佐藤優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレすごく面白い本だった。
竹内さんが疑問を抱いているように、私も佐藤さんみたいな知性を持った人がキリスト教徒なのか不思議だった。
その点については、やっぱり分からなかったけど、(人の信仰は、理解できないものなのかも)「最初の一撃」という考え方が教養のない私にも分かりやすくて、なるほど!と思った。
後半の竹内さんの動物行動学の話も興味深かったし、読んでよかった。
「『聖書』には、到底できないことを基準として掲げることによって、全員がそれを守れない罪びとであることを認識させる。 」「神が人間をつくったんじゃなくて、人間が神をつくった」とまで言うのに、それでも信仰の揺るがない佐藤さんはすごいな。
表紙 -
Posted by ブクログ
・①学校の勉強、②受験勉強、③自分の人生の問題を解決するような知識をひたすら追いかける勉強、④社会人として知らねばならないことを知るための勉強、⑤実務的な知識と技能を磨くための勉強。
私は③⑤ばかりやってる。④を怠りがち。
・勉強したくなる。ものごとを知り、考えたく、世界のことを理解したいと思う。宗教って何なんだ、政治って何なんだ、世界はどうなっているんだ。私にもそんな時代があったような、なかったような。少し探求し、あまりにも深い世界にちゅうちょして、私は結局実務的なものばかりを勉強してきたのだな。佐藤優という人は、それをどこまでも深追いできる人。憧れる。
・世界は広く、歴史は深い。私たち -
Posted by ブクログ
誰にでも「自分が欲するように世界を理解しようとする態度」という一面は在る。それは否定出来ないが、と言って「実証性や客観性を軽視もしくは無視」というのも困る…「実証性や客観性を軽視もしくは無視」に対して、「実証性や客観性を少々重視」ということにして、「どうでしょうか?」と考えるというようなこと…大切にしたいように思う。或る意味、本書を読んで“スッキリ”したような気もしている。
或いは…「実証性や客観性を軽視もしくは無視して、自分が欲するように世界を理解しようとする態度」と本書の著者が定義する「反知性主義」とでも呼ぶべき傾向を、「自身も強めに帯びているのかもしれない」ことを“自覚”しているが故に -
Posted by ブクログ
[無人革命]ヨム・キプール戦争、ユーゴスラビア内戦、そしてアフガニスタンとイラクにおける対テロ戦争を経て、今や軍事の構図を変えた感のあるドローンの歴史と、それに携わった人々の歩みを記した作品。傍流中の傍流だった技術や考え方がいかに革命をもたらしたかが詳述されています。著者は、国立航空宇宙博物館の研究員や「ダラスモーニングニュース」の記者を長年にわたり務めたリチャード・ウィッテル。訳者は、英語と独語の翻訳を多く手がける赤根洋子。原題は、『Predator: The Secret Origins of the Drone Revolution』。
無人機が本格的に実践投入されてからまだ日が浅い -
Posted by ブクログ
反知性主義に対してどうすればいいのか?
自らが反知性主義に陥っていないか?
反知性主義は自分が理解したいように世界を理解する態度をいう。合理的ではあるが実証性と客観性を欠落しているという。
はっきりいって僕が今まで生きてきて自分と関わった人間の内で反知性主義でない人間を探す方が難しい。それならお前は反知性主義ではないのかと問われるだろう。そうなのです。自らが反知性主義でないということは自らの理解・認識が誤っているなら素直に反省する姿勢を持ってしかありえないと思う。そして自らの誤りを省み、知性と学問による実証性と客観性・・・それは他者性とも言えますがそれを見出しながら自己を省察してい -
Posted by ブクログ
現時点でドローンの定義は明確ではないが、本書ではプレデターとして知られる軍事作戦に用いる無人偵察機、無人攻撃機の発案から開発、採用、実用に至るまでを記したノンフィクションである。よく、ここまで実名を出したと思えるほど、多くの個人名が出てくる。
有人パイロットの集団である空軍には嫌われ、予算や軍官僚組織に阻まれ、開発には苦労してきたことが良く分かる。
まずは長時間飛行、偵察、遠距離リアルタイム操作、照準、ミサイル搭載と技術的に1歩1歩進んできたが、飛翔体としての進歩よりも、それを使いこなすための技術の進歩の方が大きいのが特徴である。そのなかでもソフトウェアの役割がかなり大きそうだ。
本書 -
Posted by ブクログ
ジャンルと言われると自伝かと思われます。著者が外務省に入って、イギリスとソ連で研修を行っている期間だけの話ですので、小説といったほうが近いのかもしれません。
外交官としての研修で語学を主として学ぶためにイギリスに14ヶ月滞在、その期間の話をホームステイ先の息子グレンとの出来事を主体に書かれています。まだ研修中の話ですので、外交官の世界については触り程度のことが書かれているにすぎません。そのため著者の純粋な人間観ややりたいことについて、とても人間的に書かれてあり、読んでいる自分と照らして読むことができました。
自身の生き方に対して、少しだけ高度な視点で考える。著者の生き方を読み、そのように考えさ -
購入済み
学習と学問
個人的な好みもあろうが、この本ほど、一文一文、一語一読まで読ませる本に出会ったのは初めて。 一文一文の意味を噛みしめるごとに、次の一文へ胸の高鳴りを覚えた。
著者のロシア語習得のためのイギリス留学の必要性の行は、成程そういう事があったのかと腑に落ち、余韻を愉しみました。
また、ホームステイ先ファミリーのグレン少年と筆者とのやり取りは、爽快感さえ覚えるほど愉しかった。
人種は別で、使用言語も別で、だが普遍的な人間、人生観に、グレン少年との英語での会話を通して一致をみていく二人に、妙なる共感を覚えました。