佐藤優のレビュー一覧

  • 知の巨人、腎臓移植をする(インターナショナル新書)

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    多分、腎臓の悪い方か移植手術を行った方(またはその家族)以外には、本当の意味で刺さらない内容の本。自身が9年前に生体肝移植のレシピエントで実兄がドナーだった経験からすべてにおいて深い納得感を覚えた。移植手術の実態や色々な立場からの問題点、移植コーディネーターの役割、患者としての心構えである患者学のススメ等、多岐にわたる示唆と提言には感動する。腎臓と肝臓という部位は違うといえ、与えられた命を疎かにはできない気持ちで毎日を過ごさねばならないと改めて実感した。グラセプタとセルセプトを一生涯服用する仲間として、佐藤氏の作品を拝読しつつ応援したい。

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    2025年09月03日
  • いっきに学び直す世界史 第1巻【西洋史/古代・中世】―〈世界の原点を学ぶ教養編〉

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    これは面白い。263頁と決して厚くない紙幅に幻視社会から中世ヨーロッパまでの歴史がぎっしり詰まっている。
    挿絵の王位継承の系図も理解の助けとなる。

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    2025年09月02日
  • トランプの世界戦略

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    内容はその他著作で既読のものが殆どだが、トランプの生育環境から思考回路を論じ、一般ピープルにはほぼ理解不能な言動を、如何なる戦略によって米国政治・国際政治を動かそうとしているのかが明瞭に理解できる良質本。

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    2025年08月04日
  • 21世紀の独裁

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    本作は個人的に佐藤氏より舛添氏の国際政治学者の矜持が垣間見えた。どこを読んでも面白く参考になる言説だが、特に3章のニヒリズムの革命と4章の21世紀の排外主義・反移民は必読。こういう本物の評論を読まんとアカンな。

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    2025年07月30日
  • メンタルの強化書

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    メンタルの鍛え方というより、この世をどう生き抜いて行くのかというヒントが書かれた本。逃げるのも大事。

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    2025年07月24日
  • 調べる技術 書く技術 誰でも本物の教養が身につく知的アウトプットの極意

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    インプット・アウトプットに関することからお金や余暇に関することまで書かれた1冊。アウトプットするにはよいインプットの上に成り立つ。やっぱりノートは1冊にまとめた方がよさそうだ。

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    2025年07月12日
  • 働く君に伝えたい「本物の教養」 佐藤優の地政学入門

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    地政学は言葉してはよく聞くけど、どんな内容かはわからなかった。この本を読んでなんとなく分かったような気がする。何回かよめば多分理解できそうだ。

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    2025年07月04日
  • 佐藤優の特別講義 民主主義の危機 忍び寄るポピュリズムと強権主義

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    昔から民主主義とはなんぞやと常々思っていたので、一つの考え方が知れて面白かった。

    私は民主主義の罠だと思っていて、例えば民主的と言わざるを得ない手続きを踏んで、独裁的(ポピュリスト的)な政権が生まれる状態を、手続に瑕疵がないばかりに民主的として認めざるを得ない状態を勝手にそう呼んでいた。なるほど権力のサイクルというものもあるし、その国ごとの民主主義というものがあって、アングロサクソン型だけを果たして民主主義と言えるのかという見方もあるとの視点を得て、なるほどなあと思った。非常に短絡的な喩えで言えば、アメリカやイギリス英語が正しい英語であり、インドやフィリピンの英語は「訛っている」という考え方

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    2025年06月28日
  • グリム、イソップ、日本昔話 人生に効く寓話

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    幼い頃に読んだ寓話やあまりストーリーを知らないものなどあった。この本を読むまでは、昔話や寓話を読んで、「よかった、よかった」とか「悪いことをしてはいけないよね」と戒めの思いをもったり、「コツコツ努力すること大事だよね」などと思うだけでしたが‥、こんなに深読みしてみる方法があるなんて驚きでした。現代社会の出来事を寓話の中にすかしてみたりしていて、改めて考えてしまうこともありました。
    機会があれば、それぞれの寓話をもう一度読んでみたいと思いました。

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    2025年06月20日
  • 読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

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    ネタバレ

    3回読みや自腹で買った本には書き込みを入れて
    抜書きノートを作る等面白い技法が書いてあった
    合うかどうかは個人差があるだろうが新書で試したところ知識が身につきやすくなったように思う。

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    2025年06月10日
  • なぜ人に会うのはつらいのか メンタルをすり減らさない38のヒント

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    「欲望や意欲というものは自分の中から自然に発生しているように見えて実は他者が起源で他者から供給し続けてもらわないと維持できない」
    引きこもりの人が1割くらいいても今の資本主義ならやっていける。引きこもりに寛容になることは、引きこもっていない人にも生きやすい社会になる。
    弱者男性と優生論。生まれつきとか努力しても無駄という思想に繋がり、入り口で諦めることにつながる。脳科学という、科学的に仮説レベルの話が横行。優生論と親和性が高い。
    酸っぱい葡萄の新解釈。本当に葡萄は酸っぱいのか。自分には必要じゃないものだったと諦めても良いのでは(葡萄を手に入れた人同士、今度はまた出世競争)。
    ソフトヤンキー優勢

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    2025年05月24日
  • なぜ格差は広がり、どんどん貧しくなるのか?『資本論』について佐藤優先生に聞いてみた

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    ネタバレ

    難しい印象だった資本論。
    内容に自分の身近にもある具体例があり、ぐっと身近になりました。
    同時にこれはそういうことだったのか。
    働き方改革の本当の意味など。
    と、世の中のものの見方が変わりました。

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    2025年05月19日
  • 働く君に伝えたい「本物の教養」 佐藤優の地政学入門

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    ニュースで見たあの国は、どうして今そうなっているのか、政情の動きは地政学と切り離せない。
    その土地の歴史もランドパワー、シーパワーが相互に影響しあった結果だったりする。
    これからニュースを見る角度が変わる。と思いました。

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    2025年05月13日
  • トッド人類史入門 西洋の没落

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    実は「西洋の敗北」に興味があって、そちらを読もうとしたけど、金額の高さと、もしかしたら難解かもしれないと思ったので、まずは「入門」とついているこちらを読んだ。意外にもわかりやすく、またいまの世界の見方が変わってしまうような衝撃をうけた。一番ショックを受けたのは、日本は軍拡はせずに、核装備をして時間稼ぎをして、じっくりと考えるべきだという件だ。核なんてもっての他だと思っていたが、少し心を揺さぶられた。さて次は「西洋の敗北」に挑戦してみよう。

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    2025年05月10日
  • 偉くない「私」が一番自由

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    没後10年、佐藤優シェフによる米原万里のフルコース。1冊目としてではなく、彼女の本を何冊か読んでから読むべき本。
    目玉はやはり、東京外語大の卒論「ネクラーソフの生涯」100ページ。文章や論理展開は生硬だが、その後花開く彼女の萌芽が詰まっているように感じる。ネクラーソフをテーマにしているあたりが、いかにも彼女らしい。そしてなんと、卒論の審査概評も載っている。やや厳しい講評だが、温かさも感じられる(指導教員は飯田規和)。
    冒頭で紹介されているエピソードが印象的。佐藤優がチェコの作家クンデラを魅力的だと言ったら、米原万里が色をなして怒ったという。さもありなん、彼女は、計算尽くの人、裏のある人、言行不

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    2025年05月05日
  • 毒母育ちのサナギさんの脱皮 ~ゆうちゃん先生のカウンセリングルームより~

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    ネタバレ

    涙が出ました。
    メモ✍️

    ・王様の耳はロバの耳
    思ったことをそのまま吐き出す

    ・心が変われば態度が変わる
    態度が変われば行動が変わる
    行動が変われば習慣が変わる
    習慣が変われば人格が変わる
    人格が変われば運命が変わる
    運命が変われば人生が変わる

    ・安全な場所で自分の気持ちを話す
    自分はこう思うけど、人はこう思うんだなと感じること

    ・マインドフルネスをする

    ・対人関係について障害となりうる4つの信念
    ①何かが必要であるということは、私がおかしいか、あるいは悪いということだ
    ②相手が怒ったり、ノーと言ったら、私は耐えられないだろう。
    ③ノーと言ったり、何かを求めることは、自分のわがままで

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    2025年05月01日
  • 読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

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    「月平均300冊」のタネは熟読と速読の使い分けにある,基礎知識の重要性についても多数の事例から示す。著者の生活スタイルや思想までは真似できないのでその辺は軽く読み流しておく。

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    2025年04月25日
  • 記者と官僚 特ダネの極意、情報操作の流儀

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    なんとなく敬遠して読まずにいた佐藤さんの本。でも今回改めて当時の経験や現在の話を読み、そこにキリスト教という主軸があることにとても信頼を感じられ、内容を素直に受け入れられた。きっとノンキャリアなのに立ち回りが上手いとか政治家と上手くやってるとか、同僚や先輩後輩の妬み嫉妬、酷かっただろうなあ。それが男性特有とは言わないが、多分相当あったんだと思うし、そういう個人の結びつきで取り回すことへの危機感もあったと思う。組織ってそういうものじゃないよという。

    これは第二次トランプ政権誕生前に出ているけれど、印象的だったのはイーロンマスクについての言及。素人にはなぜ企業家が政権に?と思っていたが、彼の持つ

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    2025年04月18日
  • 自壊する帝国

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    外交官である以前に、人間性に富んだ佐藤さんだからこそかけるソ連、外務省の裏話は非常に興味深い。ソ連崩壊の内情を人脈を駆使して、個人レベルで読み取りまとめておるので、分かりやすく臨場感が大いにある。物語としても面白く、だったにとってもおすすめ

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    2025年04月11日
  • 危ない読書 教養の幅を広げる「悪書」のすすめ

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    「私の考える『悪書』とは、現代人にとって咀嚼しにくいような、『強烈な』個性を放つ〝ざらざらした〟本である」

    「なぜあえて悪書をすすめるのか。
     それは自分の価値観とは異なる本、生理的に受け容れがたいざらざら感のある本、普段であれば決して手に取らないような本を読むことを通じて、世の中と自分を多面的にとらえる絶好の機会となるからである」(「はじめに」より)

    「わが闘争」アドルフ・ヒトラー
    「書物主義に反対する」毛沢東
    「金正恩著作集」金正恩
    「国体の本義」文部省教学局

     この本に触れなければ、内容すら知ろうとしなかった本ばかりだ。

    「戦争論」クラウセヴィッツ
    「プロパガンダ戦史」池田徳眞

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    2025年04月08日