佐藤優のレビュー一覧

  • 人に強くなる極意

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    「怒らない」「びびらない」「飾らない」「侮らない」「断らない」「お金に振り回されない」「あきらめない」「先送りしない」この8つがこの本の要諦です。

    感情のコントロールが出来ていればわざと怒るのはテクニック。

    人間は限界のわからないものに対して恐れを抱く。
    だからビビらないために知ることから始める。

    お金に限界効用逓減の法則は通じない。
    お金は国の信用力なんで腐らない。
    持てば持つほど安心はできるけど必要以上に持つ必要は僕もないと思う。

    逆に返報性の原理があるので人に借りを作らない方が僕もイイと思います。
    少なくとも金で借りを作るのは面白くないと思います。

    諦めないことと諦めるべきこと

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    2016年10月28日
  • 聖書を語る

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    佐藤優と中村うさぎの対談集。

    聖書そのものを語っているのは最初だけで、宗教や哲学を中心に話はあちこちに展開する。村上春樹をけなし、エヴァンゲリオンを考察する。最後は3.11の震災の問題から、人はどうつながるか、と展開。

    中村うさぎという人は初めて知ったが、両者とも知識量とその言語化能力がすごい。


    以下は読書メモ:
    プロテスタント
    カルヴァン派 自分は神に選ばれている
    バプテスト派 人間は努力すれば報われる(清教徒)

    終末遅延問題 すでに2000年遅れている。
    クロノス 座標軸を流れる時間
    カイロス 点 事件史
    終末はカイロスの感覚では歴史、決まっている未来、だから終末は来ないのではな

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    2018年02月05日
  • 獄中記

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    塀のなかにいることを
    ある種楽しんでるよーな?

    もしくは

    せっかくの機会だから活かそうとしているのか?

    どちらにせよ
    一般人からすると奇人変人の類い


    知の巨人という渾名も分からんでもないです。

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    2016年10月05日
  • 国家のエゴ

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    久々の佐藤優。書中で対談相手の姜尚中が、絶妙な評価をしているが、その通り、佐藤優の視座が時々分からなくなる。単純に、左派なのか右派なのかという事についてさえだ。現政権を批判する論が今作は多い。そして、自らを沖縄人と言った上で、沖縄独立により、尖閣問題は無くなると。茶化しているのではない、何かしらの心理的な動きを感じざるを得ない。これから佐藤優は、どう動いていくのか。

    以下、本著で気になった事。

    日米の戦争時、敵国において自国の権益を保護するために第三国を指名する。それを利益代表国、あるいは利益保護国という。アメリカの利益代表国はスイスで、日本はスイスを通じてアメリカと連絡をとるようになった

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    2016年09月27日
  • 知の武装―救国のインテリジェンス―

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    「二重忠誠問題」
    この本読んでてああタイムリーやなと思うところでした。
    歴史的にアメリカでカトリック教徒のケネディが大統領になれるか大問題となりました。
    なぜならアメリカとバチカンとどちらに忠誠を誓うかわからないから。
    日本の外務省でも特定宗教団体の信徒はリストがあるとのことです。
    これもどちらに忠誠を誓うかわからないから。

    世界的に二重国籍が認められてる云々という方もいますが本当に世界を見るときにベースを合わせてますか?ということです。
    僕は少なくとも政治家はこの本に書かれてるベースで二重国籍問題を扱うべきだと思います。

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    2016年09月17日
  • 動乱のインテリジェンス

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    「インテリジェンス」
    自分まで客観視できるくらい考え抜いて答えを出さないとこのレベルに至ることは無いのだと思います。
    民主党政権時に書かれてるのですが鳩菅がいかに無能な政権やったかがわかります。
    さすがに野田さんはかなりマシやったようですがσ^_^;
    あの頃の悪夢に戻るのは嫌ですが現政権で再現されるのももっと嫌です。
    まあネットの監視が効く時代ですからあそこまで酷いことにはならないのでしょうがσ^_^;

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    2016年09月15日
  • 佐藤優さん、神は本当に存在するのですか? 宗教と科学のガチンコ対談

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    さすが佐藤さんですね、面白い!結構、下ネタが多かったが、動物の行動、人間の行動を、いろんな面から切り込んでいく。宗教への敷居が少し低くなりました。

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    2016年09月07日
  • いっきに学び直す日本史 近代・現代 実用編

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    大河ドラマ、時代劇、新書等では、物足りない感じになったオッさんの私には、体系的に近現代史を学べた良書。教科書だから当たり前か。

    とくに、財閥の役割を文明開化、GHQによる財閥解体までの流れは、経済環境を踏まえて著述され理解しやすかった。
    後半は、政治経済分野に歩み寄っていくので、経済に関する基礎知識にもなり、再読間違いない。

    宣伝文句にある、新書100冊分の価値は、伊達じゃない。

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    2016年09月01日
  • 日米開戦の真実 大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く

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    [もう1つの「日本の」物語]1941年の真珠湾攻撃の直後から放送されたラジオ講演を土台として大川周明が著した『米英東亜侵略史』。この作品を基に、当時の日米が抱いていた世界観の違い、そして右翼の大立て者という印象の強い大川周明の思想体系に迫った作品です。著者は、本書が自身初めての第三者ノンフィクションということもあり、書き進める上で苦労をしたと語る佐藤優。


    『米英東亜侵略史』の全文が、細かな脚注と共に引用されているため、取り上げられている作品をこの一冊で合わせて読み通すことができるという点が良い。大川周明の名前(そして東京裁判で東条英機の頭を叩いたこと)は知っていても、その歴史観や思想につい

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    2016年08月15日
  • いっきに学び直す日本史 近代・現代 実用編

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    読み応えがあり、予定より読み終えるのに時間がかかってしまった。流し読みするにはボリュームがあるが、前巻から通読しだいたいの歴史の流れを頭に入れることができた。
    本書はあまり授業では習うことのない近代史が充実していて、信を問うための解散総選挙は明治維新以降、特に戦前頃からよくある手法なのだな、とか、第二次世界大戦をファシズムから発生したグローバルの流れとして捉えるのか、とか、新たな気づきがあったり
    特定のスタンスを取らず、ただ新たな知識はベースとしつつ、各種報道を見ていきたいと思う。

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    2016年08月14日
  • 野蛮人の図書室

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    雑誌のコラムを再編集したもの。一つ一つのトピックは長くなく、容易に読める構成。
    一つのトピックに対し2冊の書籍を挙げ、佐藤氏の見解が述べてある。取り上げられる書籍は、漫画から小泉八雲の怪談、経済古典、小説と幅広く、それらから佐藤氏が何を読み取ったのかがクリアにわかる。
    こういう読書力は一朝一夕には身につくはずもないが、個人的にはあこがれる。
    取り上げられている書籍から、自身の興味のある分野のものをこれから拾って読んでいこうと思う。

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    2016年08月12日
  • 新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方

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    ネタバレ

    世界を知る最強コンビが、国際問題を解説する1冊!

    テレビなどで多くの信頼を得ている池上彰氏。
    ソ連・ロシアの元外交官である佐藤優氏。
    世界を知るからこそ読み解ける、世界の紛争、国際関係、歴史問題、民族、宗教、イスラム国など様々な国際情勢を学ぶことができる。

    予想をはるかに超える情報量!!
    新聞やニュースなどで知る国際情勢をもう1歩深いところまで知ることができました。

    本書を読んでいると、わからない言葉や、疑問に思うことがあるので、インターネットなどで調べながら読み進めると、より深く理解することができます。

    本書は池上氏と佐藤氏の対談形式。
    内容は「深すぎず浅すぎず広く」書かれているので

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    2016年08月02日
  • 組織の掟

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    元財務官僚の方が書いた組織の構造と泳ぎ方マニュアル。
    転職してから転職先の組織のことが全く理解出来なかったが、これで完全にクリアになった。旧態依然とした会社に勤めていて組織のあり方や上司との付き合い方に悩める方は必読。

    同著者の他作と内容が被ってるとのレビューを見てますが、僕はこの本しか読んでないので分かりません。

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    2016年07月07日
  • 使える地政学 日本の大問題を読み解く

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    「何千年も変わっていない」地形のような要素を前提に、「政治の動き」を考えるというのが“地政学”と呼ばれるモノである。ここで言う「政治の動き」には、「“歴史”が造られて行く際に作用する何か」というようなモノが色濃く入り込んで行くことになる。それは「紛争の種」、「文化」というようなモノということになる。最近は、それらに「情報インフラの発達がもたらす、質的な変化」というようなことも含まれるのかもしれない。
    本書では、1980年代後半から1990年代初頭に旧ソ連諸国や諸地域の行方を考える中、各地の地理と歴史を慮る“地政学的”な考え方を見出したとする筆者が、最近の様々な問題を考えている内容が綴られている

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    2016年07月05日
  • 新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方

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    佐藤さんと池上さんの本は面白いです。
    家にたくさん積ん読になってるのですこし読み進めていきます。
    インテリジェンスは既存の情報分析から。
    頭を柔らかく多角的に分析できないと仕事でも後塵を排することになります。

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    2016年06月28日
  • いっきに学び直す日本史 古代・中世・近世 教養編

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    日本史を通史で読んでみようと思って手に取りました。一般教養は自国や諸外国の今の状況を正しく理解するのに必要の感じたという、ファッション的な動機で手に取りましたが、学び直しのいい機会になったと感じています。
    本書は一般教養の範囲にとどまってはいますが、かなり踏み込んで記載されていますので、苦手な時代の捉え直しや、さらにはよく知っている時代の学び直しにも効果が大きいと思います。
    よくわかってなかった南北朝時代や、応仁の乱以降戦国時代に入るまでの時期が補われたのと、時系列と出来事を追え、理解を深められたと思います。

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    2016年06月19日
  • 同志社大学神学部~私はいかに学び、考え、議論したか~

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    佐藤優の青春記、同じ、京都を舞台にした、青春物 鴨川ホルモー と重なるような、異なるような、と思いつつ、読んでおります。

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    2016年05月23日
  • 佐藤優さん、神は本当に存在するのですか? 宗教と科学のガチンコ対談

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    ネタバレ

    すごく面白い本だった。
    竹内さんが疑問を抱いているように、私も佐藤さんみたいな知性を持った人がキリスト教徒なのか不思議だった。
    その点については、やっぱり分からなかったけど、(人の信仰は、理解できないものなのかも)「最初の一撃」という考え方が教養のない私にも分かりやすくて、なるほど!と思った。
    後半の竹内さんの動物行動学の話も興味深かったし、読んでよかった。
    「『聖書』には、到底できないことを基準として掲げることによって、全員がそれを守れない罪びとであることを認識させる。 」「神が人間をつくったんじゃなくて、人間が神をつくった」とまで言うのに、それでも信仰の揺るがない佐藤さんはすごいな。
    表紙

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    2016年05月09日
  • 組織の掟

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    こちらはまた違った意味で買ってはいけないとわかっていながら。やはり面白いし、話の重複も比較的少なかったのもよい。

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    2016年05月01日
  • 先生と私

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    ・①学校の勉強、②受験勉強、③自分の人生の問題を解決するような知識をひたすら追いかける勉強、④社会人として知らねばならないことを知るための勉強、⑤実務的な知識と技能を磨くための勉強。
    私は③⑤ばかりやってる。④を怠りがち。

    ・勉強したくなる。ものごとを知り、考えたく、世界のことを理解したいと思う。宗教って何なんだ、政治って何なんだ、世界はどうなっているんだ。私にもそんな時代があったような、なかったような。少し探求し、あまりにも深い世界にちゅうちょして、私は結局実務的なものばかりを勉強してきたのだな。佐藤優という人は、それをどこまでも深追いできる人。憧れる。

    ・世界は広く、歴史は深い。私たち

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    2016年04月30日