佐藤優のレビュー一覧

  • 現代の地政学

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    地政学的視点は常に日本人の弱点だが、関心の低さから良書が少ないように思う。ただし、テクノロジーの進展に伴い、地政学的要素は大きく変化している。本書のような現代に沿った地政学の良書が更に望まれる。

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    2018年11月04日
  • 人間の叡智

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    元外務官僚 佐藤優による、現在の社会「新・帝国主義」について書かれた本。国際関係論、哲学、歴史、情報管理に詳しい著者だけあって、説得力ある内容となっている。著者のものの見方は鋭い。
    「旧来の帝国主義も、(現在の)新・帝国主義も「食うか、食われるか」の弱肉強食を原理とする」p7
    「新・帝国主義という国際環境の中で、困難な国内状況に直面しているにもかかわらず、日本人も日本国家も生き残らなければならない」p8
    「神学の世界には「総合知に対立する博識」という格言がある。断片的な知識をいくらたくさん持っていても、それは叡智にはならないということだ。断片的な知識をいかにつなげて「物語」にするかが、有識者

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    2018年11月04日
  • 知の武装―救国のインテリジェンス―

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    この二人の共著は三冊目とのこと。毎回時代に即したニュースではつかみにくい視座を与えてくれる。中国、ロシア、韓国といった地政学的に無視できない国々との関係などとても勉強になる。

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    2018年10月28日
  • 人間の叡智

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    "佐藤優さんがわれわれのレベルに合わせて現在の社会を語ってくれているもの。
    相互に理解をするには、互いの知識レベルが近くないと中々理解し合えない。優しく書いているとはいえ、手ごわい本である。
    佐藤さんと同じレベルに近づける気分になれる本といったほうがよいかも。
    他国、他民族を理解するには、歴史、宗教、文化など多面的にとらえたうえで、相手がどんなふうに考えて行動するかを捕まえる必要がある。
    今回とても勉強になったのが、イランという国がどんな思想を持っているかを学べた点。
    世界を理解するには、宗教、哲学、歴史を肌感覚として理解していないといけないこと。"

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    2018年10月28日
  • 功利主義者の読書術

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    "沖縄問題を考えるときの本。
    ?良倉吉「琉球王国」
    まず、この一冊から始めたいと思った。
    日本の閉塞状況を打破する視点を持つための本。
    多川俊映「はじめての唯識」
    ユルゲン・ハーバーマス「公共性の構造転換」
    「新約聖書 新共同訳」
    佐藤さんの真似事でもよい。書物の海原から、得られる英知を吸収したいものだ。"

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    2018年10月27日
  • 日本人のための新「幸福論」 「NOと言える人」の時代が来た

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    田原総一郎さんと佐藤優さんと宮崎学さん、3名の対談。現在の日本で起こった出来事を通じて、これからの日本を考える対談。

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    2018年10月25日
  • ぼくらの頭脳の鍛え方 必読の教養書400冊

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    "立花隆さんと佐藤優さんの「必読の教養書」、ブックガイドです。文藝春秋でも掲載されていたものを新書化したもの。この二人のインプット量が半端ではない。世の中をいろいろな視点から見つめて自ら考え続けるためには、こんな本を読んできたという体験談ともいえる。付録として立花隆さんの実践で役立つ14条というものがあるので、抜粋しておく。
    1.金を惜しまず本を買え。本が高くなったといわれるが、基本的には本は安い。一冊の本に含まれている情報を他の手段で入手しようと思ったら、その何十倍、何百倍のコストがかかる。
    2.一つのテーマについて、一冊の本で満足せず、必ず類書を何冊か求めよ。類書を読んでみてはじ

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    2018年10月21日
  • 勉強法 教養講座「情報分析とは何か」

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    佐藤優が、講義の内容をまとめたもの。内容が濃く、よく学生の中にこのような高度な勉強法を一生懸命実践している者がいるものだ、と感心してしまう。勉強になった。
    「イスラム教原理主義過激派は、アッラーは一つなので、それに対応して地上においてもたった一つのイスラム法によって統治がなされ、全世界を単一のイスラム帝国が支配すべきだと考える。そして、この目的を達成するためには暴力やテロに訴えることも躊躇しない、というのがイスラム国(IS)やアルカイダなど、過激派の特徴だ」p18
    「ISにとって最大の標的は米国だが、欧州の方が難民などの形で入り込むのはずっと容易だ」p21
    「サイクス・ピコ秘密協定(1916

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    2018年10月21日
  • 交渉術

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    ネタバレ

    レビュー載せたつもりで載せてなかったー。

    のっけから面白い。西洋で交渉とかロジックが発達したのは、神と交渉する必要があったからだ、とか。異文化圏の人との交渉のためには、(当たり前と言えば当たり前かもだが)相手の文化やそもそもの考え方を知る必要があるので、相手国の宗教経典、神話、国語の教科書を研究するといい、とか。諜報関連のプロはそういうことを考える研修もしたりするんだ、と。
    交渉というのは、交渉を行うことによって、こちら側の利益の極大化を図ることが目的なので、こちら側の利益が損なわれることが明白な場合は、そもそも交渉を行ってはならない。
    ハニートラップは、工作してくるから怖いんじゃない(まぁ

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    2018年10月21日
  • 無人暗殺機 ドローンの誕生

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    読んだ。良かった。最低の邦題でどん引きだった(スルーしてた)のだが、はらぺこ氏の書評を聞いて購入。
    こんな邦題つけるセンスの無い出版社が悪いし、5頁の解説しか書いてない佐藤優の顔写真入りの帯とかあり得ないだろ。
    UAVの急激な発達と米軍で使用されるようになった裏には映画に出てくるような強いキャラクターが何人もいたのね。

    とても良い書籍だったのだが、「warship」を「戦艦」という定番の誤訳に加えて、
    米軍の特殊部隊「ネイビーシールズ」を「シール部隊」という誤訳は新鮮だったw

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    2018年10月14日
  • 獄中記

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    真実がどこにあるのかはわからない。
    わからないが、512日間の強烈な精神力がここに描いてあった。
    真似などできるものではない。

    [more]
    (目次)
    第1章 塀の中に落ちて―二〇〇二年五月二〇日(七日目)から七月二八日(七六日目)まで
    第2章 公判開始―七月二九日(七七日目)から九月二七日(一三七日目)まで
    第3章 獄舎から見た国家―九月二八日(一三八日目)から一二月三一日(二三二日目)まで
    第4章 塀の中の日常―二〇〇三年一月一日(二三三日目)から六月一五日(三九八日目)まで
    第5章 神と人間をめぐる思索―六月一八日(四〇一日目)から八月二八日(四七二日目)まで
    第6章 出獄まで―八月二

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    2018年10月12日
  • 先生と私

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    佐藤優の誕生から15歳の高校進学までの15年間を自ら語った自伝青春小説。著者の膨大な知識はこれまでの著作からも存分に読み取れたが、中学生の頃から知への欲求が飛び抜けて高くあまりに早熟な姿が読み解ける。
    人には人生を通じて自分の行く先を決定づける先生というべき存在に出会うのだろう。正直私の人生を振り返って著者が出会った濃密な経験を語れるような先生というべき存在とはあまり出会えなかった気がする。それは私自身の知識への欲求の低さ故、たとえ先生と出会えたとしても著者のような貪欲な知への欲求を剝きだすことが出来なかったからかもしれない。
    14〜15歳の頃の著者の向いていた先、その当時その年なりに漠然とし

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    2018年10月06日
  • 新約聖書 2

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    新書版新約聖書の後半である本書には、
    使徒言行録、書簡集、そしてヨハネの黙示録が収められている。
    聖書というものは、断片的に触れることはままあるが(コリントの信徒への手紙などは、結婚式で聞いたことがある向きも多いだろう。)、通読する機会はなかなかない。
    今回、一連の福音書とあわせて通読しいくつかの点と点が繋がった。

    たとえば、使徒・信徒たちを迫害する側であったサウロ(パウロ)の回心というのはキリスト教が伝搬していく上で非常に重要な出来事だったことが伺える点や
    そのパウロの思想が手紙から汲み取れ、またそれがときとともに変わる点、そして異なる使徒・信徒により異口同音に語られることでキリスト教の本

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    2018年09月24日
  • とりあたま炎上―忖度無用のチキンレース!編―

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    旅行に行く飛行機とホテルで読みました。
    一話ずつ完結しているので、読みやすかったです。

    西原さんの視点は、お腹を抱えて笑うものもあり、
    考えさせられるのもあり…
    あきません。

    とにかく

    2人の視点が面白い。

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    2018年09月20日
  • 知らなきゃよかった 予測不能時代の新・情報術

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    『新・戦争論』『大世界史』『新・リーダー論』につづくシリーズ第4弾。トランプ現象、モリカケ問題、南北融和ムードの朝鮮半島、ともに独裁強化がすすむ中国とロシア、泥沼からの出口が見えないシリア情勢など、ニュースを騒がす諸問題について語り倒している。

    手に取るとき「いやいや、そうは言っても知りたいと思って読むんだからさぁ」とナメテかかったら、読後の印象はやはり「知らなきゃよかった……」なのであった(日本は閣僚も官僚も阿呆ばっかりかよ!)

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    2018年09月17日
  • 「暴走する」世界の正体 最強論客が読み解く戦争・暴力・革命

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    さすが洞察が深いです
    革命は日本では起きないんだろうなあと思います。
    やっぱり沖縄のところは合わないんですよねσ^_^;

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    2018年08月05日
  • 国語ゼミ AI時代を生き抜く集中講義

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    「努力をしているとも思わず努力している」
    努力自体に喜びを求める姿勢
    僕に大きく欠けているものかもしれません。
    努力で元を取ろうとすると小さく収まってしまうとのことです。
    第53話の僕のヒーローアカデミアの発目明に同じことを感じました。
    努力してると感じずに楽しむことなんですよね。

    総合知をつくる
    自分の能力を他者のために使う
    つまり全員が断片的な知識を相互に関連させて体系的な論やストーリーに組み上げる
    まさにリーダーに求められる知識やと思います。
    AI時代を生き抜く極意とのことです。

    今の日本をなんとかしないといけない
    そのためには教育やと著者はおっしゃいます
    まさに我が意を得たり
    日本

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    2018年07月15日
  • 40代でシフトする働き方の極意

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    ネタバレ

    仕事以外の「場」を作るためには、仕事とは異なる学びの「場」に身を置くとよい。市民講座や大学の公開講座がお薦め。
    数学は論理性を学ぶ最適な学問であり、最低でも中学数学まで、出来れば数ⅠAまで身に付けたい。
    ボードゲームには頭を柔らかくし、発想力を鍛えるものが多い。
    仕事の完成形をイメージできず、アウトラインを描けない人物は、リーダーとしての資格がない。
    毎日1時間でもいいから、自分と向き合い、自分の内側の声を聴く時間を作ること。
    読書にはビジネス系の古典に加えて、小説も必要。
    生涯学習のカリキュラムを立てる。まずは興味のあるテーマを書き出し、どのように学ぶのか調べてみる。著者の学習領域は「歴史」

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    2018年07月08日
  • ファシズムの正体(インターナショナル新書)

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    ネタバレ

    アメリカトランプ政権の白人至上主義的な「アメリカファースト」政策。

    イギリスのEUからの離脱。

    フランス、ドイツ、オーストリアをはじめとする欧州諸国での極右勢力の台頭。

    筆者はそこに、「ファシズムが入り込んでくる可能性は十分に考えられる」と語る。

    日本とて例外ではないのだと。


    では、「ファシズム」とは何か?

    多くの違った現象をひとくくりにしてレッテル貼りするような粗雑な理解では、20世紀ファシズムの持つ「魅力と危うさ、そしてその犯した過ち」を正確に評価することはできないのだと。

    一般的にあまり知られることのない文献をもとに、ファシズムの本質を解き明かしていく。

    そして、現代日

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    2018年06月28日
  • 読む力 現代の羅針盤となる150冊

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    知の巨人。博覧強記。

    人間というのは「読む」という知の蓄積行為によって、ここまで果てと底が見えない人間たるのか。
    と、人間の可能性を感じさせられる一冊。

    自分にはまだまだ知らないことが、山のようにあるのだとワクワクさせてもらえる。

    勉強すればするほど、謙虚になる。
    未知が見えることが楽しい。

    読書の醍醐味は、未知との遭遇であり、人生もまた然り。

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    2018年06月28日