佐藤優のレビュー一覧

  • 大世界史 現代を生きぬく最強の教科書

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    『新・戦争論』(2014年11月刊行)の続き。世界情勢の現状に、そこに至る世界史の動きをプラスして論じている。特に興味深いのは、10章「ビリギャルの世界史的意義」と、それにつづく最終章「最強の世界史勉強法」。日本の教育が、これほどヤバい状況に追い込まれているとは知らなんだ。歴史を学ぶ意味の深さ・大きさを痛感。

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    2018年01月08日
  • 21世紀の戦争論 昭和史から考える

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    昭和史の大家:半藤一利と、インテリジェンスモンスター;佐藤優が、731部隊、ノモンハン、8月15日/9月2日の終戦、陸海軍の組織など、昭和史の重要ポイントをピックアップして語った対談本。基本的な流れは、半藤氏が長年の取材・執筆経験から得た昭和史の知見を述べ、それを受けた佐藤氏が、現代の世界情勢と歴史的事実との連続性・結びつきを述べるもの。どの章でも、「歴史に学ぶ」という、それだけではやや曖昧なワードにクッキリとした輪郭が与えられており、両氏の特長がうまく組み合わさった意義ある書だと思う。

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    2018年01月08日
  • 新・リーダー論 大格差時代のインテリジェンス

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    「人は独りじゃ生きていけない」「助け合うことが大切」は綺麗ごとじゃなく、今の日本に本当に必要とされている理念なのだ。

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    2018年01月08日
  • 佐藤優の集中講義 民族問題

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    なぜ民族問題が起こるのか?
    その主題を解くために必要な、「そもそも民族とは何か」についての解説。
    民族問題は資本主義とは不可分であるとの論。
    わかりやすく、興味深く、また紹介されている書籍から深く探訪しようという気になる。
    日本周辺での情勢がなぜそうなっているかを読み解く意味で非常に役立つ一冊。

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    2018年01月03日
  • 新・地政学 「第三次世界大戦」を読み解く

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    「あー、自分は地政学が一番好きなんだな」と実感する一冊。対話形式で世界を読む鍵が随所に散りばめられている。グローバリズムとナショナリズムは常に揺れていて、今はナショナリズムに戻ってきていることが実感できる。

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    2017年12月31日
  • 独裁の宴 世界の歪みを読み解く

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    2017/12/27 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
    2019/8/17〜8/19

    現在の世界を俯瞰するのに、このお二人と、佐藤氏と宮家氏の対談本ほど役に立つものは無いのでは?本作では、独裁をキーワードに現代世界史を分析する。今後も読み続けないといけないシリーズである。

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    2019年08月19日
  • 知の武装―救国のインテリジェンス―

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    大手マスメディアが信用出来ない。或いは十分な情報でない場合、読み解く力、眺める視座が大切になってくる。右か左かの話でもなく、実際を踏まえてどう考えてゆくかという部分でインテリジェンスの考え方は実際的で課題が具体的で有意義だと思う。広くこういう感覚を備えた人が増えたらなと思うしこれから必要になってくると思う。

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    2017年12月18日
  • 大国の掟 「歴史×地理」で解きほぐす

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    本書の目的は「現下の国際情勢を正確に把握する力を身につける」ことにある。そのためには国際情勢を規定している「歴史」と「地理」を掛け合わせて思考する必要があるという観点から、英米、ドイツ、ロシア、中東、中国といった「大国の掟」を分析している。

    第1章(英米)
    トランプ大統領への支持は、新自由主義がもたらした経済格差の拡大、社会的流動性の低下、庶民生活レベルの低下という土壌から生まれたもので、かつてのアメリカ外交の基調であった「孤立主義」への回帰を主張している。

    アメリカは、太平洋戦争まで「孤立主義」を基調としていた(モンロー主義)。太平洋戦争開始後はラインホールド・ニーバーによる「光の子」と

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    2017年12月25日
  • 佐藤優の集中講義 民族問題

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    同志社大学で行われた講義の講義録だそうです。
    ナショナリズムと民族について、各種の定義と批判的な解釈を学びます。その後、琉球民族の独立について考察すると、確かにアイルランドやウクライナと同様、独立に向かう可能性が懸念されます。
    私も含めて、多くの日本人が民族問題に鈍感なので、特に琉球の歴史について、もう少し勉強、理解する必要があると感じました。

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    2017年11月12日
  • 大世界史 現代を生きぬく最強の教科書

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    ギリシャが西側の都合で人工的に作られたこと、トルコ語はアラビア文字を強制的にアルファベットに変えたこと、フィンランド、イスラム世界のこと、いろいろ知っておかなきゃならないことがあった。

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    2017年11月05日
  • 牙を研げ 会社を生き抜くための教養

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    ネタバレ

    組織の理論に殉じたがゆえに投獄までされた、佐藤氏による「組織で生き抜く」ための講義を一冊にまとめたもの。

    と、書くとずいぶんセンセーショナルな内容に思えるが、
    ・論理的思考
    ・数学の素養
    ・歴史を連続的に捉える
    など超実践的かつ実用的な一冊。

    参考文献についても豊富で、ここから興味をもった/必要だと感じた方向に知識を伸ばしていきやすい内容になっていてありがたい。

    難点をあげるとすれば表紙が怖いことくらいか。

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    2017年10月09日
  • 交渉術

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    『交渉に絶対勝利することができる確実な技法を身につけることはできないが、交渉術のある種の原則と具体的な事例を研究すれば、交渉に勝利する可能性はかなり高くなる。

    この点について、これからアルコール、セックス、カネ、ポストなど人間がもつ欲望を分析して、交渉能力を強化する方策について考えてみたい。』

    交渉術を「交渉をしないための交渉術」、「暴力で相手を押さえつける交渉術」、「取り引きによる交渉術」に分類して、特に取り引きによる交渉術について分かりやすく説明している。綺麗事やロジカルな話ではなく、人間の感性に働きかける視点での説明は興味深く面白い。

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    2017年10月04日
  • 学生を戦地へ送るには―田辺元「悪魔の京大講義」を読む―

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    私は頭が悪いので田辺元の主張は理解できない。
    しかし、解説を通じ人が何かのために死ぬために大義があればそれができることを理解した。
    大義のために死んだ一人の死者を通じ大義は伝染し人々は自ら進んで死へと向かう。
    いや、死へと駆り立てる。
    大義、天皇、文化、そして生き残り。
    人間の本能すら大義の形成に利用する田辺元の狡猾なロジックの展開には舌をまかざるを得ない。
    凡人ではあるが諦めず知性をものにし自由な存在でありたい。

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    2017年09月30日
  • 国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―

    購入済み

    感服

    長い拘禁生活に耐えてかつ自分の信念を貫いた氏に感銘し尊敬する。
    自分に置き換えても、とても我慢ができず耐えきれないだろう。

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    2017年08月17日
  • 新約聖書 1

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    佐藤優氏監修の新書版新約聖書。イエスのカエサルのモノはカエサルにとかのエピソードも今までは気にもしなかった。しかし佐藤優氏の解説でYESNOどちらでも駄目な答えをぶち壊す一流の解答という事が分かった。
    この本に限った事では無いが弟子の裏切りが心に残る。ユダではなく鶏が3回鳴くまでに貴方は私の事を知らないと言うというエピソード。絶対に裏切らないと言っている奴ほど信用できないという事か。むしろ裏切りを指摘されて売り飛ばしたユダに漢気を感じなくも無い。

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    2017年08月04日
  • 同志社大学神学部~私はいかに学び、考え、議論したか~

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    [源の村]外務省を退官後、様々な著作を発表している著者が、50歳を境に「若者に読んでほしい本を書こう」と考え著した自叙伝的作品。無神論を学習するために同志社大学の神学部へ進み、数々の出会いを経てキリスト教の洗礼も受けることに。自身の宗教的・知的な変遷の流れをたどった一冊です。著者は、『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』で毎日出版文化賞特別賞を受賞された佐藤優。


    佐藤氏の「筆力」とでもいうのでしょうか、とにかく読む者を知的興奮の直中にぐいぐいと引き込んでいく様はお見事。大学時代の濃密な時間がびしびしと伝わってきますし、噛み砕きつつ説明してくれる神学に関する記述も興味深いことこの上なし

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    2017年08月02日
  • 世界観(小学館新書)

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    「21世紀に入ってから16年になるが、国際情勢は年を追うごとに複雑になっている。その最大の理由は1991年12月のソ連崩壊だ」との書き出しで始まる、元外務省主任分析官・佐藤優氏の評論集。

    ここ数年の雑誌SAPIOの連載をまとめた。

    外務省時代、英国とロシア(ソ連)に赴任していた筆者はソ連崩壊を現場で体験してきた。

    あの鈴木宗男事件にからみ2002年に逮捕されて、獄中闘争を潜り抜けて作家となった。

    自分の努力と知恵と人脈とで練り上げられたネットワークから得られた情報をもとに、多様化し複雑化する世界情勢を分析していく。

    筆者は一貫して、相手の立場を理解しようとした上で、複眼的に物事の本質

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    2017年08月02日
  • 国境のインテリジェンス

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    皆さん、おひさ~。今日の書評は私も久しぶりの佐藤優先生です。題名が「国境のインテリジェンス」といい、佐藤先生の本質がギュギュっと詰まった一冊です。その中から、第一章のさわりだけをピックアップして取り上げたいと思います。

    少し古い本なのでしょうがないが、まずはアベノミクスについて警告を発しています。

    佐藤先生はアベノミクスの生みの親である、浜田宏一内閣官房参与(イエール大学教授)の取る立場に反対しておられます。

    浜田教授の説を引用すると<囲碁では、打つ手の順序が重要になる。手順が前後してしまうと、勝てるはずの勝負も勝てなくなってしまう。経済も同じだ。財務省の好む消費税率引き上げを金融緩和の

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    2017年06月25日
  • 自壊する帝国

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    2017.6.20
    面白い。外交官としての人脈作り、仕事への姿勢もさることながら、その人脈を駆使して、ソ連崩壊を正確に読み解く力は圧巻。
    ソ連崩壊の過程。バルト三国の独立。血の日曜日事件。共産党にかわるイデオロギーとして、ロシア正教会との連携。かの有名なKGBの存在。実はそれを操る政治が重要。まさに権力闘争。ただ、最終的には、民意が勝つ。ゴルバチョフは民意の流れを作り、要は一度欲望をしってしまうと、後戻り出来ない。最後はエリツィンがゴールを決める。こういう権力闘争の中、ポリシーをもって人と付き合うことで、人脈が出来、外交交渉も有利に進める事が出来る。世界の最前線で、まさに命がけで戦う外交官に敬

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    2017年06月20日
  • 悪魔の勉強術 年収一千万稼ぐ大人になるために

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    勉強は集中力と時間の掛け算だ、という金言に、我が身を振り返り反省する。外務官僚の大変な世界も垣間見る。

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    2017年06月14日