佐藤優のレビュー一覧
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定年後に関係する書籍では、今のところ、一番現実的に書かれていて、参考になるところが多くありました。
恐らく、世代によって勧める内容が違っていて、これより上の団塊世代は、どこかのコミュニティに属するようなことを勧める内容になっていると思います。
家庭とは違う、秘密基地のような気の抜ける場所が必要という意見は、本当にその通りで、最近ではデイユースのビジネスホテルや、快活CLUBのような個室もあるので、随分と環境もかわり、物価高で過ごしにくい世の中にありますが、工夫次第で、なんとかなりますし、世界の中でも、日本は羨まれる環境にあることがわかると思います。 -
Posted by ブクログ
1.日本から「家族」が消滅する日
日本やアジア圏の少子化は「ゾンビ儒教」によるもの。老後の世話と子どもの教育が負担が重すぎ、少子化を招いている。
今後老人はどんどん増えていくため、儒教的な老人支配は強まる一方。親の面倒ばかり見たり老人への支援ばかりしていると少子化は進む一方だが改善される兆しはない(一人一票の民主主義の構造上の欠陥、マジョリティ優先)
フランスは老後の面倒や子どもの教育を国が行っているため少子化になりづらい、移民も多いが。
2.ウクライナ戦争と西洋の没落
ロシアの行動は西欧社会の勝手な価値観(グローバルスタンダード)を世界に押し付けようとしたことへの反発にある。日本もアングロサクソン的なグローバリズムの言説より各国の特殊性を重んじるプーチンの言説に共感するのではないか。
3.トッドと日本人と人類の謎
能力主義社会になってから身分社会以上に格差は広がった。下位のものは上に対して何も出来ずルールにも抵抗できないため自分を攻撃するしかなくなっている。左翼の高学歴エリートは人類という概念を愛しているが、その中に低学歴の労働者層は含まれていないことからより乖離は広がっている。高等教育が格差是認に繋がったことからエリート主義vsポピュリズムという世界になってきている。(アメリカでも日本でも至る所で)
アメリカは巨大な島国、軍事力もあるため侵攻されることがないからとりあえず戦争を吹っ掛けられる。
4.水戸で世界と日本を考える
世界崩壊の前にできることは「考える時間」を与えること。そのためには何もしないこと、いったん立ち止まることが必要。
また、中国は決して覇権国にはならないという意識をもつ。急激な少子高齢化によって、今後十年間で労働人口が大幅に失われる見込み。(まあ、日本もだけど)
「核武装」こそ軍拡競争から身を引くための手段、平和と安全と考える時間を確保するための手段。対米依存から脱却して独立国家としての自律性を確保するための手段ともなる。
5.第三次世界大戦が始まった
ロシアは強い。耐久力。
でも、あと5年以内に決着がつかないとロシアは負ける。
トッドの話を聞くと西欧よりロシアのが正しいのかも、、、となる。まさに世界の見え方が変わる。
これを読んだ今日、まさにアメリカとイスラエルがイランを攻撃した。この行動が正しいとは思えない。 -
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ネタバレ定年後への不安を、合理的かつ前向きな視点で払拭してくれる一冊。著者が鈴木宗男事件での逆境を経て見出した「本当に大切な人」の選別、そして義理や見栄を捨てた先の「内面の自由」には強い説得力がある。
ちょうどタイトルの世代の私、本書の説く「貯めるフェーズの終了」や「ゆるい仕事へのシフト」は、理屈では理解できても自分に落とし込むのは容易ではない。長年培った「備える」習慣を捨て、死ぬ時に一番金持ちにならないよう賢く使い切る戦略には、相当な覚悟が必要だと痛感する。
しかし、著者が逆境で悟った「本当の大切な人」の選別や、コロナ禍を経て見えてきたサードプレイスの重要性は、定年後の孤独を自由へと変える指針になる。平均寿命より健康寿命を、仕事は生計のためでなく脳の活性化のために。日本という恵まれたインフラを「楽園」にできるかどうかは、ひとえに自分自身の心の切り替えにかかっていると感じた。 -
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれ手に取りました。
仏教は、輪廻転生、始まりも終わりもない考え方で、日本人に多い。
それとは別にキリスト教は始まりがあるから終わりがある、生から死を意識する考え方で、目的意識を持ちやすい。
目標を明確にし、生きていかなくてはならない。
クロノスは、淡々と流れる時間で「TIME」
カイロスは、ある出来事を境目に時代や社会の意識が変わること。
カイロスによって、人は時代と歴史を認識し自分の存在を意味付けたり価値付けたりする。
「自分時間」と「他人時間」を意識する。
目的を明確にすることで、「いつまでに、何を、どう頑張るのか?」を実行に移す。
成功した自分の姿を具体的に思い描く。
45才までは足し算の時間。
仕事のやり方を覚え目の前のことをこなす。経験を積む。仕事の仕方を確立し、その範囲を広げつつ完成させる時間。
45才からは引き算の時間。
ネガティブな考え方ではなく、積み上げてきたものを使って結果を出していく時間。持っているものを増やすと言うより、有効に使っていくイメージ。
余暇は、ただ休むだけの時間ではなく、1週間に1日、自身の行動や仕事を振り返り納得、満足するための時間。
自分の残りの時間を考えながら、時々、読み返したくなる本でした。
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いやー、正月の初夢は、もう覚えていないが、三日の侵攻を目にして、夢はもう見る必要が無い時代になったんだな。
もうこれは、夢の中だ。正夢?悪夢?白昼夢?、どれでもいいが、気分はもう、戦争だもんな。by大友。
戦後80年の平和か?、まぁ今になると、一休みでしかなかったことになってしまうのかもしれないが、太平洋戦戦争をしても、しなくてもこの国は、この結果、状態になったのだね。
ベネズエラの状況が、本来のアメリカだろうな。ハワイやフィリピンを領土とした帝国主義が、地なのだもんね。そうゆう国を相手に日本は戦争をしたんだね。この状態を肯定するなら、先の戦争も肯定することになるね。どっちを今の日本人は選ぶのだろうか。
ああ、そう、アベノミクスは、アメリカという負債を先送りした戦後80年の平和状態の維持と、ある意味同じものだったか。ほぼ破綻しつつあるか。黒田バズーカは、真珠湾攻撃と同質だ。。
最後に、今回の作戦は、満洲事変を思い出す、諸々の意味で、これぞ、謀略。岸信介もいたね。
さてさて、明日はどっちだ。 -
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海洋国家(シーパワー)である日本は、交易による利益を拡大する傾向があること。 逆に、国境の大半が陸にあり、陸続きで他国と接していることから侵略したりされたりという歴史を持たロシアや中国は大陸国家(ランドパワー)と呼ばれ、土地に対する執着があることで支配地域を多く拡大しようとするという傾向があることを知った。
なぜ紛争が繰り返されているのか。今まで深く考えなかったが、そんな地形の違いや関係性が紛争を起こす原因を知るための要素になることが分かり、複雑だと思っていた紛争の問題が地政学を通して見るとシンプルに捉えられる気がした。
それぞれの執着するところの傾向が異なるから紛争もない安全な日本で暮らしてきた自分は、今まで理解できなかったんだと腑に落ちたし、外交で日本も影響を受けることがあることを知って、全然遠いところで起きている問題ではないことがわかってよかった。 -
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この文章を読んで、哲学や歴史を学ぶ意義について深く考えさせられた。
私たちは日常生活の中で、すぐに役立つ実用的な知識ばかりを求めがちである。しかし筆者が指摘するように、哲学や歴史、神話といった一見現実離れした学問こそ、人類が最初に生み出した知の営みだった。これは偶然ではなく、深い意味があるのだと気づかされる。
特に印象的だったのは、「目に見えるもの」と「目に見えないもの」の両方を使って世界を判断するという視点だ。現代社会では数値化できるデータや目に見える成果ばかりが重視されるが、人間の思考や感情、価値観といった目に見えないものも同じように重要である。哲学はまさに、この両者を統合して物事を捉える力を養ってくれるのだろう。
また、「自分の決断の裏取りをする」「それが歴史に裏打ちされていることを意識する」ということも重要だと感じた。私たちの判断は決して無から生まれるのではなく、過去の人々の知恵や経験の積み重ねの上に成り立っている。歴史を学ぶことで、自分の考えに深みと説得力を持たせることができるのだ。
そして「考えるとは比べること」という類比の考え方は、とても実践的で参考になる。物事を単独で見るのではなく、他のものと比較することで、その本質や特徴が見えてくる。これは哲学的思考の基本であり、日常の判断にも応用できる重要な視点である。
この文章を通して、哲学や歴史は決して現実離れした学問ではなく、むしろ現代を生きる私たちにこそ必要な、ものの見方を鍛える実践的な学問なのだと理解できた。 -
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ネタバレアメリカ国内でのグローバルサウスの体現者がトランプ。グローバルノースvsサウスインターナショナル。グローバルサウスの外交はリアリズム。LNGタンカーは幅が広いので日本の援助により新パナマ運河開通。米福音派と米共和党、プーチン、中国共産党の家族観は同じ。戦争の最初の犠牲者は真実である。イスラエル国民の総意は「全世界に同情されながら死に絶えるより、全世界を敵に回してでも戦い生き残る。」。台湾国民党は蒋介石の流れで中国寄り。民進党はさの国民党どくさいに対抗してできた台湾初の野党。中国の認識では、尖閣は台湾のもので台湾は中国のものという三段論法。台湾は日本より豊かで独自の判断で国際的なポジションを決める地域。朝鮮国連軍後方司令部は横田飛行場。日本人口一億人超えは1967で、戦時中は7000万人。アフリカ大陸の面積は日本の80倍で米+欧州+中国より大きい。アフリカ国数55、アジア48、欧州50。ソ連は戦後、アフリカの独立を支援。ソ連は本国で人口不足のためアフリカへは入植しない。ロシア外交は遠交近攻。アフリカには欧米帝国主義国への積年の恨みとロシアへの積年の恩義がある。ナチスの犯罪に時効はないとしながら植民地支配にはそれを認めないグローバルノースのダブルスタンダード。
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Posted by ブクログ
他人に時間を奪われず、自分の幸せのために使うには・・・といったことを、極めてわかりやすく記述した有益な本です。2時間程度で読み終えられました。
本書の中身としては今までの著作などで見覚えのある内容ではあるものの、「幸せになるための時間活用術」という切り口で考え方を再構成した点に本書の価値がある言えます。
世の中には時間泥棒が大勢いる、というのは本当にそう思います。
また、終末論から来るキリスト教的価値観と輪廻転生から来る仏教的価値観の比較からの考察は、日本人の時間の使い方において非常に参考になりました。
今年を振り返るにあたり、今一度、自分の役割とそれに関する目的とをしっかりと見定めて、来年の過ごし方を考えたいと思います。