危機の読書(小学館新書)

危機の読書(小学館新書)

1,012円 (税込)

5pt

3.7

危機の時代を生き抜くためのブックガイド。

コロナ禍にウクライナ侵攻、安倍元首相銃殺。さらには物価高に温暖化。遠い地で起こったはずの出来事が、あなたの暮らしを突如襲う。世界は複雑に絡まり合い、一寸先の予測さえ不可能である。ではどうするか。

<時代の危機を認識するためには、読書に裏付けられた学知の力が不可欠なのである>―まえがき

◎内村鑑三『代表的日本人』
◎ヨゼフ・ルクル・フロマートカ『なぜ私は生きているか』
◎宮本顕治「鉄の規律によって武装せよ!」
◎アーネスト・ゲルナー『民族とナショナリズム』
◎手嶋龍一『鳴かずのカッコウ』
◎斎藤幸平『人新世の「資本論」』

いずれも、階級格差、民族的アイデンティティー、国家の暴力性、革命、インテリジェンス、環境について危機を真摯に受け止め、その克服に取り組んだ(取り組んでいる)知識人の著作である。

著者の案内を入り口にして、これらの作品を読み進めれば、現代を生き抜くヒントを得られるはずだ。

(底本 2022年9月発売作品)

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危機の読書(小学館新書) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年12月05日

    1012

    佐藤優
    元外交官で文筆家。ロシア情報収集・解析のエキスパート。魚住昭/ジャーナリスト。ノンフィクションに著作多数。青木理/ジャーナリスト。元共同通信記者。『日本の公安警察』『絞首刑』など著作多数。植草一秀/経済学者。日本経済、金融論が専門。(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 誰...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月13日

    大病以降の佐藤優の顔写真がシリアスで危機感を煽る。その表情が暗示するかのような世界情勢ね危機的な現況においては、読書のような活字媒体からどんなオシントをすべきか。アーネスト・ゲルナーやユルゲン・ハーバーマス、斎藤幸平を手掛かりに。佐藤優によくある論説のため慣れている人にはまたか、という感じもあるが、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月14日

    タイトルの書見、読書術の類か、と思ったが、まえがきにあるように、その実は
    「この本で紹介する各本は、各時代の様々な危機に直面しそれを乗り越えることに取り組んだ知識人たちの著作。
    今の時代は危機に直面している。
    だからこそこれらの本を読み解くことで、現代の危機を乗り越えるための知恵を得るのが目的となる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月02日

    ロシアに肩入れしてる感は拭えないが、一方的にしか入ってこない情報に「それでいいのか?」という問いかけができる人間は重要。

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    Posted by ブクログ 2023年01月12日

    ウクライナとウルグアイを間違えてたという件はふいてしまいました。
    安倍元首相事件の容疑者を別の角度からみるとこう見えるのかと。多角的に物事を捉える必要性は重要ですね。

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    Posted by ブクログ 2022年12月09日

    共産党には頑張って欲しいけど、なんとなく権力は握ってほしくない。その「なんとなく」の部分が、佐藤優の共産党批判を読んでると正体がつかめるような気がするというか…

    『民族とナショナリズム』を読みたい。

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