佐藤優のレビュー一覧
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「読解力」とは単にテキストを読み解く力ではなく、「相手を正しく理解し、適切に対応する力」のこと。一緒に仕事をしていて気持ち良いひとは、距離感や間合いが適切で、優れた「読解力」がある。だから、学生さんたちには、専門知識よりもまず教養の土台を作って人生の幅を広げるのが良い。それは読解力を高めてくれる。
具体的には、古典を読む。筆者のオススメは夏目漱石。他にも、ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』、ジャン・ジュネ『泥棒日記』などたくさんのおすすめ本を挙げている。(私は夏目漱石のこころを久しぶりに読もうと思った)
そして、読解力を高める読み方を具体的に指南している。批判的に読むこと、論 -
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ソ連崩壊前後のロシア知識人層との対話談。前半はモスクワ大哲学部の学生との知的交流で、広範は民族学研究所でソ連と民族論について語る。最後のプーチン論は必読。当時はインフレで学生の生活が苦しく、著者は翻訳等の助手を頼んでいたそう。エリート層が外資の小間使いをしている様子が描かれていた。
ソ連崩壊については「最後の転落」と重なる部分が多い。遠隔地ナショナリズムは初出だったが、ソ連の周辺から崩壊していくというのは共通認識に思えた。トッドは衛星国だったが、本作は連邦内の共和国の民族問題だ。マルクスにはない(?)民族理論をスターリンが密かに導入し(回教)、普遍的な共産主義と調和するためインテルナツィオナリ -
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元外務省、佐藤勝の最も尊敬する外交官吉野文六。青年外交官の目に写ったナチス・ドイツの崩壊。貴重なオーラル・ストーリー。
歴史的な事件であったり平凡に思える日常。そんな中にも人々は暮らしていた忘れ去られた事実がある。オーラル・ヒストリーはそんな当時の空気を復元する作業。
本書は佐藤勝が最も尊敬する外交官だという吉野文六氏。外交の道を選んで派遣されたのが戦中のドイツはベルリン。語学研修のためであったが否応なくナチス・ドイツの崩壊に巻き込まれることとなる。
聞きに直面した際には人間の本性が表れる。戦犯となる三国同盟推進の立役者の一人、大島大使やリッベントロップ外相の行動は何とも。
吉野文六は -
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私にとって多くを学べる本でした。
対談形式ということもあってか、色んな話を知ることが出来て、勉強になりました。
「(外交などは)交渉の途中で物理的に遮断できてしまうリモートでは成立しない」(P81)と書いてあり、今の世界情勢を見ても考えることが多くありました。
また、リモートと対面の違いについて斉藤先生は「オーラ」を挙げてらっしゃいましたが、私は「空気(読む方ではなく、存在する方)」の有無もあるのではないかと思いました。例えば怒りながら「この書類は全然ダメじゃないか」と言われ、書類を机にバーンと打ち付けるように置かれたとき、そこから流れ出る、発生する空気の流れはその場にいないと感じない、という -
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ー 「もしこのクーデターが成功していたら、ソ連はKGBと軍の影響力が肥大しただろう。ソ連は再びとても息苦しい社会になった。しかし、経済的には市場経済、資本主義の方向へ向かっていったと私は見ている。一種の開発独裁国家にロシアはなったと思う」
「社会主義を維持することは不可能だったと考えているのですか」
「不可能だった。これは西側の陰謀が成功したからではない。ゴルバチョフ時代のグラースノスチ(公開制)でロシア人の欲望の体系が変容してしまったんだ。たとえば「31アイスクリーム」だ。ロシアのアイスクリームは『エスキモー』、『スタカンチク』で誰もが満足していた。しかし、ひとたび西側から三十一種類のア -
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「題名」が良い。キャッチ―に引き付ける。コロナ禍は、それが起こる前からあった問題を可視化した。良い意味でも悪い意味でも。この二人の対談というのは異色ではあるが、それぞれの個性が、対話によって、良い意味で咀嚼され、外側に開いている。著者の一人である斎藤氏の著作は以前から多少は読んでいるが、オープンダイアログ前と後でかなり異なる。多様な人たちに満遍なく目が届き、それを外の世界と結び付ける。「ひきこもり」についてはもとより、脳科学と優生思想の親和性は興味深い論考であったし、ミーハー的に面白かったのは「鬼滅の刃」の解釈であった。最後に著者たちも述べているが、今の状況を忘れずにハイブリッドにしていくこと
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ロシアとウクライナを見ていて、両方の立場を知りたいなと思っていたところ家の本棚で発見。
ロシアにとって干渉国がないということはやはりすごく恐怖なんだなと改めて感じた。出版から3年経っているけれど、すごく参考になる本だと思う。
3年前には西側諸国とロシアの関係は悪くなっていく事件はいろいろあって今に至ってるんだろうな。
ロシアという国が今やっていることは抜きにして考えて、ロシア人面白いなと思った。日本人と全然考え方違うんだね。ロシアいつか行ける日が来るといいな。
個人的に面白いと思ったのが、逃げ恥とタラレバは中産階級の下の方から転落したくない気持ちがあるから流行ったという佐藤さんの発言。 -
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佐藤優氏の書評を一冊にまとめた本です。
同時に3冊を並行して読むことで、読書の質
とスピードが上がると主張します。
1冊読むのに疲れたら、別のジャンルの本を
読むことで疲れを取る、そうするとまた1冊
目の続きが読みたくなって集中して読書に向
き合うことができる、という訳です。
頭の使う場所を切り替えることによって、た
くさん読めるようになるとも言います。
なるほど。勉強などでも教科を変えると集中
し直すことができた?気がします。
そんな多読で知られる佐藤氏が紹介する本は
多岐にわたっていて非常に参考になります。
読みたい本がますます増えてしまう一冊です。 -
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ネタバレサバイバル組織術 2019
2019年7月20日発行
佐藤優氏による著作。
2022/02/06日曜日記述
組織で生き抜く為にはどう心がけるべきなのかを示した本。
佐藤優氏の類似本に「組織の掟」という本がある。
上の本は著者のロシアでの経験を元に教訓を導き出した本である。
このサバイバル組織術は、文学作品から組織というものを考察した本だ。
本作と上に上げた本以外でも佐藤優氏の組織における指摘は一貫しており、
それは一言で言えば「組織に逆らうな」である。
ただ盲目的に組織に従うだけだと万が一がある。
うまく冷静になって組織と向き合い生き抜いていく為のヒントが見つかるだろう。
印象に残った点