佐藤優のレビュー一覧

  • 偉くない「私」が一番自由

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    没後10年、佐藤優シェフによる米原万里のフルコース。1冊目としてではなく、彼女の本を何冊か読んでから読むべき本。
    目玉はやはり、東京外語大の卒論「ネクラーソフの生涯」100ページ。文章や論理展開は生硬だが、その後花開く彼女の萌芽が詰まっているように感じる。ネクラーソフをテーマにしているあたりが、いかにも彼女らしい。そしてなんと、卒論の審査概評も載っている。やや厳しい講評だが、温かさも感じられる(指導教員は飯田規和)。
    冒頭で紹介されているエピソードが印象的。佐藤優がチェコの作家クンデラを魅力的だと言ったら、米原万里が色をなして怒ったという。さもありなん、彼女は、計算尽くの人、裏のある人、言行不

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    2025年05月05日
  • 毒母育ちのサナギさんの脱皮 ~ゆうちゃん先生のカウンセリングルームより~

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    ネタバレ

    涙が出ました。
    メモ✍️

    ・王様の耳はロバの耳
    思ったことをそのまま吐き出す

    ・心が変われば態度が変わる
    態度が変われば行動が変わる
    行動が変われば習慣が変わる
    習慣が変われば人格が変わる
    人格が変われば運命が変わる
    運命が変われば人生が変わる

    ・安全な場所で自分の気持ちを話す
    自分はこう思うけど、人はこう思うんだなと感じること

    ・マインドフルネスをする

    ・対人関係について障害となりうる4つの信念
    ①何かが必要であるということは、私がおかしいか、あるいは悪いということだ
    ②相手が怒ったり、ノーと言ったら、私は耐えられないだろう。
    ③ノーと言ったり、何かを求めることは、自分のわがままで

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    2025年05月01日
  • 読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

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    「月平均300冊」のタネは熟読と速読の使い分けにある,基礎知識の重要性についても多数の事例から示す。著者の生活スタイルや思想までは真似できないのでその辺は軽く読み流しておく。

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    2025年04月25日
  • 記者と官僚 特ダネの極意、情報操作の流儀

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    なんとなく敬遠して読まずにいた佐藤さんの本。でも今回改めて当時の経験や現在の話を読み、そこにキリスト教という主軸があることにとても信頼を感じられ、内容を素直に受け入れられた。きっとノンキャリアなのに立ち回りが上手いとか政治家と上手くやってるとか、同僚や先輩後輩の妬み嫉妬、酷かっただろうなあ。それが男性特有とは言わないが、多分相当あったんだと思うし、そういう個人の結びつきで取り回すことへの危機感もあったと思う。組織ってそういうものじゃないよという。

    これは第二次トランプ政権誕生前に出ているけれど、印象的だったのはイーロンマスクについての言及。素人にはなぜ企業家が政権に?と思っていたが、彼の持つ

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    2025年04月18日
  • 自壊する帝国

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    外交官である以前に、人間性に富んだ佐藤さんだからこそかけるソ連、外務省の裏話は非常に興味深い。ソ連崩壊の内情を人脈を駆使して、個人レベルで読み取りまとめておるので、分かりやすく臨場感が大いにある。物語としても面白く、だったにとってもおすすめ

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    2025年04月11日
  • 危ない読書 教養の幅を広げる「悪書」のすすめ

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    「私の考える『悪書』とは、現代人にとって咀嚼しにくいような、『強烈な』個性を放つ〝ざらざらした〟本である」

    「なぜあえて悪書をすすめるのか。
     それは自分の価値観とは異なる本、生理的に受け容れがたいざらざら感のある本、普段であれば決して手に取らないような本を読むことを通じて、世の中と自分を多面的にとらえる絶好の機会となるからである」(「はじめに」より)

    「わが闘争」アドルフ・ヒトラー
    「書物主義に反対する」毛沢東
    「金正恩著作集」金正恩
    「国体の本義」文部省教学局

     この本に触れなければ、内容すら知ろうとしなかった本ばかりだ。

    「戦争論」クラウセヴィッツ
    「プロパガンダ戦史」池田徳眞

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    2025年04月08日
  • なぜ格差は広がり、どんどん貧しくなるのか?『資本論』について佐藤優先生に聞いてみた

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    あとがきでも触れられていますが、マルクスの資本論とはいえ共産主義的な
    イデオロギーを伝える内容ではありません。

    むしろマルクスが看破した資本主義体制に内在する暴力性が説かれています。

    そしてその暴力性からいかにして自分の身を守るべきなのかに重きを置いて
    います。

    現代はまさしく資本主義の一人勝ち状態です。

    革命は起こりませんが、資本主義の正体を知っておくことは非常に大事な
    ことです。

    それを易しく学ぶことができる一冊です。

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    2025年04月06日
  • 国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―

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    外務省職員としてロシアとの北方領土交渉に当たっていた著者は、鈴木宗男バッシングが高まる中で、身に覚えのない背任容疑で逮捕されてしまう。著者はこの「国策捜査」に対して徹底抗戦するのだが…。
    著者にとっては大変な経験だっただろうが、読み物としては抜群におもしろいドキュメンタリーになっている。田中真紀子と鈴木宗男のバトルや、取り調べの過程で西村検事と著者のあいだに生じてくる奇妙な信頼関係など、とてもおもしろい。
    知らなかった知識をたくさん得ることができた。

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    2025年04月05日
  • 僕らが毎日やっている最強の読み方 ―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意

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    日本の知の巨人2人の談話形式よる新聞や書籍の読み方を余す事なく教えてくれる本。とても参考になる。とにかく必読である。

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    2025年02月27日
  • 小学校社会科の教科書で、政治の基礎知識をいっきに身につける ―これだけは知っておきたい70のポイント

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    基礎を勉強したいと思い、購入。
    他の皆さん書いている通り内容が深かった。
    個人的に響いたのは、アイザイアバーリンという哲学者の「積極的自由」と「消極的自由」について。近代的な自由権の根本は、内心の自由であり、民主主義の原理原則であるということ。
    本の中でも様々な政治に関わる本が紹介されているので是非参考にしたい。

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    2025年02月10日
  • 見抜く力――びびらない、騙されない。

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    攻撃的な人に対して、言い返す。感情的になる。はNG。
    力を背景に攻撃的な態度に出る人と接する時は、まず相手の利害関心や目指している利益は何か見抜くように努める。こちらは絶対感情的にならず、冷徹であることが大事。
    組織において、嫉妬から身を守るために言葉遣いには気をつける。
    刺激せず、乱暴な言葉遣いをせず、聞き上手になること。おうむ返しがその真髄。
    相手の本音を見抜くとは、相手の利害が、どこにあるか突き止めること。

    ものごとは事実、認識、評価を分けて考えることが大切。事実が違うならば、その人の話自体が危ないと思ってよい。

    最後は人間から直接話を聞かないと真実は分からない。

    人の上に立つとい

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    2025年02月09日
  • 地政学入門

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    地形や宗教等がどのように国際関係に影響するかを考えればよいか、その指針をもつ参考になった。
    本の題名通り入門書として良かったし、これからどのような分野を掘り下げるかを決めるきっかけになった。

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    2025年02月07日
  • 復刻新装版 謀略 -インテリジェンスの教科書を読み解く

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    面白い。事実は小説よりも奇なり、とはこの書のことを言うのか。明石元二郎やゾルゲの謀略から紐解く、近世日本の工作。
    また、「まえがきに代えて」を佐藤優氏が書いている。2024年の日本が置かれた状況を明確に示している。すなわち、今こそ日本に明石元二郎が必要だと。
    第七章は、情報収集の観点から興味深い。この章は何度読んでも良い。

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    2025年02月01日
  • 君たちが忘れてはいけないこと―未来のエリートとの対話―

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    タイトルが「君たちが知っておくべきこと」だったが、内容は近しいものと思う。圧倒的知識量だが、灘高生との対話ということで分かりやすく読みやすくなっている。息子にも薦め、親子で面白く読んだ。

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    2025年01月22日
  • グローバルサウスの逆襲

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    やはり、佐藤さんはロシアに詳しい。
    ロシアがアフリカに近寄っていることは認識していなかったので学びになった。
    中国の一帯一路の安くインフラを作ってやるが、金を返せないなら何かをよこせ、というようなやり方ではなく、上手く投資の形でアフリカに恩を売っている。
    アフリカはこれから確実にでてくるグローバルサウスの地域だから、注視していきたい。

    イスラエルとハマスの関係についても、新しい視点が得られた。どうも、ニュースやSNSではイスラエルが悪者らしいということしか分からなかったのだけど、そもそも、ハマスがどういう組織なのかを再認識した。(国や自治政府ではなく、あくまでもテロ組織という認識。野戦ネット

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    2025年01月21日
  • 人生に必要な教養は中学校教科書ですべて身につく 12社54冊 読み比べ

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    ちょっと難しいところもあったけど、すごくおもしろかった。
    自分の教科書が、大人の人にはこうやって読めるんだなということがわかって、今の勉強は大事なんだなと思った。勉強をがんばろうとも、少しだけど、思った。
    ぼくはすぐにインターネットを使いたくなるけど、お母さんは「まず教科書を見なさい」と言う。面倒くさいしうるさいなと思っていたけど、教科書の正確性と重要性がわかって、お母さんに悪かったと思った。すみませんでした。
    大人の人へのメッセージが多いから、大人にも読んでほしい。(中1)

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    2025年01月19日
  • 国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―

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    今の時代に

    大変面白いと言っては大変失礼になりますが
    興味深かったです。

    本著書がなかったら、鈴木議員のことを勘違いしたままでした
    先日の某県知事叩きは県策捜査と言ったところでしょうか?

    現在ではSNSがそうはさせなかったですが、マスコミの学びのなさ
    ロシア、イスラエルの紛争もなかったかも知れない
    そんなことも考えさせる一冊でした。

    無実の国益のために懸命に尽くされた方々がこの様なことに
    なるのはやっぱりイケナイ。

    #切ない #タメになる #カッコいい

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    2024年12月27日
  • 同志社大学神学部~私はいかに学び、考え、議論したか~

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    作家、佐藤優氏が『自ら拠って立つ』所となったプロテスタント神学。そこに魅了された同志社大学の神学部ヘ在籍した6年間を綴った思想的自叙伝です。なぜか最近佐藤氏の自叙伝は、西村賢太氏を連想してしまいます。




    佐藤優氏の作品を追い続けていると、『国家の罠』にいたるまでの道しるべのような気がするのは僕だけでしょうか?

    ここでは佐藤氏の拠って立つ術であろうキリスト教神学、具体的にはプロテスタント神学の中の『組織神学』彼曰く、「キリスト教が他の宗教と比べて以下に優れているかを相手に説得する神学」というものを大学、大学院時代の6年間に渡って学んでいたことや、すでに東京では下火になっていた学生運動が京

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    2024年12月14日
  • 国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―

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    テレビで佐藤優さんをお見かけして興味を持ち、読んでみました。かなり面白く、どうしてこれまで無関心だったんだろうと、自分の視野の狭さを反省しましたし、どんなときでも冷静に状況を見極め、信頼を裏切らないところに感嘆しました。今更ですが、佐藤さんの他の著作も読んでみたいと思います。

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    2024年11月30日
  • 僕らが毎日やっている最強の読み方 ―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意

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    対談形式で書かれているので話が飛ぶこともなく非常に分かりやすい。新聞ネット雑誌書籍についてそれぞれ特徴や読み方などについてお二人の自己流の読み方やおすすめの読み方が紹介されているが、どれも試したくなっていろんなものが読みたくなってくる。
    あれもこれもしたいけど時間が...なんでもっと早く読まなかったんだろう、と後悔とモチベーションを上げてくれる本だった。
    最後の、読み物ではなく、人から情報を得る話がかなりタメになった。

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    2024年11月28日