【感想・ネタバレ】佐藤優さん、神は本当に存在するのですか? 宗教と科学のガチンコ対談のレビュー

あらすじ

動物行動学VS神学、決着はつくか?

「知の巨人の佐藤さんが本気で神を信じるのですか?!」
「竹内さん、世界中に宗教がある理由は?」

動物行動学にもとづき、『そんなバカな! 遺伝子と神について』など、多くの著作がある竹内久美子氏と、大学院で神学を研究した元外交官、佐藤優氏が白熱の議論を展開。キリストと遺伝子から、テロと浮気までわかる異色の対談!

【目次】
第1章 神様はホントにいると思いますか?
――宗教と科学のデスマッチ
第2章 聖書っていい加減ではないですか?
――天才イエスと悪人パウロの合わせ技
第3章 愛する隣人って誰のこと?
――血縁と非血縁のはざま
第4章 人はなぜ浮気をするのですか?
――パートナーと愛人の選び方
第5章 将来のこと、動物に訊いていいですか?
――人間と動物の合わせ鏡

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

さすが佐藤さんですね、面白い!結構、下ネタが多かったが、動物の行動、人間の行動を、いろんな面から切り込んでいく。宗教への敷居が少し低くなりました。

0
2016年09月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

すごく面白い本だった。
竹内さんが疑問を抱いているように、私も佐藤さんみたいな知性を持った人がキリスト教徒なのか不思議だった。
その点については、やっぱり分からなかったけど、(人の信仰は、理解できないものなのかも)「最初の一撃」という考え方が教養のない私にも分かりやすくて、なるほど!と思った。
後半の竹内さんの動物行動学の話も興味深かったし、読んでよかった。
「『聖書』には、到底できないことを基準として掲げることによって、全員がそれを守れない罪びとであることを認識させる。 」「神が人間をつくったんじゃなくて、人間が神をつくった」とまで言うのに、それでも信仰の揺るがない佐藤さんはすごいな。
表紙のイラストが可愛すぎる!

0
2016年05月09日

Posted by ブクログ

「佐藤さんほどの知性ある近代人が、なぜ神の存在を信じられるのですか?」ヨーロッパ人口の1割以上が死んだ第一次大戦は理性の限界を痛感させ、宇宙のダイナミックな大きさ(地球の卑小さ)や遺伝子解析的進化論に「神」の介在する余地は小さい。竹内はドーキンスの『利己的な遺伝子』に沿って〈姦淫するなかれ〉の意義を詰めていく。佐藤はキリスト教の不振は認めつつも、「神は人間の心のなかにある」「神を作った人間を研究することが神学」と開き直る

0
2022年01月24日

Posted by ブクログ

再読
人間という複雑な存在を、 多面的に見るから面白い。最後の言葉・文章に納得。

人間讃歌、この素晴らしき存在。

0
2022年01月20日

Posted by ブクログ

聖書は学生時代に、ざっと読んだし、授業もあったので、なんとなく知っている。(パウロが誰で、どんな経緯からキリスト教徒になったか)
しかし、反宗教的な立場の本は読んだことがない。ドーキンスの本(「神は妄想である」など)を予め読んでおいた方が、議論のベースが理解できて楽しめたのではないかと思う。

0
2018年11月18日

Posted by ブクログ

面白かったです。
佐藤優さんがキリスト教徒ということを意外に思っていましたが、これでなんとなく分かったような。なぜ「キリスト教徒をやめないんだろう?」と思ってしまうような。
けど冷静にキリスト教を観察し、説明しているところが興味深く面白かったです。
宗教と科学。相容れないようで、このお二人の対談はけっこうかみ合っていた。

0
2016年06月12日

Posted by ブクログ

神学って頭の中であれこれ考えて存在の証拠を提出しようもないものをひねくりだしてる。それでおまんまを喰ってるのが竹内さんには腹立たしい。

ヨブ記は読みたいような気がする。

0
2016年05月07日

Posted by ブクログ

表題の答えや結論は導かれなかったものの、キリスト教の発展や現代の宗教の役割について勉強になった。私は竹内くみこサイドだが、「宗教を無くすとしたら、代替案はなにになるのか」という点は宗教を批判する際には考える必要のある点だと改めて思った。

0
2018年09月16日

「学術・語学」ランキング