佐藤優のレビュー一覧

  • 国家と人生 「寛容と多元主義が世界を変える」

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    この値段でこんな本が読めるのはありがたいと思います。勉強法のところは高校生以上なら参考になるかと。
    それ以外の部分も多くの人に読んでほしいですね。

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    2009年10月04日
  • 国家と人生 「寛容と多元主義が世界を変える」

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    2008/11/24 メトロ書店御影クラッセ店にて購入
    2011/9/16〜10/1
    佐藤優氏と竹村健一氏の対談集。私も昔、竹村氏のラジオを良く聴いていたので、懐かしかった。佐藤氏や竹村氏が、小渕さん、森さんを高く評価しているのは意外であった。マスコミが報道しないので誤解されていたのか。また、佐藤氏の憲法解釈も興味深い。しかし、後書きで竹村氏、解説で中瀬氏も述べているように、佐藤氏を評するのに「知の巨人」という言葉はとてもしっくりくる。

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    2011年10月01日
  • 野中広務 差別と権力

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    このルポの凄いところは、「抵抗勢力」「闇将軍」「影の首相」と呼ばれた野中広務を丸裸にしている点だ。あんな強面の政治家がまさか部落出身者であるとは。田中角栄をミニ版にした感じの、政治の舵取りがとてもよく理解できた。両者に共通するのは、金作りのうまさ・多数派工作の巧みさ、そして意外ことに、と言うよりも、両者の出自から当然のことだが、弱者に対する優しさがある。この作品の中でハンセン病患者たちの厚い信頼が紹介されているが、小泉政権がやったかのように思えた政府の方向転換も、野中氏の仕事を小泉が美味しい処取りしただけだった。よく考えたら、小泉や安倍のように出自の良い二世・三世首相はもともと権力側なので,何

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    2009年10月04日
  • 40代でシフトする働き方の極意

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    50代手前の自分としてはもう少し早く読んでおけばよかったかも、という感想。
    ネタバレになりすぎない程度に自分なりの要約すると、「拡張、成長、インプットの30代まで」を経て「限定、絞り込み、まとめに入る50代」に入る前の40代の心構え。

    自分はもう既に50代みたいな過ごし方、マインドで生きちゃってるかもなぁと自省。
    この本の趣旨の逆行くかもしれないけど、40代の残り期間、もう少しあがいてみるかという気持ちになりました。

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    2025年11月30日
  • 子どもの教養の育て方

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    本書で紹介されていた幼児向け本を
    息子に見せてみたら、興味ある様子。

    幼いうちから論理の力をつけること
    が大事。
    論理エンジンシリーズがいいそう。
    学習面で大きな武器になるとのことでした。

    角田光代さんの小説『八日目の蝉』
    を題材にした座談会も掲載。
    その中で出てきた
    『子どもを産んだだけで母親になるものではない。夢中で育てているうちに徐々に母親らしくなる』
    という言葉に深く納得。
    また、最後に、
    教育の究極の目的とは?
    という話題で、信頼が大切と結論。
    とりわけ、親と子の信頼関係が大切。

    10年以上前の本だけども
    大切なメッセージに
    新しい古いは関係ないなあと感じました。

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    2025年11月29日
  • 定年後の日本人は世界一の楽園を生きる(Hanada新書 010)

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    売れているわりに、多くの人が普通と感じ、評価があまり高くありません。外国の定年後の記述がもっとあれば、日本が楽園と感じられるかもしれません。
    でも、書かれていることを日本で普通に実践することは意外とむずかしいかも

    定年後の生活を楽園にするための本
    サラリーマン、男性向け

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    2025年11月29日
  • 定年後の日本人は世界一の楽園を生きる(Hanada新書 010)

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    年齢を経て、考え方は変化する。
    佐藤優さんは、同志社で神学を学び、ノンキャリで入った外務省においてロシア外交で活躍、42歳で逮捕され、45歳で著作を発表、49歳で有罪確定・外務省失職、53歳で執行期間満了。慢性腎臓病に伴う人工透析、がん治療を経て、現在65歳。こんな人が語る話に含蓄が無いはずがない。最近は死の直前を迎えている人の言うことは比較的信頼できると考えている。山崎努さんとか。残された人生で何かを伝えようとしているわけで、まさに命をかけていると思うから。

    還暦はまだまだ先だけど、自分も歳をとって考えるのは、自分の残りの人生の期間とまだ続く人生への向き合い方。これまでの人生で、良いことも

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    2025年11月27日
  • ぼくらの頭脳の鍛え方 必読の教養書400冊

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    買った当時に紙の本で買って、読んだ。出たのは2009年とのことだから、もう15年くらい前になるのか。歳をとると、感覚がおかしくなるなぁ。つい2、3年に読んだくらいのつもりだった。

     そんな昔に読んだ本だから、ほぼ忘れている。

     今回、読み返して次のところにラインを引いた。


     知的な基礎訓練を受けた人たちが、物語を読み解き、また場合によっては物語ができるようになる必要があります。そうじゃないと、世の中で流通していることの物語性がわからなくなってしまう。物語だからいいかげんなところがあるのは当然なのに、人々が物語を唯一の真実と信じてしまうようになると、社会も国家もとんでもない方向に行って

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    2025年11月24日
  • イスラエルとユダヤ人 考察ノート

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    元外交官の佐藤優が、主に日本とロシアの立場からイスラエルとユダヤ人を分析した一冊。

    ユダヤ人の複雑な立場、そしてイスラエルが日本の国益に繋がる国であることを理解した。

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    2025年11月22日
  • 日本人の7割が知らない世界のミカタ

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    全部は理解できていないけど興味深く読んだ。
    2人の知識量と経験に裏付けられた情報量がすごくて、それをベースにした対談だから説得力がある。自称評論家的なおじさんが言いたい放題書いているだけの空疎な内容の本と違って血肉がある読み応えのある本だと思った。

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    2025年11月04日
  • 読解力の強化書

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    私は読解力が乏しいと思う。分かりやすく書かれた啓発本は読めても、抽象的な表現の多い小説が読めない理由が分かった気がする。

    これからは、自分の中にない価値観の小説を、共感する点と違和感を持つ点を考えながら読み、自分の価値観を広げることで、読解力を鍛えたいと思う。

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    2025年11月03日
  • 定年後の日本人は世界一の楽園を生きる(Hanada新書 010)

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    いろいろ興味深く読めました。
    退職してからの生活が少しイメージできましたね。
    でも怖いなあ。みんな通る道だけどね。

    すぐ来るんだろうなア。
    読書に精をもっと出すかな?

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    2025年11月01日
  • 定年後の日本人は世界一の楽園を生きる(Hanada新書 010)

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    これまでの人生で、いろいろな苦労と経験をされた佐藤優氏の作品。本作は大変読みやすい内容でした。65歳に向かって、いかにこれまでの執着を手放すか?これからの課題としたい。

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    2025年10月26日
  • 定年後の日本人は世界一の楽園を生きる(Hanada新書 010)

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    定年後のマインド、身の処し方についての 提言です。ストレスの無い環境で、自分のやりたいことをやるのが幸せなのだとの点、同感です。

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    2025年10月25日
  • 40代でシフトする働き方の極意

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    40歳頃に初めて読み、今回は、40代後半で再読した。
    思っていた以上に、私がここ数年意識していたことが、この本に書かれていた。それだけ、影響を受けたようだ。

    年代別に、このままで良いのかと立ち止まるポイントが変わる。40代で悩んでいる後輩がいたらこの本を勧めたいし、自分は著者の50代向けの本を読みたいと思う。

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    2025年10月23日
  • 佐藤優の特別講義 民主主義の危機 忍び寄るポピュリズムと強権主義

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    元外交官の佐藤優による、グローバリゼーションにおける民主主義の危機について。

    世界的に強権主義が台頭しており、日本も参政党の台頭など他人事ではないと感じた。

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    2025年10月17日
  • 21世紀の独裁

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    活字で読むのとテレビの報道から流れる情報の質の違いに驚愕。いかにうまくオールドメディアが情報を曲げているかがわかります。

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    2025年10月16日
  • 伝え方の作法 どんな相手からも一目置かれる63の心得

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    佐藤優と池上彰による社交術。

    両者共に実際に修羅場をくぐっているだけあり、その言説は具体的で説得力があった。

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    2025年10月10日
  • 50代からの人生戦略

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    本書は、人生の折り返しを過ぎた世代に向けて、残された時間をいかに使い、自らの経験や知識をどう活かしていくかを考えるための指針を提示する書物である。著者は、50代に差しかかったとき、人は若いころのように時間が無限であるとは思えず、残りの人生を戦略的に構築する必要があると説く。重要なのは、過去に培ってきた「武器」、すなわちスキル、人脈、蓄積された経験を整理し、それを最大限に発揮できる場を選び取ることである。

    本書は六つの観点、すなわち「残された時間」「仕事の向き合い方」「職場での人間関係」「お金」「家族や人間関係」「自己研鑽」に分けて論じられている。最初のテーマである「時間」では、人生の残りが限

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    2025年10月05日
  • この不寛容の時代に―ヒトラー『わが闘争』を読む―

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    ヒトラーが書いた『わが闘争』の危険な論理を“ワクチン”として提示し、現代日本の格差・ネット陰謀論と響き合う点を具体的に示した本。

    ヒトラーが「生存圏」「生産性」を武器に弱者を巻き込み敵を内側に作るレトリックを追っていく部分は、扇動の手口を実地で学べるという意味で興味深い内容でした。ただ、大衆がナチスを受け容れた心情の分析では、体系的にまとめられているエーリッヒ・フロムの『自由からの逃走』の方が腑に落ちるかなと思いました。また、講演調で読みやすい反面、外交官時代の逸話や雑誌論争への脱線が多く、焦点がぼやける箇所もあった気がします。

    一方で、著者の断定的で分かりやすい語り口は、一見リベラルに聞

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    2025年10月04日