佐藤優のレビュー一覧

  • 愛国の罠

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    愛国とは即ち郷土愛。
    ネットに蔓延る「愛国マーケティング」に騙されないために。この本を読んで感情的に煽るポピュリズム、Loser達の最後の拠り所として機能してしまう排外主義的な保守を相対化する視点が得られる、知識人に向けた必読書。
    この本と出会って読破した人が多ければ多いほど、そして彼らがちゃんと異議を唱えることで、この国は方向を見失いにくくなると思う。
    高校の教科書に載せるべき、唸らせる良著。
    佐藤優の筆は強い。。。毎回喰らってしまう。

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    2025年11月07日
  • 危機の時代の神学

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    その基礎にフロマートカは対話を据えた。フロマートカは、資本主義国のキリスト教徒、社会主義国のキリスト教徒の対話を推進するとともにチェコスロヴァキア国内においては、キリスト教徒とマルクス主義者の対話を積極的に推進した。政治世界観、価値観が異なる人々の間でも「人間とは何か」というテーマでならば対話は可能であると考えた。対話によって、互いに変容していくことが重要であるとフロマートカは考えたのである。(監訳者まえがき より)

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    2025年10月31日
  • 21世紀の独裁

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    勉強になりました。
    歴史は繰り返す。また万物は流転する。
    独裁者の時代と呼ばれた20世紀は2度の世界大戦を経て自由主義陣営が勝利したはずだった。しかし民主主義国家において選挙で選ばれたはずの指導者の中から『皇帝』や『王』のような振る舞いをするリーダーが現れ始めた。右傾化するヨーロッパ。移民の問題。これからの日本はどうすれば良いのか。
    考えさせる内容盛りだくさんでした。
    舛添さんの『モンテスキューを疑え』。やはり本物の学者は古い考えに囚われたりしないんですね。常にアップデートしていく。
    勉強になりました!

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    2025年10月27日
  • 定年後の日本人は世界一の楽園を生きる(Hanada新書 010)

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    私も再来年には還暦を迎える歳になる。定年というよりは、正社員としての仕事を終えた後の人生はどうなるのか、どうすべきなのか、について示唆に富む提言とポジティブな気持ちにしてくれる良書。何か自分のスタイルをあまり変えなくても生きていけそうな気がしてきて、ちょっと心が軽くなった。

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    2025年10月24日
  • 知の巨人、腎臓移植をする(インターナショナル新書)

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    腎臓移植について、知らなかったことがいっぱいあることがよく分かった。それに携わる医師たちの激務もよく分かった。佐藤さん、頑張って国に掛け合ってほしい。

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    2025年10月09日
  • なぜ格差は広がり、どんどん貧しくなるのか?『資本論』について佐藤優先生に聞いてみた

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    いい感じに勤労意欲がなくなる本、どれだけ頑張っても資本家が取り分を増やすので労働者の生活は楽にならない。昔読んだ金持ち父さんを思い出した。ラットレースから抜け出さないといけないという話。
    資本主義の暴力に晒されないためには自分が資本家になるしかないってことかー。今後の人生の参考になった。

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    2025年10月01日
  • 神学でこんなにわかる「村上春樹」

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    村上春樹氏の「騎士団長殺し」についてです。

    読後の感想は「ああ不思議なファンタジーだなあ」
    で終わってしまいましたが、この本を読んで
    考え方が変わりました。

    全編においてキリスト教的な示唆に富んで
    いるのです。

    冒頭の「顔のない男」も「スバルフォレスターの男」
    も、そして免色氏もです。

    何より洞窟内の出来事も、ペンギンのアクセサリー
    も、さらに絵画の「騎士団長殺し」も全てが一つの
    線上に繋がるメタファーなのです。

    こんな読み方ができる人が他にいるのだろうか、
    と正直思ってしまいました。

    読書の深みを再認識させられる一冊です。

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    2025年09月28日
  • 21世紀の独裁

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    元外交官の佐藤優氏と元東京都知事や元厚生労働大臣の舛添要一氏の対談集です。

    この本では舛添要一氏のセリフに興味を覚えました。
    都庁職員は霞が関の役人よりも高給をもらっており、勤務時間も短く、都議会で舛添氏が自分の言葉で説明したところ、役人から「どうして台本通りに読まないのですか、そのため5時に終わらなかったじゃありませんか。勝手な答弁はしないでください」と言われたようです。(60P)
    また、厚生労働大臣の時代には石破総理が防衛大臣や農林水産大臣であったため、懇意にしており、石破さんの地元鳥取で一緒に蟹を食べていたようです。石破総理は田中角栄の薫陶を受けた方であるため、日本のリーダーに相応しい

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    2025年09月15日
  • ぼくらの頭脳の鍛え方 必読の教養書400冊

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    激しい知的興奮を感じたとても刺激的な一冊!
    圧倒的な読書量を誇るお二人だけあって、名著にまつわる対話を聞いているだけで教養が身に付いた気がしてしまいます。
    特に第三章「ニセものに騙されないために」と第四章「真の教養は解毒剤になる」は面白かった。
    興味深いポイントを何点か列記すると…

    ・日本人に欠けている最大の教養はゲオポリティクス(地政学)であり、これが分からぬゆえ、大戦中に「欧州の天地は複雑怪奇」ということで総理が辞職してしまう。
    ・人間のダークサイドに関する情報が現代の教養教育に徹底的に欠けている。虚偽とは何か、詭弁とは何かについて学んでおくべき。
    ・いざ大変なことが起こると、日本の官僚

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    2025年09月09日
  • 知の巨人、腎臓移植をする(インターナショナル新書)

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    多分、腎臓の悪い方か移植手術を行った方(またはその家族)以外には、本当の意味で刺さらない内容の本。自身が9年前に生体肝移植のレシピエントで実兄がドナーだった経験からすべてにおいて深い納得感を覚えた。移植手術の実態や色々な立場からの問題点、移植コーディネーターの役割、患者としての心構えである患者学のススメ等、多岐にわたる示唆と提言には感動する。腎臓と肝臓という部位は違うといえ、与えられた命を疎かにはできない気持ちで毎日を過ごさねばならないと改めて実感した。グラセプタとセルセプトを一生涯服用する仲間として、佐藤氏の作品を拝読しつつ応援したい。

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    2025年09月03日
  • いっきに学び直す世界史 第1巻【西洋史/古代・中世】―〈世界の原点を学ぶ教養編〉

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    これは面白い。263頁と決して厚くない紙幅に幻視社会から中世ヨーロッパまでの歴史がぎっしり詰まっている。
    挿絵の王位継承の系図も理解の助けとなる。

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    2025年09月02日
  • トランプの世界戦略

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    内容はその他著作で既読のものが殆どだが、トランプの生育環境から思考回路を論じ、一般ピープルにはほぼ理解不能な言動を、如何なる戦略によって米国政治・国際政治を動かそうとしているのかが明瞭に理解できる良質本。

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    2025年08月04日
  • 21世紀の独裁

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    本作は個人的に佐藤氏より舛添氏の国際政治学者の矜持が垣間見えた。どこを読んでも面白く参考になる言説だが、特に3章のニヒリズムの革命と4章の21世紀の排外主義・反移民は必読。こういう本物の評論を読まんとアカンな。

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    2025年07月30日
  • メンタルの強化書

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    メンタルの鍛え方というより、この世をどう生き抜いて行くのかというヒントが書かれた本。逃げるのも大事。

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    2025年07月24日
  • 調べる技術 書く技術 誰でも本物の教養が身につく知的アウトプットの極意

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    インプット・アウトプットに関することからお金や余暇に関することまで書かれた1冊。アウトプットするにはよいインプットの上に成り立つ。やっぱりノートは1冊にまとめた方がよさそうだ。

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    2025年07月12日
  • 働く君に伝えたい「本物の教養」 佐藤優の地政学入門

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    地政学は言葉してはよく聞くけど、どんな内容かはわからなかった。この本を読んでなんとなく分かったような気がする。何回かよめば多分理解できそうだ。

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    2025年07月04日
  • 佐藤優の特別講義 民主主義の危機 忍び寄るポピュリズムと強権主義

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    昔から民主主義とはなんぞやと常々思っていたので、一つの考え方が知れて面白かった。

    私は民主主義の罠だと思っていて、例えば民主的と言わざるを得ない手続きを踏んで、独裁的(ポピュリスト的)な政権が生まれる状態を、手続に瑕疵がないばかりに民主的として認めざるを得ない状態を勝手にそう呼んでいた。なるほど権力のサイクルというものもあるし、その国ごとの民主主義というものがあって、アングロサクソン型だけを果たして民主主義と言えるのかという見方もあるとの視点を得て、なるほどなあと思った。非常に短絡的な喩えで言えば、アメリカやイギリス英語が正しい英語であり、インドやフィリピンの英語は「訛っている」という考え方

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    2025年06月28日
  • グリム、イソップ、日本昔話 人生に効く寓話

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    幼い頃に読んだ寓話やあまりストーリーを知らないものなどあった。この本を読むまでは、昔話や寓話を読んで、「よかった、よかった」とか「悪いことをしてはいけないよね」と戒めの思いをもったり、「コツコツ努力すること大事だよね」などと思うだけでしたが‥、こんなに深読みしてみる方法があるなんて驚きでした。現代社会の出来事を寓話の中にすかしてみたりしていて、改めて考えてしまうこともありました。
    機会があれば、それぞれの寓話をもう一度読んでみたいと思いました。

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    2025年06月20日
  • 読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

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    ネタバレ

    3回読みや自腹で買った本には書き込みを入れて
    抜書きノートを作る等面白い技法が書いてあった
    合うかどうかは個人差があるだろうが新書で試したところ知識が身につきやすくなったように思う。

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    2025年06月10日
  • 先生と私

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    「異能の外交官」佐藤優氏がその子ども時代、浦和高校合格までを回想した自叙伝です。
    両親から始まり、親戚の社会党地方議員、学習塾の先生、通っていた教会の牧師さんなど、少年時代の佐藤さんを取り巻く環境と「師」について描かれています。
    社会党支持でキリスト教徒のお母さんの影響を受けて、子どもの頃から社会主義とキリスト教の間で揺れ動き、哲学書と聖書を同時並行で読み進めるなど、その「早熟さ」が眩しい。
    反日本共産党の立ち位置は、幼い頃からの体験によって出来上がったものなのですね。
    前半は小学校時代の返還前の沖縄に旅行した話から始まり、肝炎を患いお父さんから手解きを受けたアマチュア無線の話に進み、メインと

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    2025年06月04日