佐藤優のレビュー一覧
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佐藤優氏の書評を一冊にまとめた本です。
同時に3冊を並行して読むことで、読書の質
とスピードが上がると主張します。
1冊読むのに疲れたら、別のジャンルの本を
読むことで疲れを取る、そうするとまた1冊
目の続きが読みたくなって集中して読書に向
き合うことができる、という訳です。
頭の使う場所を切り替えることによって、た
くさん読めるようになるとも言います。
なるほど。勉強などでも教科を変えると集中
し直すことができた?気がします。
そんな多読で知られる佐藤氏が紹介する本は
多岐にわたっていて非常に参考になります。
読みたい本がますます増えてしまう一冊です。 -
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ネタバレサバイバル組織術 2019
2019年7月20日発行
佐藤優氏による著作。
2022/02/06日曜日記述
組織で生き抜く為にはどう心がけるべきなのかを示した本。
佐藤優氏の類似本に「組織の掟」という本がある。
上の本は著者のロシアでの経験を元に教訓を導き出した本である。
このサバイバル組織術は、文学作品から組織というものを考察した本だ。
本作と上に上げた本以外でも佐藤優氏の組織における指摘は一貫しており、
それは一言で言えば「組織に逆らうな」である。
ただ盲目的に組織に従うだけだと万が一がある。
うまく冷静になって組織と向き合い生き抜いていく為のヒントが見つかるだろう。
印象に残った点 -
購入済み
暴力の効能と不可避性
元々好きな二人の対談だったので楽しみに読み勧めていましたが、思った以上に面白かったです。
特に印象に残ったのはこの部分。
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佐藤 もし暴力が完全になくなってしまうと、世界は際限なくエントロピー(不確定)化して、我々自身も消えてしまう。裏を返せば、拡散を防ぐためには、ちょっと無理して耐エントロピー構造を作っていかねばならず、その機能を果たすのが暴力に他ならない―。そんな理解でよろしいでしょうか。
斎藤 おっしゃる通り、社会の根源に暴力があると思うのです。…
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エントロピーという普遍的な概念を使って、暴力の効能・必要性・不可避性がこんな形で表現出来る -
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ネタバレ新・リーダー論 大格差時代のインテリジェンス (文春新書) 2016/10/20
トランプは、実はものすごい潔癖症です。自分専用のトイレしか使えない
2016年12月31日記述
池上彰氏と佐藤優氏による対談本の第三弾。
2016年(平成28年)10月20日第一刷発行。
この書籍発行の一ヶ月後にはアメリカ大統領選挙で
ドナルド・トランプが勝利するという。
ある種、既存エリートが力を失いつつあるという本書の指摘がいきなり当たってしまった感がある。
印象に残った文章を引用してみたい。
どの先進国でも、大衆迎合型のポピュリズムが勢いづいています。(池上)
それぞれの時代、それぞれの地域、それぞ -
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ネタバレ佐藤優氏による著作。
2017年12月15日第1刷。
青春新書のこのシリーズは著者の得意技(?)である
引用が殆ど無く、著者自身の考えが述べられており
好感が持てる。
所謂、団塊ジュニア世代、ロストジェネレーションに
向けた本となる。
本書は、月刊BIGtomorrow誌の連載「佐藤優のサバイバル!40代」を基に加筆・再編成したものです。
今回特に印象的だったのは
以下に自分の所属するチームに危険人物を
入れないか、いかに危険人物を見抜くかだ。
今の時代の仕事は掛け算の仕事が増え、
×0をしてしまう人がいると全てが台無しになる危険性を語っていた。
全くその通りである。
ただ足し算の仕事であっ -
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ネタバレ国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―(新潮文庫)2007/11/1
国策捜査は「時代のけじめ」をつけるためにおこなわれる
2019年6月22日記述
佐藤優氏による著作。
2007年11月1日発行。
単行本としては2005年3月新潮社より刊行された。
鈴木宗男氏にまつわる騒動で著者も逮捕された。
もうかなり前のことではあるけれども、当時のニュース等を思い出す。
当時何が起きたのか、著者の体験を元に書かれている。
言わゆる経験者しか書き得ないものばかりで面白い。
今でも中央官庁や政治家と絡む仕事をするなら読んでおくときっと役に立つを思う。
一般人も東京拘置所とはどんな所か勉強になるだろう -
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ネタバレ交渉術 (文春文庫)2011/6/10
橋本、小渕、森・・各時代の外交裏舞台が面白い
2019年5月20日記述
佐藤優氏による著作。
2011年6月10日第1刷。
単行本としては2009年1月文藝春秋刊
初出「文藝春秋」2007年7月号~2008年12月号
佐藤氏が現役外交官時代を振り返っている。
特に橋本龍太郎、小渕恵三、森喜朗、各氏が総理大臣時代の裏舞台が見えてくるようで面白い。
またこれまで著者が他の本で紹介していたエピソードも具体的な上司名などがわかる。
引用が多くなりがちな著者の他の本以上に個人的には
面白く読むことが出来た。
印象深い点を記載してみたい。
「貴様、嘘をつ -
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ネタバレケンカの流儀 修羅場の達人に学べ (中公新書ラクレ) 2015/6/10
2019年3月19日記述
佐藤優氏による著作。
初出は月刊中央公論の連載「修羅場の作法」を再構成したものです。
2014年4月号~2015年5月号
修羅場を抜け出すためには、ときにはあえてケンカをしなくてはならない場合もある。
その時、負けるケンカは、絶対にしてはならない。
印象に残った部分を列挙してみると
人間は基本的に大きな失敗をするまで、自らの行動を
改めることはしない。
外交官時代に学んだ教訓は「人間はできることと好きなことが異なる場合がある」という単純な真理だ。
知らない情報については漏らすことが -
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ネタバレ2021年7月18日記述
メンタルの強化書
佐藤優氏による著作。
2020年1月1日初版発行。
題名にあるように思うようにはならない世の中を生き抜く上で大切なマインドセットは何かを佐藤優の視点から解説している本。
もちろん何か特別なウルトラCが書かれているわけではない。
(むしろそんなものは怪しいだろう)
良い本というものはある程度、類似性があるものだということを痛感する。
印象に残った部分
とくに現在のような二極化が進む世の中では、期待を裏切られることの方が増えるでしょう。
一歩引いた目線で冷静に世の中と向き合う。
最低限の努力はしながらも、過大な期待をしないくらいの距離感が心の安定 -
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ネタバレ2021年6月23日記述
50代からの人生戦略 いまある武器をどう生かすか
佐藤優氏による著作。
2020年1月15日初刷
1960年(昭和35年)生まれの佐藤優氏の同世代は60歳、還暦、つまり定年を迎える時期に入ったとのことだ。(2019年度)
そしてもし外務省で勤務し続けていたらどのような行動を取ったかを想像しながら本書は書かれた。
30代40代とは異なる時間の使い方、定年後を見据えた行動が必要になってくる。
まえがきにちょっとした紹介として国家公務員法によると禁錮刑以上の刑(執行猶予も含む)が確定したものは自動的に国家公務員の身分を失うという規定があるそうだ。(ただし退職金は出ない)
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ネタバレ「ズルさ」のすすめ (青春新書インテリジェンス)2014
佐藤優氏の著作。
2014年12月15日第1刷。
月刊BIGtomorrowの連載「佐藤優の人生修業」と基に 加筆・再構成したものです。
生き方上手になるため、ストレスをより少なく生きる為に
どうするべきなのか著者が組織にどう対峙するべきかを述べている。
綺麗事だけでは生きていけない。
本書ではズルさと表現しているが、より良く生きる為の知恵と言っていい。
印象に残った点をあげていく 「お前、ウソをつくな」と言えば喧嘩になる。
それを「お互いに正直にやりましょう」と言えば特に角は立たず、 相手も不快な思いをしない。
表現