家が生き残るための選り抜かれた情報である。国家の舵取りを委ねられた政治リーダーは、彫琢し抜かれ、分析し抜かれたインテリジェンスを拠り所に、国家の針路を決める。

    ・米ソ両陣営は国際条約で生物化学兵器の製造使用が禁止されても、細菌・ウィルス兵器で襲われる

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    2022年06月11日
  • プーチンの野望

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    ネタバレ

    専門家の知識・分析が、とりわけ後半に出てくる。私は、国土というのは、歴史的に、ある程度ひとまとまりのもののはずだという先入観を持っていたが、この本に書いてあるウクライナはちがう。肥沃な農地のある国というイメージを持っていたが、西部と東部で、農業の基盤としても、また工業地帯としてもポテンシャルがちがうんだということも知らなかった。とてもためになる本でした。 

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    2022年06月07日
  • 激動 日本左翼史 学生運動と過激派 1960-1972

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    昔も今もセンスがないという一点において左派は一貫してるなーと思った。
    政治的なものの見方で突拍子もないこといったり暴力を肯定して大衆に見放されたり。とにかく大衆意識との乖離を自覚しない点で常に地に足ついてない。
    過去の左派では「エライ」の基準は獄中暦とか非転向とかだったそう。本書で描かれた時代にはこの基準が先鋭性に移り変わったと見える。現代では「正しさ」。より正しく誤謬のない理論や価値観を提示できた人がエライ。そうなってしまう理由が理論への過信にあるという佐藤の見方には同意する。
    現代において見られるのは、理論に惹きつけられるのはエモーションの働きが弱い人、つまり性欲や金銭欲などの俗っぽい欲望

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    2022年06月05日
  • 危ない読書 教養の幅を広げる「悪書」のすすめ

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    好き嫌いや良い悪いで本や人を見てしまっていたことに気付かされた。
    無意識にヒトラーやレーニン、金正恩など悪人として有名な人たちの本なんて読む価値がないと決めつけていた。
    どんな思想や価値観からでも学ぶべきポイントはあり、むしろ悪名高い人だからこそ優れている部分も持っている。
    そうした多様な価値観に触れて自分の視野を広げたり、新たな学びにつなげていきたいと思った。

    まずは地球星人を読もう

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    2022年05月23日
  • 国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―

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    時折、本の内容などわからないまま、手に取ることがあります。そして、読んだ後に自分の予想を裏切る本に出会うことがあります。本書はまさにそんな一冊です。
    著者が記す外務官僚のリアルや背負っている仕事内容、検察との闘いなど我々の仕事とも異なる独特な世界が広がっていました。
    面白い一冊でした!オススメ!

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    2022年05月14日
  • なぜ人に会うのはつらいのか メンタルをすり減らさない38のヒント

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    確かに会って話すと話が早い。誤解が解けやすい、互いの真意が伝わりやすい、正確な情報を共有しやすい、だから話が早い、効率的だと思っていた。
    実は会うことは暴力だったんだ、という面は思い起こせば確かにある。上記の件も暴力的に誤解を解かし、暴力的に真意を伝えた、という面は無かったか?と言われれば、正直自信はない。少なくとも当方が折れた例では、あった、と言わざるを得ない。
    人に合わないコロナ禍で得た新たな気づきと言える。

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    2022年05月06日
  • ドストエフスキーの預言

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    『カラマーゾフの兄弟』のお葬式のシーンでの「カラマーゾフ万歳!」にはずっと困惑させられていた。貧しい少年が亡くなって、そのお葬式でどうして「カラマーゾフ万歳!」なのよ?

    この本で示された、あのスローガンはロシア正教の「人間が神になる」という思想で説明できる、それでしか説明できないという指摘を念頭に置いて、またカラマーゾフの兄弟を始めとしたドストエフスキーを読み返したい。

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    2022年05月03日
  • 野中広務 差別と権力

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    被差別部落に関する人達への直当たり取材ができていることが素晴らしい。さぞ骨が折れた事と思う。野中氏本人はほとんど語っていないのは致し方ないのか。
    解放運動、とざっくり認知していたが、その中にも解放運動と融和、共産党がらみなど、スタンスの違いがあることが知れた。
    その中を巧みに泳ぐ政治家としての野中氏の、ゆらぐように見える政治理念の精神的背景が想像できて、とても興味深かった。
    自分の信念を体現する手段として政治活動があり、政治理念が一貫することがないのは当然とも言える。それを本人も自覚している所が、彼の懐の深さだと思う。
    これらのゆらぎを踏まえても、地力の強さは今の政治家の何人分以上であることは

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    2022年05月03日
  • 国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―

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    佐藤優さんの本はとても面白く、いくつか読んでことがあったのに、佐藤優さんとは何者なのか全く知らなかった。元外務省職員だったということすら知らなかったことに気づいて、この本を読むことにした。

    内容は想像もしていなかった世界について書かれていて、国策捜査という概念があることも知ったし、絶対に争うことのできない国家権力の強大さに関係ないはずの自分でも背筋が凍る思いをした。
    とはいえ、怖いマイナス面だけでなく、国益のために頑張っている役人たちがいることに嬉しくなったし、何よりも佐藤優さんの信念の強さや人と人との関係を大切にする人柄を知って、より好きになった。

    もっと他の本も読みたいと思った。

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    2022年04月27日
  • 人をつくる読書術

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    なんとなく読書を趣味にしてるけど、
    読書をこんなに役立ててるとは、驚いた。

    つくづく自分はペラペラ人間だな。と。
    薄っぺらい。

    自分は、読書で、
    今とは違う別世界へ逃げたいだけ
    のような気がしてる。

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    2022年04月23日
  • 読解力の強化書

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    「読解力」とは単にテキストを読み解く力ではなく、「相手を正しく理解し、適切に対応する力」のこと。一緒に仕事をしていて気持ち良いひとは、距離感や間合いが適切で、優れた「読解力」がある。だから、学生さんたちには、専門知識よりもまず教養の土台を作って人生の幅を広げるのが良い。それは読解力を高めてくれる。

    具体的には、古典を読む。筆者のオススメは夏目漱石。他にも、ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』、ジャン・ジュネ『泥棒日記』などたくさんのおすすめ本を挙げている。(私は夏目漱石のこころを久しぶりに読もうと思った)

    そして、読解力を高める読み方を具体的に指南している。批判的に読むこと、論

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    2022年04月21日
  • ロシアを知る。(東京堂出版)

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    この二人がタッグを組めば鬼に金棒。ロシアのことが表から裏からよく分かる。自分の判断基準で相手を非難することはたぶん簡単なことで、相手のことをよく知り、どういう考えでそういう行動を取るのかを理解するように努めることが、問題の解決の第一歩になるのではないかと思う。

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    2022年04月07日