佐藤優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
危ない読書
教養の幅を広げる「悪書」のすすめ
著:佐藤 優
紙版
SB新書554
佐藤氏より、「悪書」自分の価値観とは異なる本、生理的に受け容れがたいざらざら感のある本のススメです。
独裁者の哲学:彼らはいかにして人を操ったのか?
過激派の知略:彼らはなぜ暴力を用いたのか?
成功者の本性:彼らは何のために富を得たのか?
異端者の独白:彼らはタブーを犯して何をみたのか?
社会が閉塞感でおおわれる今、牧場で囲われている羊では、世界の狼には勝てない。価値観の転換が必要なのかもしれません。
20冊のオススメ本のうち、気になった本を2冊
・国体の本義 文部省教学局
・クーデターの技術 クルツィア・マラパルテ
目次
はじめに
第1章 独裁者の哲学 彼らはいかにして人を操ったのか?
『わが闘争』アドルフ・ヒトラー
『レーニン主義の基礎』スターリン
『書物主義に反対する』毛沢東
『金正恩著作集』金正恩
『国体の本義』文部省教学局
■第2章 過激派の知略 彼らはなぜ暴力を用いたのか?
『戦争論』クラウゼヴィッツ
『クーデターの技術』クルツィオ・マラパルテ
『プロパガンダ戦史』池田徳眞
『読書のしかた』黒田寛一
『パルタイ』倉橋由美子
■第3章 成功者の本性 彼らは何のために富を得たのか?
『カルロス・ゴーン 経営を語る』カルロス・ゴーン/フィリップ・リエス
『トランプ自伝 不動産王にビジネスを学ぶ』ドナルド・J・トランプ/トニー・シュウォーツ
『告白』井口俊英
『ゼロ』堀江貴文
『死ぬこと以外かすり傷』箕輪厚介
■第4章 異端者の独白 彼らはタブーを犯して何を見たのか?
『わが闘争・猥褻罪―捜索逮捕歴31回』大坪利夫
『突破者―戦後史の陰を駆け抜けた50年』宮崎学
『邪宗門』高橋和巳
『カラマーゾフの兄弟』
ドストエフスキー
『地球星人』村田沙耶香
おわりに
ISBN:9784815606572
出版社:SBクリエイティブ
判型:新書
ページ数:240ページ
定価:900円(本体)
2021年09月15日初版第1刷
2021年09月28日初版第2刷 -
Posted by ブクログ
ネタバレこんな考え方もあるのか、と思った本。内村鑑三氏は、まずお金を儲けなさい、事業をしなさい、それが無理なら教育か本を書くかして思想を遺しなさい。それらが出来ない人は生き方を真っ当にしなさい、と言った。これらは全て、後世に残すためのものである。ただ、よりよく生きるとは、人の価値観、考え方によって違ってくる。自分の人生を後世に残すというのが自分の頭にはなかったこと。今まで、死ぬ瞬間にいい人生だったといえる人生を過ごそうと思ってたが、この本を読んだり、自己分析したりして、周りの評価も自分の人生に大きく関わるなと思った。自分が結果を出して、周りに評価され、後世に残すものが増える人生が現時点で考えた、いい人生。そして、前々からおもっていたことだが、本も出版したいと改めて思った。教育に携わるかどうか、今の自分はお金を有効に使えてるかどうか、どんな事業をやるか、など色々考えさせられた本だった。
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Posted by ブクログ
上巻が、ポーランドやハンガリー等の当時の共産圏の現地の人々との交流に関して多く紙幅を割いていた一方で、下巻では日ソ友の会やバイカル号での様子など、旅に関係する日本人との交流を多く描いていた(外国人との交流を強く制限している地域だということも影響していると思う)。
特定のトピックへの関心が強いと、中等教育での勉学が疎かになるということを周りに指摘され、自分でも意識しながら生活をしていったというのはかなり貴重な経験だと思う。
一部に脚色を加えているとしても、青学の職員と険悪な雰囲気になった際に、なるべく偏見を抱かないように努力をしなければならないと感じたことは事実であると思うし、異文化に触れる際に最も重要な心構えだと思うな、と個人的にも再確認できた。 -
Posted by ブクログ
作家の佐藤優が、高校1年生、つまり15歳のときに単身でポーランド・ハンガリー・ソ連等の当時の社会主義国を旅行したときのエッセイ。
日記をつけていたんだろうけど、よくもまあこんなに細かく覚えているなと(会話内容まで事細かに記載している)感じる。
当時のガイドブックで読んだ内容や周りから見聞していた社会主義国の評判(暗くて、人は無愛想)とは裏腹に、旅先でさまざまな人と出会い、楽しくコミュニケーションを取っていた旨が記されている。
観光地よりも現地の生活が見たいんだ、という趣向を15歳にして持っていたところがまず渋すぎるし、人に対して興味を持って色々と質問をしていける度胸がすごいなと感じた。あと、現地のちょっとだけ年上の女の子と良い感じになったりするのがなんか微笑ましい笑
コロナ禍で海外に行けないが、いつかまた行ける日が来たら、東欧地域に足を運んでみたいな、と思った(できれば現地の知り合いも作りたい)。
下巻を読むのも楽しみ。 -
Posted by ブクログ
左翼本はこれまでちょくちょく読んできたつもりだったが、社会党についてはほぼ知らなかったなあ。と痛感し反省。共産党よりずっとインテリで議席もずっと多かったのか。ソ連を取り巻く空気感も書物を通してしか想像できないな。
「左翼=平和路線ってなってるけど本来の左翼は革命のためなら暴力は辞さないし自分たちが有する暴力は肯定する」というの、私の考えと同じすぎて笑った。右でも左でもなくさおり、とか言ってたけど、普通に左やん笑
私は共産党が今も革命政党であることが悪いことだと全く思わない。むしろ立派。
資本論関連本が売れたりとか時代が左派的になってきているというのは否定しないけど、それでも共産党が政党として現代において力を持つ風景というものは正直全く想像できない。
自己責任論を内面化している今の若い人たちが、この社会をどれだけ本気で「政治的な力で変えよう」と思えるのかがなぞいな。
選択的夫婦別姓や同性婚など極めて現実的なイシューに対してならアクション起こしうる(実際に起こしている)が、理念的理想に向かって変革!とかなるのかな?と素直に疑問。
「左翼の悲劇を繰り返さないために」という本書の問題意識には非常に共感するし、続刊も楽しみ。
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Posted by ブクログ
この本で出てくる名前の人たちのことを、調べながら本を読みました。
とても勉強にはなるのですが、この本の対談のお話はたくさんありすぎまして、それぞれいくつか別々のテーマの内容の何冊かの本にしてくださったほうがいいのになとも思いました。
ユニテリアンとかのお話は、初めて少し頭に入りましたし。
近代人全員がユニテリアン。
重要なのはユニテリアンの発想。下から上へという、人が神になっていく、下から上への動きと考えるとユニテリアン的です。
カルヴァンの思想は、「どんなに信心深く、神を拝み続けても救済されない。」本当のことをいうと、権力者と大金持ちだけが救済される。
正体、本性、才能、能力は生まれる前から決まっている、予定説。
親鸞聖人の悪人正機説は、「悪人であればあるほど成仏できる。権力者と大金持ちが成仏(往生)するに決まっている」という意味。
悪いのはローマカトリック教会と並んで、イギリス国教会。
祈ること、働くことが大事。働けるうちは働くことです。 -
Posted by ブクログ
現代社会を鋭い視点で考察し、独自の
理論を多くの著作で披露している佐藤
氏には、最近メンタルに関する相談が
多いらしいです。
確かに先の見えない社会を「こうだ」
と説く姿には強いメンタルを感じさせ
るからでしょう。
しかし佐藤氏は全くメンタルに関して
は門外漢と言います。
今起こって、これから来たるべき未来
に対して「かくあるべき」と語る姿勢
には、やはりタフなハートを持ってい
るのだと思ってしまいます。
しかし、いずれにしろビジネスパーソ
ンには参考とするべき金言が多くあり
進むべき方向がボンヤリながらも見え
てくる一冊です。
「立ち止まることができる力こそ教養
である」という言葉に勇気をもらえま
す。