佐藤優のレビュー一覧
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前から気になっていた一冊。
「キリスト教」をはじめとした、宗教って日本人にとってはちょっととっつきにくい世界。でも、帯に書いてあるように「もう、知らないでは許さされない!」の通り、教養して知っておかなければいけないことの一つ。
新潮講座「一からわかる宗教」を文字お越ししたもので、とても簡潔かつ分かりやすいので読んでいてスイスイと読み進められると共に、スッと頭の中に入ってきて良著!
本編とは関係ないけど、本の読み方で「抜き書きのすすめ(P.150〜)のところがツボだった。佐藤優さんといえば、次々にいろんなジャンルの本を出版しているけど、その内容を垣間見ることのできる一か所。
難しい本も、 -
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著者が、母校である浦和高校で行った講演記録と、校長先生との対談録。
浦和高校といえば、埼玉県下では最もレベルの高い県立の男子校で、公立高校トップクラスの東大合格者数を誇る進学校だが、本書で言う「受験刑務所」というわけではない。周囲の浦高出身者を見ても、学校行事や級友との交友を全力で楽しみ、場合によっては1浪してきっちり有力校に進学するという感じだし、向上心をちゃんと持った人が多い。
受験だけ考えれば特定科目だけ一生懸命やるのが「効率的」なんだろうけど、教養の幅が広い人ほど大学以降の伸びしろがあるように思う。高校生やその保護者向けという感じもあるが、自分がどうやって教養を深めるか、という視点 -
ネタバレ 購入済み
漫画版もおもしろい
私は佐藤優氏のファンで、彼の著作はかなり購読しています。その彼の出世作となった『国家の罠』の漫画化が本作ですが、普段萌マンガ中心の私には伊藤潤二は食指が伸びませんでした。
しかし、最近にわかな伊藤潤二ブームを感じることと、相次ぐ官僚の不祥事のニュースから、本作に興味を持ち、購読を始めました。
読んでみると、やはり凄く面白い。一気に全巻読んでしまいました。
感想としては、原作のドキュメントの時とあまり大きな違いは無い気がしますが、一つ一つのエピソードや人物の印象が、漫画だとより印象に残りやすいかもと思いました。これが伊藤潤二の力なのかも知れませんが。
漫画版の方だけで浮かんだ感想 -
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ネタバレ本書の対談の目的は、2020年度から実施される高校の学習指導要領に入る新必履修科目「歴史総合」の発展に貢献したかったと山内昌之は言う。
山内昌之は中東の歴史が専門で、佐藤勝はご存知の通り元外務省分析官。
日本の近現代史で、これまで何となく気になっていた明治以降の歴史の背景や裏側の事情などを、この二人がつまびらかに語ってくれる。
二人の情報量の多さ(博識)と鮮やかな切り口に感動さえ覚える。
例えば、
〇黒船来航時の混乱については、「江戸幕府はオランダからの国際情勢報告と、中国との通商ネットワークから、(アヘン戦争について)かなり正確な情報を得ていた。(黒船来航は)まったく未知の危機への驚きでは -
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反知性主義
「実証性や客観性を軽視もしくは無視して、自分が欲するように世界を理解する態度」
過激派とか原理主義者に限らず僕らも陥りそうになります。
僕もストーリーを大切にするので説明不足になることもままあります。
知性を復権する
安易に政権批判につなげるのはどうかと思いますが。
今日本を覆う空気は深く考えるよりストーリーに流されるきらいはあると思います。
日本の強化に必要なものは論理と数学
一番怖いのは私大が
3科目入試
1科目入試
一芸入試
と大学で研究する素地のない人を上位大学で受け入れてることなんですよね。
論理と数学を学ぶことが反知性主義に打ち勝つ数少ない手段なんやと思います。 -
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章だては以下の通り。
中間管理職のための仕事術
ビジネスパーソンのための宗教入門
論理力を鍛える
教養としての地政学
貧困と資本主義
ビジネスパーソンのための日本近代史
武器としての数学
中間管理職のための仕事術で、出されているのは、旧日本陸軍の『作戦要務令』。日本の組織文化を踏まえていて、どう部隊を動かすかについて書かれているらしい。これは、日露戦争で大量に死者を出した事を受けて、体制を作り上げたらしい。
「リーダーシップの基礎は、指揮官の決断力にある」何か決めたあとは、動揺してはいけない。しかし、変化にも対応しないといけない。日本独特なのは、独断専行が許される文化だが、外部にも -
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恥ずかしながら、『貧乏物語』というタイトルから大正期の貧困のルポルタージュのようなものをイメージしていたが、全く違った。一般新聞読者に向けた経済学の啓蒙書。しかも経済学の原理と倫理にしぼり、当時の読者になじみがあったであろう儒学の名句なども織り込みながら、当時の西欧の経済状況とこれからの日本経済のあり方について、わかりやすく説いている。ドイツ革命およびロシア革命の直前に書かれた文で、ドイツやイギリスの総力戦体制を社会主義(「経済的な国家主義」)への先駆として評価しており興味深い。現代の視点からながめれば、つっこみどころはいろいろあるが、それを差し引いても論の展開がおもしろい。現代の貧困問題を考
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ネタバレ本書も佐藤優節が随所に光る良書でした。多くの著作があるだけに、内容的には重複するところもありますが、佐藤氏ならではの観点からビジネスパーソンに必要な教養を多方面からアプローチされている。さらに推薦図書も記載されており、その分野を掘り下げる際のことも考慮されている。後は、自ら実践あるのみ。
下記は本書での推薦図書。
・ふしぎなキリスト教 橋爪 大三郎
・世界の共同主観的存在構造 廣松 渉
・日本の名著 9 慈円 北畠親房
・新版 論理トレーニング 野矢茂樹
・論文の書き方 沢田昭夫
・ふしぎなイギリス 笠原敏彦
・いま生きる「資本論」 佐藤優
・いま生きる「階級論」 佐藤優
・謎とき日本近現 -
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【極点化する世界で】「インテリジェンス」という言葉を巷間に広めるきっかけを作った2名が,北朝鮮やトランプ政権等,最新の国際情勢を語り尽くした作品。著者は,外交ジャーナリストとして特に米国に詳しい手嶋龍一と,元外交官の佐藤優。
国際社会が目まぐるしく動いた2017年を概観する上でオススメしたい一冊。また,幅広いテーマに関して深い対談が行われているため,知的刺激と好奇心を受けること間違いなしです。
〜「あいつらのやることは,わけが分からない」のだとしたら,我々の従来型の切り口のほうがどこかで間違っているのではないかと考えてみる必要があるのです。(佐藤)大変恐ろしいことではありますが,それくらい