この国が戦争に導かれる時 超訳 小説・日米戦争

この国が戦争に導かれる時 超訳 小説・日米戦争

990円 (税込)

4pt

4.5

敗戦後、日本人はアメリカについて真剣に考えることをやめた。日米安保条約があるから、有事にはアメリカが日本を助けてくれると信じている。だが、永遠に続く同盟関係などない。1920年に刊行された樋口麗陽著『小説 日米戦争未来期』を読むと、当時の日本人がいかに冷静に国際情勢を分析していたかがよく分かる――。外交におけるリアリズムを取り戻すため、佐藤優が同小説を鋭利な刃を用いて分析、日本が米国と今後どのように付合うべきかを説く!

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この国が戦争に導かれる時 超訳 小説・日米戦争 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2016年03月27日

    佐藤優という人はよくまあこんな本を探してきたものである.大正時代の大ベストセラーを現代語訳し,そして解説までつけている.
    現代日本が世界的に置かれている状況を,この小説を基にして解き明かしている.反知性主義や順応性の気構えといったものが跋扈するとき,政治は過ちを繰り返してしまう事を暗に示している.そ...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2015年08月06日

     1920年、大正時代に書かれた樋口麗陽著「小説 日米戦争未来図」を現代語にして解説を加えて纏められたのが本書である。

     20世紀終わり、太平洋に向かい合うアメリカと日本は国力が拮抗していた。

     日本の台頭に危機感を抱いたアメリカは情報戦により日本を孤立へ追いこもうとするが、経済的に日本を抑え込...続きを読む

    0

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