佐藤優のレビュー一覧

  • 人生、何を成したかよりどう生きるか

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    ネタバレ

    こんな考え方もあるのか、と思った本。内村鑑三氏は、まずお金を儲けなさい、事業をしなさい、それが無理なら教育か本を書くかして思想を遺しなさい。それらが出来ない人は生き方を真っ当にしなさい、と言った。これらは全て、後世に残すためのものである。ただ、よりよく生きるとは、人の価値観、考え方によって違ってくる。自分の人生を後世に残すというのが自分の頭にはなかったこと。今まで、死ぬ瞬間にいい人生だったといえる人生を過ごそうと思ってたが、この本を読んだり、自己分析したりして、周りの評価も自分の人生に大きく関わるなと思った。自分が結果を出して、周りに評価され、後世に残すものが増える人生が現時点で考えた、いい人

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    2021年09月09日
  • 人生に必要な教養は中学校教科書ですべて身につく 12社54冊 読み比べ

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    令和の知の巨人2人による、なかなか面白い
    企画です。

    池上氏と佐藤氏に今の中学校教科書を読んで
    もらい、その中身を評価します。

    時代が違えば当然教える内容も違ってくるも
    のですが、2人の率直な感想は「今はここま
    で教えるのか」と好意的に受け止めてくれま
    す。

    書名には嘘偽りはなく、本当に中学校教科書
    をもう一度読み返せば社会人にとって非常に
    勉強になるらしいです。

    学び直しの心に火をつけるのに最適な一冊で
    す。

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    2021年08月31日
  • 21世紀の戦争論 昭和史から考える

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    風船爆弾でペスト菌をアメリカにばら撒くと言う計画があったのは初めて知った。731部隊の存在は重い。日本の軍人は官僚化していた、それに対して米国のミニッツ提督はビジネスマンの如く機敏に動いたと言う指摘も印象的。

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    2021年08月29日
  • 十五の夏  下

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    40年以上も前のことをこれほど鮮明に覚えているものだろうか。メモを基に再構成したのだとしても、出会った人々との生き生きとした会話や、特に食事に関する克明な記述には感嘆する。

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    2021年08月25日
  • 十五の夏  下

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    上巻が、ポーランドやハンガリー等の当時の共産圏の現地の人々との交流に関して多く紙幅を割いていた一方で、下巻では日ソ友の会やバイカル号での様子など、旅に関係する日本人との交流を多く描いていた(外国人との交流を強く制限している地域だということも影響していると思う)。

    特定のトピックへの関心が強いと、中等教育での勉学が疎かになるということを周りに指摘され、自分でも意識しながら生活をしていったというのはかなり貴重な経験だと思う。

    一部に脚色を加えているとしても、青学の職員と険悪な雰囲気になった際に、なるべく偏見を抱かないように努力をしなければならないと感じたことは事実であると思うし、異文化に触れる

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    2021年08月22日
  • 組織の掟

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    「入っている組織を活用して自分を高める」
    ・関わらない事の大切さ
    ・組織内でも最後の逃げ道を確保する
    ・部下の教育、見極め方
    外務省勤務での経験からか、文面にストイックさを感じて一般人ながらとても参考になる著書

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    2021年08月16日
  • 読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

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    買って本棚に置いて読み終えた気がするが、内容を忘れてしまい再読。多くはまた忘れると思われるが、筆者の不断の努力、プロ意識(そんな表現は、安っぽいんですが)に、素直に感心させられます。不器用そうな生き様が見れる点も良いし、個人的には数学を学ぼうとする姿勢に好感が持てます。

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    2021年08月09日
  • 知的再武装 60のヒント

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    今は「教養ブーム」らしいです。人生100年
    時代に学び直しの気運が高まっているとか。

    人は誰でも年を重ねると、今まで見えてこな
    かった物事が見え始め、さらにもっと深い所
    まで見てみたい、と思うものです。

    それが教養ブームに繋がっているとか。

    現代の知の巨人の代表である2人の対談では
    ありますが、「学び直し」に主眼を置いて
    会話が展開されていくので、読みやすく頭に
    入りやすいです。

    「知的再武装」と聞くと、物々しいですが、
    これからの学び直しに対してどういう姿勢で
    臨むのかを経験を通して語ってくれる指南本
    の一冊です。

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    2021年08月08日
  • 十五の夏  上

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    作家の佐藤優が、高校1年生、つまり15歳のときに単身でポーランド・ハンガリー・ソ連等の当時の社会主義国を旅行したときのエッセイ。
    日記をつけていたんだろうけど、よくもまあこんなに細かく覚えているなと(会話内容まで事細かに記載している)感じる。

    当時のガイドブックで読んだ内容や周りから見聞していた社会主義国の評判(暗くて、人は無愛想)とは裏腹に、旅先でさまざまな人と出会い、楽しくコミュニケーションを取っていた旨が記されている。

    観光地よりも現地の生活が見たいんだ、という趣向を15歳にして持っていたところがまず渋すぎるし、人に対して興味を持って色々と質問をしていける度胸がすごいなと感じた。あと

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    2021年08月06日
  • 真説 日本左翼史 戦後左派の源流 1945-1960

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    左翼本はこれまでちょくちょく読んできたつもりだったが、社会党についてはほぼ知らなかったなあ。と痛感し反省。共産党よりずっとインテリで議席もずっと多かったのか。ソ連を取り巻く空気感も書物を通してしか想像できないな。

    「左翼=平和路線ってなってるけど本来の左翼は革命のためなら暴力は辞さないし自分たちが有する暴力は肯定する」というの、私の考えと同じすぎて笑った。右でも左でもなくさおり、とか言ってたけど、普通に左やん笑

    私は共産党が今も革命政党であることが悪いことだと全く思わない。むしろ立派。
    資本論関連本が売れたりとか時代が左派的になってきているというのは否定しないけど、それでも共産党が政党とし

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    2021年08月02日
  • 獄中記

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    外交官×神学の境地とはこんな感じなのか…本人は大変だったろうが、これは読み物としてかなり面白かった。

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    2021年08月02日
  • 十五の夏  下

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    長くかけて読んだ。出来事を叙述しただけの自伝的小説のように見えて、読後にはずっしりとした重い感じがある。ソ連の長旅、その後の同志社大学神学部への進学………。人の人生を追体験する意味を感じる。

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    2021年07月28日
  • 読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

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    1度では全てを理解できないので何度か読み返し、必要な部分だけをまた読み直す作業を繰り返し行いました。
    すぐに参考になるところ、今はとてもついて行けないところなどあり、今後の本との向き合い方のベースのひとつとしています。

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    2021年07月27日
  • ウイルスが変えた世界の構造

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    この本で出てくる名前の人たちのことを、調べながら本を読みました。

    とても勉強にはなるのですが、この本の対談のお話はたくさんありすぎまして、それぞれいくつか別々のテーマの内容の何冊かの本にしてくださったほうがいいのになとも思いました。
    ユニテリアンとかのお話は、初めて少し頭に入りましたし。

    近代人全員がユニテリアン。
    重要なのはユニテリアンの発想。下から上へという、人が神になっていく、下から上への動きと考えるとユニテリアン的です。

    カルヴァンの思想は、「どんなに信心深く、神を拝み続けても救済されない。」本当のことをいうと、権力者と大金持ちだけが救済される。
    正体、本性、才能、能力は生まれる

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    2021年07月26日
  • メンタルの強化書

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    現代社会を鋭い視点で考察し、独自の
    理論を多くの著作で披露している佐藤
    氏には、最近メンタルに関する相談が
    多いらしいです。

    確かに先の見えない社会を「こうだ」
    と説く姿には強いメンタルを感じさせ
    るからでしょう。

    しかし佐藤氏は全くメンタルに関して
    は門外漢と言います。

    今起こって、これから来たるべき未来
    に対して「かくあるべき」と語る姿勢
    には、やはりタフなハートを持ってい
    るのだと思ってしまいます。

    しかし、いずれにしろビジネスパーソ
    ンには参考とするべき金言が多くあり
    進むべき方向がボンヤリながらも見え
    てくる一冊です。

    「立ち止まることができる力こそ教養
    である」という言葉

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    2021年07月22日
  • ぼくらの頭脳の鍛え方 必読の教養書400冊

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    読んでいて楽しくなった。旧制高校時代と比べ今のエリートは確実に教養に欠ける。自分自身も高校、大学時代の読書量は少なく、殆どの時間を意味のない暗記に費やしてしまった。これから死ぬまで読書を重ね少しでも失われた時間を取り戻したい。
    立花さんのご冥福を心よりお祈りします。

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    2021年07月17日
  • 現代の地政学

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    中近東における宗教戦争,ロシアとウクライナの対立要因など、新聞では分かりにくい断片的なベタ記事が多い中、非常に分かりやすい記述で説明されている。知的好奇心を刺激される好著。

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    2021年07月12日
  • 読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門

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    学ぶ事が多くあった。
    自分は思考力があるわけではないから、本を読んでせめて知識ぐらいはつけようと思う。

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    2021年07月04日
  • 美術は宗教を超えるか

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    美術と宗教を考察するという意味でこれ以上ない優良書。お二方の優れた古今東西の宗教と宗教絵画解説、それにあわせた的確な挿入作品の美しさで貪るように拝読させていただいた。美術鑑賞は宗教行為であり、見えざる神との対話の窓であることがよく理解できた。

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    2021年07月03日
  • 紳士協定―私のイギリス物語―

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    この本は読みやすかった。外務省入省直後語学研修時のロンドン郊外での生活の日々をつづったもの。佐藤優の自叙伝はとてもおもしろいが、あまり難しい話ではなく普通の生活記のほうが私にとっては読みやすいし楽しめる。ホームステイ先のグレン少年との交流が中心。イギリスでは日本以上に、学校の選択がキャリア形成に影響することがよくわかる。友人のいないグレン少年と佐藤青年との深い交流は本当に興味深い。たまたま最近見たばかりの「戦場のメリークリスマス」について一緒に見て深く語り合うシーンは印象深い。好きな本だ。とても楽しめた。

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    2021年06月20日