佐藤優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
反知性主義
「実証性や客観性を軽視もしくは無視して、自分が欲するように世界を理解する態度」
過激派とか原理主義者に限らず僕らも陥りそうになります。
僕もストーリーを大切にするので説明不足になることもままあります。
知性を復権する
安易に政権批判につなげるのはどうかと思いますが。
今日本を覆う空気は深く考えるよりストーリーに流されるきらいはあると思います。
日本の強化に必要なものは論理と数学
一番怖いのは私大が
3科目入試
1科目入試
一芸入試
と大学で研究する素地のない人を上位大学で受け入れてることなんですよね。
論理と数学を学ぶことが反知性主義に打ち勝つ数少ない手段なんやと思います。 -
Posted by ブクログ
章だては以下の通り。
中間管理職のための仕事術
ビジネスパーソンのための宗教入門
論理力を鍛える
教養としての地政学
貧困と資本主義
ビジネスパーソンのための日本近代史
武器としての数学
中間管理職のための仕事術で、出されているのは、旧日本陸軍の『作戦要務令』。日本の組織文化を踏まえていて、どう部隊を動かすかについて書かれているらしい。これは、日露戦争で大量に死者を出した事を受けて、体制を作り上げたらしい。
「リーダーシップの基礎は、指揮官の決断力にある」何か決めたあとは、動揺してはいけない。しかし、変化にも対応しないといけない。日本独特なのは、独断専行が許される文化だが、外部にも -
Posted by ブクログ
恥ずかしながら、『貧乏物語』というタイトルから大正期の貧困のルポルタージュのようなものをイメージしていたが、全く違った。一般新聞読者に向けた経済学の啓蒙書。しかも経済学の原理と倫理にしぼり、当時の読者になじみがあったであろう儒学の名句なども織り込みながら、当時の西欧の経済状況とこれからの日本経済のあり方について、わかりやすく説いている。ドイツ革命およびロシア革命の直前に書かれた文で、ドイツやイギリスの総力戦体制を社会主義(「経済的な国家主義」)への先駆として評価しており興味深い。現代の視点からながめれば、つっこみどころはいろいろあるが、それを差し引いても論の展開がおもしろい。現代の貧困問題を考
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Posted by ブクログ
ネタバレ本書も佐藤優節が随所に光る良書でした。多くの著作があるだけに、内容的には重複するところもありますが、佐藤氏ならではの観点からビジネスパーソンに必要な教養を多方面からアプローチされている。さらに推薦図書も記載されており、その分野を掘り下げる際のことも考慮されている。後は、自ら実践あるのみ。
下記は本書での推薦図書。
・ふしぎなキリスト教 橋爪 大三郎
・世界の共同主観的存在構造 廣松 渉
・日本の名著 9 慈円 北畠親房
・新版 論理トレーニング 野矢茂樹
・論文の書き方 沢田昭夫
・ふしぎなイギリス 笠原敏彦
・いま生きる「資本論」 佐藤優
・いま生きる「階級論」 佐藤優
・謎とき日本近現 -
Posted by ブクログ
【極点化する世界で】「インテリジェンス」という言葉を巷間に広めるきっかけを作った2名が,北朝鮮やトランプ政権等,最新の国際情勢を語り尽くした作品。著者は,外交ジャーナリストとして特に米国に詳しい手嶋龍一と,元外交官の佐藤優。
国際社会が目まぐるしく動いた2017年を概観する上でオススメしたい一冊。また,幅広いテーマに関して深い対談が行われているため,知的刺激と好奇心を受けること間違いなしです。
〜「あいつらのやることは,わけが分からない」のだとしたら,我々の従来型の切り口のほうがどこかで間違っているのではないかと考えてみる必要があるのです。(佐藤)大変恐ろしいことではありますが,それくらい -
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