あらすじ
動物行動学VS神学、決着はつくか?
「知の巨人の佐藤さんが本気で神を信じるのですか?!」
「竹内さん、世界中に宗教がある理由は?」
動物行動学にもとづき、『そんなバカな! 遺伝子と神について』など、多くの著作がある竹内久美子氏と、大学院で神学を研究した元外交官、佐藤優氏が白熱の議論を展開。キリストと遺伝子から、テロと浮気までわかる異色の対談!
【目次】
第1章 神様はホントにいると思いますか?
――宗教と科学のデスマッチ
第2章 聖書っていい加減ではないですか?
――天才イエスと悪人パウロの合わせ技
第3章 愛する隣人って誰のこと?
――血縁と非血縁のはざま
第4章 人はなぜ浮気をするのですか?
――パートナーと愛人の選び方
第5章 将来のこと、動物に訊いていいですか?
――人間と動物の合わせ鏡
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Posted by ブクログ
すごく面白い本だった。
竹内さんが疑問を抱いているように、私も佐藤さんみたいな知性を持った人がキリスト教徒なのか不思議だった。
その点については、やっぱり分からなかったけど、(人の信仰は、理解できないものなのかも)「最初の一撃」という考え方が教養のない私にも分かりやすくて、なるほど!と思った。
後半の竹内さんの動物行動学の話も興味深かったし、読んでよかった。
「『聖書』には、到底できないことを基準として掲げることによって、全員がそれを守れない罪びとであることを認識させる。 」「神が人間をつくったんじゃなくて、人間が神をつくった」とまで言うのに、それでも信仰の揺るがない佐藤さんはすごいな。
表紙のイラストが可愛すぎる!