佐藤優のレビュー一覧
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ネタバレレビュー載せたつもりで載せてなかったー。
のっけから面白い。西洋で交渉とかロジックが発達したのは、神と交渉する必要があったからだ、とか。異文化圏の人との交渉のためには、(当たり前と言えば当たり前かもだが)相手の文化やそもそもの考え方を知る必要があるので、相手国の宗教経典、神話、国語の教科書を研究するといい、とか。諜報関連のプロはそういうことを考える研修もしたりするんだ、と。
交渉というのは、交渉を行うことによって、こちら側の利益の極大化を図ることが目的なので、こちら側の利益が損なわれることが明白な場合は、そもそも交渉を行ってはならない。
ハニートラップは、工作してくるから怖いんじゃない(まぁ -
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真実がどこにあるのかはわからない。
わからないが、512日間の強烈な精神力がここに描いてあった。
真似などできるものではない。
[more]
(目次)
第1章 塀の中に落ちて―二〇〇二年五月二〇日(七日目)から七月二八日(七六日目)まで
第2章 公判開始―七月二九日(七七日目)から九月二七日(一三七日目)まで
第3章 獄舎から見た国家―九月二八日(一三八日目)から一二月三一日(二三二日目)まで
第4章 塀の中の日常―二〇〇三年一月一日(二三三日目)から六月一五日(三九八日目)まで
第5章 神と人間をめぐる思索―六月一八日(四〇一日目)から八月二八日(四七二日目)まで
第6章 出獄まで―八月二 -
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佐藤優の誕生から15歳の高校進学までの15年間を自ら語った自伝青春小説。著者の膨大な知識はこれまでの著作からも存分に読み取れたが、中学生の頃から知への欲求が飛び抜けて高くあまりに早熟な姿が読み解ける。
人には人生を通じて自分の行く先を決定づける先生というべき存在に出会うのだろう。正直私の人生を振り返って著者が出会った濃密な経験を語れるような先生というべき存在とはあまり出会えなかった気がする。それは私自身の知識への欲求の低さ故、たとえ先生と出会えたとしても著者のような貪欲な知への欲求を剝きだすことが出来なかったからかもしれない。
14〜15歳の頃の著者の向いていた先、その当時その年なりに漠然とし -
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新書版新約聖書の後半である本書には、
使徒言行録、書簡集、そしてヨハネの黙示録が収められている。
聖書というものは、断片的に触れることはままあるが(コリントの信徒への手紙などは、結婚式で聞いたことがある向きも多いだろう。)、通読する機会はなかなかない。
今回、一連の福音書とあわせて通読しいくつかの点と点が繋がった。
たとえば、使徒・信徒たちを迫害する側であったサウロ(パウロ)の回心というのはキリスト教が伝搬していく上で非常に重要な出来事だったことが伺える点や
そのパウロの思想が手紙から汲み取れ、またそれがときとともに変わる点、そして異なる使徒・信徒により異口同音に語られることでキリスト教の本 -
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「努力をしているとも思わず努力している」
努力自体に喜びを求める姿勢
僕に大きく欠けているものかもしれません。
努力で元を取ろうとすると小さく収まってしまうとのことです。
第53話の僕のヒーローアカデミアの発目明に同じことを感じました。
努力してると感じずに楽しむことなんですよね。
総合知をつくる
自分の能力を他者のために使う
つまり全員が断片的な知識を相互に関連させて体系的な論やストーリーに組み上げる
まさにリーダーに求められる知識やと思います。
AI時代を生き抜く極意とのことです。
今の日本をなんとかしないといけない
そのためには教育やと著者はおっしゃいます
まさに我が意を得たり
日本 -
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ネタバレ仕事以外の「場」を作るためには、仕事とは異なる学びの「場」に身を置くとよい。市民講座や大学の公開講座がお薦め。
数学は論理性を学ぶ最適な学問であり、最低でも中学数学まで、出来れば数ⅠAまで身に付けたい。
ボードゲームには頭を柔らかくし、発想力を鍛えるものが多い。
仕事の完成形をイメージできず、アウトラインを描けない人物は、リーダーとしての資格がない。
毎日1時間でもいいから、自分と向き合い、自分の内側の声を聴く時間を作ること。
読書にはビジネス系の古典に加えて、小説も必要。
生涯学習のカリキュラムを立てる。まずは興味のあるテーマを書き出し、どのように学ぶのか調べてみる。著者の学習領域は「歴史」 -
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ネタバレアメリカトランプ政権の白人至上主義的な「アメリカファースト」政策。
イギリスのEUからの離脱。
フランス、ドイツ、オーストリアをはじめとする欧州諸国での極右勢力の台頭。
筆者はそこに、「ファシズムが入り込んでくる可能性は十分に考えられる」と語る。
日本とて例外ではないのだと。
では、「ファシズム」とは何か?
多くの違った現象をひとくくりにしてレッテル貼りするような粗雑な理解では、20世紀ファシズムの持つ「魅力と危うさ、そしてその犯した過ち」を正確に評価することはできないのだと。
一般的にあまり知られることのない文献をもとに、ファシズムの本質を解き明かしていく。
そして、現代日 -
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大和王権の時代から、徳川幕府の始まりの辺りまでを、通史として一気に勉強するという目的で編纂されています。個々の時代については、出来事と背景について学ぶことで、それが次の時代にどのようにつながっていったのかを理解することができます。こういった歴史の学び方は今までになく、一通りの日本史の流れについて、すっきりと整理できた満足感を持つことが出来ました。ただ骨太のため、読むのにほぼ1年かかりました。今なら、日本史で大きな革命が、大化の改新と明治維新であったことが納得できます。
この本で、日本史を通して学び、その知識の背景のもと、各時代の中身を勉強すると非常に強いと思います。昨年流行した応仁の乱について -
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長い間、この世界を支配してきた考え方が、少しずつ崩れてきていることは多く感じているのではないでしょうか。そんな時代に、その根幹を今一度見つめ直し、今まで過小評価されてきた「見えない存在」というものを考え直すことが、お二人の対談のテーマとなっています。こういった本質を考え直さなければいけない時代が近づいてきていることを感じました。国家、資本、宗教と3つのテーマを起点としつつ、そこから私たちの存在をどのように考えるのか。そのために忘れられている何について思い出さなければならないのか。そこからしか「なぜ私たちは生きているのか」の答えが見出せないという気がします。それに気づかせてくれる貴重な示唆を与え