佐藤優のレビュー一覧

  • 本は3冊同時に読みなさい

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    佐藤優氏の書評を一冊にまとめた本です。

    同時に3冊を並行して読むことで、読書の質
    とスピードが上がると主張します。

    1冊読むのに疲れたら、別のジャンルの本を
    読むことで疲れを取る、そうするとまた1冊
    目の続きが読みたくなって集中して読書に向
    き合うことができる、という訳です。

    頭の使う場所を切り替えることによって、た
    くさん読めるようになるとも言います。

    なるほど。勉強などでも教科を変えると集中
    し直すことができた?気がします。

    そんな多読で知られる佐藤氏が紹介する本は
    多岐にわたっていて非常に参考になります。

    読みたい本がますます増えてしまう一冊です。

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    2022年02月28日
  • 地政学入門

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    鎖国ではなく、戦略的に付き合う国を選んでいた。カトリックは相手国を侵略し布教するため、穏やかなプロテスタントは許容したためオランダと。
    母国語を子供に定着させることでナショナルアイデンティティを効果的に育むことができると言う意味で、ある意味、英語を積極的に教え込まない日本の教育は日本語の基礎を作れていると思った。
    英語は独学で必要となればできるためそれが良いと思った。

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    2022年02月27日
  • 見抜く力――びびらない、騙されない。

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    ビジネス誌プレジデントで連載されている
    内容の単行本です。

    しかしコロナ禍で出版されるに当たって、
    再構成されています。

    当時の対談内容をそのまま掲載するのでは
    なく、まさしく今の不透明な時代を生き抜
    くための「見抜く力」に関わる部分だけを
    引用しています。

    そしてビジネスパーソンに向けて「諸君、
    このくらいを力は蓄えないと、この現代
    社会の荒波を生きていけないよ」とハッパ
    をかけています。

    佐藤節満載の一冊です。

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    2022年02月21日
  • サバイバル組織術

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    サバイバル組織術 2019
    2019年7月20日発行
    佐藤優氏による著作。

    2022/02/06日曜日記述

    組織で生き抜く為にはどう心がけるべきなのかを示した本。
    佐藤優氏の類似本に「組織の掟」という本がある。
    上の本は著者のロシアでの経験を元に教訓を導き出した本である。
    このサバイバル組織術は、文学作品から組織というものを考察した本だ。
    本作と上に上げた本以外でも佐藤優氏の組織における指摘は一貫しており、
    それは一言で言えば「組織に逆らうな」である。
    ただ盲目的に組織に従うだけだと万が一がある。
    うまく冷静になって組織と向き合い生き抜いていく為のヒントが見つかるだろう。

    印象に残った点

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    2022年02月07日
  • 無敵の読解力

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    第4章の首相読書論は最高です。
    石橋湛山、吉田茂、大平正芳らは素晴らしいんですね。
    それに引き換え、K,K,Eの話は滑稽です。

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    2022年02月02日
  • 新世紀「コロナ後」を生き抜く

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    佐藤氏が講師として主催したオンラインセミ
    ナーノ内容を本にしたものです。

    凄いボリュームです。

    英国の歴史学者エリック・ホブズボームの歴
    史書「20世紀の歴史」や、アルベールカミュ
    の小説「ペスト」をテキストとして20世紀初
    頭から、現代のコロナ禍までの社会構造を学
    びます。

    佐藤氏から質問や課題を投げかけられ、受講
    者は文字通り2日間ぶっ通しで講義を受けて
    いきます。

    まさに歴史に学び、未来を見据える一冊です。

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    2022年01月25日
  • 対決!日本史2 幕末から維新篇

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    前作に続いて多くの学びが得られる対談。
    自分の知識や理解不足の為に吸収できることが限られてしまうことに忸怩たる思いが募る。書物からもっと多くの学びを得ていきたいと考えさせた。

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    2022年01月22日
  • 現代に生きるファシズム(小学館新書)

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    これまで「ファシズム」なるものをいかに曖昧に理解していたのかを痛感しました。ファシズム朋全体主義とナチズムとがごっちゃになっていました。行きすぎた資本主義を是正する劇薬として、また、日本は未完のファシズムであったことなど、新たな知見を多く得られました。

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    2022年01月19日
  • なぜ人に会うのはつらいのか メンタルをすり減らさない38のヒント

    購入済み

    暴力の効能と不可避性

    元々好きな二人の対談だったので楽しみに読み勧めていましたが、思った以上に面白かったです。
    特に印象に残ったのはこの部分。

    ーーーーーーー
    佐藤 もし暴力が完全になくなってしまうと、世界は際限なくエントロピー(不確定)化して、我々自身も消えてしまう。裏を返せば、拡散を防ぐためには、ちょっと無理して耐エントロピー構造を作っていかねばならず、その機能を果たすのが暴力に他ならない―。そんな理解でよろしいでしょうか。
    斎藤 おっしゃる通り、社会の根源に暴力があると思うのです。…
    ーーーーーーー

    エントロピーという普遍的な概念を使って、暴力の効能・必要性・不可避性がこんな形で表現出来る

    #アガる #深い #癒やされる

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    2022年01月11日
  • トランプは世界をどう変えるか? 「デモクラシー」の逆襲

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    面白かった!
    アメリカに脈々と受け継がれたニーバーの思想、トランプと赤狩りのマッカーシーの関係性など、インテリジェンスがないと思い至らないところまで解説してくださっているのがさすが佐藤優さん

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    2022年01月10日
  • 仕事に悩む君へ はたらく哲学

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    哲学と聞くと難しいが、どう考えるかというのは、生き方をフォローするもんなのだなぁとあらためて。

    嫉妬の怖さや、資本主義の宿命や、仕事と人間関係など、なんとなく感じてることを言語化してあるから、自分のあり方を多少なりとも客観的に見られたかなぁ。気分は軽くなります。

    まっ、客観も幻想と書いてあるのだけど。。

    ありとあらゆる、哲学者、社会学者の研究が、文脈の中で紹介されているのも良かったです。
    社会学専攻してた身には懐かしいもの多々。

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    2022年01月02日
  • 仕事に悩む君へ はたらく哲学

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    何事も自分の受け取り方、解釈で変わることが多い。

    起こっている現状は変わらずとも、それをどう受け止めるのか、そのためにも、物事の本質を理解するということは大事。
    正解はなくとも多くの人が、似たようなことを考えた参考になるものは多くある。

    頑張りすぎてはいけないが、努力は必要だ。
    人生に運、不運があっても前向きに生きていれば道は必ず開ける

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    2021年12月26日
  • 新・リーダー論 大格差時代のインテリジェンス

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    新・リーダー論 大格差時代のインテリジェンス (文春新書) 2016/10/20

    トランプは、実はものすごい潔癖症です。自分専用のトイレしか使えない
    2016年12月31日記述

    池上彰氏と佐藤優氏による対談本の第三弾。
    2016年(平成28年)10月20日第一刷発行。
    この書籍発行の一ヶ月後にはアメリカ大統領選挙で
    ドナルド・トランプが勝利するという。
    ある種、既存エリートが力を失いつつあるという本書の指摘がいきなり当たってしまった感がある。

    印象に残った文章を引用してみたい。

    どの先進国でも、大衆迎合型のポピュリズムが勢いづいています。(池上)
    それぞれの時代、それぞれの地域、それぞ

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    2021年12月12日
  • 40代でシフトする働き方の極意

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    佐藤優氏による著作。
    2017年12月15日第1刷。
    青春新書のこのシリーズは著者の得意技(?)である
    引用が殆ど無く、著者自身の考えが述べられており
    好感が持てる。
    所謂、団塊ジュニア世代、ロストジェネレーションに
    向けた本となる。
    本書は、月刊BIGtomorrow誌の連載「佐藤優のサバイバル!40代」を基に加筆・再編成したものです。

    今回特に印象的だったのは
    以下に自分の所属するチームに危険人物を
    入れないか、いかに危険人物を見抜くかだ。
    今の時代の仕事は掛け算の仕事が増え、
    ×0をしてしまう人がいると全てが台無しになる危険性を語っていた。
    全くその通りである。
    ただ足し算の仕事であっ

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    2021年12月12日
  • 国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―

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    国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―(新潮文庫)2007/11/1

    国策捜査は「時代のけじめ」をつけるためにおこなわれる
    2019年6月22日記述

    佐藤優氏による著作。
    2007年11月1日発行。
    単行本としては2005年3月新潮社より刊行された。
    鈴木宗男氏にまつわる騒動で著者も逮捕された。
    もうかなり前のことではあるけれども、当時のニュース等を思い出す。
    当時何が起きたのか、著者の体験を元に書かれている。
    言わゆる経験者しか書き得ないものばかりで面白い。
    今でも中央官庁や政治家と絡む仕事をするなら読んでおくときっと役に立つを思う。
    一般人も東京拘置所とはどんな所か勉強になるだろう

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    2021年12月12日
  • 交渉術

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    交渉術 (文春文庫)2011/6/10

    橋本、小渕、森・・各時代の外交裏舞台が面白い
    2019年5月20日記述

    佐藤優氏による著作。
    2011年6月10日第1刷。
    単行本としては2009年1月文藝春秋刊
    初出「文藝春秋」2007年7月号~2008年12月号

    佐藤氏が現役外交官時代を振り返っている。
    特に橋本龍太郎、小渕恵三、森喜朗、各氏が総理大臣時代の裏舞台が見えてくるようで面白い。

    またこれまで著者が他の本で紹介していたエピソードも具体的な上司名などがわかる。
    引用が多くなりがちな著者の他の本以上に個人的には
    面白く読むことが出来た。

    印象深い点を記載してみたい。

    「貴様、嘘をつ

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    2021年12月12日
  • ケンカの流儀 修羅場の達人に学べ

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    ケンカの流儀 修羅場の達人に学べ (中公新書ラクレ) 2015/6/10

    2019年3月19日記述
    佐藤優氏による著作。

    初出は月刊中央公論の連載「修羅場の作法」を再構成したものです。
    2014年4月号~2015年5月号

    修羅場を抜け出すためには、ときにはあえてケンカをしなくてはならない場合もある。
    その時、負けるケンカは、絶対にしてはならない。

    印象に残った部分を列挙してみると

    人間は基本的に大きな失敗をするまで、自らの行動を
    改めることはしない。

    外交官時代に学んだ教訓は「人間はできることと好きなことが異なる場合がある」という単純な真理だ。

    知らない情報については漏らすことが

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    2021年12月12日
  • メンタルの強化書

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    2021年7月18日記述

    メンタルの強化書
    佐藤優氏による著作。
    2020年1月1日初版発行。

    題名にあるように思うようにはならない世の中を生き抜く上で大切なマインドセットは何かを佐藤優の視点から解説している本。
    もちろん何か特別なウルトラCが書かれているわけではない。
    (むしろそんなものは怪しいだろう)
    良い本というものはある程度、類似性があるものだということを痛感する。

    印象に残った部分

    とくに現在のような二極化が進む世の中では、期待を裏切られることの方が増えるでしょう。
    一歩引いた目線で冷静に世の中と向き合う。
    最低限の努力はしながらも、過大な期待をしないくらいの距離感が心の安定

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    2021年12月12日
  • 50代からの人生戦略

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    2021年6月23日記述

    50代からの人生戦略 いまある武器をどう生かすか
    佐藤優氏による著作。
    2020年1月15日初刷
    1960年(昭和35年)生まれの佐藤優氏の同世代は60歳、還暦、つまり定年を迎える時期に入ったとのことだ。(2019年度)
    そしてもし外務省で勤務し続けていたらどのような行動を取ったかを想像しながら本書は書かれた。
    30代40代とは異なる時間の使い方、定年後を見据えた行動が必要になってくる。
    まえがきにちょっとした紹介として国家公務員法によると禁錮刑以上の刑(執行猶予も含む)が確定したものは自動的に国家公務員の身分を失うという規定があるそうだ。(ただし退職金は出ない)

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    2021年12月12日
  • 「ズルさ」のすすめ

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    「ズルさ」のすすめ (青春新書インテリジェンス)2014
    佐藤優氏の著作。
    2014年12月15日第1刷。
    月刊BIGtomorrowの連載「佐藤優の人生修業」と基に 加筆・再構成したものです。
    生き方上手になるため、ストレスをより少なく生きる為に
    どうするべきなのか著者が組織にどう対峙するべきかを述べている。
    綺麗事だけでは生きていけない。
    本書ではズルさと表現しているが、より良く生きる為の知恵と言っていい。
    印象に残った点をあげていく 「お前、ウソをつくな」と言えば喧嘩になる。
    それを「お互いに正直にやりましょう」と言えば特に角は立たず、 相手も不快な思いをしない。
    表現

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    2021年12月11日