佐藤優のレビュー一覧

  • 君たちが忘れてはいけないこと―未来のエリートとの対話―

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    タイトルが「君たちが知っておくべきこと」だったが、内容は近しいものと思う。圧倒的知識量だが、灘高生との対話ということで分かりやすく読みやすくなっている。息子にも薦め、親子で面白く読んだ。

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    2025年01月22日
  • グローバルサウスの逆襲

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    やはり、佐藤さんはロシアに詳しい。
    ロシアがアフリカに近寄っていることは認識していなかったので学びになった。
    中国の一帯一路の安くインフラを作ってやるが、金を返せないなら何かをよこせ、というようなやり方ではなく、上手く投資の形でアフリカに恩を売っている。
    アフリカはこれから確実にでてくるグローバルサウスの地域だから、注視していきたい。

    イスラエルとハマスの関係についても、新しい視点が得られた。どうも、ニュースやSNSではイスラエルが悪者らしいということしか分からなかったのだけど、そもそも、ハマスがどういう組織なのかを再認識した。(国や自治政府ではなく、あくまでもテロ組織という認識。野戦ネット

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    2025年01月21日
  • 人生に必要な教養は中学校教科書ですべて身につく 12社54冊 読み比べ

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    ちょっと難しいところもあったけど、すごくおもしろかった。
    自分の教科書が、大人の人にはこうやって読めるんだなということがわかって、今の勉強は大事なんだなと思った。勉強をがんばろうとも、少しだけど、思った。
    ぼくはすぐにインターネットを使いたくなるけど、お母さんは「まず教科書を見なさい」と言う。面倒くさいしうるさいなと思っていたけど、教科書の正確性と重要性がわかって、お母さんに悪かったと思った。すみませんでした。
    大人の人へのメッセージが多いから、大人にも読んでほしい。(中1)

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    2025年01月19日
  • 国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―

    購入済み

    今の時代に

    大変面白いと言っては大変失礼になりますが
    興味深かったです。

    本著書がなかったら、鈴木議員のことを勘違いしたままでした
    先日の某県知事叩きは県策捜査と言ったところでしょうか?

    現在ではSNSがそうはさせなかったですが、マスコミの学びのなさ
    ロシア、イスラエルの紛争もなかったかも知れない
    そんなことも考えさせる一冊でした。

    無実の国益のために懸命に尽くされた方々がこの様なことに
    なるのはやっぱりイケナイ。

    #カッコいい #切ない #タメになる

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    2024年12月27日
  • 国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―

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    テレビで佐藤優さんをお見かけして興味を持ち、読んでみました。かなり面白く、どうしてこれまで無関心だったんだろうと、自分の視野の狭さを反省しましたし、どんなときでも冷静に状況を見極め、信頼を裏切らないところに感嘆しました。今更ですが、佐藤さんの他の著作も読んでみたいと思います。

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    2024年11月30日
  • 僕らが毎日やっている最強の読み方 ―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意

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    対談形式で書かれているので話が飛ぶこともなく非常に分かりやすい。新聞ネット雑誌書籍についてそれぞれ特徴や読み方などについてお二人の自己流の読み方やおすすめの読み方が紹介されているが、どれも試したくなっていろんなものが読みたくなってくる。
    あれもこれもしたいけど時間が...なんでもっと早く読まなかったんだろう、と後悔とモチベーションを上げてくれる本だった。
    最後の、読み物ではなく、人から情報を得る話がかなりタメになった。

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    2024年11月28日
  • 天才たちのインテリジェンス

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    ネタバレ

    佐藤優氏の対談集。佐藤氏とこの人が対談したらどんな話になるのだろうか?と思いながら読んだ。
    斎藤幸平氏との対談では、マルクス「資本論」に異なるアプローチをする二人が対談するとどんな話になるのか?斎藤氏の『人新世の「資本論」』に対する佐藤氏の切り口が鮮やかで、『人新世の「資本論」』も「資本論」ももう一度読み直そうと思った。斎藤氏はシステム・チェンジ(=革命)を求めるのに対して、佐藤氏は反革命派。後半は地球環境保全を共通認識としながら、運動を展開するにあたっての注意点を佐藤氏が齊藤氏に語っているが、マルクスの新しい読み手が生まれたことを佐藤氏は素直に喜んでいる。
    大澤真幸氏とは、何故学ぶのか?とい

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    2024年11月21日
  • 記者と官僚 特ダネの極意、情報操作の流儀

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    これは面白い。久しぶりに佐藤氏上梓作で知らないことの方が多い作品に出会えたし、西村氏との対談形式で、記者と官僚という立場からのインテリジェンスの考え方が伺えるところも非常に興味深い。副題にある「特ダネの極意」なんて生臭いことは本当に関係なく、記者の矜持を十分感じられる。個人的に朝日新聞という存在自体がキライだが、西村氏のような記者がいることは救い。

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    2024年11月20日
  • いっきに学び直す日本史 古代・中世・近世 教養編

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     妖怪やら神社の本を読むにあたって、少し日本史を勉強し直さなければならないなと思い、この本を手に取りました。特に江戸時代に入るまでのところを勉強したかったので、この本はもっこいでした。読みやすく分かりやすいため、遠い昔、学生の頃に存在していたなら読みたかったなと思います。

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    2024年11月17日
  • 国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―

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    佐藤優さんが語る映像にふれてからどのくらい経ちますかね。ちょっと胡散臭い、が正直な第一印象。
    でも、なにかが気になっていたのでしょうか、どんな人なのか知りたくて検索。

    鈴木宗男事件
    当時の記憶はあるが、佐藤さんの存在があったことは知りませんでした。
    事件後30年になる2030年に、関連文書が公開された時、『国策捜査』の真実が明かされるのでしょう。

    あまり経験することがなさそうな、いや経験したいとは思えない回想録なんだけれども、佐藤さんの、強い信念に生きる人となりが本当に良くわかりました。

    この本に縁できたことに感動しています。
    胡散臭いなんてごめんなさい。勝手に親近感。
    ちょっと佐藤優さ

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    2024年10月30日
  • ウクライナ戦争の嘘 米露中北の打算・野望・本音

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    ★6、もしくは★7をつけたい。
    難しい問題をわかりやすく伝えてくれている。
    2024年秋の今、この対談の続きを読みたい。

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    2024年10月29日
  • 死の言葉

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    誰もが死ぬし、わたしも死ぬ。
    当たり前のことだけれど、死生観について改めて考えたことはなかったし、他者の死生観について配慮しようという考えも浮かばなかった。

    時代や文化、宗教によって死生観はさまざまで、それらのどれもに正解はない。
    ただ、いつか死ぬということに目を瞑って生きていくことは独りよがりな生き方になりやすい、という著者の意見にはっとさせられた。

    自分なりの死生観を模索し続けたい。

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    2024年10月26日
  • イスラエルとユダヤ人 考察ノート

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    作家で元外交官の佐藤優氏が記す、イスラエル及びユダヤ人に関する考察をまとめたものです。佐藤氏のインテリジェンスオフィサーとしての人生がいかに彼らから影響を受けたかがよく分かりました。必読書であります。




    本書は作家でもと外交官の佐藤優氏が隔月誌『みるとす』に連載した2007年10月号から2014年6月号分までの「ノート」再編集した上で書籍化したものです。

    「全世界に同情されながら滅亡するよりも、たとえ全世界を敵に回しても生き残る。」

    一見過激とも取れるイスラエルのこの国是が本書を読むと改めてその辿ってきた経緯や、四方を「敵」に囲まれた状態であるという地政学的な条件。さらにはイスラエル

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    2024年10月11日
  • 自民党の変質

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     知らなかった視点がたくさん出てくる。考え方の幅が拡がるいい本でした。「ダレスの恫喝」については、うろ覚えの孫崎さんの本の内容とは、すこし内容が違うように感じました。孫崎さんの本を読み直して比べてみようと思います。

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    2024年10月01日
  • 亡命者の古書店―続・私のイギリス物語―(新潮文庫)

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    作家で元外務省主任分析官の佐藤優氏。本書は佐藤氏が26歳当時外交官に任官されて2年目の出来事を描いた小説です。佐藤氏と「複合アイデンティティーを持った境界線上を生きる人々」との交流が描かれております。




    本書は異能の外交官であり、現在は作家として活躍する佐藤優氏が外交官となって2年目となる26歳当時のことを描いております。ただ…。僕は佐藤氏の作品をよく読んでいるので楽しく読めましたが、本書について深い世界に入っていくには佐藤氏の『宗教改革の物語 近代、民族、国家の起源 (角川ソフィア文庫)』(KADOKAWA)と、『紳士協定: 私のイギリス物語 (新潮文庫)』(新潮社)をお読みになる事を

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    2024年09月28日
  • グローバルサウスの逆襲

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    ネタバレ

    グローバルサウスの現状を知りたく、この本を手に取った。
    グローバルサウスは、G7などのグローバルノースへの反抗心はありつつも、自国の利益を優先して、一枚岩になれない(本書にも書いてあるが、グローバルサウスというより、インターナショナルサウスといったところ)と感じた。第三勢力の動きや心理が手にとるように書いてあり、参考になった。
    イスラム教について詳しく知らなかったが、戦争のためなら女子供の犠牲は厭わないという教えを知り、怖い宗教だなと感じた。
    グローバルサウスのことを頭の片隅に入れず、ずっとアメリカに追従していたら、そのうち台頭するグローバルサウスに国力を突き放されて、国際社会で遅れをとってし

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    2024年09月28日
  • トッド人類史入門 西洋の没落

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    アメリカ型のものの見方では世界の見方を誤るなぁとトッド氏の書籍を読むたびに感じる。この本はインタビューや対話の寄せ集めではあるがトッド氏の考え方の入門として読みやすい。これを機にトッド氏の著書にチャレンジしてみたい。

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    2024年09月17日
  • 国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―

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    世間を騒がせていたあの小泉政権、外務大臣の田中真紀子氏や鈴木宗男氏の動きが良く分からなかった。この本を読んで田中真紀子さんはとんでもく外交をぶち壊していたことを知った。ムネオハウスがどうしてあんなに貧素なんだろうと思った理由もロシアとの返還駆け引きでわざとそうしていた理由を知った。この本で全く鈴木宗男氏の見方が変わった。彼と作者は生粋の国士だな。

    西村検事とのやりとりで政治調書を正しく残すこと。外交官としての最後の仕事として、
    p329のところ。佐藤優さんは政治的、歴史的事項に関心がある。28年後に事件の関連の資料として公開される。供述調書には僕が言っていたことが事実に合致していたように検証

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    2024年09月15日
  • 新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方

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    (2015/4/8)
    博識の二人による海外最新最深情報対談、という感じ。
    北朝鮮が中国の影響で少しだけ持ち直しているとか。
    日本は歴史上、中国朝鮮連合軍と戦っているが単独はないとか。

    しかし、、結局現状に対する不満、富の偏りが戦争につながる、という思いは強くなった。
    今や国対国の戦争ではなく、宗教、民族間の紛争ばかり。
    その一方、ロシアは旧ソ連領土だったクリミアを欲しがったり、過去の領土を取り戻す動きがあちこち。
    ”イスラム国”もその流れだという。
    誰も現状に満足しない。そこに戦いが起こる。
    「戦争はいけない」は「現状に満足せよ」につながるわけだ。
    その際持てるものは富を分配しなくてはいけな

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    2024年09月04日
  • 人間の叡智

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    (2013/4/18)
    ロシア通で鈴木宗雄さんと組んでソ連に近づきすぎて、ソ連ロシアと距離を置きたい国内勢力にさされた佐藤優さん。
    頭がいい方なのだろう。
    話がどんどん進む。
    正直ついていけない。

    かろうじて2つほどおさえることが出来た。

    一つは、帝国主義から資本主義にかわるなど国の体制がかわるのは、
    別に反省してそうなったわけではなく、そうしないと具合が悪いから変わるのだということ。
    国に善意などない、というところかと。

    もう一つは、今の日本のエリートは単に20歳前後の記憶力がいいだけで、
    アカデミックさを持っていない。本来のインテリではない。
    その程度のレベルで官僚になるから間違いを

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    2024年09月04日