【感想・ネタバレ】憂国のラスプーチン 5のレビュー

あらすじ

証拠が無くても有罪にするのが検察の流儀!

外交官・憂木衛が背任と偽計業務妨害の容疑で東京地検特捜部に逮捕されて4か月。これまで丁々発止の戦いを続けていた西村検事の取調べが突然、終了した。
当時の総理大臣に依頼され、プーチンの黒幕にあたる人物を探るため、イスラエルのモサドに協力を仰いだと憂木が発言したとたん、である。
これが事実なら、憂木の無罪はもちろん、外交や政界のタブーに踏み込むことになる……と検察が気付いたからだった。
明らかになったのは、憂木や都築峰雄議員にかけられた全ての容疑が、起訴できるほどの根拠が無い、ということ。普通なら無罪放免である。
だが検察は逮捕した以上、絶対に裁判で有罪にしてやると言うのだ。
………これは発展途上国や軍事独裁国家の話ではない。先進国・日本の現実なのだ!信じられるだろうか!?
しかし憂木はたじろがない。“国策捜査”に立ち向かうべく、いよいよ第1回公判を迎える…!!

本誌掲載時に好評を博したプロレスラー・アントニオ猪木参議院議員のソ連での活躍を描いた前後編も収録、ますます読み応えを増した第五弾!!

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Posted by ブクログ

猪木の裏にも通じた行動を伴う有能な政治家振りとか、小泉元首相のパフォーマンスが日本をダメにしたこととか、イランと北朝鮮の関係とか、外交官の目で見たエピソードが面白い。

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2018年02月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本書の題材となっている一連の事件が起きた当時は、今のようにはソーシャルメディアが発達していませんでした。だからというのは言い訳にならないですが、鈴木宗男さんは確実に悪いことをしていると信じていました。マスコミの報道は真実だと信じていたからです。
しかし、アラブ諸国民主化の流れを見ても、ソーシャルメディアの発達が旧態依然としたマスコミのウソや怠慢を明らかにしています。そしてこのコミックの内容は、僕たちがソーシャルメディアを通して見て感じた現実と合致していることがわかります。堀江貴文氏や小沢一郎代議士への対応を見ても、検察がいかに横暴で傲慢な組織であるかがわかります。そしてこのコミックは、その事実を詳細に裏付けてくれます。
情報リテラシーを身に着けることの重要性をさらに気づかせてくれる秀作だと思います。

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2012年09月18日

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